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太陽の形をした金の皿。龍の模様は、まるで生と死の循環を象徴しているようだ。

秘術家の金皿は、灰燼の都に立つ英雄の絵巻セットの聖遺物である。

説明[]

一般的に、謎煙峡谷に生まれた秘術師たちは数十年に渡る勉学と修行を経なければ、大霊と通ずる技を会得することはできないとされている。
だが、あの混迷を極めた時代においては、たとえ駆け出しの学徒であっても戦場に駆り出され、戦没した英霊たちを帰郷の道へ導かなければならなかった。
古都に残された美しい金皿は、当時それと同じように美しかった幼い秘術師のもので、中にある針はいつでも故郷の方角を示している。

黒き波が太陽を覆い大地を包んだ時、夜神の国獣域の狂犬によって包囲され、至るところが黒い血で染め上げられた。
古の大霊の声も、金属と石が打ち付けられて鳴り響く音の海と苦しめられた生命の叫びの中で埋もれてしまい、ほぼあらゆるものから忘れ去られてしまった。
だが、部族のシャーマンたちは、あの黒い影に呑み込まれてしまった戦士たちにとって、死さえも贅沢な望みだということを知っていた。
たとえ運よく魔の手から逃れられた英霊であっても、夜域に迷い込んでしまう事もあり、最終的には二度と家には戻れなくなる。
部族の戦力を維持するため、そして散り散りになってしまった家族を探すため、秘術師たちは続々と峡谷を離れた。
屍が散乱するような戦場にしろ、無残な姿に破壊された廃墟にしろ、どこにでも彼らが奮闘した痕跡を目にすることができるだろう。

若き秘術師、リリムという名の少女がこういった長く困難に満ちた旅をするのは初めてのことで、
雲上の都を目標とする冒険団は彼女を除いて、いずれも百戦錬磨の老兵で構成されていた。
当初は覚悟を決めて参加したものの、灰燼の都を跋扈する悪魔は彼女の想像を絶するものだった。
このような事態を予想していたのか、仲間たちは彼女を安全な塔の中に残して静かに出発し、
少女がようやく拠点に戻ってきたときには、魔龍に食い散らかされた屍が転がっているだけだった。

秘術師であるにも関わらず、少女は仲間を救うことができなかっただけでなく、彼らの魂すら連れて帰ることができなかったのだ。
だが少なくとも、今も帰りを待ちわびている彼らの家族に、その物語と結末を伝えることはできる。
「そうだ、リーダーは子供がいると言っていた。だからとにかく…しっかりしなくては。」
こうして新たな希望を胸に、少女は再び旅に出た。今度は全員で帰郷するための旅だ。

他の言語[]

言語正式名称
日本語秘術家の金皿
Hijutsuka no Kinbei[!][!]
中国語
(簡体字)
秘术家的金盘
中国語
(繁体字)
秘術家的金盤
英語Mystic's Gold Dial
韓国語비술사의 원반
Bisulsaui Geum Wonban
スペイン語Reloj de Sol Dorado de la Mistagoga
フランス語Cadran d'or de la mystique
ロシア語Золотые часы мистика
Zolotyye chasy mistika
タイ語Mystic's Gold Dial
ベトナム語Đĩa Vàng Của Bí Thuật Gia
ドイツ語Goldscheibe der Okkultistin
インドネシア語Mystic's Gold Dial
ポルトガル語Prato Dourado do Místico
トルコ語Mistiğin Altın Saati
イタリア語Meridiana d'oro mistica

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