賢知の道を歩む者が使う時計。中に入っているのは生命無き砂ではなく、小さなカラシナの種だ。
説明[]
大昔の伝説によると、森林王は「不老不死」だったそうだ。
その命が終わるとき、その体は密林へと溶け込み、
爪と牙は鉄の木になり、縞模様は果てしない迷宮となり、
輝く両目はそれぞれ、空と水の中に浮かぶ月となった。
死んだものはみな、別の形で生まれ変わる。
腐ったものからは、純粋な新芽が生えてくる。
「けれど、死によって消えてしまった魂と、永遠に失われた記憶…」
「生死の循環の中で、これらの居場所はあるのかしら?」
「魂とは虚無の概念に過ぎず、記憶もいずれ大地に還る。」
「そもそも虚無を恐れることなどないのに、その消滅を心配する必要なんてどこにある?」
「お互いに記憶に刻み付け、助け合うことで、みんなの姿を永遠に記憶に残せばいい。」
「そうすれば、生と死の循環をも、乗り越えられるはず。さあ、記憶を永遠にするの!」
それから長い時を経て、お互いに覚えておくよう約束した親友は、物忘れの病に罹った。
ならば、まだ完全に忘れ去られてはいない、昔の夢に描かれた三人と、三体の精霊の姿、
そして学院から追放された、狂気に満ち溢れた医者が残した記録と推論をもとに、
夢を狩りに行こう——夢を操ることのできる森の住人を捕獲しに行って、
親友に己の姿と共有した思い出を、もう一度思い出させよう。
もしも記憶を支配する器官が壊れすぎて、復元できなくなったら、
もう一人の旧友を連れて、過去の夢の中で一緒に暮らそう…
小さなツリーハウスで遊び、深い深い密林を探検する。
——それも悪くはないだろう。夢の中では、誰もが「もう一度」始めるチャンスを持っているのだ。
さあ、まずは夢の中にいる精霊を捕まえましょう。
あの傭兵たちは、私のために沢山尽くしてくれた。
今回も、期待を裏切ることはないはずよね。
豆知識[]
- 「お互いに覚えておくよう約束した親友」とは、おそらくシマン・ファッロフザード、ハイヤーム、イルファンのことで、彼らが共有していた過去はアランナガの思い出に詳述されている。特筆すべきは、ハイヤームが脳の病気と診断され、最終的にすべての記憶を失うことになるのだが、生論派の賢者であるシマンが個人的に治療を引き受けたことである[1]。シマンはまた、ルニアとエルマイト部族であるファロクザダンをアランナラ捕獲のために派遣したが[2][3]、その目的は明かされなかった。
- 「三体の精霊」とは、アランナラ・アランナガ、アランナキン、アランガルのことで、回想終章と「ハイヤームの最後の言葉」を開放するためには、それぞれのクエストが必要となる。
その他の言語[]
言語 | 正式名称 |
---|---|
日本語 | 賢知の定期 Kenchi no Teiki |
中国語 (簡体字) | 贤智的定期 Xiánzhì de Dìngqí |
中国語 (繁体字) | 賢智的定期 Xiánzhì de Dìngqí |
英語 | A Time of Insight |
韓国語 | 현명현명의 주기주기 Hyeonmyeong'ui Jugi |
スペイン語 | Fenecimiento de la Sabiduría |
フランス語 | Période de perspicacité |
ロシア語 | Час осмысления Chas osmysleniya |
タイ語 | A Time of Insight |
ベトナム語 | Thời Hạn Của Hiền Trí |
ドイツ語 | Zeitmesser der Weisheit |
インドネシア語 | A Time of Insight |
ポルトガル語 | Momento de Sabedoria |
トルコ語 | Bilgelik Devri |
イタリア語 | Un momento di discernimento |
変更履歴[]
脚注[]
- ↑ 対話可能、ビマリスタン: ギャシ・ハイヤームのカルテ
- ↑ 任務: アランガルの落書き (雇い主の命令)
- ↑ 対話可能: 「ファッロフの子」日誌・3