原神 Wiki
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璃月を中心に、各地で妖魔退治を行っている放浪方士。
妖魔退治の一族の後継者として、彼は幼い頃から並外れた技を会得していた。
だが、この技は師匠から学んだものではなく、生まれ持っての異能——「純陽の体」によるものであった。

—公式サイトより抜粋[1]

性格

妖魔退治一族の方士少年、自身の「純陽の体」を抑えるためにいろいろ苦労している。

—ゲーム内プロフィールより

璃月の若き方士、重雲。友人たちはそうとは言わないかもしれないが、重雲は冷静で頑固な人物であると感じるかもしれない。

重雲は、文字通りポジティブな性格で、ポジティブなエネルギーが過剰にある。そのため、自分を温めるものに弱く、燃えるような出来事、食べ物、飲み物、衣服、陽射し、そして顔を赤らめることにさえも弱い。その感情を抑えきれずに、興奮したり、人懐っこかったり、気絶したりと、躁状態に陥ることもある。極端な場合は、極めて理不尽な兆候を示すこともある。そのため、いつも薄手の服を着て、冷たいものを食べているが、それでも特異体質を克服することは難しい。

神の目」を持っているにも関わらず、他の人ほど「神の目」が好きではなく、トレーニングこそがより強い個人になるための方法だと考えている。激しい訓練と妖魔退治一筋のため、重雲は妖魔退治以外のことでは極端に内向的である[2]。本の虫に度々悪戯をされるが、普段は大目に見ている、お互いの思惑が一致していることから、行秋を友人と見なしている[3]。また、小説の内容を現実の出来事と思い込んでしまうなど、行秋のいたずら以外にも騙されやすいところがある。

容姿

重雲は中背の男性モデルを使用している。耳まで届く水色の髪、青白い肌、氷のように青い猫の切れ長の目。

公式紹介

重雲の意外な一面が知りたい?簡単さ、機を伺って温泉に突き落としてみればわかる!

—親友をからかうのが大好きな行秋は自信ありげにそう言った。

璃月で有名な妖魔退治の家に生まれ、「純陽の体」を持っている。ただその場に座っているだけで、妖魔は恐れて逃げてしまう。

キャラクターストーリー

キャラクター詳細

歴史の長い璃月港では、魑魅魍魎に関する異聞も少なくなかった。真相はどうあれ、解決をする誰かが必要だ。

重雲は有名な妖魔退治の家に生まれ、幼い頃から妖魔に恐れられる「純陽の体」を持っている。ただその場に座っているだけで、戦わずとも妖魔は恐れて逃げてしまう。

しかしその体質に対して重雲はとても困っている——魔除けに関しては百戦錬磨だが、未だに彼は妖魔自体を見たことがないのだ。

きちんとした方士なら、桃符と剣術で妖魔を退治するべきだ。特殊体質に頼るのはどうかと彼は思っている。

そのため、特殊体質がなくとも、方士として一人前であることを証明すべく、重雲は方術と武芸の修行に励む一方で、妖魔が出る場所を探し回っている。

しかし…その体質の効果がなくなることはこの先あるのだろうか?

キャラクターストーリー1

好感度Lv. 2


重雲が駆け出しだった頃、ちょうど璃月港である怪談が流行っていた。

被害者は七星と直接話せる程の地位を持つ貴婦人だった。

いつからか彼女は毎晩奇妙な音で悩んでいるという。夜になるとその音が勝手に出てくる。音の出所に近づこうとすると、音は急に後ろに接近し耳に近づいてくる。

その怖さは言葉にできないほどあった。貴婦人はその影響で飲食もちゃんとできず、日に日に痩せている。

貴婦人はたくさんの退治専門家を自宅に呼んだが、全員失敗に終わった。そしてその音はなくなるどころか日々激しくなっていく。

退治は無理かと貴婦人が諦めかけた時、重雲が彼女の屋敷を訪れた。

「すまない、ここ数日は日差しが強くて、出掛けられなかった…ここに頑固な妖魔がいると聞いたが、任せてもらえないか?」

重雲は椅子を借り、屋敷の中央にしばらく座り、そのまま何もせず帰った。

その日の夜、貴婦人を困らせていた音は一切聞こえなくなった。

久しぶりによく眠れた貴婦人は翌朝、数箱の金や宝石を持って重雲の屋敷にお礼をしに行った。

重雲は相変わらず仏頂面のまま、数箱の金や宝石から通常報酬の数百モラしか受け取らなかった。

この事件の後、重雲の名声が一気に高まり、その「行動スタイル」が璃月人に気に入られている。さらにある書生が彼に題字を書いた——盤石のような心と氷霜のような顔。

キャラクターストーリー2

好感度Lv. 3


実のところ、重雲の行動スタイルは「氷霜」と何の関係もない。

生まれた時から「純陽の体」を持つ彼は、体内にある過度の「熱血」と「衝動」に対してとても困っていた。

この体質を抑えるために、重雲は様々な方法を試した。

お湯を飲まない、熱いものと辛いものを食べない、厚着をしない、争わない、怒らない、日差しが激しい日は出かけない、妖魔退治する時は傘を持つ…

とにかく世の中のあらゆる「陽」と接触することを避ける。

それでも、重雲の「純陽の体」の力は少しも弱くならなかった。

少し落ち込んだ彼は自分を限界まで追い込もうと決めた。ある日、ドラゴンスパインに妖魔がいると聞いた彼は、薄着で山に入った。

極度の寒さで体温を維持することも難しい状況だったが、それだけでは足りないと思った彼は、凍った湖の表面に穴を開け、妖魔が姿を見せるまで湖の中で待機していた。

半日も待ってようやく物音がした。待っていた甲斐があったと思った重雲は、音を追いかけていった。

山頂から山腹まで追いかけ、どんな敵かと思えば、相手は妖魔などではなく、剣と浮いているお札に驚くただのウサギだった。

その後、重雲が高熱にうなされた時間は他の人より長かったという。

キャラクターストーリー3

好感度Lv. 4


重雲にとって、「純陽の体」は方士への道の大きな障害である他、日常生活でも注意しなければならないことが多い。

体質のせいで、彼は「陽」の存在にとても敏感で、油断すると陽の気が暴走し、性格が豹変する。

重雲の家族は昔「万民堂」で祝宴を挙げたことがある。その時も重雲はわざと料理を冷まして食べていたが、まさか口に入れた「万民堂」のお団子が「絶雲の唐辛子」を練りこんだものだったとは、彼も予想だにしていなかった。

その団子を食べた後、なにがあったか、重雲自身はよく覚えていない。

しかし当時の被害者、「万民堂」のシェフ香菱は今でも鮮明に覚えている。

本当は一銭も持っていなかったというのに、重雲はカウンターの上に立ち、今日は自分の奢りだと大声で言った。

それから、彼は他の客の肩をつかんでは自分の家の方術がいかにすごいかを紹介してまわり、ついでに、テーブルを離れる際に人の料理を一口食べるのも忘れなかったという。

挙句の果てには、急に「万民堂」に妖魔がいると言い出し、いくら探しても見つからないからと香菱の額に呪符を貼り、剣を携えて彼女を追いかけまわしたのだ。

店に与えた損害を賠償するために、重雲はその後1カ月間節約生活を送り、ようやく「万民堂」に食事代の返済を完了した。さらにお詫びとして、彼は香菱に手作りの魔除け桃符をプレゼントした。

香菱はというと、被害は受けたものの重雲の「失態」を気にしてはいない。彼女にしてみれば、あの祝宴にいた重雲の姿こそが、皆がなによりも親しみを抱く重雲なのだ。

キャラクターストーリー4

好感度Lv. 5


妖魔を探す長い旅の途中で、重雲に信頼できる友ができた。それが行秋だ。

修行に励む重雲に比べ、行秋は生まれつき聡明であるため、重雲よりも機転が利く。

重雲の長年の悩みを聞いた後、行秋はある打開策を思いついた。

「純陽の体の効果を消すんじゃなく、純陽の体を恐れない妖魔を探したら?」

この言葉は重雲に活路を指し示してくれるものだった。重雲は行秋と一緒に「条件に合った」理想の妖魔を探したいと思うようになった。

「なに?雲来の海であの伝説の妖怪傲因を見た?ああ、任せるといい」

「緋雲の丘のあの屋敷が悪鬼に占拠された?すぐ行く」

「望舒旅館に妖魔退治の先生が?ついていけばきっと凶悪な妖魔に出会えるはずだ…ふむ、手ぶらではいけない、なにか手土産を用意しないと」

もちろん、その情報のほとんどは行秋が咄嗟に思いついた口からの出まかせである。そのせいでいつも重雲はなぜ会えないのだと、自分の不運について文句を言いながら帰ってくる。

「全力で探してみたんだ。金を払って妖魔の情報を買ったのに、結局無駄足だった」と悔しがることもあった。

そんな時、もし行秋が暇なら彼は笑顔で「元気だしてよ」と重雲を慰め、新しく見つけた冷たい料理を重雲に食べさせるついでに、彼が騙された金を取り戻す。

こんなに頼もしい友は他にはいない!と重雲は今日も行秋のことを感謝している。行秋は良いやつだ、行秋以外誰を信じればいい?

キャラクターストーリー5

好感度Lv. 6


重雲も、本当は皆と仲良くしたいと思っているが、この「純陽の体」を制御するために、彼は様々な誘いを断らなければいけない。

中でも、彼が最も理解できないのは「温泉に入る」という行為だ。

湯気が立つほど暑いお湯の中に入る——それは、彼にとってドラゴンスパインの凍った湖より百倍恐ろしい。

しかし温泉の話題になると、誰もが行きたいと、熱ければ熱いほどいいと、温泉に入った後の一週間は力がみなぎると口を揃える。

重雲にはそれが本当か、それとも自分をからかう冗談か分からない。

入ってみたくないと言ったら嘘になるが、「純陽の体」である限り、彼は温泉に入ることができない。

ある日、行秋は重雲に問いかけた。

「もしいつか、君が純陽の体を制御できるようになって、この世の妖魔を全て退治したら…君は何をしたい?」

特に深い意味はないであろうその言葉は、重雲を長い間困らせた——

特殊体質の影響で、他人と比べ、重雲はたくさんの経験を逃してきた。

しかし彼はそれを残念だとは思っていない。山が重なり川がくねり、柳に影が落ち花に明かりが灯る。あれから長い時間をかけて、ようやく自分の答えを見つけたからだ。

もし本当にその日が来たら、まずは温泉に入ろうと彼は思った。

『妖魔退治家録』

好感度Lv. 4


重雲の一族代々伝えられる奇書には、降伏させた妖魔の情報が記載されている。

無名な雑魚から都市伝説や怪談にある名の知れた妖魔など、目がくらむほどの数が書かれている。

重雲の、天下の妖魔を殺し尽くす志は、正にこの本に書かれた数々のすごい逸話からの影響を受けている。

だが、この本を継いだことは…彼にとって少し不便だ。

本にある妖怪は文字の記載以外に、絵もついている。歴代の継承者たちは画力がバラバラだったが、それでも頑張って妖魔の大体の特徴を描いた。

しかし、重雲が妖魔を退治する時は妖魔と顔を合わせない。文字情報に絵という伝統を壊さないにはどうすればいいのかと、重雲は困っていた。

窮地に陥った重雲は、自分の想像力の思うままに、たくさんの変な絵を描いた。

——あれから、『妖魔退治家録』はどんどん怪奇になっている。鶏の翼を7枚、鶏の腿を5本を持った凶獣や、半分がヒルチャールで半分が魚の妖怪が本に出てきても、深堀りはしないほうがいい。

神の目

好感度Lv. 6


「他の方士なら剣を振るったり、お札を貼ったりするのに、お前はここに座ってただけだろう?もう終わったって?報酬?払うもんかよ、馬鹿にしてんのか?あぁん?」

駆け出しの頃、重雲も何度も疑われた。

たくさんの難題とぶつかった。部屋の中に「妖怪がいる」よりも「妖怪がいない」ことを証明する方が難しい。

剣とお札を持つ方士と比べれば、どう見ても重雲は詐欺師に見える。

実力を持っているのに発揮できない。その上、依頼人に疑われても、重雲は体内の陽気を暴走させないために、何も弁解せずに自分の感情を抑えていた…

最後になっても、彼に詫びを入れた者は数人しかいなかった。

それでも、重雲は大勢に従わない道を選んだ。法事等の妖魔退治ごっこよりも、彼自身の妖魔退治の方法を貫いた。

体質の影響を受けているものの、重雲は一度も諦めようとしなかった。

いつか、彼は璃月随一の妖魔退治師になり、自身の純陽の体を制御し、天下の妖魔を一匹たりとも残らず駆逐する。

この凄まじい闘志が神に認められたのか——重雲は「神の目」を授かった、しかもなんと「炎」の対立である「氷」だった。

この「神の目」が重雲のどの考えに応えて降臨したのか、誰も知る余地はない。

名刺の飾り紋

重雲・霊刃
入手:
重雲好感度がLv.10に到達後獲得。
説明:
氷で桃木剣を作りたかったが、結果思っていたより大きく作ったため、祓魔の面では桃木剣より使いやすい。

命ノ星座

乾坤鋒座
意味:
天地の刀

任務とイベント

イベント

Webイベント

キャラお試し

腕試しイベント

キャラクター紹介

キャラストーリー

キャラクターストーリー

キャラボイス

キャラクターボイス

メール

豆知識

  • 重雲の服、ベルトの下にある3つのシンボルは、八卦に由来するもので、道教の宇宙論における8つの卦は、様々な概念を結びつける。上から順に ☳ ( Zhèn、雷を表す)、 ☵ ( Kǎn、水を表す)、 ☶ ( Gèn、山を表す)である。
  • 待機モーションで重雲が食べている姿が見られるアイスキャンディーは、万民堂特製のもので、陽を抑える性質がある。水、霧氷花清心を使って作られ、特に味はない[4]
  • 重雲の中国語の声優であるkinsen (金船)は、の声優でもある。重雲氏は、デートイベント「尋妖探邪記」や「魈」のボイスで、護法夜叉である魈を深く尊敬していることを述べている。
  • 行秋によれば、重雲の字は美しい[5]

NPCの言及

  • 宏宇は、かつて重雲が自分の家の悪霊を祓ってくれたことを話す。
  • 任務「望舒」をクリアした後、料理人「言笑」に話しかけて様子を伺うと、「またお化けが出たら、上司が重雲を呼ぶ」と言われるそうだ。
  • 望舒旅館告示板に、重雲は熱のあるものを食べて自制心を失ったことを詫びるメモを残す。そのメモへの返信から、損害賠償をした行秋は彼と一緒にいた。
  • 軽策荘告示板のメッセージから、奈落の底に落ちたところを重雲が救ってくれたのだ。
  • 華々しき流年イベントの際、は重雲と行秋を、いつも軽策荘で「悪霊」の議論をしている変人だと呼び、彼らが物語を書いていると思い込んでいる。
  • 重雲は以下の1点の調度品の説明で記載されている:

語源

  • 彼の英語の星座である「Nubis Caesor」はラテン語で「雲を切る者」を意味する。
    • これは、「雲の層」を意味する彼の名前にちなんでいるのでしょう。

注釈

その他の言語

キャラ称号:雪解けの痕跡

言語正式名称
日本語雪消の跡
Yukige no Ato[!][!]
中国語
(簡体字)
雪融有踪
Xuě Róng Yǒu Zōng
中国語
(繁体字)
雪融有蹤
Xuě Róng Yǒu Zōng
英語Frozen Ardor
韓国語얼어붙은 열정열정
Eoreobuteun Yeoljeong
スペイン語El Hielo Ardiente
フランス語Corps de glace et cœur de feu
ロシア語Морозная пылкость
Moroznaya pylkost'
タイ語ร่องรอยในหิมะ
Rong Roi Nai Hima
ベトナム語Bóng Hình Băng Giá
ドイツ語Spuren im schmelzenden Schnee
インドネシア語Frozen Ardor
ポルトガル語Pegadas na Neve
トルコ語Donmuş Ateş
イタリア語Ardore ghiacciato

脚注

  1. 原神公式サイト: 重雲
  2. 伝説任務の幕、重雲: 第一幕: 尋妖探邪記
  3. 重雲のボイス: 行秋について…
  4. 任務: アイスの効能
  5. 任務: 行秋・緊急事態!

ナビゲーション

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