丁寧に保存された儀式用の狐面。常に奇怪な微笑みを浮かべている。
説明[]
雅な祭りのお面。とある神子のものだった。
口角に淡い笑みを浮かべても、その目に光はない。
大社でのお務めも少し慣れてきた。
私も小さい頃みたいに鈍くなくなって、一人前になった。
でもどうしてだろう、私が成長すればするほど、斎宮様の面影に翳がさす。
そのお顔にあるのは憂いでも、恐怖でもない。深い深い悲しみと名残惜しさだ……
「この世は無常。消えゆくものに恋しても、永遠の記憶を失うだろう」
「記憶を失うことは、命を失うに等しい。長く、暗い死だ」
今度は、薄い笑みも隠せない悲しい表情。
お祭りの日なのに、まるで別れを告げようとしているかのよう……
「そうだ、あのお馬鹿な昆布丸の話をしておくれ……」
「なんだ、私が彼を横取りするとでも?」
その他の言語[]
言語 | 正式名称 |
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日本語 | 無常の面[• 1] Mujou no Men |
中国語 (簡体字) | 无常之面 Wúcháng zhī Miàn |
中国語 (繁体字) | 無常之面 Wúcháng zhī Miàn |
英語 | Capricious Visage |
韓国語 | 무상의 가면 Musang'ui Gamyeon |
スペイン語 | Máscara de la Mutabilidad |
フランス語 | Visage capricieux |
ロシア語 | Непостоянный лик Nepostoyannyy lik |
タイ語 | Capricious Visage |
ベトナム語 | Mặt Nạ Vô Thường |
ドイツ語 | Wechselhafte Maske |
インドネシア語 | Capricious Visage |
ポルトガル語 | Máscara das Mutações |
トルコ語 | Kaprisli Surat |
イタリア語 | Maschera capricciosa |