窮途末路は、テイワットストーリーの魔神任務、間章・第二幕「険路怪跡」の第4話である。
手順[]
- パイモンと会話する
- 久岐忍と会話する
- 新たな秘境に入る
- 任務秘境に入る: 錯迷幻杳の境
- 煙緋と会話する
- 敵を倒す
- 煙緋と会話する
- さらなる手がかりを探す
- 夜蘭と会話する
- 敵を倒す
- Wave 1:
- Wave 2:
ファデュイ・デットエージェント・炎 ×1
- 夜蘭と会話する
- 新たな空間に入る
- 魈と会話する
- 敵を倒す
- 魈と会話する
- 新たな空間に入る
- みんなと会話する
- 新たな空間に入る
- みんなと会話する
- アビスを通り抜ける
- 「尋ね人」に追いつく
- 「(彼女彼女/
彼彼)」を追う - みんなと会話する
- その場から離れる
ゲームプレイメモ[]
- 任務を終える前に秘境から出た場合、任務はこのステップにリセットされ、プレイヤーは秘境全体をやり直さなければならなくなる。秘境内ですでに入手したアイテムは再出現しない。
- ステップ5の戦闘中、チームは煙緋のお試し版に限定される。
- ステップ9の戦闘中、チームは煙緋と夜蘭のお試し版に限定される。
- ステップ13の戦闘中、チームは魈のお試し版に限定され、対話が終わると自動的に戦闘が終了する。
対話[]
ゲーム内の任務の説明
層岩巨淵下層部の地面が突然崩れ、全員落ちてしまった。その結果、さらに下に未知の空間が広がっていることが判明する。皆で協力して調査することにした…
- (パイモンと会話する)
- パイモン: う~ん…
- パイモン: あれ…ここは…
まだ地下にいる。
パイモン、調子はどう?
- パイモン: おう、だいぶ良くなったぞ!たぶん、こんなおかしなところ見たことなかったから、ちょっとびっくりしちゃったんだ…
- パイモン: テイワット一のガイドのくせに、恥ずかしいところ見せちゃったな…えへへ…
疲れも恐怖も…どっちも正常な反応だよ。
(俺俺/
私私)はいつもパイモンのそばにいるから。 - パイモン: へへっ…おう。
- パイモン: そういえば眠ってる間、夢の中でずっと牛の鳴き声が聞こえてたんだけど…
- 丑雄: モォ!
- パイモン: そう、この声だ!
- パイモン: 丑雄、おまえがオイラのこと見ててくれたのか?
- 丑雄: モォモォ。
- 魈: ……
- 煙緋: 旅人、降魔大聖が目覚めたようだ。
具合はどう?
- 魈: …支障ない、心配は無用だ。
- 魈: 夜叉が纏う業障は人に害をなすものだ、あまり近づくな。
- 煙緋: 私には仙人の血が流れている、見くびられては困るな。
- 魈: …どうだかな。
- パイモン: オイラが寝ている間になにがあったんだ?魈がここにいるなんて。
- 魈: お前らにどうにかして来いと言われたから、来たまでだ。
賢い煙緋のおかげ。
- 煙緋: 降魔大聖、何があったのか話してくれないか?
- 魈: 畏まる必要はない、魈でいい。
- 煙緋: ああ、分かった。
- 魈: ……
- 魈: ただの、つまらぬ戦いだ。
- 魈: この地を訪れたのは、ある人物を探すためだった。だが…そいつは我が思っていたのとは全く違った。
- 煙緋: 普段は荻花洲の要路を守るため、望舒旅館にいるとピンばあやから聞いた。それが人探しをするとは…まさか相手は仙人か?
- 魈: ……
- 浮舎」という名の夜叉を探している。 魈: 「
(なんだか聞いたことのある名前だ…)
- 夜叉の一人の浮舎か? 煙緋: 浮舎…貴方と並ぶ、護法
- 煙緋: だが、貴方以外の四人の夜叉は、もうこの世にいないはずだが?
- 魈: 一説では確かにそうだ。だが、浮舎の遺体だけは見つかっていない。
- 魈: 夜叉とは魔神の残骸を祓う者だ。長年、残骸を祓い続けるがゆえにその身は業障に染まり、いつか必ず狂気に陥ってしまう…我が最後に浮舎と会ったのも、やつが狂気に呑み込まれたその日だった。
- 魈: やつは去った。行方を知る者は誰もおらず、我も消息を掴めていない。
- 魈: 浮舎は我ら五人の中で長兄のような存在だった。浮舎はこう言っていた——夜叉の戦いは苦難に満ちたもの、生死にかかわらず互いに助け合い、それぞれの居場所を把握しておくべきだ、と。
- 煙緋: もしかして、狂気に呑み込まれたせいでその約束を忘れたのか…?
- 魈: あり得なくはない。だが、たとえ奴が忘れても、我は忘れない。
- 魈: 我は生き残った者として、全員の行方を明らかにする義務がある。
- パイモン: じゃあ、どうして層岩に来たんだ?まさか、ここに浮舎の行方に関する情報があるのか?
- カーンルイアの魔獣が層岩巨淵へ侵攻してきたのは知っているか? 魈: 五百年前、
知ってる。
- 魈: その戦いは長きに渡り続いた。だが噂によると、その中に勇猛で腕の立つ夜叉がいたそうだ。
- 魈: しかし、その夜叉の名を知る者はいない。
- 煙緋: 夜叉は五人だけではないからな、必ずしも浮舎であるとは限らない。
- パイモン: そういうことか…でも、魈はその夜叉が浮舎だと思ったから、ここまで調査に来たんだろ?
- 魈: 断言はできない。だが、それ以外に手がかりはない状況だ。
- 魈: 浮舎は誇り高き夜叉だ。やつは戦う時に必ず名乗る。名を言わぬ夜叉は…浮舎のはずがないと思った。
…もしかして、浮舎を見つけたの?
- 魈: ……
- 煙緋: 待ってくれ。もしかして貴方が戦っていた相手は浮舎で、貴方は彼にやられたのか?
- 魈: …そうだ。
- パイモン: そんな…
- 煙緋: カーンルイアの魔獣侵攻、層岩での死闘、それに夜蘭の先祖…これらすべてが裏で繋がっているような気がする。
- 煙緋: この世には偶然など無数にあるが、これほど重なることはあまりない。まさか、遺言にあった法宝「太威儀盤」とも関係があるのだろうか?
- 魈: 遺言?
- 煙緋: ああ、そうだ。私はとある遺言のためここに来た。
- 煙緋: 貴方はこのようなことに、あまり触れないようにしてきたのだろう?人も仙人も、願いや心事を遺言として残し、他人に想いを託すんだ。
- 魈: それを残すのは…いつでもいいのか?
- パイモン: おいおい、なんだよ、その今すぐにでも遺言を残しそうな表情は!
- 魈: ……
- 魈: お前たちが我の幻影を見たと言ったのは偶然ではない。この空間は仲間を求めるお前たちの心につけ込み、自ら罠にはまるように仕向けた。
- 魈: だが、単純な欺瞞ではすぐに露見してしまう。僅かな偽りの混ざった真実というのが、最も恐ろしいんだ。「ここ」がお前たちに聞かせた声も、確かに我が口にした言葉だった。
- 魈: 実際に声を聞かせ、焦燥感を駆り立てる。一方的に送った情報は、おびき寄せるための餌となる。
- 魈: もし空間の裂け目を利用して我らが接触していなければ、すでにこの中の誰かが欠けていたかもしれない。この空間は獰猛な殺戮より、魂を消耗させることに重きを置いているようだ。
- パイモン: そんな…
- 魈: 相手は聡い。ここに長居すべきではない。
- 魈: たとえ用が済んでいなくとも、お前たちをここから外に送り出す方法を考えなければ。
- 夜蘭: ……
- 魈: 我が来たのは警告のためだ。ここは極めて危険な地、長居すれば…空間に蝕まれる。
- パイモン: でも、どうして魈はそんなこと知ってるんだ…
空間に蝕まれたら、どうなるの?
- 魈: 恐らく…亡霊のように、地下を彷徨う影となるだろう。
- 夜蘭: どうやら、あなたもそれを見たようですね…
- 煙緋: 夜蘭、戻ったのか。
- 夜蘭: ええ、みんなの話を聞かせてもらったわ。
- 夜蘭: 私も地下で異常現象を見たことがあるの。ここにあるはずのないもの、一瞬で消えてしまう奇妙な人影…いずれも現実のこととは思えなかったわ。
- 煙緋: 幻影か…
- 魈: 最初、我もそのように思った。
- 魈: だが…事はそう単純ではない。いずれ、その幻影たちが実体を持ち、お前たちを襲う可能性もある。
- 夜蘭: 先ほどの話から察するに、あなたは脱出する方法を知っているのですか?
- 魈: 確証はない…ただの憶測だ。
- 魈: 煙緋の言うように、この空間は錯綜している。だが、疵瑕もあるようだ。我は双方の空間の繋ぎ目に衝撃を与え、裂け目を作ることでお前らの元に辿り着いた。
- 魈: ゆえに…我の全力を注げば、この混沌とした空間を切り裂き、道を作ることができるだろう。
- 夜蘭: なるほど…強力な衝撃によって空間に影響を及ぼすのですね、その可能性は私も考えていました。
- 煙緋: 全力を注ぐとは、どういう意味だ?
- 魈: …要は、我のすべてを出し切るということだ。
- パイモン: 待てよ、オイラたちを「送り出す」っていうことは…魈はここに残るつもりなのか?
- 夜蘭: まさか…
- 魈: ……
- 魈: 我はこの地下で浮舎と会った。ゆえに、この地の恐ろしさをよく理解している。
- 魈: 裂け目を作るにしても、瞬間的な衝撃で作れるのは小さな傷が関の山だ。外に出るには、通路を維持するため力を注ぎ続けねばならない。
- 魈: …命を賭けることには慣れている。これは、我にしかできぬことだ。
そんな力の使い方をしたら、魈は…!
- 煙緋: そ…そんなのダメだ。たとえ言っていることが事実でも、私は納得できない。
- パイモン: オイラもだぞ!一人を犠牲にしないと出られないなんて、そんなのいい方法じゃない!
一緒に脱出すべき。
- 魈: 実行に移せる策があってはじめて、その良し悪しを論ずることができる。だが、今はそうではない。他に策がないゆえ、お前たちはここで立ち往生しているのだろう。
- 煙緋: しかし、貴方のその方法は確実に成功するのか?
- 魈: 保証はない。
- パイモン: そんなバカなまねすんなよ!確証のないことのために命を賭けるなんて、割に合わないぞ!
- 煙緋: とにかく、その策には賛同できない。
- 魈: ならば、これが我の「遺言」だと言ったら?
- 煙緋: 貴方は…
- 夜蘭: それがあなたのお考えですか?
- 夜蘭: 率直に言って、この計画は成功も安全も、どちらも保証できません。
- 夜蘭: おっしゃる通り、人にとって夜叉は危険な存在です。ですが、そのような独りよがりな計画を突然押しつけられて、私たちが納得すると思いますか?
- 魈: 過酷な戦場では常にそうであった。不利な状況では、命を賭さねば解決できないこともある。犠牲を恐れて動かなければ、勝算すらも生み出せない。
- 夜蘭: 私も死の淵に立つような戦いを経験したことがあります。そのような極端な方法は、本当に手を尽くした時まで口にしないでおくものです。
- 魈: ……
- 夜蘭: 理解してもらおうという気持ちは分かります。ですが、無駄な犠牲になる恐れがあるのなら、そんなことを言っても士気が下がるだけです。
- 夜蘭: 本当にすべてを捨てる覚悟があるのでしたら、他人に意見など求めはしないはずです。あなたは、ご自身が思っているほど冷酷な方ではありません。
- 夜蘭: それに、逃げるために誰かを失うなど、元も子もありません。
- 煙緋: 夜蘭…そんなことを言うな。
- 夜蘭: ……
- 夜蘭: とにかく、今はまだ命を賭けるような時ではないでしょう。もしかしたらまだ調べ尽くせていないだけで、隠れた道があるかもしれません。
- (丑雄は荒瀧一斗と久岐忍のもとへ歩く)
- 魈: もしそれが見つからなかったら?見つからぬままに、自己犠牲の道すら選べないほど衰弱してしまったら…どうするつもりだ?
- 夜蘭: この段階であなたを犠牲にすることと、未知の出口を見つけることの成功率に差はないはずです。この二つの策に優劣がない以上、すぐに行動に移すこともできません。
(夜蘭は本当に怒っている…)
(妙な空気だ…どうしよう。)
- 荒瀧一斗: 全力の一撃でこの空間を壊せるだと?ハハッ、いいこと聞いたぜ。
- 荒瀧一斗: 誰が残るか残らねぇかなんて、そんな話、俺様は聞きたかねぇ!結局は…こうすりゃいいんだろ!
- 荒瀧一斗: さあ、どこのどいつが俺様たちを閉じ込めてやがる!
- 夜蘭: 待ちなさい…
- カットシーンの旅行日誌のまとめ:
- (カットシーンが再生される)
-
- 荒瀧一斗: こいつを喰らえーーッ!
- 丑雄: モ——!モォ!
- 荒瀧一斗: …はぁ…はぁ…
- 荒瀧一斗: …一撃じゃあ、足りねぇみてぇだな。
- 荒瀧一斗: だが、他にも道があんじゃねぇか!
- 荒瀧一斗: 英雄でもなんでも、この俺様が…引き受け…
- パイモン: 一斗!
- (一斗が倒れ、忍がそれを捕まえる)
- 久岐忍: …言わんこっちゃない。
- (カットシーンの終了)
- 久岐忍: …はぁ、親分はいつもこうだ。
- 煙緋: 忍…?
- パイモン: 一斗、どうしたんだよ、一斗!?気を失ったのか?
- 丑雄: モォ——!
- 久岐忍: 恐らく親分はさっきの一撃で力を使い果たしたんだ。だが、もしかするとそのおかげで…道を切り開けたかもしれない。
- 夜蘭: …あの道を安定させられるか確認してくるわ。
- 煙緋: 私たちが言い争っていたから、彼はこのような行動をしたんだろう。
- 久岐忍: 親分は、昔から仲間割れを嫌がるんだ。
- 久岐忍: 荒瀧派のみんながケンカをしている時も、親分は驚くようなことをしてみせて、その場を鎮めてくれた。
- 久岐忍: 親分は今日、その時と同じことをした。まだ知り合って間もないが、きっとみんなのことを仲間だと心から思っているんだろう。
- 丑雄: モォ。
- 久岐忍: 親分は他人が犠牲になることを嫌うけど、無意識のうちに似たようなことをする…でも、一つだけ他の人と違うところがあるんだ。
- 久岐忍: 親分は、自分なら犠牲にならないと思っている。どんな困難も乗り越えられると、自分の力を信じているんだ。
- パイモン: どんな自信だよ…それじゃあ、魈の言ってたこととあんまり変わらないじゃないか?こいつもバカだなぁ!
彼を止めないの?
- 久岐忍: 親分は人の意見を聞かないからな。それに、いつも考えるより先に行動してしまう人だ。きっと、自分の前に立ちはだかる困難なんて、簡単に解決できると思っているんだよ。
- 久岐忍: 親分だけじゃない、荒瀧派の人たちはみんな、多かれ少なかれそういう節がある。だから、私みたいな後始末役がいるってわけだ。
- 久岐忍: どうせ止められないのなら、行動させたほうがいい。それに、バカは勘がよく働く、さっきの一撃も案外効果があるかもしれない。
- パイモン: なぁ…一斗は…大丈夫なんだよな…?
- 魈: …すまない。
- 久岐忍: いえ、謝る必要などありません。あなたも夜蘭さんも、二人とも正しかった。
- 久岐忍: でも、もしあなたが荒瀧派の一員だったら、私は夜蘭さんに味方していたでしょう。
- 久岐忍: 親分は、決して犠牲になろうと思って行動したわけではありません。きっと自分が切り開いた道を進めば、出口が見つかると確信していた。それに、最後はみんなで外に出られると信じていたはずです。
- 久岐忍: ようするに、ここにいるみんなのことが大切なんだと思います。私たちは互いに支え合って脱出すべきです。あなたが生き残ることは、一部の人にとって…いえ、大勢の人にとってとても意味のあることなのですから。
- パイモン: …忍…
- 久岐忍: 全員ができる限りのことをして出口を探そう。まだ可能性はある…出口はどこかにあるはずだ。
- 久岐忍: 親分のことなら、安心して私に任せてくれ。
- 魈: ……
- 夜蘭: みんな、あの道は外の世界ではなく、もっと深いところに続いているようだったわ。
- パイモン: そんな…じゃあ一斗がしたことは、無駄に…
- 夜蘭: いえ、調べてみる価値はあるはずよ。私が先に調べてくるわ。
- 煙緋: …なるほど、そういうことか!分かったぞ。
- パイモン: えっ、なにが分かったんだ?
- 煙緋: 覚えているか?私たちが探している法宝は、まだ見つかっていない。
- 煙緋: もし、この秘境が人の想像や求めるものを、実在するものとして映し出してくれるのなら…その特性を利用することで、それを見つけることができるかもしれない。
- パイモン: なるほど!だから、夜蘭にも諦めるなって言われたんだな…法宝って、きっとすごいもんなんだろ?
- 煙緋: まあ、必ずしもそうとは言い切れないが、試してみる価値はある。
- 魈: 我が何とかする。
待って…
- 煙緋: 行かせてやれ、(旅人)。だが、もしお前もその秘境へ行くつもりなら、私も同行しよう。
- 煙緋: 私は戦闘がそんなに得意じゃないからな、一緒にいたほうが安心できる。
- 煙緋: そうだ、その…お前は魈と仲が良いのだろう?さっきの夜蘭は少し言い過ぎていた。彼女の代わりに謝るよ。
- 煙緋: しかし、先ほどの様子を見るに、あそこまで言わないと魈は聞き入れてくれなかっただろう。それに夜蘭は…元々ああいうのを気にする人だからな、必ず全力で止めていたはずだ。
- 煙緋: 私の知る限りだが、彼女は以前の仕事で戦友を失っていてね。彼女は救出された生き残りなんだ。そのためか、他人が犠牲になることにどうしても抵抗感があるんだろう。
- 煙緋: 救われた命は、重圧を感じずに生きていけるのか?救われた側も、決して楽ではないというわけだ。
- 煙緋: …私が彼女だったら、彼女以上に上手くやれる自信はない。
……
- 煙緋: そうだ!少し待っててくれ、すぐ戻る。
- 煙緋: …結!
- 煙緋: よし、これで安全だ。一斗が戦えない今、術でお前たちに守りを施した。
- 久岐忍: ありがとう、先輩。そっちも気をつけてくれ。
- 煙緋: ああ、お前もだぞ。
- 煙緋: よし、旅人、そろそろ行こうか。
- (もう一度久岐忍と会話する)
- 久岐忍: 大丈夫、親分は私と丑雄が面倒を見るから。
- 久岐忍: こういう仕事も、初めてじゃない。
- 丑雄: モォモォ!
- 久岐忍: さあ、こんなところで立ち止まっていないで、気を付けて行ってきてくれ。
任務の説明の更新
魈との合流に成功した。一行は不安を抱えながら、地下で遭遇した奇妙なことについて話し合った。魈はある案を思いつくが、夜蘭はそれに断固反対する。そんな中、一斗は思い切った行動に出た。そして今、一斗が切り開いた新たな道を前にし、一行は真実と出口を見つけるため探索を優先する…
- (秘境錯迷幻杳の境に入る)
- 煙緋: これは…
不思議で奇妙な現象だ…
時空がこんなにも乱れているなんて…
- 煙緋: 遠くに見える巨大な円盤…待てよ、まさかあれが太威儀盤なのか?
料理の鍋よりも大きい…
全員の頭を合わせた以上に大きい…
- パイモン: おい!そのたとえだと全然足りないぞ。あれはもっと大きいだろ!
- 煙緋: ふむ、どうやら私たちは正しかったようだな。法律家としての勘が囁いている。あれが私たちの探している法宝である可能性は非常に高い…
- 煙緋: だが、本当に太威儀盤だとしても…いくら何でも大きすぎる!どうやって持ち帰ればいいんだ!
- 煙緋: …おっと、弱音なんか吐いてる場合じゃなかったな。先に周りを調べてみよう。
- 煙緋: おい!あれは…宝盗団じゃないか?
どうして宝盗団がここに?
- 煙緋: なんだか見覚えが…そうだ、数日前に遭遇したやつらだ。
- (敵を倒した後)
- 煙緋: ふぅ、前回と同じように、簡単に片づけられた。
- 煙緋: 以前、大きな商業案件の処理を手伝った時、その犯人が私に仕返しするため、わざわざ宝盗団を雇ったことがあったんだ。
法律家って大変なんだね…
- 煙緋: 幸い、武芸の鍛錬はちゃんとしていたため、事なきを得たんだが…
- 煙緋: しかし、さっきのやつらは、あの時と全く同じだった…まさか、この空間は私の記憶を再現しているのか?
- 煙緋: 恐らく、これも私たちを消耗させる手段の一つなんだろう。これはだいぶ凝っているな。
- (小さなダイヤルに近づく)
- 煙緋: 小さい円盤だ。外観と盤面の配置を見たところ…ふむ、これが法宝太威儀盤で間違いないだろう。
- 煙緋: 地面に埋め込まれた小さな太威儀盤…いったい何に使われていたんだ?
- (ダイヤルを回すと)
- 煙緋: おや?新たな入口のようだ。ふむ、よかった。
- (ポータルに入る)
- 時空に繋がっているみたいだ… パイモン: うわぁ!これってトンネルか?なんだがおかしいぞ…まるで、もう一つの世界や
- (2番目のポータルに入る)
- 煙緋: ここらで合流できるかと思ったが、誰もいないようだな…
煙緋、何だか声が聞こえる。
- 煙緋: ファデュイ?まさか、これも誰かの記憶か?
- 煙緋: くっ、気を付けろ!
- 夜蘭: ふん、予想通りのようね。
- 煙緋: 夜蘭、いたのか!
- 夜蘭: 何度挑んでこようとも、仕留めるまでよ。
- 煙緋: 一緒にいる時は、そんなこと話すなよ。
- (ファデュイ・デットエージェント・炎が出現するとき)
- 謎の声: …らめては…と言うが…から…出られるのか…
- 謎の声: …見た…すべて記録し…太威…残す…
- 謎の声: …家に帰り…もうこれ…もたない…
- (敵を倒した後)
- 夜蘭: よくもまあ、あんな小細工で尾行してくれたものね。
- 煙緋: 相変わらずの腕前だな。
さっきの声…
- 夜蘭: 覚えているかしら?私が他の場所で幻影を見たって言ったこと。
- 夜蘭: その時に聞いた内容と一致するわ。この記憶は、この空間によって再現されているようね…
- 夜蘭: …まあいいわ。これで当時の状況も把握できるから。
- 煙緋: あいつ、太威と言っていたが…太威儀盤のことか?
- 夜蘭: 煙緋、地面にあったものは見たかしら?
- 煙緋: ああ、これを調整することでお前と合流できたんだ。恐らく、遠くにある太威儀盤の縮小版だろう…この空間と強く紐づいているようだ。
- 夜蘭: 私、なんだかそれに見覚えがあるの。ちょっと思い出してみるわ…
- (3番目のポータルに入る)
- 夜蘭: …新たな空間ね。
- 煙緋: もし空間に同じ規則があるのなら、ここにも小さな太威儀盤があるはずだ。
- 魈: …浮舎、お前ほどの者が、地下の亡霊になるとはな。
魈!
- 夜蘭: 敵がいない?いや…
- 煙緋: …敵は姿を消せるのか?まずい、早く加勢しなければ…
- 魈: 待て!
- 魈: これは我の戦いだ…近寄るな。
- ???: 穢れた魔獣よ、お前たちのせいで何人もの人が死んだ…
- ???: 地下空間に誘い込んだのは、お前たちの弱点に気付いたからだ。
- 魈: 身を隠し闇討ちするのは、浮舎がよく用いた戦術だ。
- ???: 我と共に、ここで朽ちるがよい!
- 魈: ぐうぅ…っ!
- 魈: …ふっ…お前ほどの手練れが、このようなところで死ぬわけがない…
- パイモン: まずい、このままだと魈が不利だ…
- 魈: 構わん…結果はもう分かっている。
- ???: …はぁ…ふぅ…
- 煙緋: 浮舎は体力が低下しているようだ。
- 魈: 騰蛇太元帥浮舎…お前のその力は無尽蔵ではない。
- 魈: それにお前の幻影は、本来の「お前」よりも劣っている。全盛期のお前はこの程度ではなかった。
- 魈: 配下の中でも随一の夜叉であったのに…もし帝君がこのような姿に成り果てたお前を見たら、どう思われるだろうか。
- ???: …ゆけ!後方は我が援護する。決して魔獣を地表に帰すな。
- ???: 皆の者、層岩から百キロの戦線を死守せよ!
- (戦闘終了後)
- 魈: ぐっ…ゴホッ!
- 魈: もう十分だ…滅びよ、虚無の幻影よ!
- ???: ぐぁっ!
- パイモン: 魈、大丈夫か!
ケガしているのに、また戦うなんて…
- 魈: 我の責務を果たしたまでだ、気にするな。
- 夜蘭: 先ほどの見えない相手が、伝説の騰蛇太元帥浮舎なのですか?
- 魈: ああ。
- 魈: 独断専行したのは悪かった。浮舎が行方不明となり数百年、先ほどの戦いが、やつと顔を合わせる最後の機会だと思ったのだ。
- パイモン: あいつさっき、戦線を死守しろとかなんとか叫んでたけど…
- 魈: やつはこの地で戦っていた。伝説の無名の夜叉とは…浮舎のことだったのだろう。
- パイモン: でも、戦う時に必ず名乗るんじゃなかったのか?どうして名前が残らなかったんだろう…あいつの身になにかあったのか?
- 魈: ……
- 魈: 分からぬ。恐らく、自分が何者であるかすら忘れてしまったのだろう。
- 煙緋: それは業障のせいでか?
- 魈: 浮舎は姿を消す前から狂気に陥っていた。やつの記憶が無傷であったかは、誰にも分かるまい。
- 夜蘭: 狂気に呑まれながらも、層岩巨淵の戦争に参加したのですか?
……
- 魈: 夜叉は平穏な時代を生きられはしない。戦いと殺戮の匂いに引き寄せられたのだろう。
- 魈: 我らは殺生に精通している…そしておそらく、それしか取り柄がない。
……
- 魈: この一戦で我も確証を得た。これまでのことから察するに、この空間は人の心の一部を映している。
- 魈: つまり、たとえ狂気に呑み込まれていたとしても、浮舎がこの地を訪れたのは事実。先ほどの幻影も、やつが残した痕跡ということだ。
- 魈: この空間は、やつの戦う姿を再現した。だが、あのような身を滅ぼす戦い方では…生きているわけがない。
彼は魔獣と戦っていたんだ…
- 夜蘭: 浮舎の幻影は魔獣の弱点を発見し、地下空間へ誘い入れたと言っていたわ。
- 夜蘭: この空間はいったい何なのかしら。カーンルイアの魔獣を抑え込むことができるなんて。
- 煙緋: 体が重くなった気がする…気のせい、というわけではなさそうだ。
- 夜蘭: 空間が私たちに干渉しているようね。
- 魈: 浮舎は地下に残ったはずだ。だが、ここには幻影があるのみで、当の本人は見当たらなかった。
- 魈: もし、このままここを離れられない場合、我らもあのような結末を迎えるのかもしれない。
行こう。
- 魈: 前へ進む時が来たか。
- 魈: 見事な戦いだった…さらばだ、浮舎。
- (4番目のポータルに入る)
- パイモン: ここに書き置きがあるみたいだぞ、見てみるか?
- 煙緋: ああ、読んでみよう。
- (誰かが書いた手記…を開く)
- 手紙四:
- 仲間たちと見回りに出てから、どれほど歩いたかもう分からない。
- ただ、俺たちが偵察で得た情報では、凶獣たちはすべて行動不能となり、ほとんどが姿を消したようだ。
- 俺たちは勝ったのだ。だが…誰も家に帰れはしない。
- 虎蘭さんの娘は今年で二歳になり、清明さんのおばあさんは既に高齢だという。みんな、家族のことを心配しているようだ。しかし、俺は一人ぼっち…
- 家に帰りたくない人なんていない。でも、ここに残っている人たちも、みんな家族みたいなもの。
- この場所はとても不思議だ。俺たちが故郷を懐かしんでいるからなのか、それとも元々ここはこういう場所なのかは分からないが…見回りをしていると、故郷でしか見られない景色を目にすることがある。
- 璃月人が山に入って採掘することは、少なくとも何百年も歴史があることだと、以前お年寄りから聞いた。しかし、ここはまるで鉱区のようには見えない。
- たぶん、鉱区周辺で育った俺が故郷を懐かしむあまり、ここをこんな風に変えたのかもしれない。
- ああ、家に帰りたい…
- 夜蘭: ……
- 夜蘭: この書き置き、ここに残された千岩軍が残したもののようね。
- 伯陽」って人、誰だろう? パイモン: この「
- 夜蘭: 伯陽は…私の先祖の一人よ。当時、この人は帰って来ることができなかったわ。
- 煙緋: つまり、伯陽は浮舎と行動を共にしていたのか?
- 夜蘭: 恐らく。
- 魈: この千岩軍たちは、彼らの戦友なのだろう。
- 夜蘭: …当時行方不明になった人、そのほとんどがここにいたみたいね。
- 魈: ああ。
- パイモン: うぅ…怖い、いったいここでなにが起きたっていうんだ…
- 夜蘭: さあ、立ち止まらずに、早く行きましょう。
- 夜蘭: 手がかりはすべて線で結ばれたわ。真相に辿り着くのも、もう時間の問題ね。
- 夜蘭: ただ、この空間は果たしてどんな形で答えを出してくれるのか…
- (5番目のポータルに入る)
- パイモン: ここ、なにも残ってないぞ!
- 煙緋: 奇妙な空間だな。
- 夜蘭: アビスの気配がするわ。
- 夜蘭: でも…敵はいない?
- 魈: ……
……
どうやら、(俺俺/
私私)の記憶みたい。
- パイモン: おまえの記憶?ここはどんな記憶なんだ?
これらの虚無は、アビスの力。
- パイモン: アビス?ってことは…この空間がおまえの記憶を読み取って、ここを作り出したのか?
そうだと思う。(俺俺/
私私)は決して忘れないから… …アビスに家族を奪われたことを。
- (旅人): (アビスとは…いつもこのような嫌な状況で遭遇する。)
- (旅人): ((俺俺/
私私)の旅は、(君君/ あなたあなた)を見つけること。(君君/ あなたあなた)のいる明日を夢見て、歩んでいる。) - パイモン: 周りがだんだん暗くなってきたぞ…
- (旅人): ((俺俺/
私私)は、必ずみんなをここから外に連れ出す。生き残るための道を見つけて…失われた、かけがえのないものを取り戻す。)
- (カットシーンが再生される)
- パイモン: あっ!あれって…
- (蛍!待ってくれ!蛍!待ってくれ!/
お兄ちゃん!待って!お兄ちゃん!待って!) (旅人):
- (オブジェクトを調査する)
- パイモン: うん?地面に丸い…光ってるものがあるぞ?
(これは…)
- 煙緋: …太威儀盤?
- 夜蘭: さっきの空間だと、太威儀盤の一部は地面に埋まっていたわよね。でも今回は地面に転がっている…まるで誰かが置いていったみたいに。
- パイモン: (旅人)、さっきのって、おまえが想像したものだったのか…
- (妹妹/
お兄お兄)さんに会いたいから現れたんだよな?
パイモン: 幻影は一瞬で消えちゃったけど、あれっておまえが (蛍蛍/
空空)はいない、そんな感じがする。 でも少なくとも、これを見つけられた。
- パイモン: うぅ…
- 夜蘭: 煙緋、これが君の言っていた法宝、太威儀盤なのね?
- 煙緋: 恐らくな。遺言にその形は描かれていなかったが、記載されていた情報と一致する。これでほぼ間違いない。
- 煙緋: お前は?何を見つけたんだ?
- 夜蘭: この太威儀盤、構造も配置も私の一族で使われている法器に似ているわ。こうすれば…
- 夜蘭: …うん。この太威儀盤は意図的に操作された跡があるわね。何かしらの情報が秘められているかもしれない。
- 夜蘭: まずは外に出て、安全な場所に移動しましょう。
任務の説明の更新
時空の異変に遭遇したが、いくつかの手がかりを見つけることに成功した。お互いに情報を共有し、出口を見つけよう。
- (アビスからワープした後)
- 夜蘭: この辺で大丈夫そうね。みんな、しばらく休んでて。私は太威儀盤を調べてみるわ。
- (魈と会話する)
- 魈: …浮舎は岩王帝君の下で五夜叉の長を務め、雷の力を操っていた。
- 魈: 我とは異なり、神兵であり、将たる才を有していた。
- 魈: ……
- (煙緋と会話する)
- 煙緋: 太威儀盤が見つかった以上、私の仕事はここまでだ。
- 煙緋: しかし、私たちは浮舎の幻影に遭遇している。この空間で見つけたものを…果たして外に持ち出せるだろうか?
- (夜蘭と会話する)
- 夜蘭: 陰陽の内、五方の中。水火風雷、循環無端。七辰を地に取り、三門打開、経絡全通…
サウンドトラック[]
No. | サウンドトラック名 | アルバム | 再生 |
---|---|---|---|
44 | 一か八か | 真珠の歌2 | 窮途末路 (カットシーン) |
動画ガイド[]
豆知識[]
- 任務の最後に登場する夜蘭のセリフは、中国文化のある側面に由来している:
- 「五方」五方 Wǔfāngとは、東西南北と中央を指す。この概念は、Wufang Shangdi (中国語: 五方上帝 "五地域の最高神")や五行 (中国語: 五行 直訳"Five Phases")などと密接に関連している。
- 中国の哲学では、五行とは火、水、木、金(または金)、土のことである。五行では火、水、風、雷の4つが知られている。五岳との相関関係を考えると、言及されていない5つ目の元素は「土」かもしれない。
- 「七辰」は七辰 qī chénの訳で、別々の単語として読むと、文字通りの七つの天体(または星)を指すことがある[1]。また、太陽、月、5つの星[2]を指す文学的な意味もあり、5つの星は水星(北)、火星(南)、木星(東)、金星(西)、土星(中央)を指す。これらの惑星は、前述した五行、五行、五方上帝の概念と結びついている。
- The 「三門」 (中国語: 三门)は、天・地・人の三才 "Three Powers (or Three Talents)"のことであろう。これはI Chingにおいて陰陽の概念に関連して初めて用いられた[3]。
- 「五方」五方 Wǔfāngとは、東西南北と中央を指す。この概念は、Wufang Shangdi (中国語: 五方上帝 "五地域の最高神")や五行 (中国語: 五行 直訳"Five Phases")などと密接に関連している。
ギャラリー[]
その他の言語[]
言語 | 正式名称 |
---|---|
日本語 | 窮途末路 Kyuuto Matsuro |
中国語 (簡体字) | 穷途末路 Qióngtúmòlù |
中国語 (繁体字) | 窮途末路 Qióngtúmòlù |
英語 | End of the Line |
韓国語 | 막다른 골목 Makdareun Golmok |
スペイン語 | Callejón sin salida |
フランス語 | La fin de la ligne |
ロシア語 | Конец пути Konets puti |
タイ語 | หมดสิ้นหนทาง Mot Sin Hontang |
ベトナム語 | CùngCùng Đường MạtMạt LộLộ |
ドイツ語 | Die Sackgasse |
インドネシア語 | Tampak Bak Ujung Tanduk[• 1] |
ポルトガル語 | Caminho sem Saída |
トルコ語 | Yolun Sonu |
イタリア語 | Capolinea |
- ↑ インドネシア語: : Ujung Tanduk is an Indonesian idiom, meaning "a dangerous situation" or "emergency."
変更履歴[]
脚注[]
ナビゲーション[]
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