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窮途末路は、テイワットストーリーの魔神任務間章・第二幕「険路怪跡」の第4話である。

手順[]

  1. パイモンと会話する
  2. 久岐忍と会話する
  3. 新たな秘境に入る
  4. 煙緋と会話する
  5. 敵を倒す
  6. 煙緋と会話する
  7. さらなる手がかりを探す
  8. 夜蘭と会話する
  9. 敵を倒す
  10. 夜蘭と会話する
  11. 新たな空間に入る
  12. 魈と会話する
  13. 敵を倒す
  14. と会話する
  15. 新たな空間に入る
  16. みんなと会話する
  17. 新たな空間に入る
  18. みんなと会話する
  19. アビスを通り抜ける
  20. 「尋ね人」に追いつく
  21. (‍彼女彼女/‍)」を追う
  22. みんなと会話する
  23. その場から離れる

ゲームプレイメモ[]

  • 任務を終える前に秘境から出た場合、任務はこのステップにリセットされ、プレイヤーは秘境全体をやり直さなければならなくなる。秘境内ですでに入手したアイテムは再出現しない。
  • ステップ5の戦闘中、チームは煙緋のお試し版に限定される。
  • ステップ9の戦闘中、チームは煙緋と夜蘭のお試し版に限定される。
  • ステップ13の戦闘中、チームは魈のお試し版に限定され、対話が終わると自動的に戦闘が終了する。

対話[]

ゲーム内の任務の説明

層岩巨淵下層部の地面が突然崩れ、全員落ちてしまった。その結果、さらに下に未知の空間が広がっていることが判明する。皆で協力して調査することにした…
(パイモンと会話する)
パイモン: う~ん…
パイモン: あれ…ここは…
まだ地下にいる。
パイモン、調子はどう?
パイモン: おう、だいぶ良くなったぞ!たぶん、こんなおかしなところ見たことなかったから、ちょっとびっくりしちゃったんだ…
パイモン: テイワット一のガイドのくせに、恥ずかしいところ見せちゃったな…えへへ…
疲れも恐怖も…どっちも正常な反応だよ。
(‍/‍)はいつもパイモンのそばにいるから。
パイモン: へへっ…おう。
パイモン: そういえば眠ってる間、夢の中でずっと牛の鳴き声が聞こえてたんだけど…
丑雄: モォ!
パイモン: そう、この声だ!
パイモン: 丑雄、おまえがオイラのこと見ててくれたのか?
丑雄: モォモォ。
魈: ……
煙緋: 旅人、降魔大聖が目覚めたようだ。
具合はどう?
魈: …支障ない、心配は無用だ。
魈: 夜叉が纏う業障は人に害をなすものだ、あまり近づくな。
煙緋: 私には仙人の血が流れている、見くびられては困るな。
魈: …どうだかな。
パイモン: オイラが寝ている間になにがあったんだ?魈がここにいるなんて。
魈: お前らにどうにかして来いと言われたから、来たまでだ。
賢い煙緋のおかげ。
煙緋: 降魔大聖、何があったのか話してくれないか?
魈: 畏まる必要はない、魈でいい。
煙緋: ああ、分かった。
魈: ……
魈: ただの、つまらぬ戦いだ。
魈: この地を訪れたのは、ある人物を探すためだった。だが…そいつは我が思っていたのとは全く違った。
煙緋: 普段は荻花洲の要路を守るため、望舒旅館にいるとピンばあやから聞いた。それが人探しをするとは…まさか相手は仙人か?
魈: ……
魈:浮舎」という名の夜叉を探している。
(なんだか聞いたことのある名前だ…)
煙緋: 浮舎…貴方と並ぶ、護法夜叉の一人の浮舎か?
煙緋: だが、貴方以外の四人の夜叉は、もうこの世にいないはずだが?
魈: 一説では確かにそうだ。だが、浮舎の遺体だけは見つかっていない。
魈: 夜叉とは魔神の残骸を祓う者だ。長年、残骸を祓い続けるがゆえにその身は業障に染まり、いつか必ず狂気に陥ってしまう…我が最後に浮舎と会ったのも、やつが狂気に呑み込まれたその日だった。
魈: やつは去った。行方を知る者は誰もおらず、我も消息を掴めていない。
魈: 浮舎は我ら五人の中で長兄のような存在だった。浮舎はこう言っていた——夜叉の戦いは苦難に満ちたもの、生死にかかわらず互いに助け合い、それぞれの居場所を把握しておくべきだ、と。
煙緋: もしかして、狂気に呑み込まれたせいでその約束を忘れたのか…?
魈: あり得なくはない。だが、たとえ奴が忘れても、我は忘れない。
魈: 我は生き残った者として、全員の行方を明らかにする義務がある。
パイモン: じゃあ、どうして層岩に来たんだ?まさか、ここに浮舎の行方に関する情報があるのか?
魈: 五百年前、カーンルイアの魔獣が層岩巨淵へ侵攻してきたのは知っているか?
知ってる。
魈: その戦いは長きに渡り続いた。だが噂によると、その中に勇猛で腕の立つ夜叉がいたそうだ。
魈: しかし、その夜叉の名を知る者はいない。
煙緋: 夜叉は五人だけではないからな、必ずしも浮舎であるとは限らない。
パイモン: そういうことか…でも、魈はその夜叉が浮舎だと思ったから、ここまで調査に来たんだろ?
魈: 断言はできない。だが、それ以外に手がかりはない状況だ。
魈: 浮舎は誇り高き夜叉だ。やつは戦う時に必ず名乗る。名を言わぬ夜叉は…浮舎のはずがないと思った。
…もしかして、浮舎を見つけたの?
魈: ……
煙緋: 待ってくれ。もしかして貴方が戦っていた相手は浮舎で、貴方は彼にやられたのか?
魈: …そうだ。
パイモン: そんな…
煙緋: カーンルイアの魔獣侵攻、層岩での死闘、それに夜蘭の先祖…これらすべてが裏で繋がっているような気がする。
煙緋: この世には偶然など無数にあるが、これほど重なることはあまりない。まさか、遺言にあった法宝「太威儀盤」とも関係があるのだろうか?
魈: 遺言?
煙緋: ああ、そうだ。私はとある遺言のためここに来た。
煙緋: 貴方はこのようなことに、あまり触れないようにしてきたのだろう?人も仙人も、願いや心事を遺言として残し、他人に想いを託すんだ。
魈: それを残すのは…いつでもいいのか?
パイモン: おいおい、なんだよ、その今すぐにでも遺言を残しそうな表情は!
魈: ……
魈: お前たちが我の幻影を見たと言ったのは偶然ではない。この空間は仲間を求めるお前たちの心につけ込み、自ら罠にはまるように仕向けた。
魈: だが、単純な欺瞞ではすぐに露見してしまう。僅かな偽りの混ざった真実というのが、最も恐ろしいんだ。「ここ」がお前たちに聞かせた声も、確かに我が口にした言葉だった。
魈: 実際に声を聞かせ、焦燥感を駆り立てる。一方的に送った情報は、おびき寄せるための餌となる。
魈: もし空間の裂け目を利用して我らが接触していなければ、すでにこの中の誰かが欠けていたかもしれない。この空間は獰猛な殺戮より、魂を消耗させることに重きを置いているようだ。
パイモン: そんな…
魈: 相手は聡い。ここに長居すべきではない。
魈: たとえ用が済んでいなくとも、お前たちをここから外に送り出す方法を考えなければ。
夜蘭: ……
魈: 我が来たのは警告のためだ。ここは極めて危険な地、長居すれば…空間に蝕まれる。
パイモン: でも、どうして魈はそんなこと知ってるんだ…
空間に蝕まれたら、どうなるの?
魈: 恐らく…亡霊のように、地下を彷徨う影となるだろう。
夜蘭: どうやら、あなたもそれを見たようですね…
煙緋: 夜蘭、戻ったのか。
夜蘭: ええ、みんなの話を聞かせてもらったわ。
夜蘭: 私も地下で異常現象を見たことがあるの。ここにあるはずのないもの、一瞬で消えてしまう奇妙な人影…いずれも現実のこととは思えなかったわ。
煙緋: 幻影か…
魈: 最初、我もそのように思った。
魈: だが…事はそう単純ではない。いずれ、その幻影たちが実体を持ち、お前たちを襲う可能性もある。
夜蘭: 先ほどの話から察するに、あなたは脱出する方法を知っているのですか?
魈: 確証はない…ただの憶測だ。
魈: 煙緋の言うように、この空間は錯綜している。だが、疵瑕もあるようだ。我は双方の空間の繋ぎ目に衝撃を与え、裂け目を作ることでお前らの元に辿り着いた。
魈: ゆえに…我の全力を注げば、この混沌とした空間を切り裂き、道を作ることができるだろう。
夜蘭: なるほど…強力な衝撃によって空間に影響を及ぼすのですね、その可能性は私も考えていました。
煙緋: 全力を注ぐとは、どういう意味だ?
魈: …要は、我のすべてを出し切るということだ。
パイモン: 待てよ、オイラたちを「送り出す」っていうことは…魈はここに残るつもりなのか?
夜蘭: まさか…
魈: ……
魈: 我はこの地下で浮舎と会った。ゆえに、この地の恐ろしさをよく理解している。
魈: 裂け目を作るにしても、瞬間的な衝撃で作れるのは小さな傷が関の山だ。外に出るには、通路を維持するため力を注ぎ続けねばならない。
魈: …命を賭けることには慣れている。これは、我にしかできぬことだ。
そんな力の使い方をしたら、魈は…!
煙緋: そ…そんなのダメだ。たとえ言っていることが事実でも、私は納得できない。
パイモン: オイラもだぞ!一人を犠牲にしないと出られないなんて、そんなのいい方法じゃない!
一緒に脱出すべき。
魈: 実行に移せる策があってはじめて、その良し悪しを論ずることができる。だが、今はそうではない。他に策がないゆえ、お前たちはここで立ち往生しているのだろう。
煙緋: しかし、貴方のその方法は確実に成功するのか?
魈: 保証はない。
パイモン: そんなバカなまねすんなよ!確証のないことのために命を賭けるなんて、割に合わないぞ!
煙緋: とにかく、その策には賛同できない。
魈: ならば、これが我の「遺言」だと言ったら?
煙緋: 貴方は…
夜蘭: それがあなたのお考えですか?
夜蘭: 率直に言って、この計画は成功も安全も、どちらも保証できません。
夜蘭: おっしゃる通り、人にとって夜叉は危険な存在です。ですが、そのような独りよがりな計画を突然押しつけられて、私たちが納得すると思いますか?
魈: 過酷な戦場では常にそうであった。不利な状況では、命を賭さねば解決できないこともある。犠牲を恐れて動かなければ、勝算すらも生み出せない。
夜蘭: 私も死の淵に立つような戦いを経験したことがあります。そのような極端な方法は、本当に手を尽くした時まで口にしないでおくものです。
魈: ……
夜蘭: 理解してもらおうという気持ちは分かります。ですが、無駄な犠牲になる恐れがあるのなら、そんなことを言っても士気が下がるだけです。
夜蘭: 本当にすべてを捨てる覚悟があるのでしたら、他人に意見など求めはしないはずです。あなたは、ご自身が思っているほど冷酷な方ではありません。
夜蘭: それに、逃げるために誰かを失うなど、元も子もありません。
煙緋: 夜蘭…そんなことを言うな。
夜蘭: ……
夜蘭: とにかく、今はまだ命を賭けるような時ではないでしょう。もしかしたらまだ調べ尽くせていないだけで、隠れた道があるかもしれません。
(丑雄は荒瀧一斗と久岐忍のもとへ歩く)
魈: もしそれが見つからなかったら?見つからぬままに、自己犠牲の道すら選べないほど衰弱してしまったら…どうするつもりだ?
夜蘭: この段階であなたを犠牲にすることと、未知の出口を見つけることの成功率に差はないはずです。この二つの策に優劣がない以上、すぐに行動に移すこともできません。
(夜蘭は本当に怒っている…)
(妙な空気だ…どうしよう。)
荒瀧一斗: 全力の一撃でこの空間を壊せるだと?ハハッ、いいこと聞いたぜ。
荒瀧一斗: 誰が残るか残らねぇかなんて、そんな話、俺様は聞きたかねぇ!結局は…こうすりゃいいんだろ!
荒瀧一斗: さあ、どこのどいつが俺様たちを閉じ込めてやがる!
夜蘭: 待ちなさい…
カットシーンの旅行日誌のまとめ:
夜蘭と魈の口論に終止符を打つため、そしてわずかな生存の可能性を得るため、一斗は渾身の力で目の前の壁を破壊した。その奥にはなんと、新たな道が…
(カットシーンが再生される)
荒瀧一斗: こいつを喰らえーーッ!
丑雄: モ——!モォ!
荒瀧一斗: …はぁ…はぁ…
荒瀧一斗: …一撃じゃあ、足りねぇみてぇだな。
荒瀧一斗: だが、他にも道があんじゃねぇか!
荒瀧一斗: 英雄でもなんでも、この俺様が…引き受け…
パイモン: 一斗!
(一斗が倒れ、忍がそれを捕まえる)
久岐忍: …言わんこっちゃない。
(カットシーンの終了)
久岐忍: …はぁ、親分はいつもこうだ。
煙緋: 忍…?
パイモン: 一斗、どうしたんだよ、一斗!?気を失ったのか?
丑雄: モォ——!
久岐忍: 恐らく親分はさっきの一撃で力を使い果たしたんだ。だが、もしかするとそのおかげで…道を切り開けたかもしれない。
夜蘭: …あの道を安定させられるか確認してくるわ。
煙緋: 私たちが言い争っていたから、彼はこのような行動をしたんだろう。
久岐忍: 親分は、昔から仲間割れを嫌がるんだ。
久岐忍: 荒瀧派のみんながケンカをしている時も、親分は驚くようなことをしてみせて、その場を鎮めてくれた。
久岐忍: 親分は今日、その時と同じことをした。まだ知り合って間もないが、きっとみんなのことを仲間だと心から思っているんだろう。
丑雄: モォ。
久岐忍: 親分は他人が犠牲になることを嫌うけど、無意識のうちに似たようなことをする…でも、一つだけ他の人と違うところがあるんだ。
久岐忍: 親分は、自分なら犠牲にならないと思っている。どんな困難も乗り越えられると、自分の力を信じているんだ。
パイモン: どんな自信だよ…それじゃあ、魈の言ってたこととあんまり変わらないじゃないか?こいつもバカだなぁ!
彼を止めないの?
久岐忍: 親分は人の意見を聞かないからな。それに、いつも考えるより先に行動してしまう人だ。きっと、自分の前に立ちはだかる困難なんて、簡単に解決できると思っているんだよ。
久岐忍: 親分だけじゃない、荒瀧派の人たちはみんな、多かれ少なかれそういう節がある。だから、私みたいな後始末役がいるってわけだ。
久岐忍: どうせ止められないのなら、行動させたほうがいい。それに、バカは勘がよく働く、さっきの一撃も案外効果があるかもしれない。
パイモン: なぁ…一斗は…大丈夫なんだよな…?
魈: …すまない。
久岐忍: いえ、謝る必要などありません。あなたも夜蘭さんも、二人とも正しかった。
久岐忍: でも、もしあなたが荒瀧派の一員だったら、私は夜蘭さんに味方していたでしょう。
久岐忍: 親分は、決して犠牲になろうと思って行動したわけではありません。きっと自分が切り開いた道を進めば、出口が見つかると確信していた。それに、最後はみんなで外に出られると信じていたはずです。
久岐忍: ようするに、ここにいるみんなのことが大切なんだと思います。私たちは互いに支え合って脱出すべきです。あなたが生き残ることは、一部の人にとって…いえ、大勢の人にとってとても意味のあることなのですから。
パイモン: …忍…
久岐忍: 全員ができる限りのことをして出口を探そう。まだ可能性はある…出口はどこかにあるはずだ。
久岐忍: 親分のことなら、安心して私に任せてくれ。
魈: ……
夜蘭: みんな、あの道は外の世界ではなく、もっと深いところに続いているようだったわ。
パイモン: そんな…じゃあ一斗がしたことは、無駄に…
夜蘭: いえ、調べてみる価値はあるはずよ。私が先に調べてくるわ。
煙緋: …なるほど、そういうことか!分かったぞ。
パイモン: えっ、なにが分かったんだ?
煙緋: 覚えているか?私たちが探している法宝は、まだ見つかっていない。
煙緋: もし、この秘境が人の想像や求めるものを、実在するものとして映し出してくれるのなら…その特性を利用することで、それを見つけることができるかもしれない。
パイモン: なるほど!だから、夜蘭にも諦めるなって言われたんだな…法宝って、きっとすごいもんなんだろ?
煙緋: まあ、必ずしもそうとは言い切れないが、試してみる価値はある。
魈: 我が何とかする。
待って…
煙緋: 行かせてやれ、(旅人)。だが、もしお前もその秘境へ行くつもりなら、私も同行しよう。
煙緋: 私は戦闘がそんなに得意じゃないからな、一緒にいたほうが安心できる。
煙緋: そうだ、その…お前は魈と仲が良いのだろう?さっきの夜蘭は少し言い過ぎていた。彼女の代わりに謝るよ。
煙緋: しかし、先ほどの様子を見るに、あそこまで言わないと魈は聞き入れてくれなかっただろう。それに夜蘭は…元々ああいうのを気にする人だからな、必ず全力で止めていたはずだ。
煙緋: 私の知る限りだが、彼女は以前の仕事で戦友を失っていてね。彼女は救出された生き残りなんだ。そのためか、他人が犠牲になることにどうしても抵抗感があるんだろう。
煙緋: 救われた命は、重圧を感じずに生きていけるのか?救われた側も、決して楽ではないというわけだ。
煙緋: …私が彼女だったら、彼女以上に上手くやれる自信はない。
……
煙緋: そうだ!少し待っててくれ、すぐ戻る。
煙緋: …結!
煙緋: よし、これで安全だ。一斗が戦えない今、術でお前たちに守りを施した。
久岐忍: ありがとう、先輩。そっちも気をつけてくれ。
煙緋: ああ、お前もだぞ。
煙緋: よし、旅人、そろそろ行こうか。
(もう一度久岐忍と会話する)
久岐忍: 大丈夫、親分は私と丑雄が面倒を見るから。
久岐忍: こういう仕事も、初めてじゃない。
丑雄: モォモォ!
久岐忍: さあ、こんなところで立ち止まっていないで、気を付けて行ってきてくれ。

任務の説明の更新

魈との合流に成功した。一行は不安を抱えながら、地下で遭遇した奇妙なことについて話し合った。魈はある案を思いつくが、夜蘭はそれに断固反対する。そんな中、一斗は思い切った行動に出た。そして今、一斗が切り開いた新たな道を前にし、一行は真実と出口を見つけるため探索を優先する…
(秘境錯迷幻杳の境に入る)
煙緋: これは…
不思議で奇妙な現象だ…
時空がこんなにも乱れているなんて…
煙緋: 遠くに見える巨大な円盤…待てよ、まさかあれが太威儀盤なのか?
料理の鍋よりも大きい…
全員の頭を合わせた以上に大きい…
パイモン: おい!そのたとえだと全然足りないぞ。あれはもっと大きいだろ!
煙緋: ふむ、どうやら私たちは正しかったようだな。法律家としての勘が囁いている。あれが私たちの探している法宝である可能性は非常に高い…
煙緋: だが、本当に太威儀盤だとしても…いくら何でも大きすぎる!どうやって持ち帰ればいいんだ!
煙緋: …おっと、弱音なんか吐いてる場合じゃなかったな。先に周りを調べてみよう。
煙緋: おい!あれは…宝盗団じゃないか?
どうして宝盗団がここに?
煙緋: なんだか見覚えが…そうだ、数日前に遭遇したやつらだ。
(敵を倒した後)
煙緋: ふぅ、前回と同じように、簡単に片づけられた。
煙緋: 以前、大きな商業案件の処理を手伝った時、その犯人が私に仕返しするため、わざわざ宝盗団を雇ったことがあったんだ。
法律家って大変なんだね…
煙緋: 幸い、武芸の鍛錬はちゃんとしていたため、事なきを得たんだが…
煙緋: しかし、さっきのやつらは、あの時と全く同じだった…まさか、この空間は私の記憶を再現しているのか?
煙緋: 恐らく、これも私たちを消耗させる手段の一つなんだろう。これはだいぶ凝っているな。
(小さなダイヤルに近づく)
煙緋: 小さい円盤だ。外観と盤面の配置を見たところ…ふむ、これが法宝太威儀盤で間違いないだろう。
煙緋: 地面に埋め込まれた小さな太威儀盤…いったい何に使われていたんだ?
(ダイヤルを回すと)
煙緋: おや?新たな入口のようだ。ふむ、よかった。
(ポータルに入る)
パイモン: うわぁ!これってトンネルか?なんだがおかしいぞ…まるで、もう一つの世界や時空に繋がっているみたいだ…

(2番目のポータルに入る)
煙緋: ここらで合流できるかと思ったが、誰もいないようだな…
煙緋、何だか声が聞こえる。
煙緋: ファデュイ?まさか、これも誰かの記憶か?
ファデュイが現れた…
煙緋: くっ、気を付けろ!
夜蘭: ふん、予想通りのようね。
煙緋: 夜蘭、いたのか!
夜蘭: 何度挑んでこようとも、仕留めるまでよ。
煙緋: 一緒にいる時は、そんなこと話すなよ。
(ファデュイ・デットエージェント・炎が出現するとき)
謎の声: …らめては…と言うが…から…出られるのか…
謎の声: …見た…すべて記録し…太威…残す…
謎の声: …家に帰り…もうこれ…もたない…
(敵を倒した後)
夜蘭: よくもまあ、あんな小細工で尾行してくれたものね。
煙緋: 相変わらずの腕前だな。
さっきの声…
夜蘭: 覚えているかしら?私が他の場所で幻影を見たって言ったこと。
夜蘭: その時に聞いた内容と一致するわ。この記憶は、この空間によって再現されているようね…
夜蘭: …まあいいわ。これで当時の状況も把握できるから。
煙緋: あいつ、太威と言っていたが…太威儀盤のことか?
夜蘭: 煙緋、地面にあったものは見たかしら?
煙緋: ああ、これを調整することでお前と合流できたんだ。恐らく、遠くにある太威儀盤の縮小版だろう…この空間と強く紐づいているようだ。
夜蘭: 私、なんだかそれに見覚えがあるの。ちょっと思い出してみるわ…

(3番目のポータルに入る)
夜蘭: …新たな空間ね。
煙緋: もし空間に同じ規則があるのなら、ここにも小さな太威儀盤があるはずだ。
魈: …浮舎、お前ほどの者が、地下の亡霊になるとはな。
魈!
夜蘭: 敵がいない?いや…
煙緋: …敵は姿を消せるのか?まずい、早く加勢しなければ…
魈: 待て!
魈: これは我の戦いだ…近寄るな。
???: 穢れた魔獣よ、お前たちのせいで何人もの人が死んだ…
???: 地下空間に誘い込んだのは、お前たちの弱点に気付いたからだ。
魈: 身を隠し闇討ちするのは、浮舎がよく用いた戦術だ。
???: 我と共に、ここで朽ちるがよい!
魈: ぐうぅ…っ!
魈: …ふっ…お前ほどの手練れが、このようなところで死ぬわけがない…
パイモン: まずい、このままだと魈が不利だ…
魈: 構わん…結果はもう分かっている。
???: …はぁ…ふぅ…
煙緋: 浮舎は体力が低下しているようだ。
魈: 騰蛇太元帥浮舎…お前のその力は無尽蔵ではない。
魈: それにお前の幻影は、本来の「お前」よりも劣っている。全盛期のお前はこの程度ではなかった。
魈: 配下の中でも随一の夜叉であったのに…もし帝君がこのような姿に成り果てたお前を見たら、どう思われるだろうか。
???: …ゆけ!後方は我が援護する。決して魔獣を地表に帰すな。
???: 皆の者、層岩から百キロの戦線を死守せよ!
(戦闘終了後)
魈: ぐっ…ゴホッ!
魈: もう十分だ…滅びよ、虚無の幻影よ!
???: ぐぁっ!
パイモン: 魈、大丈夫か!
ケガしているのに、また戦うなんて…
魈: 我の責務を果たしたまでだ、気にするな。
夜蘭: 先ほどの見えない相手が、伝説の騰蛇太元帥浮舎なのですか?
魈: ああ。
魈: 独断専行したのは悪かった。浮舎が行方不明となり数百年、先ほどの戦いが、やつと顔を合わせる最後の機会だと思ったのだ。
パイモン: あいつさっき、戦線を死守しろとかなんとか叫んでたけど…
魈: やつはこの地で戦っていた。伝説の無名の夜叉とは…浮舎のことだったのだろう。
パイモン: でも、戦う時に必ず名乗るんじゃなかったのか?どうして名前が残らなかったんだろう…あいつの身になにかあったのか?
魈: ……
魈: 分からぬ。恐らく、自分が何者であるかすら忘れてしまったのだろう。
煙緋: それは業障のせいでか?
魈: 浮舎は姿を消す前から狂気に陥っていた。やつの記憶が無傷であったかは、誰にも分かるまい。
夜蘭: 狂気に呑まれながらも、層岩巨淵の戦争に参加したのですか?
……
魈: 夜叉は平穏な時代を生きられはしない。戦いと殺戮の匂いに引き寄せられたのだろう。
魈: 我らは殺生に精通している…そしておそらく、それしか取り柄がない。
……
魈: この一戦で我も確証を得た。これまでのことから察するに、この空間は人の心の一部を映している。
魈: つまり、たとえ狂気に呑み込まれていたとしても、浮舎がこの地を訪れたのは事実。先ほどの幻影も、やつが残した痕跡ということだ。
魈: この空間は、やつの戦う姿を再現した。だが、あのような身を滅ぼす戦い方では…生きているわけがない。
彼は魔獣と戦っていたんだ…
夜蘭: 浮舎の幻影は魔獣の弱点を発見し、地下空間へ誘い入れたと言っていたわ。
夜蘭: この空間はいったい何なのかしら。カーンルイアの魔獣を抑え込むことができるなんて。
煙緋: 体が重くなった気がする…気のせい、というわけではなさそうだ。
夜蘭: 空間が私たちに干渉しているようね。
魈: 浮舎は地下に残ったはずだ。だが、ここには幻影があるのみで、当の本人は見当たらなかった。
魈: もし、このままここを離れられない場合、我らもあのような結末を迎えるのかもしれない。
行こう。
魈: 前へ進む時が来たか。
魈: 見事な戦いだった…さらばだ、浮舎。

(4番目のポータルに入る)
パイモン: ここに書き置きがあるみたいだぞ、見てみるか?
煙緋: ああ、読んでみよう。
手紙によれば、かつて千岩軍の兵士数人がこの辺りを訪れ、一行と同じように閉じ込められたらしい。だが不幸なことに、故郷がどんなに恋しくとも、地上に戻ることはできなかったようだ。
(誰かが書いた手記…を開く)
手紙四:
仲間たちと見回りに出てから、どれほど歩いたかもう分からない。
ただ、俺たちが偵察で得た情報では、凶獣たちはすべて行動不能となり、ほとんどが姿を消したようだ。
俺たちは勝ったのだ。だが…誰も家に帰れはしない。
 
虎蘭さんの娘は今年で二歳になり、清明さんのおばあさんは既に高齢だという。みんな、家族のことを心配しているようだ。しかし、俺は一人ぼっち…
家に帰りたくない人なんていない。でも、ここに残っている人たちも、みんな家族みたいなもの。
 
この場所はとても不思議だ。俺たちが故郷を懐かしんでいるからなのか、それとも元々ここはこういう場所なのかは分からないが…見回りをしていると、故郷でしか見られない景色を目にすることがある。
璃月人が山に入って採掘することは、少なくとも何百年も歴史があることだと、以前お年寄りから聞いた。しかし、ここはまるで鉱区のようには見えない。
たぶん、鉱区周辺で育った俺が故郷を懐かしむあまり、ここをこんな風に変えたのかもしれない。
 
ああ、家に帰りたい…
夜蘭: ……
夜蘭: この書き置き、ここに残された千岩軍が残したもののようね。
パイモン: この「伯陽」って人、誰だろう?
夜蘭: 伯陽は…私の先祖の一人よ。当時、この人は帰って来ることができなかったわ。
煙緋: つまり、伯陽は浮舎と行動を共にしていたのか?
夜蘭: 恐らく。
魈: この千岩軍たちは、彼らの戦友なのだろう。
夜蘭: …当時行方不明になった人、そのほとんどがここにいたみたいね。
魈: ああ。
パイモン: うぅ…怖い、いったいここでなにが起きたっていうんだ…
夜蘭: さあ、立ち止まらずに、早く行きましょう。
夜蘭: 手がかりはすべて線で結ばれたわ。真相に辿り着くのも、もう時間の問題ね。
夜蘭: ただ、この空間は果たしてどんな形で答えを出してくれるのか…

(5番目のポータルに入る)
パイモン: ここ、なにも残ってないぞ!
煙緋: 奇妙な空間だな。
夜蘭: アビスの気配がするわ。
夜蘭: でも…敵はいない?
魈: ……
……
どうやら、(‍/‍)の記憶みたい。
パイモン: おまえの記憶?ここはどんな記憶なんだ?
これらの虚無は、アビスの力。
パイモン: アビス?ってことは…この空間がおまえの記憶を読み取って、ここを作り出したのか?
そうだと思う。(‍/‍)は決して忘れないから…
…アビスに家族を奪われたことを。
(旅人): (アビスとは…いつもこのような嫌な状況で遭遇する。)
(旅人):(‍/‍)の旅は、(‍/あなたあなた‍)を見つけること。(‍/あなたあなた‍)のいる明日を夢見て、歩んでいる。)
パイモン: 周りがだんだん暗くなってきたぞ…
(旅人):(‍/‍)は、必ずみんなをここから外に連れ出す。生き残るための道を見つけて…失われた、かけがえのないものを取り戻す。)
(カットシーンが再生される)
パイモン: あっ!あれって…
(旅人): (‍蛍!待ってくれ!蛍!待ってくれ!/お兄ちゃん!待って!お兄ちゃん!待って!‍)
(オブジェクトを調査する)
パイモン: うん?地面に丸い…光ってるものがあるぞ?
(これは…)
煙緋: …太威儀盤?
夜蘭: さっきの空間だと、太威儀盤の一部は地面に埋まっていたわよね。でも今回は地面に転がっている…まるで誰かが置いていったみたいに。
パイモン: (旅人)、さっきのって、おまえが想像したものだったのか…
パイモン: 幻影は一瞬で消えちゃったけど、あれっておまえが(‍/お兄お兄‍)さんに会いたいから現れたんだよな?
(‍/‍)はいない、そんな感じがする。
でも少なくとも、これを見つけられた。
パイモン: うぅ…
夜蘭: 煙緋、これが君の言っていた法宝、太威儀盤なのね?
煙緋: 恐らくな。遺言にその形は描かれていなかったが、記載されていた情報と一致する。これでほぼ間違いない。
煙緋: お前は?何を見つけたんだ?
夜蘭: この太威儀盤、構造も配置も私の一族で使われている法器に似ているわ。こうすれば…
夜蘭: …うん。この太威儀盤は意図的に操作された跡があるわね。何かしらの情報が秘められているかもしれない。
夜蘭: まずは外に出て、安全な場所に移動しましょう。

任務の説明の更新

時空の異変に遭遇したが、いくつかの手がかりを見つけることに成功した。お互いに情報を共有し、出口を見つけよう。
(アビスからワープした後)
夜蘭: この辺で大丈夫そうね。みんな、しばらく休んでて。私は太威儀盤を調べてみるわ。
(魈と会話する)
魈: …浮舎は岩王帝君の下で五夜叉の長を務め、雷の力を操っていた。
魈: 我とは異なり、神兵であり、将たる才を有していた。
魈: ……
(煙緋と会話する)
煙緋: 太威儀盤が見つかった以上、私の仕事はここまでだ。
煙緋: しかし、私たちは浮舎の幻影に遭遇している。この空間で見つけたものを…果たして外に持ち出せるだろうか?
(夜蘭と会話する)
夜蘭: 陰陽の内、五方の中。水火風雷、循環無端。七辰を地に取り、三門打開、経絡全通…

サウンドトラック[]

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44一か八か真珠の歌2窮途末路 (カットシーン)

動画ガイド[]

Realm of Snaring Illusions Domain Guide

豆知識[]

  • 任務の最後に登場する夜蘭のセリフは、中国文化のある側面に由来している:
    • 「五方」五方 Wǔfāngとは、東西南北と中央を指す。この概念は、Wufang Shangdi (中国語: 五方上帝 "五地域の最高神")や五行 (中国語: 五行 直訳"Five Phases")などと密接に関連している。
      • 中国の哲学では、五行とは火、水、木、金(または金)、土のことである。五行では火、水、風、雷の4つが知られている。五岳との相関関係を考えると、言及されていない5つ目の元素は「土」かもしれない。
    • 「七辰」は七辰 qī chénの訳で、別々の単語として読むと、文字通りの七つの天体(または星)を指すことがある[1]。また、太陽、月、5つの星[2]を指す文学的な意味もあり、5つの星は水星(北)、火星(南)、木星(東)、金星(西)、土星(中央)を指す。これらの惑星は、前述した五行、五行、五方上帝の概念と結びついている。
    • The 「三門」 (中国語: 三门)は、天・地・人の三才 "Three Powers (or Three Talents)"のことであろう。これはI Chingにおいて陰陽の概念に関連して初めて用いられた[3]

ギャラリー[]

その他の言語[]

言語正式名称
日本語窮途末路
Kyuuto Matsuro
中国語
(簡体字)
穷途末路
Qióngtúmòlù
中国語
(繁体字)
窮途末路
Qióngtúmòlù
英語End of the Line
韓国語막다른 골목
Makdareun Golmok
スペイン語Callejón sin salida
フランス語La fin de la ligne
ロシア語Конец пути
Konets puti
タイ語หมดสิ้นหนทาง
Mot Sin Hontang
ベトナム語CùngCùng Đường MạtMạt LộLộ
ドイツ語Die Sackgasse
インドネシア語Tampak Bak Ujung Tanduk[• 1]
ポルトガル語Caminho sem Saída
トルコ語Yolun Sonu
イタリア語Capolinea
  1. インドネシア語: : Ujung Tanduk is an Indonesian idiom, meaning "a dangerous situation" or "emergency."

変更履歴[]

脚注[]

  1. Wiktionary:
  2. Baidu Encyclopedia: 七辰 (Chinese)
  3. Chinese Text Project: I Ching: 說卦 - Shuo Gua

ナビゲーション[]

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