暴悪嗤笑面

豆知識[]

中国と日本の名前を考えると、八重神子はおそらく人間の悪行を嘲り、からかうものであり、慈悲深く賢い一面も持っているという意味合いであろう。
- 「暴悪嗤笑面」は、「悪を暴き、大声で笑う顔」を意味する「暴悪大笑面（ぼうあくだいしょうめん）」にちなんだものだろう。
- 十一面観世音菩薩の十一面の一つで、観音菩薩の人気のある現れである。通常、観音菩薩は慈悲、知恵、冷静さを連想させるため、この姿は正面が穏やかな顔をしているが、正面とは正反対の面には嘲笑する顔の「嘲笑大将面」が配置されており、この面では人間の悪行を暴き、悪事を働く者の不条理を笑い飛ばすと言われている^[1]。
- 神道の稲荷神（神狐の使いとして知られる）は、仏教の女神荼枳尼天と同一視されるのが最も一般的だが、稲荷と荼枳尼天の両方が十一面観音と結びつけられることもある。

言語	正式名称	直訳の意味 (英語)
日本語	暴悪嗤笑面 Bouaku Shishou Men^{[!][!]想定される読み方}	Face That Exposes Evil and Laughs to Scorn^{[• 1]}
中国語 (簡体字)	暴恶嗤笑面 Bào'è Chīxiào Miàn	Face That Exposes Evil and Laughs to Scorn^{[※][※]日本語の名前の中国語の読み}
中国語 (繁体字)	暴惡嗤笑面 Bào'è Chīxiào Miàn
英語	Mischievous Teasing	—
韓国語	폭악 조소의 가면 Pok'ak Joso-ui Gamyeon	Mask of Vicious Ridicule
スペイン語	Burla despiadada	Ruthless Mockery
フランス語	Moquerie implacable	Implacable Mocking
ロシア語	Бесконечные насмешки Beskonechnyye nasmeshki	Endless Ridicules
タイ語	Mischievous Teasing	—
ベトナム語	Giễu Cợt Nham Hiểm	Vicious Ridicule
ドイツ語	Unerbitterlicher Spott	Relentless Mockery
インドネシア語	Mischievous Teasing	—
ポルトガル語	Escárnio Implacável	Relentless Derision
トルコ語	Sonsuz Muziplik	Endless Teasing
イタリア語	Dispetto provocatore	Spiteful Teasing

↑ 日本語: 暴 "to expose"には「暴力」という意味もある従って、名前の語源とは一致しないが、暴力的で邪悪なのは彼女のあざ笑うような顔だと解釈することも不可能ではない。語源の項を参照のこと。

Ver.2.5でリリース