海染硨磲は、星4と星5のレアリティで入手できる聖遺物セットで、稲妻の「熟眠ノ庭」から獲得することができる。
注釈[]
- 海染の泡は物理DMG与える。このダメージは敵の物理RESの影響を受けるが、物理DMGバフや敵の防御力には影響されない。
- HPが回復しているかどうかに関わらず、任意の能力で回復した際に「海染の泡」が発生する。
ストーリー[]
海染の花
大海より生み出た繊細な花。穢れなき純粋な真珠が花の真ん中に飾りつけられている。
海の民の島唄では、このような花は光り輝く海淵で咲くことになる。
海女の想いと月光の優しさに染まりながら、煌々と輝く。
すべての争いが止み、海獣も孤独な仲間のために涙を流すことがなくなった時、
月が東山から昇り、美しき神君が姿勢を正して歌う時、
「来てくれ、海女たちよ、見てくれ、私の最愛の人よ、今夜の月光を。」
「たとえ東山が今宵落ちたとしても、稲光と嵐は決して、その輝きを曇らせることはない…」
孤独な巫女は唄を口ずさみながら、月の光を浴びる波の中、ひらひらと舞う。
海女たちは失われた悲しみを忘れ、柔らかな花も再び活気を取り戻した。
淵宮の羽
多くの氏族が初めて天光を目にした時、大御神が海の民たちから巫女を選んだ。
この島唄の歴史の中で、最初の「現人神の巫女」は真珠の採集を生業とする海女の中から選ばれたとある。
無意味な争いで未来を失った子供たちの中から生まれ、
無慈悲な災いで幸せが奪われた老輩の中に降臨した。
現人神の巫女は雅な島唄と優しき言葉で人々を慰め、
嵐に揺さぶられた時代の中、海抵の人々は初めて希望を抱いた。
伝説によると、この大海より生み出た羽根は、「現人神の巫女」の羽衣から取ったものだという。
子供の愛らしい手で偶然にも摘まれ、また悩みを抱えた人によって永遠に保管された。
その後、勇士は祝女と共に、取り返しのつかない犠牲を払う場所へと向かうこととなる。
しかし、現人神の巫女の羽衣は消えてなどいない。その記憶は、今の時代にまで伝わっている。
別れの貝
蛍光色の静かな深海では、時がいつも止まっているかのように見える。
透き通った貝殻も、長い寿命のため健忘がひどくなった。
海祇の民は深海の長き夢に別れを告げ、暗く遠い海淵の下より訪れた。
暗夜の龍の後継者が目を光らす中、その詮索を避け、燐光の珊瑚の階段を登って太陽の国へゆく。
伝説によると、海淵の民は氏族の記念物として、一枚の貝殻を持って行ったそうだ。
氏族を失った孤独者も、この時に新しい家庭へ入ることとなった。
先人たちの古代の言葉で、このような透き通ったきれいな貝殻を「別離」と呼ぶそうだ。
抱き合う二人を外部の力によって隔てることはできない。
しかし、互いを支え合うことも、永遠に続くことではない。
それは、先人たちが海淵に別れを告げただけでなく、太陽の下で新たな始まりを迎えた時でもあった。
真珠の籠
海祇島の神君が讃えた光り輝く真珠。海の民たちにとってかけがえのない宝でもある。
真珠を主題にした「御唄」は、昔から現人神の巫女だけが歌えるものだ。
玉虫色の輝きを浴びた巨大な貝からは、海祇の優しさが感じられ、無垢な美しさを持つ真珠を生んだという伝説がある。
後の世で現人神の巫女として祀られる一脈は、最初、真珠から生み出されたとされる。
巨大な貝の柔らかなゆりかごから歩き出し、海月と共に踊る姉妹は高く評価された。
喜びと慈愛の中、大御神は彼女たちに美玉を下賜し、天光を追い求める純粋な夢を与えた。
海祇の血が流れる人々の手にかかれば、真珠はさらに輝くだろう。
あるいは、それはただの古い伝説に過ぎず、その真偽を確かめるのは難しいことかもしれない。
伝説によると、敗北を喫した瞬間、巫女は双子の姉妹[1]と衣服を交換し、絶えることのない激しい波に隠れたという。
しかし、その一粒の輝く真珠だけが、激動の波の中で失われ、静かな海淵へと舞い戻っていった。
海祇の冠
かつて、大御神は数多の氏族の中から神人を選び、自ら冠を被った。
しかし、神がいなくなった時代のあと、神人の逝去と共に、その優雅な冠も封印された。
海の民が歌う島唄の中で、真珠と珊瑚で作られた絢爛たる冠が汚れることは決してない。
海祇の冠を賜った人こそ、大御神に認められし「人君」である。
海の民たちに「東山王」と呼ばれた勇敢な藩主や、自由奔放に海を渡る双子[Note 1]…
その者たちは大御神の慈愛に満ちた目に見守られ、島唄により不滅の魂を与えられた。
伝説によると、これら人君は大御神を補佐し、海の民たちに島での農業、漁業、狩猟などを指導したとある。
しかし、命を賭した避けられぬ戦いにより、神々は終焉を迎えた。
海淵からの希望と記憶を心に抱き、とうに失われた文明と歴史が染み込んでいった。
これら精巧で優雅な冠は、その主と共に忘却の裂け目へと滑り込んでいく。
プレビュー[]
関連[]
注釈[]
- ↑ 双子、曚雲と菖蒲である。
その他の言語[]
言語 | 正式名称 | 直訳の意味 (英語) |
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日本語 | 海染硨磲 Kaisen Shako[!][!] | Ocean-Hued Giant Clam[• 1] |
中国語 (簡体字) | 海染砗磲 | |
中国語 (繁体字) | 海染硨磲 | |
英語 | Ocean-Hued Clam | — |
韓国語 | 바다에 물든 거대 조개 Bada'e Muldeun Geodae Jogae | |
スペイン語 | Perla Oceánica | Oceanic Pearl |
フランス語 | Palourde aux teintes océaniques | Ocean-Hued Clam |
ロシア語 | Моллюск морских красок Mollyusk morskikh krasok | Clam of Sea Colors |
タイ語 | Ocean-Hued Clam | — |
ベトナム語 | Xà Cừ Đại Dương | |
ドイツ語 | Meeresmuschel | Sea Shell |
インドネシア語 | Ocean-Hued Clam | — |
ポルトガル語 | Concha Tingida Pelo Mar | Shell Dyed by the Sea |
変更履歴[]
脚注[]
- ↑ 双子、曚雲と菖蒲である。
ナビゲーション[]
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