手順[]
- ピンばあやと会話する
- クロッサルと会話する
- シコウを探す
- クロッサルと交渉する
- 適切な場所でシコウと会話する
- 石商と会話する
- 「欠片」を探す
- 翠含石の欠片を入手
- 石商に報告する
- 「解翠行」の証明書を入手
- 星希と会話する
- 総務司備案書類を入手
- 白朮と会話する
- 「不卜廬」の薬理認定を入手
- クロッサルと会話する
- 翠珏石を入手
- ピンばあやに報告する
対話[]
ゲーム内の任務の説明
璃月港を襲った危機は過ぎ去り、城内はいつもの日常に戻った。しかし、玉京台で花を見ていたピンばあやは、旅人に何か相談したいことがあるようだ…
- (現地に到着すると)
- ピンばあや: 子供たちよ、こっちに来なさい。ほぉっほぉっ、ちょうど探してたところじゃ。
- パイモン: どうしたんだ、ピンばあや。なにかオイラたちに手伝ってほしいことでもあるのか?
- ピンばあや: いんや、子供たちは璃月港のために十分手助けをしてくれた。これ以上面倒はかけられんよ。
- ピンばあや: 今回はばあやの仲間たちと一緒に、子供たちに贈り物を用意したんじゃ。
- パイモン: お、贈り物!
やるべきことをやったまで。
わざわざご丁寧に…
- ピンばあや: ほぉっほぉっ、子供たちよ、まだ璃月に来て間もないというのに、もう世渡りが上手になったみたいじゃのう…じゃが、この贈り物は何が何でも受け取っておくれ。
- ピンばあや: 以前「洗塵の鈴」を探すために壺に入ってもらった時、おチビちゃんからいつも野宿をしてると聞いてのう…
- ピンばあや: まだまだ旅は長いんじゃ、このままじゃいかん。
- 外景」の力を使える… ピンばあや: 幸い、ばあやは年こそ取ったものの、まだ僅かながらに「
「外景」の力って…
- ピンばあや: おや?まだ言っておらんかったか?ばあやたちは昔、帝君から恩恵を受けたことで「三眼五顕の力」を身に宿しておるんじゃ。
- ピンばあや: 色々と能力はあるが、その中でも「外景」の力は小さな世界を創造することができる。
- ピンばあや: 前に子供たちが入った壺も、その力で簡単に作ったものなんじゃ。
か、簡単に…
- パイモン: あんな凄い壺なのに、簡単に…
- ピンばあや: あの世界を成すためには浮世を離れる必要がある。そんな大層な物じゃないよ。帝君はその昔、山を動かし海を埋めたんじゃ。それこそ、神業といえるものじゃろう。
- ピンばあや: まぁ、昔の話はこの辺にして。その贈り物じゃが、まだ最後の材料が足りておらんのじゃ…
何の材料?
手伝うよ!
- パイモン: そうだぞ!オイラたち探し物は得意だからな。材料探しなら任せろ!
- ピンばあや: まあまあ、二人とも…そう急かすでない。もうすでに足の速い者に任せてある。
- ピンばあや: 必要な材料は特別なんじゃ、子供たちでは探すのがちと難しい。それに、今じゃもうほとんど目にしない材料もあるからのう。
どんな材料?
- 荻花洲の河原下にある「爍金の泥」とかじゃな。以前、この泥を採る時は、琉璃百合がたくさん咲いている場所を探さないといけなかった。 ピンばあや: ふむ…例えば
- ピンばあや: そして、琉璃百合の根を辿って掘っていき、運が良ければ「爍金の泥」が一掴みだけ見つかる。
- ピンばあや: じゃが、荻花洲があんなことになってからは、もう誰もこの方法を使うことができなくなった。
- 翠珏石」じゃ。黒岩場があそこで採掘を始めてからは、それもほとんど見当たらなくなった。 ピンばあや: さらに、それよりも困難なのが、層岩巨淵から採掘できる「
- ピンばあや: 「翠珏石」は貴重な仙物で、常人では仙人の気に耐えられない。長く触れれば、体に害をなすじゃろう。
- ピンばあや: はぁ、あの子がそれを見つけられるといいんじゃが…
「あの子」って…
- パイモン: ピンばあやは仙人だし、その子も…仙人なのか?
- ピンばあや: うむ…まあ、彼女も仙人といえなくもない。
- パイモン: なくもないって…なんで璃月港にはこんなにたくさん仙人がいるんだ?どこに行っても仙人に会えそうだし…もしかしたら、オイラたちが食事してる時も、横に仙人が座ってるなんて可能性もあるよな…
- ピンばあや: ほぉっほぉっ、ありえるかもしれんのう。ばあやの仲間たちには、俗世が好きな者が何人もおるしな。
- ???: ばあや、ただいま。
- ???: おや?この二人は…
- 煙緋、さっき言ってた子じゃよ。 ピンばあや: 紹介しよう、この子は
- (彼彼/
彼女彼女)の仲間じゃ、知っておるな。
ピンばあや: 煙緋、こちらは旅人と - 千岩軍の記録に詳しく載っていたから。 煙緋: あ…もちろん知ってる。
- 絶雲の間で千岩軍を撃退し、「ファデュイ」とも関わり… 煙緋: 以前、「迎仙儀式」の騒動で千岩軍に不審者として指名手配され、
- 七星のおかげで容疑が晴れたと…実に惜しい… 煙緋: 最後は、ばあやと共に魔神を撃退。
惜しい?
- 煙緋: そう、私に会えなかったことが。
- 煙緋: もっと早くに会えていたら、その場で容疑を晴らす…とまではいかなくても、少なくとも…うん…酷い目に遭わずに済んでただろうな。
- 煙緋: あらためて自己紹介しよう。私は煙緋、法律家だ。法律に関する困りごとがあれば、私を訪ねるといい。
- 煙緋: そうだ、私の名刺を。連絡方法と職場の住所が載ってる。
- 煙緋: 急用なら、その住所に手紙を。あっそれと、初めてのお客さんには割引があって…
- ピンばあや: 煙緋、そろそろ本題に入ろう。今の二人には、法律の助けなんていらないじゃろう。
- ピンばあや: 子供たちや、そう驚かないでおくれ。この子はいつもこうなんじゃ。自分のことを話し出すと止まらない。
本当に仙人?
- パイモン: オイラたちがこれまで会ってきた仙人とは、なんか全然違うような…
- 煙緋: 仙人?まあそうとも言える。お父様は自分のことを仙人だと言っていた。
- 煙緋: かつて岩王帝君と共に戦場に立っていたらしい。戦いが終わった後、帰郷してお母様と結婚したそうだ。
- 煙緋: それから私が生まれた。私が大きくなった後、お父様はお母様と一緒に外の世界を漫遊している。だから私は今、ばあやと一緒にここで暮らしているんだ。
それはいくらなんでも…
- パイモン: なんか勝手だな!仙人たちって、璃月港を守るため契約に従ってるんじゃないのか?なんで急にそれを放り出して結婚したんだ?
- 煙緋: お父様から聞いた話によると、帝君とはそのことについて話し合いをしたらしい。それで同意を得た上で故郷に帰ったそうだ。結婚をした時、帝君からのお祝いも受けたという。
- 煙緋: まあ、そのことについては一旦置いておいて…ばあや、頼まれてた物はほぼ揃ったぞ。けど…「翠珏石」だけは、どうしても探す手立てがない。
- 煙緋: 今、層岩巨淵は完全に封鎖されていて、入れそうにない。申請をしようにもそれも通らないだろう。どうやら、総務司はあそこを徹底的に封鎖することにしたようだ。
- ピンばあや: そうじゃったか。しかし、翠珏石がないとなると面倒じゃな…
- ピンばあや: 煙緋、何か案はあるかのう?璃月港を助けてくれた者たちに、どうしても礼をしたくてな。
- 煙緋: 分かってる、ばあやから何回も言われてたし。層岩巨淵から翠珏石を採れなくとも、別の方法があるかもしれない…
- 煙緋: うーん、ちょっと待ってて、調べてみる…
- パイモン: うわっ…すっごく分厚い本だな、なにが載ってるんだ?
- スネージナヤ…見つけた。 煙緋: 商業協議…鉱石…
- クロッサルというスネージナヤの商人から、希少な鉱石の法律に関して依頼されたことがある。 煙緋: この
- 翠珏石を仕入れてかんざしを作ろうとしていた。そこに法的な問題が潜んでいないか聞かれたんだ…スネージナヤに持ち帰って売るらしい。 煙緋: 彼は
- 煙緋: よし、彼を探してくる。もしかしたら翠珏石、もしくはその手がかりを見つけられるかもしれない。
一緒に行こう。
- 煙緋: お前も一緒に来るのか?ダメとは言わないが、横で見ているだけにしてくれ。安易に首を突っ込んで「法」に抵触しないようにな。
- パイモン: 法律を理由に警告してくるなんて…そんな仙人初めて会ったぞ。
- パイモン: 彼女と行動する時は、オイラたちも色々注意しよう…
- (もう一度ピンばあやと会話する)
- ピンばあや: 煙緋は活発な子じゃから、彼女と同行する時は気にかけてやっておくれ。
- (クロッサルと会話する)
- 煙緋: クロッサルさん、商売は上手くいっているか?
- クロッサル: えぇ、煙緋さんのおかげで順調です。先日は助かりました。今日は何のご用で?
- 煙緋: 小さな手助けをしたまでだ。それよりも、少し前に翠珏石を使ってかんざしを作ると言っていたが、それはどうなった?
- クロッサル: そ、そのことですか…はい、確かに翠珏石を少し仕入れて、かんざしにしました。
- シコウさんという女性に貸しています。もしご覧になりたいのであれば、少々待っていただく必要が。 クロッサル: 煙緋さんは…かんざしにご興味が?申し訳ないのですが、あの髪飾りは今
- パイモン: 翠珏石って希少なものなんだろ、そんな高い鉱石で作ったかんざしを貸し出すなんて、壊れたり失くしたりしたらどうするつもりなんだ?
- クロッサル: それは心配いりません。貸し出す時に、シコウさんと契約を交わしましたので。
- クロッサル: もし紛失や損傷によりこちらが害を被った場合、商品の値段を支払ってもらうことになっています。
- クロッサル: その代わり、あの翠珏石が偽物であった場合には、私からシコウさんに商品の10倍の値段を支払うことを約束しました。
自信に溢れた契約だ…
- 煙緋: 本物であることへの絶対の自信、10倍の支払いを約束するとは…なかなか肝がある。
- クロッサル: 当然です。きちんと両者が安心できるようにしなければ。それにこの契約なら、私と彼女共に利があり公平です。
- 煙緋: では、シコウさんの居場所は分かるか?彼女を訪ねて、かんざしを見てみたい。
- クロッサル: えぇ、知っています。契約をする時に住所を書いてもらいましたので。マップに記しておきますね。
- 煙緋: 感謝する、クロッサルさん。では、私たちはシコウさんを探しにいこう。
- (もう一度クロッサルと会話する)
- シコウさんがいる場所は、マップに記しておきました。彼女を探したいのならお早めに。 クロッサル:
- (現地に到着すると)
- ???: 一体…どうすれば…
シコウさんですか?
- シコウ: は、はい…シコウですが。私に何か?
- 煙緋: 突然すまない、私たちはシコウさんがクロッサルさんからかんざしを借りていると聞いて、ここに来たんだ。
- 煙緋: そのかんざしに興味がある、見せてはくれないか?
- シコウ: その、かんざしは…今お見せできません…えっと…うっかり失くしてしまいまして。
- シコウ: きちんと持っていたはずなのに、髪にもつけていなかったのに、一体いつどこで…
- シコウ: このかんざしを借りるため、すでに多額のお金を使っています。もし弁償することになったら私…そんなお金は…
どうして借りようと思ったの?
- シコウ: 私の家は鉱石を扱う商売をしているのですが…層岩巨淵が封鎖されてからは、商売も上手くいっておらず…
- シコウ: すでに支払いをいただいた商品の発注書が溜まってしまっていて、それを準備するために他の鉱石商から商品を仕入れる必要があったのです。
- シコウ: あと数日すると、鉱石商が一堂に会する宴会がありまして、その機会に彼らと仕入れの値段交渉をしようと思っていました。
- シコウ: あのかんざしを借りたのは、その…見くびられないためにも、ある程度の風格を保ちたかったからなのです。
- シコウ: しかし、そのかんざしを失くしてしまっては…ああ、どうしましょう…
- パイモン: なんか…よく見る展開になってきたな。
また「手伝う」流れだね…
- シコウ: えっ、手伝ってくれるのですか?冒険者協会にも依頼したのですが、未だ音沙汰なく…
- 煙緋: ちょっと待った、探すのはまだ。シコウさん、契約書を見せてはくれないか?
- シコウ: 契約書ですか?分かりました。ずっと持っていたので…はい、これです。
- 煙緋: どれ、ふむ…ふむ…
- パイモン: そうか、煙緋は「法律家」だから、シコウを手伝ってあげられるんじゃないか?
それはクロッサルさんに不公平。
- パイモン: それもそうだな…でも、両方上手くいく方法はないのかな…
- 煙緋: なるほど、契約書は見終わった。細かい条件まで明確に記載されている。契約に則り、シコウさんは確かに髪飾りの金額を弁償する必要があるな。
- 煙緋: それに契約書には、弁償額は市場の価格を参考にするとも…
- 煙緋: 「翠珏石」の希少価値から算出すれば、もっと多大な額になるだろう…
- シコウ: も、もっと…ですか…
- パイモン: あぁぁ…シコウ…今にも気絶しそうな顔してるぞ…
- 煙緋: …でもそれは、かんざしに使っている鉱石が翠珏石であることが前提条件。
- パイモン: 回りくどい言い方だな。かんざしはもう失くなってるんだし、どうやって石を判別するんだよ?
- パイモン: どう考えても、そのかんざしを見つけるしか…
- 煙緋: だがかんざしを見つけたら、弁償する必要はなくなり、石が本物かどうか調べる必要もなくなる。
- パイモン: た…たしかに…
- シコウ: やはり…面倒はかけられません。かんざしを失くしたのは私ですから、契約通りに弁償を…
莫大な金額になる…
- シコウ: いくらだろうと、払います…私の家は商人の一族です、「契約精神」に従わないでどうするというのでしょう。
- シコウ: これ以上、クロッサルさんに隠していても仕方ありません。クロッサルさんにこの事を言って…弁償額を相談してきます。
- 煙緋: ふむ…確かに、それも法律に則ったやり方だ。しかしその前に、かんざしに関する問題が残っている。
- 煙緋: シコウさん、もう少しお待ちを。一番最初にそのかんざしに触れた時、どんな感じだったか教えてくれないか?
- シコウ: 一番最初に触った時ですか?えっと…たしか、かんざしには鉱石が嵌めてあって、上品な玉石と同じよう触り心地が良かったです…
- シコウ: 私の家でも玉石は取り扱っているので、見間違えることはありません。
- 煙緋: 触り心地が良い…上品な玉石…
どうしたの?
- クロッサルさんのところに戻ろう。 煙緋: なんでもない、ただ少し再調査すべきことができた。ひとまず、
- (クロッサルと会話する)
- クロッサル: 煙緋さん、どうしてまたここに?おや、シコウさんまで。どうでしたかあのかんざしは、中々の物だったでしょう?
- シコウ: あの、かんざしは…
- シコウはクロッサルにかんざしをなくしたことを説明した
- クロッサル: 失くした!?ご冗談を!あのかんざしがいくらするのか、知ってますよね!?
- シコウ: ごめんなさい、ごめんなさい!本当にごめんなさい。ちゃんと契約通りに弁償しますので。
- クロッサル: 弁償?どれだけの手間をかけてあの翠珏石を仕入れたと思ってるんですか!
- クロッサル: はぁ…もういいです。これ以上言っても仕方がない。ちょうど煙緋さんもいますので、弁償額を見積もってもらいましょう。
- 煙緋: 問題ない。だがその前に、市場に行って調査がしたい。それから…一つ質問がある。
- 煙緋: クロッサルさん、あのかんざしに使っていた「翠珏石」は、本物で間違いないな?
- クロッサル: 当然です、正真正銘の翠珏石で作られたかんざしです。偽物でしたら、10倍の額を支払います!
- 煙緋: 分かった。では先に市場で調査をするから、帰ってきた後に弁償額を見積もろう。クロッサルさん、ここで待っててほしい。
- クロッサル: それではお願いします。まったく…あのかんざしを失くすなんて…弁償金はしっかり支払ってもらいますよ!
- シコウ: どうやら、お金を集める方法を考えなければなりません…
- 煙緋: シコウさん、少し話したいことが。
- 落ち着ける場所で話そう。 煙緋: ここでは言えないので、うん…どこか
- (もう一度クロッサルと会話する)
- クロッサル: まったく…あのかんざしを失くすなんて…弁償金はしっかり支払ってもらいますよ!
- (現地に到着すると)
- シコウ: 煙緋さん、話とはなんでしょう?その…弁償額を伝えるとかですか?
- 煙緋: 違う。私が言いたいのは、あのかんざしにあった鉱石は「翠珏石」じゃないかもしれないということだ。
「翠珏石」じゃない?
- パイモン: えっ、どういうことだ?まさか、こっそりかんざしを見つけたのか?
- 煙緋: 私は冒険者協会の冒険者じゃないから、使い走りみたいなことはしない。私はただ…推測しただけ。
- 煙緋: ばあやから聞いたかは知らないが、「翠珏石」は地底深くにあるもので、濃密な元素力が込められている。
- 煙緋: 常人が触れれば体調を崩したり、重度の場合には性格にまで影響が出たりする。決して「手触りが良い」なんてものではない。
- 煙緋: シコウさん、そのかんざしを持っていた間、体に不快感は?
- シコウ: あ、ありませんでした。何もかも正常で、どこも不快なところは…
- 煙緋: うん…それだとおかしい。それに、さっき気づいたけど、クロッサルさんの周りには元素の痕跡があった。
- 煙緋: 私の推測が正しければ…例の翠珏石は彼が持っている。
- パイモン: それなら、直接聞き出してやろう。目の前で詐欺をあばくぞ!
- 煙緋: それはいけない。今彼を問いただしても、認めないの一点張りで私たちを突っぱねるに決まってる…
- 煙緋: そして、そのあとは翠珏石を海に投げて証拠隠滅だ…
- 煙緋: 彼は契約通り、シコウさんに弁償させるだろう。
- 煙緋: そうなれば、私たちは璃月中を探し回り、あのかんざしがまだこの世界に存在することを祈るしかなくなる。
説明がかなり細かい…
- パイモン: おう、まるで過去に経験したことあるみたいな言い方だな。
- 煙緋: 確かにそういった案件はいくつも見て来た。さっき言った方法は中でも簡単で大雑把な方、もっと「巧妙」な方法はいくらでもある…いつか時間があったら教えよう。
- シコウ: で、では煙緋さん、こういうことに詳しいのでしたら、手伝っていただけないでしょうか?
- 煙緋: もちろん…問題ない。けどその前に、シコウさん、この「契約」に署名を。
- パイモン: えっ?なんでまた契約を?
今日だけで「契約」って何回言っただろう…
- パイモン: なんだか、煙緋は他の人よりも「契約」にこだわってるみたいだな。
- 煙緋: ここまではただのおまけで手伝っていただけ、ここからは「正式な依頼」の契約。引き続き調査を依頼したいなら、きちんとした契約を行う必要がある。
- 煙緋: 契約に縛られない依頼は、信用できない。
- シコウ: 分かりました。ではお願いします、煙緋さん。
- 煙緋: 問題ない。まずはこの表紙に署名を、私もここに署名をして…さらにここに住所を…それと、違うページにも署名を…
- 煙緋: 5ページ、7ページ、あと最後のページ。すべて署名して。それからこの朱肉で拇印を。
- パイモン: これが契約を交わすってことなのか…ページ数がすごく多いぞ…
見るからに面倒。
- 煙緋: これでよし。依頼料はすべて契約書に載ってるから、確認してほしい。
- シコウ: すべて目を通しました、問題ありません。
- 煙緋: では、2枚ある契約書のうち1枚はシコウさんが、もう1枚は私が…
何か手伝えることはある?
- 煙緋: 大丈夫だ。こういうのは一見面倒に見えるが、きちんと理解すればそう難しくはない。
- 煙緋: 過去にこういった調査をしたことがないんだろう?ならば、この機会にちゃんと見ておくといい。
- シコウ: でも煙緋さん、どうして…私なんかのために?
- 煙緋: 私たちも「翠珏石」を探してるんだ。クロッサルさんの周りには明らかに元素の痕跡があった。もしかすると、本当に「翠珏石」を手に入れてるのかもしれない。
- 煙緋: まあ…その「翠珏石」を装飾品にしたかはさておき、手がかりなのは間違いない。このままいけば、本当に「翠珏石」を見つけられる可能性がある。
- 煙緋: それに、法律を利用して悪事を働く者を…私は許せない。
- 煙緋: この話はここまでにしよう。まずは…えっと…鉱石の…加工…
- 石商のところへ行こう。鉱石の加工に関して、彼は専門家だから。 煙緋: あ~あったあった、まずは「解翠行」の
- 煙緋: クロッサルさんが鉱石を加工するとしたら、石商が最良の選択なのは間違いない。
- (石商と会話する)
- 石商: いらっしゃいませ…おや、煙緋さんじゃないですか。今日はどのようなご用で?
- 石商: ま、まさか、また誰かが、私のとこで良い石が出ないなんてことを言っているのではないですよね…
- 煙緋: そのことじゃない。ここに来たのは、クロッサルというスネージナヤの商人がここで鉱石の加工を依頼したことがあるか聞きに来たんだ。
- 石商: クロッサル?スネージナヤの商人…
- 石商: あぁ…微かに覚えがあります。鉱石を一つ持ってきて、それを「翠珏石」だと言っていました。
- 石商: 私も初めて「翠珏石」を見たので、判別することができず…そのままそのお客さんの言う通りにしましたよ。
- 石商: それに彼は羽振りがよかったので、深く考えず要求通りに鉱石を加工しました。
- 煙緋: なるほど…その翠珏石を加工した時の欠片は残ってないか?
- あちらに置いてありますので、見たければどうぞ。 石商: あります。あの鉱石を取り扱ったは初めてだったので、念のため加工で削った欠片を残しておいて研究しようと思ったんです。
- 煙緋: ありがとう、さっそく見せてもらう。
- (欠片と対話する)
- 「翠含石」の欠片のようですが… シコウ: この断面と模様…
翠含石?
- シコウ: はい、そう珍しくはない鉱石の一種です。値段もあまり高くなく、装飾品によく使われています。
- シコウ: 以前聞いたことがあるのですが、「翠含石」は「翠珏石」の外層らしいのです…まだちゃんと証明されたわけではありませんが…
- パイモン: 「翠含石」と「翠珏石」って、一文字しか違わないな。
- 煙緋: 気になるのなら、その欠片の元素力を観察してみるといい。「翠含石」は元素の微塵もないただの鉱石だ。
- パイモン: そうなのか…じゃあ元素視角で見てみようぜ。
- (旅人が元素視角を発動させる)
- パイモン: どうだ?なにか見えたか?
元素の痕跡はない。
- パイモン: 本当に別物なのか…でも、シコウは石の欠片だけで違いが分かるなんて、本当に凄いんだな。
- シコウ: そんなことありません。ただ普段から、こういうものと長く付き合っているだけです。
どうして石商は分からなかったの?
- シコウ: この二つの鉱石は凄く似ていて、知らない方には判別が難しいのです。
- シコウ: 一文字しか違わないのに、市場での価格は天と地ほどの差があります。
- シコウ: それに、加工依頼にかかる金額も…違うものになってくるでしょう…
- 煙緋: 説明はその辺で終わりにしよう、今日はそれを調査しに来たんじゃない。
- シコウ: しかし、石商さんは仕方ないとして、どうしてクロッサルさんまで…
- 煙緋: 計り知れない行動の裏には、計り知れない理由がある。その欠片を持って戻ろう。
- (石商と会話する)
- 石商: 煙緋さん、これは一体…
- 煙緋: もう一度確認させて欲しい。クロッサルさんが鉱石を持ってきた時、確かにこの鉱石を「翠珏石」と言ったのか?
- 石商: はい、当時の伝票も残っています。ほら、ちゃんと「翠珏石の加工」と書かれているでしょう。
- 煙緋: それなら問題ない。その伝票と鉱石の欠片を貸してほしいのだが、いいだろうか?
- 石商: はい、大丈夫ですが、一体何をするのですか?
- 証明書に署名を。 煙緋: 用事を済ませるためだ…そうだ、この
- 煙緋: これはこの欠片がクロッサルさんの持ってきた鉱石だということを証明するための書類だ、内容をよく読んでくれ。
- 石商: はい、分かりました。その、煙緋さん…不躾なことをお聞きしますが、今回は一体誰が面倒を起こしているのでしょう?
- 煙緋: 面倒とまではいかない、ただ小さな問題だ。ありがとう、伝票と書類は確かに受け取った。
- パイモン: この証拠があれば、クロッサルはなにも言い返せないだろうな。
- 煙緋: うーん…これだけじゃまだ足りない。私たちには、もっと「有力」な証拠が必要だ。
- 煙緋: 装飾品作りは専門の職人に任せる必要があるはず…ふむ…
- (煙緋は本を取り出す)
- 煙緋: 装飾品…装飾品…どこだったか…
- 星希さんという方が装飾品職人との仲介をしている。彼女のところへ向かおう。 煙緋: ああ、そうだ。
- パイモン: もう分かったのか…一体どんだけ知り合いがいるんだ?
- 煙緋: 毎日、法律協議に関する依頼がくるから。
- 煙緋: それに知っての通り、璃月港は「契約の都」、つまり…ここでは「法律」はとても重要なんだ。
- 煙緋: でも、あの「天権」が定めた法律は複雑すぎて…なんというか、「読んでも分からないし、読み切れない」と言えば分かるだろうか。
- 煙緋: だから、法律に関する手助けができる「法律家」はとても需要がある。
- パイモン: 法律に関する手助け?でも、法律って難しいんだろ?「読んでも分からないし、読み切れない」なら…
- 煙緋: それは大丈夫…現在に至るまでの法典は、もうすべて暗記してるから。
- パイモン: す、すべて!?
- 煙緋: 「法律家」として基礎的な知識だ、そんなに驚くことはない。
これが仙人の余裕か…
- 煙緋: 仙人とは関係ない。ただこういうのが好きなだけだ。
- パイモン: すごいことをさも当然かのように…
- 煙緋: さあ、星希さんのところへ向かおう。
- (星希と会話する)
- 星希: あら?煙緋さん、今日は何をしにここへ?もしかして、以前のお客がまたなにか…
- 煙緋: 以前のお客さんはもう問題ない。今回は違う要件で来た。
- 煙緋: クロッサルという商人から、装飾品職人への仲介を頼まれたことはあるか?
- 星希: クロッサル…ええ、覚えてるわ、スネージナヤの商人でしょ?確かに鉱石を持ってきたことがある、「翠珏石」といったかしら。
- 星希: 彼から渡されたかんざしの設計図はとても複雑なものだったから、経験豊富な職人を探すのに苦労したわ。その後、やっとのことで作ってもらえたの。
- 星希: その依頼はとても時間がかかってね、つい先日終わったばかりだから、よく印象に残ってるわ。
- パイモン: なんだか証拠と言えるものはなさそうだな…
- 煙緋: 星希さん、もう一度確認させてほしい。クロッサルさんが職人への仲介を依頼してきた時、ここに預けた鉱石を「翠珏石」と言った、それで間違いないか?
- 星希: ええ、間違いないわ。その髪飾りは高価な材料をふんだんに使っていたから、値段も高かったの。だから総務司の規則に従って、売る時は総務司で記録する必要があった。
- 星希: クロッサルさんはその過程を知らなかったみたいだったから、代わりに私がやってあげたの。
- 書類の写しがあるわよ。ほら、「翠珏鳳集のかんざし」。 星希: ちょうど
- 星希: 登録された鉱石の種類は確かに「翠珏石」、総務司の印鑑も押されてある。
- 煙緋: 星希さん、この書類を貸してもらえないか?
- 星希: いいわよ。どうせ私には何の役にも立たない書類だから。煙緋さん、もしかして…また誰か面倒事を?
- 煙緋: 大丈夫、ちょっとしたことだから。この書類は使い終わったら返す、ありがとう。
- パイモン: なんでみんな同じ反応をするんだ?
「法律家」だからかな。
- 白朮さんのところへ行こう。 煙緋: よし…証拠も揃ってきた。最後に「不卜廬」の
白朮さんのところ?
- パイモン: あの首に蛇を巻いてるやつだろ?なにか用でもあるのか?
- 煙緋: 「翠珏石」が人体に有害であることを証明する正式な書類は、彼にしか作成できないから。
- 煙緋: その最後の証拠を手に入れたら、この件も終われそうだ。
- 白朮: おや?これは珍しいお客さんですね。七七をお探しなら、今ちょうど薬草を採りに行っています。
- 白朮: それと…煙緋さん、あなたが来るなんてもっと珍しい。何か起きましたか?まさか、また無知な輩が店の薬に効果がないなんてことを吹聴しているのでしょうか?
- 煙緋: いや、今日は白朮さんに聞きたいことがあるんだ。「翠珏石」について知ってるか?
- 白朮: 「翠珏石」?確か『七臧山経』の第六注にそのような鉱石のことが載っていましたね。
- 白朮: 『七臧山経』によれば、その鉱石は山中の玉髄に付属し、常人が触れると災いが起きるとか。
- 白朮: 元素力を豊富に蓄えていて、「神の目」を持たない人が長時間触れると、身体に影響を及ぼすらしいです。体調不良になったり、酷い時は重い病気にかかったり、性格が歪んだりするとか。
- 白朮: ふふ、「用事がなければ仏殿には登らない」と言うほどです。煙緋さんがわざわざこのことを聞きに来たということは…
- 白朮: 私に翠珏石の医学的特徴に関する証明を提示してほしい、ということですね?
- 煙緋: その通り…白朮さん、お願いできる?
- 白朮: 書類くらい簡単なことですよ。しかし、あなたたち以外にも、あるスネージナヤの商人から「翠珏石」について聞かれました。
- 白朮: 私の返事を聞くや否や、がっかりしていましたが…
- 白朮: 煙緋さんが今していること、そのスネージナヤの商人と関係があるのでしょうか?
- 煙緋: この事について、これ以上白朮さんには面倒をかけられない。書類のことはありがとう、またの機会に礼をさせてほしい。
- 白朮: どういたしまして、気を付けてお帰りください。
- パイモン: あの白朮って人、前と同じで変な感じだったな。
- パイモン: なんか、なにかを探ってるような話し方だ…オイラの勘違いかな…
- クロッサルさんのところへ向かおう。 煙緋: 白朮さんはいつもそうなんだ。証拠も集まったし、そろそろ
- (もう一度白朮と会話する)
- 白朮: 気を付けてお帰りください。
- (クロッサルと会話する)
- クロッサル: 煙緋さん、調査はもう済みましたか?弁償額の見積もりは終わったのでしょうか。
- 煙緋: ああ、確かに調査は終わった。弁償金の見積もりも。
- クロッサル: それはよかったです。それでは、見積もりを提示してください。
- 煙緋: 契約に則り…
- 煙緋: クロッサルさんはシコウさんに、商品の10倍のモラを支払う必要がある。
- クロッサル: はい…えっ!?私が弁償を?煙緋さん、何か間違えているのでは?
- 煙緋: 間違ってなどいない。私の調査とこれらの証拠により、シコウさんに貸した「翠珏鳳集のかんざし」は「翠含石」で作られたことが判明した。
- 煙緋: この契約には、翠珏石が偽物であった場合には、10倍のモラを支払うと書かれている。よって、シコウさんへは賠償金として10倍のモラを支払う必要がある。
- クロッサル: 証拠?何の証拠があるというのですか、煙緋さん。私を陥れようとするのはやめてください!
- クロッサル: 私は大金を支払ってあの「翠珏石」を仕入れたんです。あの髪飾りの「翠珏石」が偽物だというのなら、証拠を見せてもらいましょう!
- 煙緋: その鉱石が偽物である証拠…もちろん関係者たちによってその証明はされている…旅人、私たちが集めた証拠を出してくれ。
「解翠行」から得た証拠。
- 煙緋: これは「解翠行」から手に入れた加工記録と鉱石の欠片、そして石商の証明書だ。
「明星斎」から得た証拠。
- 煙緋: 鉱石が偽物であることを証明するには、「解翠行」から得た証拠を先に提示する必要がある。どうやら、本当にお前はこういう経験に乏しいみたいだな。
「不卜廬」から得た証拠。
- 煙緋: 鉱石が偽物であることを証明するには、「解翠行」から得た証拠を先に提示する必要がある。どうやら、本当にお前はこういう経験に乏しいみたいだな。
- クロッサル: それは…あの石商ですら「翠珏石」か「翠含石」か分からなかったんですよ?そんな人がどうやって偽物であることを証明するのですか?
- クロッサル: それに、「翠含石」は元々「翠珏石」の外層にあるものです。「翠珏石」の加工をして「翠含石」の石屑が残るなんて、至極当然のことじゃないですか!
- シコウ: そ、その説には明確な根拠がありません…
- クロッサル: では、私の鉱石が偽物だという実証もないというわけですよね。証拠がないなら話になりません。そうですよね?
- 'パイモン: うぅ…一つ目の証拠は役に立たなかったぞ…なんだか最初からどう言い返せばいいか分かってたような。こ…この後はどうするんだ?
- 煙緋: 法律を語るには、証拠を…ああ、確かにそれに相応しい証拠がある。旅人、出してくれ。
「解翠行」から得た証拠。
- 煙緋: 総務司から入手した物が必要だ。「明星斎」の星希さんから預かったあの書類だ。
「明星斎」から得た証拠。
- クロッサル: ふん、その書類、私のかんざしが本物だということを証明しているじゃないですか?それに総務司の印鑑だって押されてある。かんざしに使っている鉱石は「翠珏石」です。
「不卜廬」から得た証拠。
- 煙緋: 総務司から入手した物が必要だ。「明星斎」の星希さんから預かったあの書類だ。
- パイモン: そんな…二つ目の証拠もダメなのか…なんだかよけい自信をつけさせたみたいだぞ…
- 煙緋: 確かに…その言い方であれば、かんざしが本物の可能性はある…
- クロッサル: もちろんです、本物を証明する証拠がこんなにもあるのですから。
- 煙緋: まぁ少し待て、まだ最後の証拠を出していない…
- 煙緋: 旅人、あの「決定的証拠」を出してくれないか?
「解翠行」から得た証拠。
- 煙緋: 「不卜廬」の白朮さんから手に入れた証拠を出してくれ。
「明星斎」から得た証拠。
- 煙緋: 「不卜廬」の白朮さんから手に入れた証拠を出してくれ。
「不卜廬」から得た証拠。
- クロッサル: こ、これは…
- 煙緋: 「『翠珏石』は山中の玉髄に付属し、常人が触れると災いが起こる…」
- 煙緋: 「常人がそれに長時間触れると、身体に影響を及ぼす。体調不良や重病、そして性格の歪み…」
- 煙緋: クロッサルさん、「翠珏石」の特徴は知ってただろうか?
- クロッサル: そ…それは…知りませんでした…
- 煙緋: 知らなかった?それもそうか。でも、そんな危ないものを貸し出すなんて…
- 煙緋: どうやら、この先は私の範囲ではなく…総務司の出番になるかな?
- 煙緋: あぁ…しかし、もしクロッサルさんが知らなかったというのなら、総務司もそれを考慮して見逃してくれるんだろう。
- 煙緋: 心配しないでほしい、クロッサルさん。私たちが集めた証拠は、あとできちんと総務司に提出するから。
- 煙緋: 総務司がこの件を審議する時は、悪いが出席してもらうよ。
- クロッサル: ちょっと!ま、待ってください!私は知って…
- 煙緋: 知っていた?おや、クロッサルさん。「翠珏石」の特徴を知った上でそれを…
- クロッサル: えっ!?いえ、その…そのかんざしにあるのはそういうものじゃなく…
- 煙緋: じゃない?「じゃない」ってもしかして、「翠珏石じゃない」ということか?
- 煙緋: うむ、それなら、クロッサルさんはシコウさんに商品の10倍のモラを支払うことになるが。
- 煙緋: クロッサルさん、返事は?私と私の依頼人が待っている。
- クロッサル: わ…わ…私は…
- パイモン: 煙緋、なんだか突然…人が変わったみたいだな…
これが「法律家」なのか。
- クロッサル: 認めます!そのかんざしにある鉱石は…「翠含石」です…
- クロッサル: しかし、私も運が悪かったんです!大金を支払い「翠珏石」を仕入れて、髪飾りを作って売ろうとしたんですが…
- クロッサル: 「翠珏石」を手に入れてから何日も体の調子が悪く…夜も眠れず食欲も沸かず…それに…なんだかずっと焦燥感に駆られて…
- クロッサル: それで「不卜廬」に行って聞いたんです。そうしたら、この石は身に着けてはいけないものだということが分かったんです。しかし、それでは大金を支払ったのがすべて無駄になるじゃないですか?
- クロッサル: だから、「翠珏石」と似ている「翠含石」を使ってこのかんざしを…
- クロッサル: 本物の「翠珏石」は特製の箱に入れてあります…触ることさえ恐ろしいのです…
- クロッサル: 誰かに見破られるんじゃないかと怖くて、ひとまずかんざしは売らずに貸し出し品にしました…しかし、シコウさんに貸した後、それを失くされてしまって…
その上で彼女からお金を騙し取ろうと?
- パイモン: そうだぞ、本物じゃないなら、なんでシコウにそんな大金を弁償させようとしたんだ?
- クロッサル: わ…私だってしたくなかったんです。しかし「翠珏石」を買う時に、商売仲間に知られてしまって、私がいくら稼ぐのか今もずっと注目されていて…
- クロッサル: もし偽物のかんざしのことがバレたら、もうこの業界には…いられません。
- 煙緋: 身の上話はそこまで。そんなことに興味はない。契約に則り、シコウさんに10倍のモラを支払ってもらう。
- クロッサル: 10倍…
- パイモン: 今にも倒れそうだぞ…
- 煙緋: 私は…シコウさんとの契約により、その賠償金の2割をいただく。
- クロッサル: 2、2割!?あの「翠珏石」を仕入れた時以上の額じゃないですか!
- シコウ: その…そんなに多くは支払わなくて結構です。
- シコウ: あの髪飾りにあった「翠珏石」が偽物だとしても、クロッサルさんの髪飾りを失くしたことは事実ですし、弁償すべきなのは私です。
- クロッサル: シコウさん、あなたは…あなた様は…
- シコウ: でも、クロッサルさん。その「翠珏石」が必要ないのであれば、私に譲っていただけないでしょうか。それでおあいこということで。
- クロッサル: え?それは…はい、分かりました…その石のせいで、散々な目に遭いましたし…
- シコウ: 煙緋さん、その「翠珏石」は差し上げます。これで報酬は足りるでしょうか?
- 煙緋: 契約にはそぐわないけど…まぁいい、これで足りる。
- シコウ: 今回は、お世話になりました。煙緋さんのお時間が空いている時に、改めてお礼をしにまいります。
- 煙緋: どういたしまして…そうだ、シコウさん、もう一度確認するけど、もうクロッサルさんを許したということで、いいんだな?
- シコウ: えっ?はい…許しました。
- 煙緋: そう、ならよかった。クロッサルさん、私の依頼人はもうこのことについて追求しないそうだ。
- クロッサル: そ…そうですか。よかった…本当によかったです…
- シコウ: それよりも…クロッサルさん、実はあなたと「仕事」について相談が。
- シコウ: あなたの設計したかんざしを見て、装飾品の設計に優れている方だと気付きました。私の家は鉱石を取り扱う商売をしていて、綺麗な鉱石もあります…
- シコウ: もしあなたが設計する装飾品と、私の方で取り扱う鉱石を組み合わせることができれば、良い商売になると思うのですが。
- クロッサル: なるほど…少し考えさせてください…
- 煙緋: よし、これで解決。ばあやに頼まれてた「翠珏石」も手に入ったし、めでたしめでたし。
こんな事になるとは思わなかったけど。
- パイモン: そうだな、かんざしを失くしたって聞いたら、普通はそれを探すことになるのに。まさか、こんな書類で解決しちゃうなんてな…
- パイモン: でも、結局かんざしは見つからなかったけど…
- 煙緋: 目的が異なれば、必要な手段も当然違ってくる。
- 煙緋: 私の依頼人であるシコウさんの目的は「弁償金を削減する」こと。璃月を走り回ってかんざしを探すより、そのかんざしに価値がないことを証明する方が早い。
こんな「仙人」見たことない…
- 煙緋: 仙人…以前の戦いにお前が参加した時、ばあやから聞いているだろう?
- 煙緋: 今の璃月港は、「人間が統治する」都。
- 煙緋: 仙人とかいうどうでもいい身分よりも、「法律家」としての身分の方が、私にとっては大事なんだ。
- 煙緋: だって、今の璃月港では、法律に精通している「法律家」の方が仙人よりもずっと役に立つから。
- パイモン: あはは…誰かさんがそれを聞いたらどう思うか…
現実的すぎる…
- ばあやのところへ戻ろう。きっと待ちくたびれている。 煙緋: 必要な物も見つかったし、
- (もう一度シコウまたはクロッサルと会話する)
- シコウ: もしあなたが設計する装飾品と、私の方で取り扱う鉱石を組み合わせることができれば、良い商売になると思うのですが。
- クロッサル: なるほど…少し考えさせてください…
- (ピンばあやと会話する)
- ピンばあや: おかえり。どうじゃ、「翠珏石」は見つかったかのう?
煙緋のおかげで見つけられた。
- ピンばあや: よしよし、これで材料はすべて揃った。
- 煙緋: ばあや、もう全部揃ってるなら私は帰るよ。まだ大勢のお客さんが私のことを待ってる。
- ピンばあや: あぁ、もう帰っていいよ。あとのことはこのばあやに任せなさい。
- 煙緋: じゃあ、私はこれで。旅人、私から貰った名刺しっかり持っててよ。
- 煙緋: 最近は他国の法律も研究してる。もし他の国で法律に関する問題に遭遇したら、私を訪ねるといい。お得意さんには割引もあるから。
- ピンばあや: この子ったら、もう戻るんじゃろ?戻らないなら、ばあやの代わりに壺の掃除をしておくれ。
- 煙緋: ああ、今行くところだから!
- ピンばあや: 彼女の父親だって帝君と一緒にいた頃はあんなんじゃなかったのに。まったく…一体誰に似たのやら。
変わった「仙人」だ…
- ピンばあや: そうじゃのう…璃月にも変化が訪れておる、仙人も同じように変わっていかないといけないのかもしれん。
- ピンばあや: 煙緋はああ見えて、仲間たちの中では一番この街に溶け込んでる一人なんじゃ。
- ピンばあや: 今の璃月は、もう昔の璃月じゃないからのう…
ばあや…
- ピンばあや: さあ、おしゃべりはここまでにして。本題に入ろう。贈り物もまだ作り終わってないからね。
- パイモン: おう!楽しみだな、一体なにができるんだろう?
どれくらいかかるの?
- ピンばあや: ほぉっほぉっ、ただ壺を一つ作るだけじゃよ。そんなに時間はかからん。そこで待っておれ。
- ピンばあやは「贈り物」を作り始めた…
- 「塵歌壺」を子供たちに贈ろう。 ピンばあや: ほれ、できたぞ。この
- ピンばあや: 落とさないようきちんと持つんじゃよ、もし割れたら…ほぉっほぉっ、何が起きるか分からないからの。
- ピンばあや: それとこの「設計図」、壺の中をもっと賑やかにしたいなら、これを使うといい。
ありがとう、ばあや。
- パイモン: でも…ばあや、この壺…どうやって使うんだ?
- 「おチビちゃん」を壺の中に呼んでおる。この「塵歌壺」に関することは、その子に聞くといいじゃろ。 ピンばあや: 心配はいらないよ。もう
その他の言語[]
言語 | 正式名称 | 直訳の意味 (英語) |
---|---|---|
日本語 | 翠石の玉壺・一 Suiseki no Gyokko - Ichi | Jade Teapot - One |
中国語 (簡体字) | 翠石砌玉壶・其一 Cuìshí Qì Yùhú - Qí Yī | Jadeite Stones Build the Jade Pot - One |
中国語 (繁体字) | 翠石砌玉壺・其一 Cuìshí Qì Yùhú - Qí Yī | |
英語 | A Teapot to Call Home: Part I | — |
韓国語 | 비취 옥주전자・첫 번째 Bichwi Okjujeonja - Cheot Beonjjae | Jadeite Jade-Kettle - First |
スペイン語 | Tetera, dulce tetera (I) | Teapot, Sweet Teapot (1) |
フランス語 | La théière de vos rêves - 1 | The Teapot of Your Dreams - 1 |
ロシア語 | Чайник - Chaynik - polnaya chasha. Chast' I | Teapot - A Full Cup. Part I |
タイ語 | กาหยกแสนละมุน-1 Ka Yok Saen Lamun - Neung | A Very Smooth Jade Teapot - 1 |
ベトナム語 | Ấm Cẩm Thạch I | Jade Teapot I |
ドイツ語 | In der Kanne zu Hause I | In the Pot at Home I |
インドネシア語 | Pociku, Rumahku: Bag. I | My Teapot, My Home: Pt. I |
ポルトガル語 | Bule, Doce Jade - Parte I | Teapot, Sweet Jade - Part I |
トルコ語 | Yeşim Çaydanlık: Bölüm I | |
イタリア語 | Teiera, dolce teiera: Parte I |