過去は塵のごとしは、テイワットストーリーの魔神任務、間章・第一幕「風立ちし鶴の帰郷」の第3話である。
手順[]
- 建設現場に行って、情報を集める
- 章に千奇核心に関する情報を聞く
- 章が通常の会話をしている場合は、任務ウィンドウを確認する。近くに別の任務、例えば死後の事・銅雀の跡などが進行を妨げている可能性がある。
- 天衡山の南西部に行く
- 雲菫と会話する
- 神の目を使って、
砕星鉄鉱を探す (0/2)
- 村の年寄りに秘華石に関する情報を聞く
- 村の中で残されている記録を探す
- 続けて鉱石に関する記録を探す
- 雲菫と会話する
- 申鶴と会話する
- 湖の中央に行く
- 夕暮れまで待つ(17時30分前後)
- カットシーンが表示されたまま任務が進行しない場合は、任務ウィンドウを確認してください。別の任務、例えば死後の事・銅雀の跡によってロックされている可能性がある。
秘華石を探す
- 見つけた二つの鉱石を章に渡す
ゲームプレイメモ[]
対話[]
ゲーム内の任務の説明
まだ見つかっていない材料は二つ。まずは現場に行って情報を聞いてみよう。
- (オプション、一部建設された群玉閣で常豊と会話する)
- 常豊: やはり群玉閣は空を飛んでいないとな!
- (オプション、部分的に建設された群玉閣で楽明と会話する)
- 楽明: あとは群玉閣に亭子や水亭を建て、千奇核心と仙家呪符が届くのを待つだけだ。
- (オプション、建設用クレーンの近くにいる理正と会話する)
- 理正: だいぶ形になってきたが、油断は禁物だ…最後まで気を緩めずにいこう。
- (オプション、木箱の近くにいる安順と会話する)
- 安順: 雑談をしている時にふと小耳に挟んだのですが、刻晴様は孤雲閣へと向かったようですね。
- (オプション、見張りに立っている思勤と会話する)
- 思勤: 作業は半分以上が完了しました。後半も気を引き締めて、安全第一で行きましょう。
- (オプション、見張りの梁と会話する)
- 亮: 千岩軍の同僚が大勢、孤雲閣へと異動になってね。正直に言うと、彼らに危険が及んでいないか少し心配なんだ…
- (オプション、璃月港造船所入口横の七七に話しかける)
- 七七: あ、あなたたち…
どうして、七七がここに?
- 七七: 海辺は、とても危険。
- 七七: 七七は、みんなの避難を手伝ってる。
「危険」?
「避難」?
- 海によくないものがいるって。 七七: うん。凝光が言ってた、
- 七七: だから人を避難させるため、七七に頼んだ。
- 七七: でも、誰も七七の言うことを聞いてくれない。七七、ここを守ることしかできない。
- 七七: もし危険な状況になったら、七七が前に出て、みんなを守る。
- 七七: あなたたちも、海に近づかないで。危険だから。
- (孤雲閣を訪れた場合)
- 申鶴: この七七というキョンシーが言うように、海には怨念が潜んでいる。
- 申鶴: この怨念がどこから来たものかは不明だが…しばらく、近づかぬ方がいいだろう。
- (現場に近づく)
- パイモン: 見ろ見ろ、群玉閣が空に浮いたぞ!
- パイモン: でも、なにかに縛られてるな…
- 百聞: それは、まだ再建が終わっていないからです。
- (プレイヤーが任務前に北斗に会った場合)
-
- 北斗もいる!それに…えーっと…知らない人…? パイモン: 百聞!
- (プレイヤーが任務前に北斗に会っていない場合)
-
- パイモン: 百聞!それに…えーっと…知らない人…?
- 百聞: 群玉閣はかなりの大きさですので、バランスを確保するため、再建作業を二つに分けています。
- 百聞: 適した浮生の石が見つかるまでの期間を利用して、地上で群玉閣の土台となる部分を造ります。
- 百聞: 浮生の石の用意ができたら、浮生の石と土台を組み合わせ、部分的に完成した群玉閣を山の頂と同じ高さまで浮かせる…
- 百聞: その後の作業は上空で行う予定になっています。準備が整い次第、つなぎ止めている縄を外して、群玉閣をあるべき高さまで飛ばすのです。
- 昌貴: 百聞さん、新しい素材を持ってきたんだが——
- 百聞: 少々お待ちください、すぐ伺います。
- 百聞: 再建作業が順調に進んでいるのも、あなたが見つけてくれた浮生の石のおかげです。凝光様も、あなたたちに期待していると仰っていました。
- (百聞は離れる)
- 北斗: よう!まさか一番重要な浮生の石をこんなにも早く見つけちまうとはな、アタシらはちっと出遅れちまったみたいだ。
- (プレイヤーが任務前に北斗に会った場合)
-
- パイモン: 北斗も…群玉閣の再建に手を貸してたのか?
- (プレイヤーが任務前に北斗に会っていない場合)
-
- 北斗: あんたのことなら知ってるぜ。ファデュイやオセルと戦ったと聞いた。どうやら、噂通りのやり手のようだ。
- 南十字」武装船隊の頭領だ。 北斗: 初めまして、アタシは北斗。「
- パイモン: 北斗も…群玉閣の再建に参加してるのか?
- 北斗: ああ。以前の航海で、たまたま鳴霞浮生石を手に入れたから、それを持ってきたんだ。
- パイモン: 鳴霞浮生石は貴重な物だけど、見つけられたのはオイラたちだけじゃなかったみたいだな…
- 雲菫。雲先生だ。 北斗: そうだ、紹介しよう。彼女は璃月の看板役者の
- 雲菫: こんにちは。
- (プレイヤーが任務前に北斗に会った場合)
-
- 北斗: この二人はパイモンと旅人。アタシの古くからの知り合いだ。それと、そっちの彼女は初めて会うな…
- 申鶴。二人の…友人だ。 申鶴:
- 北斗: あっはっは…そうかしこまるな。友達の友達なら、アタシにとっても友達みたいなもんだ。
- (プレイヤーが任務前に北斗に会っていない場合)
-
- 北斗: この二人はパイモンと旅人。あんたも噂くらいは聞いてるはずだ。それと、そっちの彼女は初めて会うな…
- 申鶴: 申鶴。二人の…友人だ。
- 北斗: あっはっは…そうかしこまるな。今日からみんな、アタシのダチだ!
- 北斗: 雲先生も今回の再建に参加しててな、ちょうどアタシの船を借すことになったから、一緒に付いてきたんだ。
- 雲菫: お二方の威名はよく存じております。お会いできて光栄です。申鶴さんも初めてお会いしますが…これから先、良い関係を築けそうな予感がしています。
- 雲菫: 実は、凝光さんに質問する機会がどうしても必要でして、この一件に参加させていただいたのです。父の人脈をお借りし、浮生の石はなんとか見つけることができました。少し小さいかもしれませんが、かろうじて合格をいただけた状況です。
- パイモン: おおっ…なら三人とも、いいライバルになりそうだな!
- 雲菫: お聞きしたいのですが、申鶴さんも…参加されているのですか?
- (彼彼/
彼女彼女)の力になれればそれでいいだけだ。
申鶴: いや、凝光殿に聞きたいことは特にない。ただ - 雲菫: それなら、一つご提案があります。
- 雲菫: 凝光さんが定めた規則では、素材を集めた最初の三名に報酬を与えるとのことです。質問の機会は三回。であれば、私たち三人でちょうど分けることができます。
- 雲菫: お互い競い合うよりも、ここは一致団結し、この三名分の権利を手にしてはどうでしょう?
- パイモン: おおっ、それはいいかもな!具体的にどうすればいいんだ?
- 北斗: ははっ…雲先生の意図が分かったぞ。
- 北斗: 一番困難であろう浮生の石は、三人とも既に見つけている。残り二つの素材は、それに比べたらまだ手に入りやすいもんだ。どちらか一方が仕入れ先を確保すれば、三人の需要を一気に満たせる。
- 北斗: そうだろ、雲先生?
- 雲菫: はい。
- 申鶴: そのような方法が…
- 北斗: よし!なら、アタシから情報を共有しよう。「千奇核心」について、こっちはもう手がかりを押さえてある。
- スウリンに聞いてみるつもりだ、あんたたちは—— 北斗: 核心の制作は特に難しくないが、素材となる鉱石の準備に苦労するだろうな。アタシは船に一度戻り、
- 寒鋒鉄器」の章さんに聞いてみてはいかがでしょうか? 雲菫: 璃月港に戻って、「
行ってみよう。
章の鍛造技術は信頼できる。
- 北斗: よし、方針がまとまったようだな。なら、ここからは別々に行動しよう。どちらが上手くいっても、アタシらにとっては勝利に近づくことになる。
- 北斗: それじゃあ、アタシは行くとしよう。また後でな。
- (北斗は離れる)
- パイモン: オイラたちも出発しよう。
- パイモン: そうだ、雲菫は凝光になにを聞きたいんだ?
- 雲菫: 実は今、新しい劇の舞台を探しているのです。凝光さんの審美眼は確かなものなので、それについてご意見を伺おうかと。
- パイモン: おおっ…どんな劇なんだ?オイラも観てみたい!
- 雲菫: 父が民間の伝承をもとに心血を注ぎ描いたもので、神怪仙女の伝説物語です。
- 神女劈観』と言います。 雲菫: 劇の名を、『
任務の説明の更新
偶然にも、雲菫と出会った。彼女のアドバイスにより、章に情報を聞くことにした。
- (章と会話する)
- 章: ん?お前たちか。今日は何か買いに来たのか、それとも鍛造の依頼に?
- 雲菫: 章さんお疲れ様です。お伺いしたいことがあるのですが、「千奇核心」というものを聞いたことはありますか?
- 章: ああ、そりゃあもちろんあるが、お前さんは…
- 雲菫: 申し遅れました、私は雲菫。章さんは覚えていらっしゃらないかもしれませんが…以前、父が舞台で使う武具を依頼したことがあります。
- 章: 雲菫?舞台?ああっ…まさか、お前さんがあの雲先生なのか?
- 章: すまんすまん。鍛造に集中しすぎて頭が回ってなかった。雲先生の名前は、俺みたいなあまり劇を観ない人間でも知っている。
- 章: で、「千奇核心」について聞きに来たんだったな。無論、俺ならそれを作ることができる。過去の群玉閣の建設でも、凝光様のために作ったことがあるからな。
- 章: ただ、「千奇核心」を作るのに必要な鉱石はかなり希少なものだ。前回は凝光様が用意してくれたんだが、お前さんたちは持ってるのか?
- パイモン: いや、まだ持ってないんだ…だから、なにが必要なのか教えてくれないか。
- 砕星鉄鉱」と「秘華石」という二種類の鉱石が必要だ。 章: なるほど、そういうことか。これを作るには、「
- 天衡山の辺りで鉱石を見つけてきたはずだ。「砕星鉄鉱」には、「神の目」と共鳴する性質があると言われている。 章: 俺の記憶が正しければ、凝光様は前回、
- 章: 苦労はすると思うが、時間を掛ければ必ず見つかるだろう。ただ「秘華石」は少し厄介でな、あまり市場にも出回らない代物なんだ。
じゃあ、どうやって探したら?
- 章: すまんが、それについては力になれそうにない。ただ天衡山の付近に住む人なら、秘華石の在りかを特定する秘術を知っていると聞いたことがある。
- 章: もちろん、ただの噂に過ぎないがな。まずは天衡山の周辺で「砕星鉄鉱」を探し、地元の人間に会ったら「秘華石」について聞いてみるといい。
- 申鶴: 天衡山…
- 雲菫: そういえば、『神女劈観』も天衡山を舞台にした物語です。
- 雲菫: 天衡山の環境は素晴らしいもので、多くの仙人たちも好んで訪れると聞きます。
- 雲菫: そこなら、何か新たな発見があるかもしれません。皆さん、他の方に後れを取らないよう、さっそく出発しましょう。
任務の説明の更新
章の話によると、神の目が光るところで砕星鉄鉱を見つけられるようだが、秘華石に関する情報は地元の人に聞いたほうがいい…
- (マークされた場所に近づく)
- 雲菫: 幼い頃、父と一緒に天衡山を訪れたことがあります。あまりにも高い山でしたので、頂上に辿り着いた時には足が棒のようになっていたことを今でも覚えています。
- 雲菫: 今日…その思い出深い地を再び巡ることになるのですね…この険しい山道と流れる水を見てください、まるで桃源郷のようです。
- 雲菫: 『神女劈観』の伝説が、この地で生まれたのも頷けます。「朦々たる凡縁と満ちる仙縁」、紛うことなく、ここは仙人たちが息づく地でしょう。
- パイモン: 雲菫がもうすぐやる劇って、『神女劈観』なのか?ちょうど天衡山で起きた出来事だなんて…これもきっとなにかの縁だな!
- パイモン: その『神女劈観』って、どんな話なんだ?
- 雲菫: ええ…これはとある少女が英雄になる物語です。
- パイモン: 英雄!オイラ、英雄のお話は大好きだぞ!
- 雲菫: これは天衡山における最初の伝説でもあります。かつて、この地には栄えた村があったそうです。
- 雲菫: その村には、特に仲の良い夫婦がいました。しかしある日、どこからともなく恐ろしい魔物が現れます。
- 雲菫: 外で薬草を採っていた妻は、その魔物にさらわれてしまいました。夫はその出来事に打ちひしがれ、心が病んでしまいます。
- 雲菫: 魔物はとても傲慢でした、かの者は村人たちにこう告げます。「死にたくなければ、村の子供たちを差し出せ!」と。
- パイモン: なんて悪いやつなんだ!ちゃんと懲らしめてやらないと!
- 雲菫: しかし、その魔物の力は強大でした。村人たちは恐怖のあまり、その要求を飲まざるを得なかったのです。
- 雲菫: 誰の子供を魔物に捧げるか、それを話し合っていた時、突如一人の少女が名乗りを上げます。
- パイモン: その少女って、まさか…
- 祓魔の剣を身に隠し、怯えたふりをしながら魔物の巣へと近づきました。そして、勇敢にも立ち向かい、苦闘の末、ついに魔物を退治したのです。 雲菫: 少女は
- 雲菫: その後、少女は優れた素質から仙人に引き取られ、幸せな結末を迎えます。ただ残念ながら、仙人と人間には永遠の隔たりがあります、彼女が俗世に戻ることは二度とありませんでした。
- 雲菫: 「渺渺たるこの世、晴れゆく霧」、これが『神女劈観』の最後です。
(申鶴を見る。)
(沈黙する。)
- 申鶴: なかなか面白い物語であった。
- 申鶴: ただ我が思うに、その少女は…語られているほど勇敢な者ではなかったように思う。
- 申鶴: 諸手を挙げて称賛するのは、いささか賛同しにくい。
- 雲菫: そのように考えた事はありませんでした。
- 雲菫: 劇を創作する際、その理解を深めるのと同時に、物語の展開を考慮しなければなりません。ですので、必然的に実在する物語を改編する必要があります。
- 雲菫: この劇を父が書いた時、恐らく物語の核心である「神女」に脚色を加え、より多くの人々に感動を与えようと思ったのでしょう。
- 申鶴: ああ、でも良い物語であることには違いない。我が理想とするような物語だ。
- パイモン: うんうん…いい話を聞いたら、なんだかオイラもやる気が湧いてきたぞ!よし、オイラたちも頑張って「砕星鉄鉱」を探そうぜ!
- (砕星鉄鉱を集めた後)
- パイモン: 砕星鉄鉱はたぶんこれで十分だな。残りは秘華石だけど…
- 雲菫: 先ほど、道すがら辺りを眺めていたところ、村が見えたような気がします。
- 雲菫: 章さんに現地の人に聞いてみるよう勧められましたし、訪ねてみてはいかがでしょう?
任務の説明の更新
砕星鉄鉱を十分に集めた後、雲菫は村の年寄りに秘華石に関する情報を聞いてみようと提案した。
- (老人に近づく)
- パイモン: おおっ、ほんとに人がいる!
- パイモン: 雲菫の見間違いじゃなかったみたいだな。おじさん、こんにちは。オイラたち、聞きたいことがあるんだけど!
- 村人: ……
- パイモン: あれ、聞こえなかったのかな…
- 雲菫: すみません、通りすがりの者ですが、「秘華石」に関してお伺いしてもよろしいでしょうか。
- 村人: ……
- (村人が指をさす)
- パイモン: うーん、村で手がかりを探すしかなさそうだな…しょうがない、辺りを見て回るか。
- パイモン: (旅人)、申鶴、雲菫、探してみようぜ!
- 申鶴: すまない、先に行っていてくれ。我は彼と話がしたい。
- 明俊じぃよ。 申鶴: よいか?
- 明俊: お、お前は…!
- 申鶴: 申鶴だ。
- 明俊: 申鶴…生きていたのか?まさか、あの噂は本当だったと?今までお前は…
- 明俊: すまない。秘華石の在りかを俺は知らん。だが、村の記録に多少なりとも情報が残っているかもしれない…
- 明俊: この村はとうに廃れている。訪れる人なんかいやしない。好きに調べて問題ないだろう。
- パイモン: えっ、このおじさんと申鶴って知り合いだったのか?
- 申鶴: ……
- 雲菫: ありがとうございます。では、私どもで調べさせていただきます。
- 雲菫: あの明俊さんという方、とくに申鶴さんへの悪意はなさそうでした。申鶴さんに危険が及ぶことはないでしょう、心配は無用だと思います。
- パイモン: ああ、そうっぽいな。じゃあ、オイラたちは先に村の中を探させてもらおうぜ。
- (明俊または申鶴と話す)
- 申鶴: 数年前、師匠に内緒でこの地を一度だけ訪れたことがある。
- 申鶴: その時、ここは既に閑散としており、賊人しかいなかった。繋がりのあった物や人は、我から遠く離れていたのだ。それだけでなく、すれ違う人々はみな我を囲み、仙人として崇めるようになった。
- 申鶴: 我は仙人ではなく、この村で生まれたただの娘であると伝えても、信じてくれる者はいなかった、誰一人とな。
- 申鶴: あの日、朽ちた家々を見て、我は言葉を失った。この世とは広大で果てしない、どこへでも行けると思ったが、どこへ行けばいいのかなど考えても答えは出なかった。
- 明俊: かなりの時が経ち、すべてが変わってしまった。
- 申鶴: 実は前回ここを訪れた時、我は胸が締め付けられるような思いであった。だが…此度はなぜか、違うようだ。
- 明俊: 一人だと色々と考えてしまうものだ。でも今回は、友人と共に来たのだろう?
- 申鶴: ああ、我の…友人だ。
- (ボロボロなノートを手に取る)
- (ボロボロなノートを入手)
- 医者はお前が重病だと言っていた。だが、心配するな。どんなに金がかかろうとも、絶対にお前を助ける。
薬を飲んでも回復の兆しは見られず、どんどん憔悴していくお前を見ていると、私はまるで心から血が滴るかのような思いになる。できることなら、私がお前の代わりになってやりたい…
お前は自分の人生に悔いはないと、唯一の願いは私が鶴の面倒をきちんと見ることだと言っていた…しかし、それならなぜ泣いているのだ…
ここ数日、私は自分が何をしているのかさえ分からなくなることがある。ただ毎日を屍のように過ごし、お前を救う方法を求めて古書を漁るが、何も得られずにまた一日が終わる。
見つけた、明俊がお前を救う方法が載った書物を隠し持っていたんだ!それを奪ってきた、書物の通りに神を呼び出し、生け贄を捧げれば…
神が現れた。私は自分の命と引き換えに、お前を救ってほしいと神に願った。だが神は何も言わず、私たちの娘である鶴を指さした。
この子は孤独で仇なす者、このまま生き長らえたとしても周りの人間を傷付けるだけ…鶴のせいでお前も死んだのだろうと、神に言われた。だったら、いっそのこと…
私は、神の言う通りに鶴を山洞に捨てた。もう三日経つ、しかし何の知らせもない。悪い予感はとうにしていたが、それでも不安と焦燥を抱えながら待つことにした…
ごめんよ、鶴、本当にすまない。私はどうかしていたんだ!どうか…直接お前に会って、謝らせてくれ…
- (『ボロボロなノート』を最初に手に取るか、2番目に手に取るかにかかわらず、対話は同じである)
- 雲菫: これは…
これが本当の『神女劈観』なのかも。
- 雲菫: 申鶴さん…あの方は、もしかして劇に登場する神女なのでしょうか?
- 雲菫: よく考えてみますと、確かに彼女には仙人のような雰囲気があります、それに年齢も合致している…
- 雲菫: 彼女と会話する時、どうりで違和感があったわけです…もっと早くに気付くべきでした。
- 雲菫: そして、この記録から一つのことが分かります。劇に登場する神女は、冒頭に出てきた夫婦の娘のようです。
- 雲菫: 彼女は自ら望んで名乗りを上げたのではなく、実の父親の手によって…魔物の生け贄とされたのでしょう。
- 雲菫: ……
- 雲菫: まさか、このような事実が隠されていたとは…実に悲しいことです。神女は劇で語られるほど勇敢ではなかった、そう言っていたのにもこれで納得です。望んで危険に身をさらしたわけではないのですから。
- 雲菫: 父が書いた『神女劈観』には、修正が必要でしょう…
- (
ボロボロなノートを入手)
- (変わりゆく村の記録を拾う)
- (村の変遷記録を入手)
- 村の東に住む一家は、元々妖魔退治を生業とする一族の分家だった。しかし、罹患から僅か十数日で妻が病死すると、幼い娘も失踪した。それからしばらくして、夫も庭の木で首を吊っていた。
調査の結果、村には魔神の残骸が現れていたようだ。
村人たちでは、魔神の残骸が今も残っているのか判断できず、ここを離れたのだろう。
今後、この地を訪れる者がいたら、どうか気を付けてほしい。
- (もしプレーヤーが『村の変遷記録』を最初に手に取ったなら)
-
- 雲菫: 魔神の残骸…村の変化…そして、ここが天衡山周辺であることを踏まえると…
- 雲菫: もしかすると『神女劈観』の伝説とは、この村の出来事なのかもしれません。
- 雲菫: 時期的にも一致しますので、おそらく間違いないかと。他のところも確認してみましょう。
- (プレイヤーが2番目に『村の変遷記録』を手に取った場合)
-
- 雲菫: これらを踏まえると、申鶴さんの父は秘術で神々を呼び出したのではなく、魔神の残骸からなる魔物をおびき寄せたようです。
- 雲菫: 亡き妻への執着が悲劇の引き金となり、そして真実を知らない村人たちは別の地へと移り住んだ…ここが廃村になったのも頷けます。
- 雲菫: ただ、先ほどお会いした明俊さんは、申鶴さんの家とどのような関係があったのでしょう…
- (『ボロボロなノート』『村の変遷記録』を読んで)
- パイモン: うーん、一通り回ってみたけど、「秘華石」に関する記録はなかったな。
- パイモン: あっちのほうも探してみよう!
- (3番目の巻物を手に入れる)
- (山石閑談を入手)
- 通常、秘華石に刻まれた法術は長く保たれるため、陰陽に通じる力があると言われている。
だが、「秘華石」を見つけることは容易ではない。ある特殊な「時間」と「場所」が必要だ。
伝説によると、天衡山南部の湖中心に立ち、黄昏時に日が落ちる方向を探せば、何かが見つかるだろう。
- パイモン: これだ!
- 夕方に天衡山の南にある湖に行って、その中心を探せば秘華石が見つかるみたいだ。 パイモン: どうやら、
- パイモン: よし、戻って申鶴にこのことを伝えよう。
- (
山石閑談を入手)
- (明俊と申鶴に近づく)
- 明俊: 一年前、ここに帰ってきた時、通りすがりの商人から「白い髪の仙女」の物語を聞いた。まさかそれがお前のことだったとはな。
- 明俊: 俺はお前の父親と仲が良かった。だから、儀式を止める機会もあっただろう。しかし、そのまま見て見ぬ振りをし、重大な過ちを犯してしまった。
- 明俊: 俺は毎年、ここへ花を持って帰ってくるんだ。お前たちに謝りたいという気持ちを、心に抱きながらな。
- 申鶴: なぜ謝る必要がある?あの時、主が凶行を止めていたとしても、きっと他の手段によって災いが降りかかっていただろう。
- 申鶴: 愛する者のためならば、あの男は何でもする。
- 明俊: その…あいつのことをまだ憎んでいるのか?
- 赤紐によって魂を縛られた。我の不穏な心は抑えられたが、仙人のように超然とした佇まいとなってしまった。 申鶴: それは分からぬ。我は孤独で仇なす者、それゆえ師匠の
- 申鶴: 過去のことを口にしても、今となっては何も感じぬ…憎む、憎まない以前の問題だ。
- 明俊: そうか、本当に苦労をしてきたんだな…
- パイモン: 申鶴——戻ったぞ!
- 明俊: じゃあ、俺はこれで失礼する。お前が無事だったということを知れて、俺はホッとしたよ。
- 明俊: 今度機会があったら、昔のことをもっと話そう。
- パイモン: おじさん、ありがとな。おかげで手がかりが見つかったぞ。
- (明俊は離れる)
- パイモン: ほら、見ろよ申鶴。これに秘華石の手がかりが書いてあったんだ。湖の中心に行けば見つかるみたいだぞ!
- 申鶴: そうか。ならばさっそく向かうとしよう。
- 雲菫: ……
- 雲菫: 申鶴さん、一つご相談したいことがあります。
- 雲菫: 先ほど、貴方の父親が書いた手記を村の中で見つけました…『神女劈観』には、事実を捻じ曲げた記載が多々あります。ですので、その内容を修正したいのです。
- 申鶴: なぜ修正する必要がある?
- 雲菫: 先ほどもお話ししたように、劇とは実際に起きた出来事を改編したもの。それでも、劇の主役となった方がすぐ目の前にいるのです、その気持ちを無視することはできません。
- 申鶴: 構わない。先ほど主が語った劇を、我はとても気に入っている。
- 雲菫: えっ?
- 申鶴: 己の力を人のために使えるようになった時、本当の意味で人間の社会に溶け込むことができると、師匠は言っていた。
- 申鶴: それゆえ、我もいずれは劇で語られる人物のように、己を顧みず人々を守りたい。
- 申鶴: 今までこのように考えたことはなかった。この先も、同じ気持ちのままでいれるかは分からないが。
- 雲菫: いえ、ご安心ください。その気持ちがなくなることはありません。
- 雲菫: 私から見て、貴方はすでに変わりつつあるように思います。ただ、それに気付くための「きっかけ」が必要だったのでしょう。
- パイモン: 申鶴——雲菫——おしゃべりしてないで、早く出発しようぜ!
- パイモン: じゃないと、誰かに先を越されちゃうぞ!
任務の説明の更新
村で見つけた書物に秘華石の場所が記録されている。それを見つけられるかな…
- (オプション、建設現場で安順と会話する)
- 安順: 工期内に完成させることができたのも、ここにいる全員のおかげですね。
- (オプション、建設現場で常豊と会話する)
- 常豊: 群玉閣、なんて美しいんだ——
- (オプション、建設現場で亮と会話する)
- 亮: ここ最近はみんなバタバタしてたし、僕たちの負担もかなりのものだったけど、これでようやく一息つける。
- 孤雲閣の兄弟たちも、無事だといいけど。 亮: 無事に再建が終わってよかったよ。
- (オプション、建設現場で思勤と会話する)
- 思勤: 群玉閣が空へ舞い上がる姿…はぁ、早く見てみたいですね!
- (オプション、建設現場で理正と会話する)
- 理正: 群玉閣の再建に関われたのは、俺にとってもある種の試練だった…すべてが終わったら、一杯飲みに行くとしよう。
- (オプション、建設現場で楽明と会話する)
- 楽明: 群玉閣の再建はこれでほぼ完了だ。あとは千奇核心と仙家呪符を取り付ければ、空に飛ばせるぞ。
- (オプション、一度湖の真ん中まで泳いだ後、村の北西にある魈とワープポイントについて話す)
- 魈: なぜこの地を訪れた?
- 魈: 海に潜みし脅威、それを払う策は見つかったか?
「海に潜みし脅威」?
- 魈: …凝光から聞いていないのか?
- 魈: 孤雲閣、あの一帯で何かが起ころうとしている。先般の約束通り、仙人である我はこの件に介入しない。
- 魈: だが、どのような危難に見舞われるかは未知数だ。ゆえに、我にも我の考えがある。
つまり魈は…
- 魈: かの地は、璃月港から山一つ越えたところにある。
- 魈: だが仮に事態を収束できずとも、我一人でこの地を守ることはできるだろう。
- (秘華石を手に入れた後)
- パイモン: これで全部そろったな!戻って報告しよう!
- パイモン: 北斗のほうは順調かな…
任務の説明の更新
砕星鉄鉱と秘華石を手に入れた。章に千奇核心の鍛造を依頼しよう。
- (章と会話する)
- 章: おお…
- パイモン: ど、どうだ?
- 章: ああ、お前たちが見つけた素材は、どちらも良質なものだ。仕上がりにも期待してもらっていいだろう。
- 章: こりゃあ俺も、本気を出さなくちゃならんな——
- 北斗: よっ、どうだい、そっちの収穫は?
- 北斗: こっちはちょっとした問題があってな。実はスウリンのやつ、千奇核心を見たことないらしいんだよ。だから、調査も振り出しに戻っちまった。まだしばらく時間がかかりそうだ…
- 章: 千奇核心の生産なら俺に任せておけ。お前さんたちは、他のことをしててもらって構わない。
- 章: 大丈夫、そう時間は掛からん。
- 雲菫: では、こちらは章さんにお任せいたします。私たちは仙家呪符の準備をしましょう。しかし仙人に関するものとなると、どこを探せばいいのでしょうか?
- 申鶴: 我が用意しよう。
- 北斗: 申鶴が?
- 申鶴: ああ。長年、我は仙人たちの修行を受けてきた。呪符の作り方も多少心得がある。
- 申鶴: 初めて会った時に言ったはずだ。我は競い合うためではなく、群玉閣のために来たのだと。
- 申鶴: 元よりここへは仙家呪符のために来ている。凝光殿が群玉閣を再建するという噂を師匠が耳にし、呪符のことを我に頼んだのだ。
- 申鶴: それと同時に、師匠は「これを機に人間社会へと戻れ」とも我に言った。だが、我は俗世から離れ過ぎていたゆえ、いささか常識というものを忘れてしまっている。
- 申鶴: 果たして、このまま人間社会に残ることが正しいのか、我には分からぬ。だが、主らと出会えたことは実に僥倖であった。呪符については我に任せてほしい。
- 北斗: 事情をよく知らないアタシじゃ、それが正しいかどうか判断しにくいが。
- 北斗: それでも、こうやって知り合えたのも何かの縁だ。もし辛いことや苦しいことがあったら、アタシの船に飲みに来るといい。
- 申鶴: ああ、感謝する。
- 申鶴: 章…少し場所を借りてもよいだろうか、今から呪符を作ろう。
- 章: ああ、構わない。それに俺も見てみたいしな、仙人の術法がどんなものなのかを。
- 章と申鶴は、それぞれ千奇核心と仙家呪符の準備を始めた…
- 申鶴: よし…
- 申鶴: 呪符は完成した。師匠が作るものと比べたらまだまだだが、出来に関しては悪くないだろう。
- 章: こっちも千奇核心が完成したぞ。
- パイモン: よーし!他の人に先を越されないよう、早く渡しに行こうぜ!
- (
千奇核心と
仙家呪符を入手)
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言語 | 正式名称 |
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日本語 | 過去は塵のごとし Kako wa Chiri no Gotoshi |
中国語 (簡体字) | 往事如尘 Wǎngshì Rú Chén |
中国語 (繁体字) | 往事如塵 Wǎngshì Rú Chén |
英語 | Bygones Times Like Dust Passing |
韓国語 | 티끌과도 같은 과거 Tikkeulgwado Gateun Gwageo |
スペイン語 | El pasado es como el polvo |
フランス語 | Un passé telle la poussière |
ロシア語 | Пыль прошлого Pyl' proshlogo |
タイ語 | อดีตเปรียบดังฝุ่นธุลี |
ベトナム語 | Chuyện Xưa Như Cát Bụi |
ドイツ語 | Wenn der Staub der Vergangenheit erzählen könnte |
インドネシア語 | Waktu Berlalu Layaknya Butiran Debu |
ポルトガル語 | O Passado como uma Poeira |
トルコ語 | Rüzgar Gibi Esip Geçmiş Zamanlar |
イタリア語 | Tempi andati come polvere nel vento |
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