神のみもとにあるようには、テイワットストーリーの魔神任務、第三章・第五幕「虚空の鼓動、熾盛の劫火」の第2話である。
手順[]
- キャラバン宿駅に行き、ディシアと合流する
- パルディスディアイでティナリに会う
- パルディスディアイを離れた後、ディシアと会話する
- ディシアと一緒に博士を「追跡」する
- この手順中にワープした場合、手順2にリセットされることがある。
- ディシアと会話する
- オルモス港へ向かう
- ファデュイ兵士の後をつける
- 旅人は隠密状態に入る
- ウィカラ隊商宿で姿をくらます
- ディシアと会話する
- 速やかにパルディスディアイに戻る
- 襲ってくるファデュイを倒す
- Wave 1:
- Wave 2:
- Wave 3:
- ティナリと会話する
- ティナリとディシアの状況を確認する
- ハイパシアのところに行く
- この手順を完了する前にパルディスディアイを離れると、手順9にリセットされる。
- 合流時間まで待つ(19時~21時)
- グランドバザールへ向かう
ゲームプレイメモ[]
- この任務の最後の手順とニィロウの伝説任務の睡蓮の章・第一幕「智者へ」は、ニィロウと他のNPC 両方に関与しているため、交互にブロックされる。
- ティナリの伝説任務のフェネックの章・第一幕「答えのない課題」がクリアしていれば、負傷したティナリはカカタの上に座っている(立方体の姿)。そうでない場合、ティナリは単に床に座っている。
- この任務をクリアすると、天地万象のアチーブメント「勝利の方程式」を獲得できる。
対話[]
ゲーム内の任務の説明
計画が進むにつれ、重要な日のための準備も進んできている。しかし、全てがつつがなくとは言えない…
- (ディシアに近づく)
- パイモン: ディシア——!お待たせ!
- ディシア: やっと来たか!あたしたちのこの部分が一番重要だとか言ってなかったか?それにしちゃ、のんきなお出ましだよな。
- ディシア: 待ってる間に辺りを五周ほどして、酒を七本飲んで、新しい服まで何着か買えたぞ。
- パイモン: うぅ、ごめん…そんなに待たせちゃってたとは…
- ディシア: ふん、ただ良心を痛めつけて態度を正させたいだけさ。何しろ、次が一番重要なのに、こんなに遅れて来るんだからな。
ごめん、手こずっちゃって。
- ディシア: …はははっ、その真剣な顔、あんたを困らせるのが惜しいくらいだ。
- ディシア: う~ん、待ちぼうけで腕がこわばっちまった!さあ、動け動け。早くやることやって終わらせよう。
- パイモン: でも、どこから始めるんだ?
- ファデュイ執行官「博士」の状態を確認すること。リスクを排除し、クラクサナリデビの救出を邪魔させない状態を確保することだ。 ディシア: 覚えてるか?あたしたちの仕事は——
- スメール全体を支配する教令院を相手にするだけで大変だったってのに、「博士」まで手を出してきたら…計画を完遂なんざ到底できない。 ディシア:
- パイモン: 本当に、とんでもない難題を出してくるよな。「博士」って、名前だけでも手強そうな感じがするぞ…
- 教令院の偉そうで傲慢な年寄り学者を思い浮かべちまうね。そんなやつと付き合うのはごめんだぜ。 ディシア: ああ、聞いただけで、
それじゃ、どうする?
- ディシア: 計画通り、まずはパルディスディアイに行ってレンジャー長のティナリを探す。
- アルハイゼンとセノの情報によれば、ティナリはまだ教令院に信頼されているそうだ。 ディシア:
- ディシア: だからあんたはティナリを探して、「博士」に関する最新の情報を突き止めようって説得するんだ。その後は手に入れた情報に従ってプランを調整しよう。
- 壁内のいたるところに賢者の目はあるからな。あたしはボディガードとしてあんたと行動する。 ディシア: 今や、
ディシアが(俺俺/
私私)の護衛をしてくれるなんて。 - ディシア: はははっ、光栄に思えよ!あたしは簡単に雇えるようなボディガードじゃないからな!
- パイモン: 傭兵は金しかみないんじゃなかったか?
- ディシア: それはそうだが、あたしは仕事も選ぶんだ。あんたたちなら…割引きしてやろう。
- パイモン: い、いくらするんだ?払える額なのか?
- ディシア: 報酬は…そうだな、笑ってくれれば、それでいい。
えっ?
- ディシア: このところあんた、ずっと嬉しそうな顔をしてないからな。あんたみたいな人が笑ったら、きっと可愛いはずだ。
- ディシア: 笑えよ、その方があたしも安心できる。
…ディシア、ありがとう。
- ディシア: おお、いいぞ。この笑顔があたしたちの御守りになりますように。
- ディシア: 笑顔にも色々あるが、人を祝福できるのは、喜びや幸せからくるものだけだ。今の笑顔は、未来の勝利の前借りさ。
- ディシア: さあ、パルディスディアイに出発だ。
- (パルディスディアイのティナリに近づく)
- パイモン: いたいた、早く行こうぜ!
- (ティナリに近づく)
- パイモン: ティナリ!
- ティナリ: 旅人にパイモン?それと…
久しぶり!
- ディシア: こんにちは。
- 傭兵だ! パイモン: こいつはオイラたちの友達でディシア、
- ティナリ: 傭兵を連れて僕のところに来るなんて、うーん…何か重要なことがあるんだね?
ティナリ、聞きたいことがあるんだ。
- パイモン: そうそう、すっごく大事なことなんだ!頼む、助けてくれ!
- ティナリ: 分かった、ついてきて。
- ティナリ: ここなら、誰も来ないはずだ。
- ティナリ: さて、一体どんな重要なことなの?
「博士」って知ってる?
彼の行方を知りたいんだ。
- ティナリ: 「博士」…
- パイモン: マスクをしてて、見るからに怪しいファデュイの執行官だ!確か、青い髪だったな。
- ティナリ: その人なら知ってるよ。
- ティナリ: 偶然だけど、パルディスディアイを離れたばかりだ。
- ディシア: そんな偶然が?
- ティナリ: うん、僕に用事があったらしい。
- ディシア: 具体的な内容を聞いてもいいか?
- ディシア: 唐突に思うかもしれないが、あんたの答えはとても重要なんだ。
- ディシア: 今こちらが言えるのは…あんたの友達、セノと一緒に行動してるってことだけだ。
- ティナリ: セノが?
- ティナリ: ……
- ティナリ: …なるほど、だから教令院にいなかったのか。
- ティナリ: 分かった、僕は君たちの質問に答えるし、手助けもする。そして、君たちは何が起こったのか話す必要はない。
- ディシア: はははっ、セノの名前ってこんなに効くのか。あたしたちが嘘をついてる可能性を恐れないのか?
- ティナリ: そんな冗談はけっこう。君も、旅人も——それにセノも、こういう冗談をするような人じゃないだろ?
- ティナリ: もし言いにくいことがあるのなら、話さなくてもいいよ。さて、本題に入ろう。
- ティナリ: 君たちの言う執行官「博士」が僕のところに来たのは、ハイパシアという学者を連れて行くためだ。
- パイモン: ハイパシアだって!?なんであいつが狙われるんだ?
何をするつもり?
- ディシア: それに、連れて行くってのはどういう意味だ?スメールを離れるのか?
- スネージナヤに戻るって言ってた。
- (フラッシュバックが始まる)
ティナリ: うん、彼はもうすぐスメールを離れて - ティナリ: …ふーん。つまり、すぐにここを発つってこと?
- 「博士」: ああ。そうでなければ、もう少し話せたかもしれん。
- 「博士」: すぐに帰らねばならないんだが、出発前に、一つ重要なことを思い出してな。回り道でパルディスディアイに寄ったんだ。
- 「博士」: そのハイパシアという学者の面倒は、お前が?
- ティナリ: ファデュイはよほどよく偵察をしてるみたいだね——確かに、ハイパシアは僕のもとで治療を受けているよ。
- 「博士」: 失礼だが——彼女への治療の進捗はいかがか?
- ティナリ: 何か言いたいことがあるんだろ?
- 「博士」: それなら、単刀直入に言おう——ハイパシアをスネージナヤに連れて行くつもりだ。
- ティナリ: ……
- ティナリ: 患者の移動は簡単なことじゃない。君は学者なんだから、まさかそんなことも知らないってことはないよね?
- 「博士」: ほう?私を疑うばかりか、私の能力まで疑うとは。それは本当に正しい判断かね?
- ティナリ: まあ、こんなお願いをしてきたのは——君が初めてだからね。
- 「博士」: もちろん、我々は彼女の旅の安全を確保する手段がある。それに、ハイパシアは一流かつ効果的な治療を受けられると保証しよう。
- 「博士」: 私が直々に治療に参加し、回復の手助けをする。これでどうかな?
- ティナリ: ハイパシアはスメール出身で教令院の学者だ。今のところ、リスクを負って他国に送らなければならないような状況じゃないよ。
- ティナリ: 彼女をスネージナヤに送ること…そのリスクとメリットは未知数だ。彼女の治療を担当する者として、同意できるはずがない。
- (フラッシュバックが終わる)
ティナリ: 無謀で無礼で愚かな提案は、やめといた方がいいんじゃないかな。
- ティナリ: …僕は「博士」をよく知らない。でも彼と話しただけで、僕が嫌いな…学者特有の「傲慢さ」をひしひしと感じたよ。
- ティナリ: 威張り腐ってるっていうより、自分の能力を極度に信頼してるんだ。ほとんど狂気と言えるほどにね。
- ティナリ: 患者をそういう人に渡すことはあり得ないよ。
それだけで、あいつは諦めたの?
- (フラッシュバックが始まる)
ティナリ: それが…僕は言い争いの準備をしていたんだけど、彼はあっさりと引き下がったんだ。でも、すごく気になる反応だったな…
- 「博士」: …ふん。
- 「博士」: なるほど?お前の意見にも一理ある。
- 「博士」: フフ…まだ若いのに頭が固いな。少々意外だ…
- ティナリ: ……
- 「博士」: 普段なら、このままお前を見過ごさないんだが、あいにく今日は急いでいる…尊き女皇陛下のお呼びでな。
- 「博士」: 幸い、出発までにはまだ少し時間が残っている。すべてを片付ける余裕ができた。
- 「博士」: 教令院の言う通り、お前は責任感のある聡明な学者だ。だが、残念ながら賢明ではない。
- (「博士」は立ち去る)
- (フラッシュバックが終わる)
「博士」: だからお前のような者は、いつまで経っても気づけない。人は遅かれ早かれ、自分の頭の中にあるものの責任を取らなければならない…誰も逃れられないということにな。
- パイモン: …うーん、なんだか不快なことを暗示してるみたいだけど…
- ティナリ: 自分から質問しておきながら、僕の答えなんか気にしちゃいない。多分彼にとって、僕はただの喋れる石っころみたいなものなんだろうね。
- ティナリ: 言葉に悪意はないけど、骨の髄まで無関心で——心の中では常に人を「見下して」いるんだ。
- ディシア: ……
スメールを離れるなんて信じられない…
- ディシア: ああ、信じ難い話だ。でも、もしそれが本当なら、状況は一気に有利になった。
- ティナリ: 見逃したところはないと思うよ。むしろ君たちに、あまり危険なことはさせたくないからね。持っている情報が多ければ多いほど、より安全に物事をこなせるはずだ。
情報ありがとう、ティナリ。
- ディシア: あたしたちが隠し事をしてるにも関わらず、情報を与えてくれた。この借りはしっかり胸に刻んでおく。
- (フラッシュバックが始まる)
ティナリ: 別にいいよ、僕にはこうする義務がある。強いて言うなら…このすべての起因は僕に関係があると言えなくもないからね。
- ティナリ: 最近、先生から何通も、教令院に来て研究の手伝いをしろって手紙が届くんだ。
- セノ: 教令院に呼ばれるのは初めてじゃないだろ。
- ティナリ: ああ、でも…今回のは少し変だ。手紙の筆跡や文体は極力似せてあるみたいだけど、細部がおかしい…
- ティナリ: 先生は時々、手紙の裏に黒い点をいくつか打って送って来てたんだ。点が一つなら手紙を書いた時は晴れていて、三つなら雨って意味だ…
- ティナリ: これは長年続いてきたものだけど、最近来る手紙にはこういう記号が一切ない。何か…起こったのかもしれないと思ってね。
- セノ: ああ。ずっとガンダルヴァー村にいるお前より、教令院にいる俺がこの件を調べたほうがいい…そう思ったんだろう?
- ティナリ: そういうこと。身の安全を確保しながら、情報を探ってみて欲しいんだ。芳しくない状況だった時は、すぐに撤退してよね。
- セノ: 分かった。だが、事はそう簡単なことじゃないと思う。
- セノ: 教令院は近頃、大きな計画を練ってるみたいだ。まだ内情は把握していないが…もしかすると、お前の先生も関わってるかもしれない。
- ティナリ: ……
- セノ: もし上の方々が、人には話せない秘密を抱えてるなら…調査し始めると、抜け出すのが非常に難しくなる。
- セノ: もし収束がつかない事態になったら、俺は教令院を離れるよ。俺が長い間教令院からいなくなれば、それが合図だ。
- ティナリ: うん、そうしよう。じゃあ僕はいつでも対応できるよう、ガンダルヴァー村にいる。
- セノ: もし本当にそういう状況になったら、お前は警戒しろ。教令院から来るあらゆる情報と要求にな。
- ティナリ: …それにしても、大マハマトラの君がそんなことを言うなんて、思いもしなかったな。
- セノ: 教令院への忠誠は賢者の言いなりになることじゃない。俺は自分が何をしてるのか、よく分かっている。
- セノ: お前こそ、卒業生のくせに、教令院を疑り深い目で見てるんだな。
- ティナリ: 先生は誠実で真っすぐで、悪いことに耐えられない人なんだ。職場で苦労しないかって、学生の時は心配だったよ。
- (フラッシュバックが終わる)
ティナリ: ちょっと遅くはあったけど…まあ、予想通りかな。
- ディシア: …そうだったのか…あんたらは最初から、教令院の異変に気付いてたんだな。
- ティナリ: これはセノが事件に巻き込まれた理由でもあるのかもしれない。だったら僕も約束通り、君たちを助けなくちゃね。
- ティナリ: そうだ、この後セノに会うなら、伝えてくれる?「自分の見たこと、聞いたことを信じる」ってね。
- ティナリ: 今のあいつには、この言葉が必要だと思うよ。
- パイモン: おお、チャンスがあれば言っておくぞ!
- ティナリ: ああ。
- ディシア: 次は、あいつを探さないとな。
- ディシア: あ、そうだ。もう一つ聞くが、「博士」はここを発つ時、どの道を行った?
- ティナリ: あっちだよ。
- ディシア: よし、ありがとうな。それじゃ先に行くぞ!
またね!
- (プレイヤーはパルディスディアイからワープされる)
- ディシア: ティナリの話じゃ、「博士」はスメールを離れるつもりみたいだけど、これの真偽を確かめたいな。
- ディシア: それに、「すべてを片付ける」っていうのは何を指してるんだ…こういう人物には、注意を払っておいて損はない。
- ディシア: 念のため、こっから追いかけよう。
- パイモン: でも、どこに行ったかも分からないのに、どう追いかけるんだよ?
- ディシア: 傭兵には傭兵のやり方がある。あたしは道沿いの手がかりを探すから、あんたらはついてこい。
- (カットシーン後)
- ディシア: ふん、あの執行官…どれだけ用心深いつもりでも、ばっちり痕跡が残ってるぜ。
- ディシア: それか、はなっから痕跡を消すつもりがなかったのか?これもヤツの傲慢さらしいな…
- (もう一度ティナリと会話する)
- ティナリ: 「人は遅かれ早かれ、自分の頭の中にあるものの責任を取る」か…ふん、傲慢な言い方だな。
- ティナリ: ああ、「博士」の言葉について考えてただけだよ。僕のことは心配しないでいいから、君たちも気を付けて。
- (ディシアを追跡しながら)
- ディシア: ああ、方向はあってる。
- ディシア: 痕跡は新しいが、近くに人はいないみたいだな。どうやら本当に急いでたらしい。
- (ディシアを追跡しながら)
- ディシア: ほぼ、あたしの予想通りだな…
- (ファデュイキャンプに近づく)
- ディシア: ここまででいい。「博士」の動きはほとんど突き止めた。
- ディシア: ここから南に行くとオルモス港が見えてくる。やつらはそこに行く気なんだ。
- パイモン: 港…あっ、船に乗るつもりなのか?
- ディシア: そうだ。あたしたちもオルモス港に向かおう。
- (オルモス港のマークされたエリアに近づく)
- パイモン: 見ろ、あそこにファデュイの衛兵がいるぞ!
- パイモン: ディシアの追跡スキルのおかげで、無事に見つけられたぜ!
- ディシア: シーッ。気付かれるだろ。
- ディシア: 港はファデュイの衛兵だらけだな…
- パイモン: もうちょっと近づいてみようぜ!
- (ファデュイを追いながら)
- ファデュイの士官: ああ、こういう送別の儀式こそ、我々スネージナヤの執行官には相応しいよな。
- ファデュイ兵士: あの方はもう離れてしまうのか、はぁ…あまりお見かけする機会もなかったのに…
- (ファデュイを追いながら)
- ファデュイの士官: 前に俺がスネージナヤで就任した時は…「博士」、今とちょっと話し方が違ってた。きっと、スメールでの習慣があの方を変えたんだろう。
- ファデュイの士官: 外に駐在するっていうのはこういうことさ。スネージナヤに戻られても、生活に慣れるまで少し時間がかかるかもしれんな。
- ファデュイ兵士: ええ?長官、何かの間違いでは?
- (ファデュイを追いながら)
- ファデュイの士官: いやいや、俺の記憶力はいいんだぞ!本当に違ったんだ、姿も口調も、少しだがな。
- ファデュイの士官: あと、理由は分からないが、何だか…うーん、顔色がツヤツヤして、輝いて見えるような?
- ファデュイ兵士: 気のせいでしょう…公務で外出してるのに、顔色がツヤツヤするはずないじゃないですか。
- (ファデュイを追った後)
- ディシア: 「博士」はあっちの船にいる。
- ディシア: ふん、嘘はついてなかったらしいな。確かにスメールを離れるみたいだ。
- ディシア: もうちょっと近づこう、物陰に隠れてやつを観察したい。
- (壁の後ろに隠れる)
- ディシア: ここでよし。船の状況ははっきり見えるし、ここならまずバレないだろう。
- (旅人): (…「博士」…彼がスメールを離れることは嘘じゃない。けど…本当にそんな簡単なことだけなの?)
陰謀だったりしないよね…
- ディシア: ……!
- パイモン: うわぁ!
どうしたの?
- パイモン: あ…あいつ、オイラたちを見たぞ…
- (旅人): ……!!
- ディシア: あたしたちに挨拶してるのか?
- 「博士」: さようならと言わなくては。
- ディシア: 待て、船にはあいつ一人だけか?
- パイモン: あれ?他のやつらはついていかなかったのか?
- ディシア: …さっきまでいた、港の衛兵たちはどこに行った?
- パイモン: 数分前まではまだここにいたはずだけど…今は急にいなくなったみたいだぞ…
- ディシア: まさか、囲まれた?
いや、周りには確かに誰もいない。
- ディシア: …まさか…
- 「博士」を乗せた船はゆっくりと出港した…
- 「博士」: 「幸い、出発までにはまだ少し時間が残っている。すべてを片付ける余裕ができた。」
- ディシア: まずい!
まずい!
- ディシア: ハイパシアが危険だ、早くパルディスディアイに戻ろう!
- パイモン: えっ?どういうことだ?
たしか…
ハイパシアと「散兵」の意識が繋がった事がある…
- ディシア: 彼女は見てはいけないものを見てしまったようだ。あたしがファデュイなら、きっと彼女をどうにか連れて行くね。だが、もしダメなら…
- パイモン: あ!排除するってことか!?
- ディシア: 早く行くぞ!
- (パルディスディアイに近づく)
- ティナリ: パルディスディアイは君たちファデュイが好き勝手に暴れていい場所じゃないよ。
- ファデュイの士官: 言っただろう。上の方は俺たちがパルディスディアイで研究用の薬草を探して持ち帰ることを許可したんだ。
- ティナリ: ファデュイは何も、今日初めてスメールに到着したわけじゃないだろ。こんな時に薬草を採りに来るなんて、わざとらしすぎるんじゃない?
- 大賢者ですら、ファデュイの研究に口を出す資格があるとは限らん。ましてやお前のように小さな学者など、言うまでもないな? ファデュイの士官:
- ファデュイの士官: 忠告はした。身から出た錆にならんようにな。
- ティナリ: どうやら、僕の意見は受け入れてくれないみたいだね。
- ティナリ: 認めるかどうかは別として、ファデュイがこんな時にパルディスディアイに来るなんて、薬草を探す他に目的があるんだろ?
- ファデュイの士官: 言いにくいことだが——我々への憶測は、余計な問題を生ずることにもなろう。
- ティナリ: だったら責められるべきは、隠しごとのできない君たちの執行官だね。
- ティナリ: 僕は学者として、パルディスディアイに滞在している。でもだからと言って、レンジャー長の身分を捨てたことにはならない。
- ティナリ: スメールに貢献した学者たちの生活が邪魔されないようにするのは、僕のレンジャー長としての責務だ。
- ファデュイの士官: つまり、交渉決裂ということか?
- ティナリ: ——今日も、誰にも邪魔させないからね、ハイパシア。
- (カットシーン後)
- パイモン: ティナリ!大丈夫か!?
- ティナリ: 平気だよ。
- ディシア: ファデュイめ、いい度胸だな!どうやらお仕置きが必要らしい。
- (ファデュイの第一波を撃破した後)
- ファデュイ兵士: 抵抗したところで何のメリットもないぞ、早くハイパシアを渡すがいい!
- ティナリ: 渡すか!
- パイモン: ティナリ、ボコボコにしてやれ!
- (ファデュイの第二波を撃破した後)
- ファデュイ兵士: 「博士」の命令は絶対だ。
- ディシア: ハァ?犬のくせに、主人への感情が湧いてきたか?
- (ファデュイの第三波を撃破した後)
- ティナリ: これじゃきりがない…旅人、パイモン、後ろからの奇襲を防ぐために、ハイパシアのところに行ってくれ。
- (温室のハイパシアに近づく旅人とパイモン)
パイモン: わかった!
- パイモン: ハイパシアはまだここにいるから、誰も来ていないはずだ。
- (旅人): ……
- (旅人): (奇襲されなかったのは良かったけど、ハイパシアがぴくりともしない…?)
- (旅人はハイパシアを調べる)
- (旅人): (ふぅ…よかった、寝てるだけか。)
- パイモン: どうだ?
異常なし、よく眠ってる。
- (旅人は、他のすべての彩度が低下した状態に入る)
パイモン: はぁ、無事でよかったぜ…
- (「散兵」は旅人の後ろにグレースケールで表示される)
???: あらら、これで終わりだと思っちゃった?
- (旅人): (この声は…?)
「散兵」!?
- パイモン: なんだって!?「散兵」が来てたのか!?
- ???: ハハハッ、君の慌てる姿を見るのも懐かしい。僕に会うたび、こういう表情をするんだね。
- パイモン: えっと、「散兵」はどこにいるんだ?
- (旅人): (パイモンには見えてない?この形態は…霊体?幽霊?違う…)
- (旅人): (まさか、(俺俺/
私私)がハイパシアに触れたからなの?「散兵」は彼女の意識の中にいる…?) - 「散兵」: 君の心の声、はっきり聞こえてるよ。
- 「散兵」: まさか忘れちゃった?君が初めてパルディスディアイに来て、ハイパシアと接触した時にも、僕は君を「見たん」だけどな。
ハイパシアに何をした?
- 「散兵」: 僕が何かする必要なんてないさ。僕と意識を繋げられることは、ハイパシアにとって光栄なことだもの。
- パイモン: えっと…誰と話をしてるんだ?まさか…まさか「散兵」じゃないよな!アハハ、そんなわけないか…
- 「散兵」: 気になるよね?教えてやってもいいよ。今回は君の接触を感じたからこそ、僕は自らハイパシアの意識に入ったんだ。
なぜ?
- 「散兵」: 無駄な足掻きをしている人間を見に来ただけさ。
- パイモン: おい!旅人、おまえ、おまえは…
パイモン、しー。
- (旅人の位置に落雷が落ちる)
「散兵」: 僕の「神化」のプロセスはほぼ終了した…残りは後片付けをするだけだ。
- 「散兵」: わかるかな?クラクサナリデビを救い出せたとしても、「神」としての僕と君たちの間には、実力において雲泥の差がある。
- 「散兵」: 子供同然の神を僕に刃向かうよう強要するのは、賢明とは言えないよ。
- (旅人): (教令院が想定より早く動いたみたいだ…)
- 「散兵」: 学者どもが知恵の神を信仰しているからこそ、畏れ多くも、創神計画を実行できた。
- 「散兵」: だけどこれは、人が神を崇拝する行為が、冒涜と神聖さを同時に内包してる証明とも言える——なかなか滑稽じゃないか?
- (旅人): (心の声が聞こえるなら、一つ質問させて。)
- 「散兵」: 言ってごらん。
- (旅人): ((君君/
あなたあなた)の態度が今までになく柔らかいと感じるのは、(俺俺/ 私私)の錯覚?) - 「散兵」: そうかい?僕は今機嫌がいいから、こんな風に君とお喋りしてるのさ。
- (旅人): (…でも、本当にこれでいいの?)
- 「散兵」: というと?
- (旅人): (教令院は(君君/
あなたあなた)の意識に神の缶詰知識を入れようとしてるけど…この行為は膨大なリスクを伴う。) - (旅人): (仮に教令院の推測が正しくて、(君君/
あなたあなた)がこれのおかげで神の知恵を手に入れることができるのだとしても…) - (旅人): ((君君/
あなたあなた)は元の自分ではなくなり、教令院が望む「マハールッカデヴァータ」になってしまう。) - (旅人): (自我を失ってまで、神になりたいの?)
- 「散兵」: ふん。話だけを聞くと、まるで君が僕の友達で、僕のことを心配してるみたいじゃないか。
- 「散兵」: だがそれは大間違いだ。僕は君とも、他の全員とも違うのさ。
- 「散兵」: 僕は「神」になるために生まれた。今までの人生は、すべてが無意味な「過程」に過ぎない。
- 「散兵」: 紙と同じことだよ…紙自身は意味をなさない。重要なのは…そこに書かれた内容の方だろう?
- 「散兵」: 今までの「僕」が残したのは、苦痛にまみれた記憶と人としてのくだらない感情だけ。この上なく愚かで、とっとと終わるべきものさ。
- 「散兵」: 逆に君たちのように足掻き続ける人間の方が、僕にとってはよほど面白い。君がこの世界で戦わなければならない理由は何だ?
…(君君/
あなたあなた)には理解できないよ。 - 「散兵」: 今の僕は君の意識と繋がっているから、君の心の声が聞こえる。もちろん君の心の、その強靭さも感知できる。
- 「散兵」: 今日のお喋りは悪くなかったから、一つアドバイスをあげるよ。その無意味な守護者気取りをやめな——君は真実を何一つわかっていないんだから。
- 「散兵」: これこそすべての人間と、君のためだよ…人という生き物は、無知であればこそ幸せになれる。
(…そんな風に考えてるなら、何故未だにハイパシアと意識を繋げてるの?今の力があれば、切れるはずでしょ。)
- 「散兵」: そうだね、僕は彼女をとても気にかけている。君だって、こうしたはずだよ。
- 「散兵」: 彼女は僕の神の意識を覗き、同時に僕の過去も覗き見た。彼女は、一人目の信者と呼ばれる資格がある。
- 「散兵」: 神には信者がいないとだろう?ハイパシアは幸運にも、僕に選ばれたのさ。彼女の出現は、僕が神の権力へ初めの一歩を踏み出すことを意味し、彼女の信仰こそが、僕の栄光を築いて行く。
- (旅人): (…そうなの?)
- 「散兵」: 君は常に僕の言葉を疑うんだな?まあいい、君もすぐにわかるさ。君がどんな権威を疑ってるのかをね。
- (旅人): (もし本当にこの信者を大切にしているのなら、彼女が傷つかないように守るべきじゃない?)
- 「散兵」: 誰がこの敬虔な女性を傷つけようとしていると言うんだい?
- (旅人): (「博士」がスメールでのハイパシアの治療を邪魔しようとしているみたいだけど、これが合理的だと思うわけ?)
- 「散兵」: 「博士」が僕の初めての信者に手を出そうと?
- (旅人): (…怒らないの?)
- 「散兵」: ふふ…
- 「散兵」: …ハハハハッ、面白い。言われたことがないかい?君、仲を引き裂くのが下手だね。
- 「散兵」: 「博士」は昔から身の程知らずなやつだった。人間のくせに、今も新たな神に干渉したいと考えている。
- 「散兵」: でも…そんな言葉だけで、僕の力を利用して「博士」を排除しようと思ってる君も、ちょっと甘すぎるんじゃない?そうだな…ハイパシアにあげたように、君にもプレゼントをあげよう…
- 「散兵」: 君がここで僕と会話できるのも、僕からの恵みだ。僕の声を聞く者として、君に褒美をとらせよう。
- (旅人): (その表情…何をする気?)
- (「散兵」は落雷の閃光と共に退場する)
- (天気は雷雨に変わる)
「散兵」: 良き事も悪き事も恩恵として見られる、これぞ神の横暴さ。
- パイモン: うわぁ!雷が!?
雷?まさか「散兵」が…
- パイモン: さっきの見えないやつが「散兵」だったのか?今までずっと話してたのかよ?
彼とこんなに長く話せるなんて(俺俺/
私私)も驚き… 穏やかになったけど、余計狂った。
- (複数の激しい雷光が落ちる)
- パイモン: おい!どこに雷を落としてるんだよ!
まさか「散兵」は神の心で天気を…
- パイモン: ええっ、それじゃ外にいるやつらが危ないじゃないか?ティナリとディシアがまだ戦ってるんだぞ!早く外に行こうぜ。
任務の説明の更新
想定外の展開により、一刻も早くパルディスディアイに戻らなければならなくなった。そこで待ち受けていたのは…
- (ティナリとディシアに近づく)
- パイモン: ファデュイたちは…撤退したか?
ティナリとディシアはあっちだ!
- パイモン: おい、大丈夫か!?
- ディシア: ティナリが怪我をした。
- ティナリ: 大丈夫…うっ!
- ディシア: 動くな、あんたには休息が必要だ。旅団でこういう雷に打たれた怪我を見たことがある、安静が必要だ。
- パイモン: 雷に打たれたのか!?
- ディシア: ついさっき、持ち堪えられなくなりそうな時に、天気が突然おかしくなってな。雷が狂ったかのように全員を攻撃してきて、敵も味方もお構いなしだったんだ。
- ディシア: 幸いこっちは二人だけで、動きも機敏だったから何とか大体は避けられたんだが…ファデュイの方は人数が多いから、こんな密度の雷に打たれて…可哀そうに。
- ティナリ: でもおかげで、みんな退いてくれたね…
怪我は…
- ティナリ: 平気さ。
…ごめんなさい。
- ティナリ: なんで謝るのさ?
雷撃を招いたのは(俺俺/
私私)のせいかも… - ティナリ: なるほどね…でも大丈夫だ。君もきっとこうなるとは予想していなかったんだろ?気にしなくていいよ。
- ティナリ: 僕のことより、君の表情だ…ちょっとまずい事態みたいだね。ハイパシアのことはどうだった?
暫くは大丈夫。でも、伝えたいことがある。
- ティナリ: うぅ…!
- ディシア: おい!動くなっつっただろ!
- ティナリ: 念のため…ゴホッ!…ハイパシアのところで話の続きをしよう。
- (ハイパシアへの近づく)
- ティナリ: ……
- ティナリ: よかった、彼女が無事で。
- パイモン: 自分のことも心配しろよ!
- ティナリ: 僕の状況は…僕が一番わかってる。うぅ…致命傷じゃないから、大丈夫だ。
- パイモン: 医学がわかる人と話すのは、疲れるぜ…
- ディシア: わかるよ、こういうタイプはすぐ強がるんだよな。
- ティナリ: …ふぅ!
- パイモン: 急に座ってどうしたんだ!
- ティナリ: ごめん、少し休ませて…旅人、話していいよ。
- 埠頭で「博士」が去るのを見たことや、ハイパシアの様子を見に行ったとき、「散兵」と意識を繋げて交流したことをそのままみんなに話した…
- パイモン: おまえら、そんなこと話してたのか…あ、あいつにそんな考えがあったなんて…
- ティナリ: …教令院の…創神計画…ふざけた真似を。
- ディシア: 何て言えばいいのか全くわからないぜ、こういう…えっと、志が高いやつっていうべきなのか?どうせあたしにあいつらのことは理解できない。
- ディシア: 毎日気持ちよく過ごして、お酒と美味しい飯があって、必要な時に仕事をして、夜にぐっすり寝られたら…あたしはそれで満足だしな。
- ディシア: あははっ、どうやらあたしは、パルディスディアイに出入りしてる人間の中で、一番夢がないやつみたいだぜ。
- ティナリ: そんなこと言わないで。さっきの件に、まだお礼を言ってない。
- ディシア: 気にするな、お安い御用だ。
- ディシア: とはいえ、少なくとも「博士」は、確かに何かの用事があって、慌ててスメールを離れたってことには確証が持てそうだ。
うん、それに一つ推測がある。
彼女が狙われたのは「散兵」が原因かも。
彼女は意識を繋いで「散兵」の過去を…
- ディシア: まさかファデュイたちは「散兵」に関する何らかの秘密を守るために、口封じをしようとしてるのか?
- パイモン: さっき、「散兵」はハイパシアに自分の過去を覗かれたって言ってたんだよな…あいつの過去になにかあったのか?
まだわからない。
- ディシア: 気付いたか?「散兵」も「博士」の行為は不満なようだ。「博士」が自分と対等な立場にいるとは思ってないみたいだしな。
- パイモン: じゃあ、もし「博士」が現れたら、「散兵」は雷で攻撃するのか?
- ディシア: こいつの話からすれば、そうするだろうさ。「博士」がスメールから離れたことは、あたしたちにとっても、あいつにとっても、いい事かもな。
- ディシア: つまり、この仕事については無事に終わったぜ——「博士」はこれからのことに干渉してこないんだからな。
- パイモン: これで一件落着だな!
- ティナリ: うん…コホッ…!僕も嬉しいよ。
- ディシア: ティナリ、協力に感謝する。こっからはここでちゃんと休んどけよ。
ゆっくり休んで。
- ティナリ: はは…そうするよ。
- ディシア: よし、パルディスディアイの件はここまでだ。時間もちょうどいいし、旅人、次はグランドバザールで落ち合おうぜ。
- ディシア: これからも目立たないように行動しろよ。準備ができたら来てくれ。
- (もう一度ティナリと会話する)
- ティナリ: 君たちは計画に専念してよ。ハイパシアのことは僕に任せてくれればいいから。
- ティナリ: この程度の傷…うぅ!ごめん…やっぱりもう少し休ませて。
- (グランドバザールで約束の時間にアルハイゼンとセノに近づく)
- アルハイゼン: ふん、全員揃ったな。
- ディシア: どうだ?それぞれの仕事はうまくいったのか?
- アルハイゼン: 順番に報告しよう。俺から行く。
- アルハイゼン: アーカーシャ端末の改造は完了した。それに、用意するべき道具も全て揃った。
- ディシア: 次はあたしだ。旅人とパルディスディアイに行ったんだが、状況はちょっと、ややこしくなってな。とにかくティナリを見つけることができたが、あいにく、彼が戦闘で怪我を負ってしまった。
- セノ: …誰の仕業だ?
- ディシア: えっと…その質問は何というか…旅人、ファデュイか「散兵」か、どっちって答えるべきだ?
「散兵」かな。
- セノ: ……
- ディシア: そんなわけで問題も発生したが、「博士」が船に乗ってスメールから離れるところは確認できた。大事な用事があって、スネージナヤにすぐ戻らないといけないらしいぜ。
- ディシア: だから、「博士」を排除するって目標は無事クリアだ。それに、ティナリはもう安静にしてるから、心配いらない。
- アルハイゼン: そうか。
- パイモン: そうだ、ティナリからセノに、伝言を預かってたんだ!「自分の見たこと、聞いたことを信じる」ってさ。
- セノ: …ああ、覚えておくよ。
- セノ: 俺の方も順調だ。エルマイト旅団のメンバーたちは今頃すでに目的地に着いてるはず。
- セノ: 不用意な行動で敵に気づかれないように、旅団はしばらくその場に残る。
- スメールシティに連れ込めたな。 ディシア: よくそれだけの人数のエルマイト旅団を
- セノ: ラフマンたちの度胸と、大胆な戦略のおかげだ。
- アルハイゼン: どうやら策が効いたようだな、おめでとう。
- アルハイゼン: ん?これで終わりか?なら解散しよう。
- ディシア: 待てよ、これで解散だって?
- アルハイゼン: そうだが?
- ディシア: こういう時は士気を高めるために何か言うべきじゃないのか?
- アルハイゼン: 個人的な意見を求められるなら、俺は家に帰りたい。
- セノ: ……
- ディシア: アルハイゼン、お前ってやつは…ったく。
- アルハイゼン: …ああ。もし何らかの一言を期待しているのなら、俺はあくまで計画を立てることの責任を持とうとしているだけで、リーダーをやろうとしてるわけではないから——
- アルハイゼン: 適任者を探した方がいい。
- ディシア: お前ら教令院の学者たちはよく喋れると思ってたけどな?
- アルハイゼン: 一つ訂正したい——俺の肩書きは書記官だ。
- ディシア: そりゃわかってるさ、それで?
- アルハイゼン: その意味は文字通り会議での記録係で、基本的に発言しない。
- ディシア: …はっ、まあいい。
- ディシア: セノも演説好きなタイプには見えないから、ここはあたしの「ご主人サマ」に任せようか。
- セノ: ご主人様?
- ディシア: 旅人のことさ、あたしたちの間には雇用関係が結ばれたんだぜ。
うん、報酬は笑顔一つ。
- ディシア: ハハハッ、その通りだ。ってなわけでご主人サマ、何か言ってくれよ。あたしのためだと思ってさ。
- パイモン: おお!さっそく士気を高めることを言ってみてくれ!
うーん…考えさせて…
- ???: あれ?みんな集まって何してるの?
- ニィロウだ! パイモン: あっ、
- ニィロウ: こんにちは!邪魔しちゃったかな?
- ディシア: 全然。これからあんたを探そうとしてたところだ。
- ニィロウ: えへへ、真剣な顔で集まって…きっと何か大事なことを相談してるんだよね。
- ニィロウ: でも、ちらほら他の表情もあって…まるで、何か悪いことをやろうとしているみたい。うふふっ、楽しそう。
- アルハイゼン: いいところに来てくれたな。ニィロウ、仲間になる気はないか?
- ニィロウ: ええ?仲間になる?
- ニィロウ: だ…大事な議論に私も参加するってこと?
- アルハイゼン: そう、極めて大事なことだ。
- アルハイゼン: ニィロウ、君のスケジュールにまだ空いている時間はあるか?
- ニィロウ: ええ?本当に誘ってるの?
- アルハイゼンはジュニャーナガルバの日の予定をニィロウに教えた…
- 話を聞いたニィロウは初めショックを受けていたが、すぐにその驚きは、
期待と興奮の気持ちに変わったようだった。 - ニィロウ: わ…私、自分の耳を疑っちゃった!あなたたちは私が知ってる中で一番大胆で、心を躍らせてくれるスメール人だね…
- パイモン: コホンッ!
- ニィロウ: あっそうそう、スメール人じゃないけど、同じくすごい旅人とパイモン!
- パイモン: へへっ、そうこなくっちゃ。
- ニィロウ: …私…正直に言うと、ちょっとだけ怖い気持ちがあるの。
- ニィロウ: でも、クラクサナリデビ様のために、私、やってみたい。もし私の力が役に立つなら、すごく幸せだもん。
- セノ: 自分を信じろ。
- ニィロウ: …うん!明日、グランドバザールのみんなにも手伝ってもらえるようにお願いするよ!
- ディシア: うっかりしてバレるなよ!
- ニィロウ: もちろん!
- アルハイゼン: 準備完了だな。これで解散していいか?
うん。明日は「神」を救うんだ。
- ディシア: 言いたいことは思いついたか、ご主人サマ?
…何もかもが不思議だった。
明日、(俺俺/
私私)たちの手で色んな事が変わる。 - パイモン: そうだ、計画は偉大だし、オイラたちもすごいんだぞ!
そう、だから…
みんなぐっすり眠って!
- ディシア: アハハッ!
- セノ: …確かにその通りだ。重要な行動の前夜、良質な睡眠がとれるかどうかは、勝敗に大きく関わる。
- アルハイゼン: …幸い最近うちには俺しかいないから、静かだな。
- ディシア: え?
- アルハイゼン: 何でもない。
- パイモン: じゃあ、オイラたちは帰って寝るぜ。明日は早起きだからな!
- ニィロウ: うん、じゃあちょっと早いけど、ここで言っても大丈夫かな?みんな…おやすみ?
- パイモン: いいと思うぞ!じゃあ、おやすみ。
- Paimon: Yep! Goodnight, everyone.
サウンドトラック[]
No. | サウンドトラック名 | アルバム | 再生 |
---|---|---|---|
13 | 際どい小道 | 風と牧歌の城 | 陰の下のモンド、ガイアの収穫、モンド城の飛行者、本探し、送仙、腐植の剣 (任務)、神に匹敵する存在、望まれない供犠、愚忠と愚勇、そして世の声に耳を傾ける、氷雪の過去、鬼の誇り、星と月を仰ぎ、山河を隈なく歩く、百年一夢、神のみもとにあるように、意識の舟が行き着く処、墜落の夢、バラバラの証言、黒く染まった赤い絹、影に隠されし真相、生まれ変わりの契機、フレームの内と外に映る虚実 (任務) イベントゲームプレイ |
28 | 危険な計画 | 真珠の歌 | 望まれない供犠、信者のない使徒、誇りのない試練、獄中に咲く花、神のみもとにあるように、ジュニャーナガルバの日、瓊台玉閣、自業自得、黒く染まった赤い絹、最終決定、傲慢と偏見、彩を集めし流星、人生の春に刻むべし、最強の相手!最大の危機! |
豆知識[]
その他の言語[]
言語 | 正式名称 |
---|---|
日本語 | 神のみもとにあるように Kami no Mimoto ni Aru you ni |
中国語 (簡体字) | 如临神之畔 Rú Lín Shén zhī Pàn |
中国語 (繁体字) | 如臨神之畔 Rú Lín Shén zhī Pàn |
英語 | As by a God's Side |
韓国語 | 신의 곁에서 Sin-ui Gyeoteseo |
スペイン語 | Como (postradopostrado/ |
フランス語 | Aux côtés d'une divinité |
ロシア語 | В шаге от Архонта V shage ot Arkhonta |
タイ語 | ราวกับได้อยู่เคียงเทพเจ้า Rao Kap Dai Yu Khiang Thep-pha-chao |
ベトナム語 | Như Bên Cạnh Thần |
ドイツ語 | An der Schwelle der Gottesankunft |
インドネシア語 | Layaknya di Sisi Dewa |
ポルトガル語 | Como se Estivesse ao Lado de um Deus |
トルコ語 | Bir Tanrının Yanında |
イタリア語 | A fianco di un dio |
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