原神 Wiki
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登山者が道を示すために使う標。鳥の羽根のような形をしており、道端に立っていると、ひときわ目立つ。

登山者の標は、灰燼の都に立つ英雄の絵巻セットの聖遺物である。

説明[]

流泉の源から来た登山者たちは、道中に羽飾りに似た標を残していくのだという。
これは来た時の道を示すのと同時に、後からこの道を通る他の来訪者たちに向けて、ここをすでに歩んだ者がいると伝えるためだと言われている。
だが今となっては、その標たちは灰に覆われた古都の人けのない片隅でただ静かに横たわっているだけで、
標を残した者たちの期待に反し、この道を歩む者はただの一人もいなかった。

高い山々や断崖絶壁に転がっている石、原野や深い森に落ちている葉を踏み越えながら、
ナタの大地を心の隅々まで刻み込んだ登山者たちは、決して歩みを止めなかった。
その知見を活かして、異国の来訪者や探検家がこの地を訪れた時、彼らはいつも親切にガイドを務めてくれた。
来訪者たちが思わず驚いてしまうような絶景も、彼らからすれば長年付き添った旧友にほかならない。
だがそれも、遠い地平線の彼方で巻き起こった黒き波により、かつて見慣れたすべてが無に帰した日までだった。

子供たちの笑い声で賑わっていたはずの庭は野火に焼かれ、今や灰と骸しか残されていない。
ここは本来一族の者たちが労働の疲れを癒すための温泉だったが、今は血と汚泥で溢れかえってしまっている。
だがその光景のために、最後の登山者が足を止めて悲しんでいる暇などなかった。なぜなら、彼にはまだやるべきことがあったからだ。
それは、慣れ親しんだものではなくなった道を辿り、彼が知る故郷を取り戻すことである。

伝説によれば、黒き波の中心、魔龍が巣くう古都の中に強大な力を秘めた秘宝が眠っているという。
それは時の流れを逆行させ、苦悩に満ちた現世を焼き払い、美しい過去を取り戻すことができる、黄金の車輪のようだと言われている。
まるで蜘蛛の糸を掴むように、数々の危険を乗り越えてきた熟練の登山者はここを最後の場所に定めた。
たとえそれが、恐れ戸惑う人たちを陥れる、心無い見物人が仕掛けた罠だったとしても。

他の言語[]

言語正式名称
日本語登山者の標
Tozansha no Shirushi
中国語
(簡体字)
巡山客的信标
中国語
(繁体字)
巡山客的信標
英語Mountain Ranger's Marker
韓国語 순찰자의 표지
San Sunchaljaui Pyoji
スペイン語Distintivo de los Patrullamontañas
フランス語Balise du patrouilleur montagnard
ロシア語Маячок горного патрульного
Mayachok gornogo patrul'nogo
タイ語Mountain Ranger's Marker
ベトナム語Tín Hiệu Của Tuần Tra Núi
ドイツ語Bake des Bergsteigers
インドネシア語Mountain Ranger's Marker
ポルトガル語Sinalizador do Guarda das Montanhas
トルコ語Dağ Kolcusunun İşareti
イタリア語Segno del Guardamonti

変更履歴[]

ナビゲーション[]

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