暗然たる影は、イベント白雪に潜みし影の2番目の任務である。
手順[]
- アルべドの拠点に行く
- 声の出所を探す
- アルべドの拠点に戻る
- 夜まで待つ (18時~翌日の6時)
- アルベドと会話する
- 選択肢「夕食はいつ?」で進行する
- 篝火に火をつける
- 皆と会話する
- この手順は自動的に行われる。
- 絵を描く場所に行く
- 旅人が他のタスクを実行し、時間が18:00 – 06:00を超える場合は、手順4から8を繰り返す必要がある。
- この手順では、時間を手動で調整することはできない。
- 絵を描く
- 皆と会話する
- 崖の下に行って仲間を探す
- アルベドを探す (x/2)
- 落石が無造作に積み重なっている。その中からアルベドを探してみてください。
- 皆と会話する
- アルべドと共に山を下りる
- 皆と会話する
- エウルアと会話する
- 魔物を倒す
- 「マジックフラワー」を倒す
- アルベドと会話する
- 冒険者拠点に戻る
対話[]
ゲーム内の任務の説明
雪山で起きたことを解明するために、冒険者協会に誘われてウィンターキャンプの教官を担当したあなたたちは、雪山で研究をしているアルべドと手分けして調査することに決めた。真実ヘの道は険しい、そして新たな事件が次々と起き始めた…
- (ログイン時)
- パイモン: 約束の時間だ、拠点に行ってアルベドと合流しようぜ!
- (拠点に近づく)
- パイモン: アルベド、オイラたちだぞ!
- アルベド: 旅人、パイモン。
調査は順調?
- アルベド: キミたち二人の表情からして、収穫はなかったようだね?
- パイモン: 雪山の色んな場所を調べたり気にかけてみたりしたんだけど、おまえに似たやつはいなかったぞ。それに、おまえを見たっていう話も聞かなかったな…
- アルベド: ふむ、驚くことじゃない。ボクの方もあまり進展がなかった。向こうはボクたちの調査に気付き、大きな行動を取らないようにしている。
- (旅人): (もしくは、大きな行動を取らないこと自体が向こうの考え?)
- アルベド: しかし、まったく収穫がなかったわけじゃない。山の上の方で足跡を見つけた。一部は雪に覆われていたが、ボクと似たような体型の人物が残したものだ。
- アルベド: 足跡の数は少なくない、これから雪山で活動している冒険者を一人ずつ除外していかなくては…
- パイモン: 冒険者と話をするなら、オイラたちが手伝うぞ。
- パイモン: さっそく今から…
- (背景にノイズが発生する)
- パイモン: うわっ!?なんの音だ!?
- アルベド: あっちの方からだ。
- パイモン: まさか、あの偽物が現れたのか?
行ってみよう。
- パイモン: おう、行こう!
- (背景にノイズが発生する)
- パイモン: 石?うわっ!なんでイノシシが!
- (岩の山に近づく)
- パイモン: おい、さっきの石、動かなかったか?なんか揺れたような…?
- エウルア: ふぅ。災難だったわ。
- パイモン: またおまえらかよ!
いくら何でも運が悪い。
- アンバー: 確かにそうだね…わたしたち、ここを何日もぐるぐるしてるんだ…
- ベネット: しかも、さっきパラドに会ったんだ、あのうっかりパラド、知ってるだろ?あいつ、自分の運が悪いって言ってたから、冒険者のサバイバル術を教えてやったんだけど…
- エウルア: イベント参加のために、すぐに去って行ったわ。
- パイモン: おまえたち、もしかしてあれからずっと、ふもとの拠点に辿り着けてないのか?
- アンバー: アハハッ…見ての通り…
- ベネット: 土砂崩れや落雪、斜面からの転落とか、たかだかそれくらいのことさ。
- アルベド: 人生の一ページに刻めるほどの経験だね。
- エウルア: とにかく…確かにまだ拠点には辿り着けていないの。ここ数日、本当にツイていないわ。なんだか不思議な力が、私たちを邪魔しているような感じね。
- エウルア: 幸い、ジェラードには基礎的な体力トレーニングをやらせるため、事前に彼を安全なエリアに送っておいたからよかったものの。
- ベネット: ごめん…全部オレのせいだ。オレは運が悪くて、そばにいるみんなにも伝染しちまうんだ…
- ベネット: 余計なトラブルや面倒をかけて本当にすまない…はぁ…
- ベネット: なんて言えばいいか分からないが、これが運命の力ってやつなのかもな。しかもたぶん、みんなが恐れるタイプの力だ。
そんなこと言わないで。
まだ「運命」の域には達してない。
- アルベド: ああ、確かに。
(俺俺/
私私)はベネットを怖がったりしない。 - パイモン: そうだぞ、おまえのそれはもうとっくに慣れてるんだ!それに、オイラたちも運がいいってわけじゃない…
- ベネット: そうか?お前たちの方がオレよりよっぽど運がいいと思うけどな!
- パイモン: えっと…なら、こうしよう、オイラの運気を少しおまえに分けてやる!
- アンバー: わたしのも分けてあげる!まあ、ここ数日はわたしもあまり運がよくなかったけどね…
(俺俺/
私私)のも分ける。 - ベネット: …みんな…
- ベネット: うぅ…よし、みんなの運気があれば、きっと下山できる!
- アンバー: うん、きっと大丈夫!
- ベネット: 宝探しの鴉マークで確かめてみよう…よし!裏面、オレの考えと真逆だ!
- パイモン: それって、運勢も占えるのか?なんで外れたのに喜んでるんだよ?
- ベネット: 表と裏があって、半々の確率で当たりと外れがある。
- ベネット: 運気の本質は確率だ。つまり、不幸な部分を使い果たせば、残りの部分は全部運が良いってことになるだろ!
- ベネット: 例えば、鴉マークの表裏を当てるのに失敗したってことは、不幸を消耗したってことだ。そうすれば、あとに起こる物事は良いことになる確率が上がる。
……
- パイモン: おい!こいつの言ってることデタラメだよな、ちゃんとつっこめよ!
相手がパイモンじゃないから。
(俺俺/
私私)は他の人には礼儀正しい。 - ベネット: みんな、さっき鴉マークの表裏を外したから、今度こそ無事拠点に戻れると思うぜ!
- パイモン: まさか…
- ベネット: 試してみよう、この道で間違いないんだな?
- ベネット: うわっ!!うぅ…おしりが痛い…なんでこんな所に砕けた氷があるんだよ!
- アルベド: 実に不思議だ…まるで不幸の奇跡。
- エウルア: 私、普段こういうのは信じないけれど、ベネットは本当にすごいわね。
- エウルア: アンバー、もし今後ベネットと組むような仕事をする時、こんな状況に遭っても軽率に動かないで、私の支援を待ちなさい。
- アンバー: えっ?わ、わかった…
みんなお疲れ…
- アンバー: そう言われると、たしかにちょっと疲れたかな…山道って歩くだけでも体力を消耗するんだよね。
- アルベド: みんな疲れているのなら、ボクの拠点で休むといい。
- パイモン: オイラも眠いぞ。温かいスープを飲んで、ぐっすり眠りたい…
- アンバー: ふぁあ…急に眠くなってきた…
- エウルア: このままだと、アンバーが雪の上で寝てしまうわ…みんな、急いで!下山する前に、アルベドの拠点で少し休みましょう。
- (アルベドの拠点に戻る)
- アルベド: ここだ。自由に座るといい。
- アルベド: ふむ…拠点に人数分の椅子がないことを忘れていた。少し待っててくれ。
- パイモン: なにしてるんだ?絵を描いてるのか?
- アンバー: お絵描きだ!
- エウルア: 椅子を描いているわ…待って、まさか描いた後に錬金術で実物にできるの!?そんなことが可能なわけ…?
- アルベド: ボクの絵は一種の設計図とみなすことができる。錬金術を使えば製造過程を省けるし、とても簡単な技術さ。
- アルベド: 数々の研究と実験をすれば、この技術を駆使して生物の創造をすることさえできる。
- ベネット: うぅ…椅子が作れるんなら、背もたれ付きのやつをリクエストしてもいいか?
じゃあ、(俺俺/
私私)は木製の長椅子で。 - アルベド: 問題ない。背もたれ付きの椅子が欲しいのは何人だい?
- ベネット: オレ!
- アンバー: わたしも!
- エウルア: …私も、背もたれ付きの椅子でお願い。
- パイモン: じゃあオイラも!
パイモンは座ってもスペースが余る。
- パイモン: だとしても、おまえと長椅子を取り合いっこするよりマシだろ!ふんっ!
- その後、アルベドはすぐに5つの背もたれ付き椅子を作り出した…
- ベネット: マジかよ、本当に椅子を作り出した!すごく便利だな、ここに住みたいくらいだ!
- アルベド: その必要があるのなら、今晩ここに泊まってくれても構わない。
- アルベド: 夕食にはまだ時間がある、みんな少し休むといい。ボクはかまどの火を見てくる。
- アンバー: アルベドにばかり任せちゃ悪いよ!わたしも手伝う、ううん、手伝わせて!
- (アルベドと会話する)
- アルベド: もう少し待っていてくれ、夕食にはまだ準備が必要だ…
- (18:00~翌日06:00と会話する)
夕食はいつ?
- アルベド: もうほとんどできているよ。旅人、焚き木に火をつけた後、皆を呼んできてくれ。
- (次のセクションに進む)
絵の具について…
- アルベド: まさかキミがそんなに絵の具に興味があったとはね。
- アルベド: 昔、雪の花びらの質感を再現するために、霧氷花を粉状にして白の絵の具に混ぜたことがある。
- アルベド: とても満足のいく効果を得られたが、保管には注意が必要だ。
- アルベド: もし試してみたいのなら、ボクが付き合うよ。
- (対話はオプション選択に戻る)
雪山について…
- アルベド: たとえボクであっても、雪山にある脅威をすべて把握しているわけじゃない。
- アルベド: だがボクは、キミを守るために全力を尽くす。ボクを信じて欲しい。
- (対話はオプション選択に戻る)
アルベド自身について…
- アルベド: ふむ、「何も問題ない」と答えたいが。
- アルベド: キミはボクの大切な友人だ、誠実に向き合うべき相手でもある。
- アルベド: 近頃、ボクはある問題を考えている。例えば、生命や創造についてだ。
- アルベド: しかし、基本的な結論を出す前にキミとの議論を急ぐことは、キミに迷惑をかけてしまうとボクは思う。
- アルベド: だから、自分の中で整理がついてから、キミに話そう。悪いが理解してくれると助かる。
- (対話はオプション選択に戻る)
今日の出来事について…
- アルベド: 心配はいらない、こうして皆で談話する機会は、ボクにとっても貴重なものなんだ。
- アルベド: ボクが会話に深く参加しない理由は、個人的な習慣に過ぎない。
- アルベド: 正確に言うと、ボクはこの雰囲気を楽しんでいる。キミが分かってくれればそれでいい。
- アルベド: もちろん、キミがボクともっと話がしたいのならそれも構わないが。
- (対話はオプション選択に戻る)
邪魔しないでおくよ。
- アルベド: この拠点は名目上ボクが利用しているところだが、かしこまらず気軽にくつろいでくれ。
- (ベネットと会話する)
- ベネット: 手伝いに行くべきか…
新人冒険者について…
- ベネット: ジェラードのことか?聞いた話によると、エウルアさんがそいつのために特訓計画を練ってくれたらしい。
- ベネット: たとえ新人でも、あんな頼りになるベテランに面倒を見てもらえれば、きっとすぐに成長できるだろう。
- (対話はオプション選択に戻る)
雪山について…
- ベネット: はぁ、全部オレのせいだ。いつも仲間たちに迷惑をかけてる。
- ベネット: 普段ならまだしも、雪山で迷惑をかけるとなると、何か起きないか心配で…
- ベネット: うぅ、縁起でもないことを言っちゃダメだ…もし当たったら大変なことになる…
- (対話はオプション選択に戻る)
ベネット自身について…
- ベネット: オレか、ははっ、相変わらず…お前も知っての通り疫病神だよ。
- ベネット: でもオレの心が折れない限り、オレは何度でも立ち上がる。
- ベネット: こんな冒険のチャンス、大事にしなきゃな!
- (対話はオプション選択に戻る)
今日の出来事について…
- ベネット: あははっ…悪いな、またお前たちをこんなことに巻き込んじまって。
- ベネット: 実は、オレは騎士団の人のことをあんまり知らなかったんだ。今回のことを経験して、自分の至らなさを痛感したよ。
- ベネット: みんな優秀な人だし、性格も優しい。学ぶべき点がいくつもある。
- ベネット: あっ、そうだ。今度オレにも教えてくれよ!どうやってこんなにたくさん優秀な仲間を集めたのか!
- (対話はオプション選択に戻る)
邪魔しないでおくよ。
- ベネット: おう、晩ご飯はいっぱい食っとけよ。
- (アンバーと会話する)
- アンバー: 拠点の中は本当に暖かいね…
ジョエルについて…
- アンバー: ジョエルね、一緒に遊んでくれる人がいて、すごく嬉しそうにしてたんだ。
- アンバー: 時々、わたしよりも体力があるんじゃないのかなって思うよ。
- アンバー: ほら、子供の頃って、誰しも「遊ぶ」ことに対して無限のエネルギーがあったから。
- (対話はオプション選択に戻る)
雪山について…
- アンバー: 雪山はわたしの想像よりも危険なものだった。
- アンバー: たとえ西風騎士であっても、こんな劣悪な環境にいる時は、常に周囲に目を配らせて、警戒を怠ってはならない。
- アンバー: でも、こんなに特別な冒険ができるなんて、わたしにとっても結構意味があると思うんだ。
- (対話はオプション選択に戻る)
アンバー自身について…
- アンバー: 実は、ジョエルと遊んでた時、わたしもおじいちゃんのことを思い出してたの…
- アンバー: おじいちゃんが失踪して以来、もうずっと会えてない…元気にしてるかな…
- アンバー: わたし、おじいちゃんが誇りに思ってくれるような、立派な偵察騎士になるよ!
- (対話はオプション選択に戻る)
今日の出来事について…
- アンバー: ああ、そのことね、平気だよ。
- アンバー: エウルアはとても優しいの。口には出さないけど、彼女はそんなことを気にするような人じゃない。
- アンバー: ベネットは、困難な状況にいてもすぐに立ち直れる。
- アンバー: アルベドに迷惑をかけたのは確かに悪いけど…
- アンバー: でも、みんなこうして集まれるのも、不幸中の幸いなんじゃないかな。
- (対話はオプション選択に戻る)
邪魔しないでおくよ。
- アンバー: うん、お疲れ様、あんたもちゃんと休んでね。
- (エウルアと会話する)
- エウルア: まさか雪山にも、こんな温かな一時があるなんてね…
雪だるまについて…
- エウルア: 雪だるまね、試してみたけど、悪くなかったわ。
- エウルア: ……
- エウルア: でもアンバーが、私の作った雪だるまのポーズは芸術的すぎて、伝統的な丸い雪だるまじゃないって言っていたわ。
- エウルア: アンバーったら、私を褒めているのか貶しているのかどっちなの。とりあえず、この恨みは覚えておくわ。
- (対話はオプション選択に戻る)
雪山について…
- エウルア: 私は雪山の環境を熟知しているわ。
- エウルア: でも今回は新人冒険者の引率とか、アンバーたちとの集団行動もあるから、とても不慣れな事ばっかり。
- エウルア: だけど引き受けたからには、きちんとやり遂げないといけないわね。恨みの清算はその後にするわ。
- (対話はオプション選択に戻る)
エウルア自身について…
- エウルア: 私?至って普通よ、気をつけなきゃいけないことは何もないわ。
- エウルア: 私よりも、アンバーやベネットと話をしてちょうだい。彼らは雪山のような環境に慣れていないみたいだから。
- エウルア: 君はアルベドともあんなに多くの話題を見つけられる、話し上手ってことよね。その話術を使って、彼らに雪山におけるサバイバルの鉄則を教えてあげるといいわ。君ならきっとできるでしょ?
- (対話はオプション選択に戻る)
今日の出来事について…
- エウルア: ベネットのことを聞いているのなら、心配しないで。彼のああいった状況にはもう慣れているわ、大したことじゃない。
- エウルア: あまり深く考え込まないで、この機会にきちんと休んでおきなさい。雪山の夜は長いわよ。
- エウルア: ……
- エウルア: はぁ、こんな時、冷えたお酒があったら最高なのに。
- (対話はオプション選択に戻る)
邪魔しないでおくよ。
- エウルア: 私のことは気にせず、自分のやるべき事に専念してちょうだい。
- (焚き火をつける)
- パイモン: よし、できた!
- パイモン: これでほとんど完成したな。みんな~!晩ご飯だぞ~!
- アルベド: モンド城で人気のメニューを数品作った。「鹿狩り」とは比べ物にならないが、空腹を満たすには十分だろう。
- アルベド: 遠慮せずに食べるといい。
- ベネット: わぁ、いい香りだ!じゃあ遠慮なく!
- エウルア: 待って、その野菜炒め、私にもちょっと残して…って、話を聞きなさい!
- みんなで夢中になって晩ご飯を楽しんだ…
- パイモン: ふぅ——美味かった~お腹いっぱいだぜ!
- ベネット: アルベドってホント謙虚だよな。どれもレストランに引けを取らない出来だったぞ。錬金術師って料理も上手いのか?
- エウルア: そうなのかもしれないわね。
- パイモン: だよな?オイラもそう思ってたんだ!ほら、フラスコを持つ時の手ってすごく安定してるだろ、だから料理の時も塩とかコショウのさじ加減が絶妙なんだと思うぜ!
- アンバー: なるほど、確かに筋が通ってるね!
- ベネット: 腹いっぱいになったら眠くなってきたぜ…ふぁあ…
- アンバー: ベネット、座ったまま寝ちゃったの?きっと疲れてたんだね。
ベネットは毎日が大変だから。
- エウルア: 眠っている時の姿勢も…警戒を解いていない、やるわね。
- ベネット: スゥ…スゥ…
- パイモン: ぐっすり眠ってるな、寝言とか言ったりするのかな?
- ベネット: うぅ…オヤジ、リンゴはいらねぇって…オレはニンジンとお肉のハニーソテー、それと漁師トーストが食いたいんだ…
- エウルア: ニンジンとお肉のハニーソテー…アンバー、君の好きな料理だったわよね?
- アンバー: えへへ、そうだよ。わたしは「鹿狩り」のニンジンとお肉のハニーソテーが大好きなの!
- アンバー: 旅人、知ってた?わたしね、エウルアと初めて会ったばかりの頃、いつもエウルアを「鹿狩り」に誘ってたの。そしたらサラさんがね、何も聞かなくてもわたしたちの注文するメニューを作ってくれるようになったんだ。
- アンバー: いつも同じものを注文するから、全部覚えちゃったんだって!
- アンバー: しかもサラさんったら、モンド城のみんながわたしたちみたいな注文の仕方をしてくれたらいいのにって言ってた。そうすれば、みんなの好きなメニューを覚えるだけでいいから、仕事が楽になるって…
- エウルア: コホンッ!
- パイモン: いつも一緒にご飯を食べてるのか、仲良しなんだな。
- パイモン: オイラも、いつもこいつとご飯を食べてるし、そういうのが友情の証なのかもな!
- エウルア: ただ一緒に食事をするだけのことよ。感情的な問題の説明にはならないわ。
- アルベド: 一度きりではなく何度も一緒に食事したのだろう。なら、そこにはやはり何かしらの感情があるんじゃないかな。
同意。
- パイモン: オイラわかったぞ!エウルアってなにか認めたくない時、あごを上げるか両手を腰に当てるよな。
- エウルア: …ふんっ…
- アンバー: みんな気づいてたんだ、エウルアの癖ってやっぱりわかりやすかったんだね。
- エウルア: もう休憩時間なら、自由行動に移ってもいいわよね。
- エウルア: それじゃ、私は氷の湖に行ってくるから、これで失礼するわ。
- アンバー: こんなに遅くに冷水風呂に行くの?ま、待ってよ!
- エウルア: 君はもう寝るんじゃなかったの?ここに残って休みなさい。
- アンバー: やっぱりエウルアに付き合うよ。もう夜も遅いし、辺りだって暗いでしょ、道を探すのだってわたしの方が上手いから、一緒に行ったほうがいいって。
- パイモン: 冷水風呂…すごいな…
- ベネット: スゥ…こんなに大きな…焼肉…スゥ…スゥ…
- ベネット: うぅ…オヤジ、オレはいいって、オレはもう冒険団の団長なんだ…スゥ…
- パイモン: ベネットのやつ、寝言が多いな。
- パイモン: よし、これでオイラたちも自由時間だ!
- アルベド: 二人とも、絵を描く時間だ。
実力を見せる時が来た。
腕前を披露するよ。
- アルベド: 何を描くか決めたかい?
- パイモン: 聞かなくても、きっと最高の仲間であるオイラだろうな。
じゃあ、パイモンを描くよ。
- アルベド: うん、だが場所を変えた方がいい。ここに残っているとベネットを邪魔してしまうかもしれない。外に行こう。
- パイモン: いいぞ、画板と画用紙、それから筆と絵の具、どれも忘れるなよ!
- (眠っているベネットと会話する)
- ベネット: スゥ…スゥ…
ベネットの様子を観察する
- ベネットの様子を観察する: ベネットは両目をきつく閉じ、ぐっすり眠っている…
ベネットの寝言を聞いてみる
- ベネット: うぅ…あっ!パイモン、触るな!
- パイモン: えっ?なんだ?
- ベネット: その装置に触るな!もしかしたら…落ちる…うぅ…まあいっか…
……
- パイモン: おい!こいつどんな夢見てるんだよ、まったく!
- (塗装現場に近づく)
- アルベド: それじゃ、ここで絵を描こう。
- パイモン: オイラが優雅なポーズをとるから、それを参考にするといいぞ!
?
- パイモン: おい!なんだよその顔!オイラを疑ってないで、早くオイラの良いところを絵に描けよ!オイラ、その絵を家に飾るつもりなんだぞ!
分かった。
仕方ない、今回は満足させてあげる。
- アルベド: やる気があるのは良いことだ。キミの作品を期待しているよ。
- (絵を描き始める)
- パイモン: それじゃあ、頭の方から描いてくれ!おまえの中では、オイラは普段どんな感じなんだ?
フラフラしている…
ツッコミ上手…
まぬけでかわいい…
- パイモン: えっ?オイラそんな風に映ってたのかよ?うぅ…
- パイモン: まあいっか、とりあえず他の部分も描き終えよう!次は体だな。ほら早く!おまえの思うオイラを描いてくれ!
良質な非常食…
良質な飛行ペット…
- パイモン: うぅ…なんか喜べそうにない作品になりそうだ…ちょっと緊張してきたぞ…
描き終わった。
- パイモン: どれどれ…
- パイモン: うわっ!なんだよこれ!!
悪くないでしょ?
- パイモン: お、おまえ…もうなんて言ったらいいんだよ!線は滑らかで、構図もプロ並みだけど、なんでオイラをそんなにバカっぽく描くんだよ!
- アルベド: …滑らか…プロ並み…?
- パイモン: それにこの目!目は普通なのに!魂がこもってない!
- アルベド: 旅人、キミは昔どこかで美術関連の教育を受けたことがあるのかい?
まったくない…わけじゃない…
- パイモン: 本当か?ただの趣味だろ?専門的な特訓は受けてないはずだぞ、じゃないとオイラをそんな風に描くわけないからな。
パイモンは特別だから。
芸術は…心から生じるもの…
- パイモン: えっ?じゃあ心の底からオイラをそんな風に描いたってことかよ!?
パイモンは本当に特別だから。
- パイモン: 特別?うぅ…オイラっておまえの目にそんなにかわいく映ってたのか。それでもちょっと納得いかないけど、反論できない…
- アルベド: なるほど。
- アルベド: パイモンがこの絵を理想的だと思わないのなら、ボクが少し修正してあげよう。旅人、キミはどう思う?
お願いするよ。
- アルベドは絵に若干の修正を加えた…
- アルベド: ……
- アルベド: 完成だ。
- アルベド: パイモン、これでいいかい?
- パイモン: こ…これは…
- パイモン: 完全に描き直されてる!こんなに美しいオイラ…本当にオイラなのか…
- アルベド: 芸術的加工は美術において重要な構成でもある。
- アルベド: この言葉の意味は、キミが絵と違うということではなく、キミの異なるスタイルの美を表しているということなんだ。
- アルベド: 絵の土台となる根源はキミだ。だからパイモン、安心してこの絵を受け取り、好きな場所に飾るといい。
絵の技術の差を実感した。
芸術の洗礼を受けた。
- パイモン: わぁ…ありがとう!アルベド!
- アルベド: ボクはただ些細な工夫をしたに過ぎない、礼なら旅人に言うといい。
- アルベド: (確かに描き直したと言っても過言ではないが、うん。)
- パイモン: 見れば見るほど好きになるぜ…えへへ、やったぁ!これでオイラもついに自分の肖像画を手に入れたぞ!
- パイモン: 今度これを持って、みんなに自慢しよっと!
パイモンすごく嬉しそう、ありがとう。
- アルベド: いいんだ。今度機会があれば、キミの絵も描こう。記念に家の中に飾るといい。
- アルベド: こんな大勢の人が、ボクの拠点に客人として来ることは滅多にない。賑やかで、少しうるさいくらいだが、嫌いじゃない。
- アルベド: 雪山では、この「賑やかさ」は本当に希少だからね。
- みんなは拠点で翌日の朝まで休んだ…
- パイモン: 夜が明けたな、みんなと合流しようぜ。
- (パイモンの肖像画を調べる)
- 肖像画をよく観察する…: (これはとても芸術性の高い美しい絵だ。絵の中のパイモンは、優雅で気品があり、神秘的でロマンチックな微笑みを浮かべている。少し上がった口角には、上品な知性が秘められている。とても美しいが、もはやパイモンとは関係ないようだ…)
- (一行に近づく)
- ベネット: よっ!おはよう!
- アンバー: 昨日は本当によく眠れた!あんたたちは?しっかり休めた?
- エウルア: 普段通り、悪くなかったわ。
(俺俺/
私私)もぐっすり眠れた。 - アルベド: 日中は日差しも明るいから、山道も歩きやすくなる。今のうちに麓の拠点に戻ろう。
- パイモン: よし、行こう!早く着いたら、みんなで昼ご飯が食べられるかもな。
- (カットシーンが再生される)
-
- ベネット: さっき拠点でまた鴉マークを投げたんだが、ハズレだったぜ。
- アンバー: 悪い運気を消耗したから、今日は無事に山を下りられるってことだね!
- ベネット: おう!そういうことだ!今回はきっといけるさ!
- (アルベドの足元に岩が落ち、アルベドが雪崩を見上げて見上げた)
- アルベド: (まずい)
- アルベド: (雪崩だ!)
- ベネット: 避けろ!
- (カットシーンの終了)
- アンバー: 旅人、パイモン!大丈夫?ケガはない?
- パイモン: オ、オイラは大丈夫だ…
大丈夫、アンバーは?
- アンバー: ふぅ…よかった…わたしは腕にかすり傷を負っただけだから、平気。
エウルアは?
- エウルア: 平気よ。それよりもあの二人が見当たらないわ。おそらく…雪崩に巻き込まれて崖の下まで落ちてしまったようね。
- パイモン: 落ちた!?だ、大丈夫かな…
- エウルア: 彼らの実力なら、命に危険はないはずよ。でも、もし石や氷雪にぶつかって、こんな寒い所で気絶してしまっていたら…
- エウルア: 一刻も早く助けに向かいましょう。
- アンバー: 行こう、今すぐ!
- パイモン: おう!
- (崖の下に近づく)
- パイモン: ベネット——!
- アンバー: ベネット、無事なの?聞こえてたら返事して!ベネット!
- ???: …うぅ…
- エウルア: あっちから声がするわ!
- パイモン: ベネット!おまえか?
- ベネット: みんな…オレはここだ…
- パイモン: 大丈夫か?ケガはないか?
- ベネット: …いま確かめてみる…
- ベネット: うぅ…頭がクラクラするけど、体は痛くない…ケガはしてないと思う。
- アンバー: 無事でよかった…本当に心配したよ。
- エウルア: めまいがするのなら、少し休憩した方がいいわ。
- ベネット: 平気平気、この程度のことにはいつも遭遇してるから、大丈夫だ。ありがとな。
- ベネット: そうだ、アルベドは?お前たちと一緒じゃないのか?
- パイモン: アルベドはおまえと一緒に崖に落ちたはずなんだけど、まだ見つかってないんだ…
- エウルア: ベネットが見つかったのなら、アルベドも近くにいるはず。辺りを探してみましょう。
- アンバー: うん!
- (岩の山を一つ壊す)
- パイモン: アルベド——!
- パイモン: うぅ…返事がない、ここにはいないのかな?
- (他の岩の山を壊す)
- パイモン: ここにもいない…とりあえず一旦みんなと合流しよう。
- (一行に近づく)
- アンバー: どう?見つかった?
- エウルア: 彼の姿は見当たらなかったわ。
- ベネット: こっちにもいなかったぜ。
- パイモン: おかしいな、オイラたちもだ…いったいどこに行ったんだ…
- アルベド: …みんな。
- パイモン: あっ!アルベド!?だ、大丈夫か?
ケガはない?
- アルベド: 問題ない。
- エウルア: やっとみんな揃ったわね。
- ベネット: みんな、オレ…思ったんだけど…オレがいたから、こんな雪崩が発生したのかもしれない…
- ベネット: 鴉マークの表裏で運勢を判断するのって、やっぱりダメだったみたいだな…どうりでみんなオレと一緒に冒険したくないわけだ…はぁ…
- ベネット: みんな!本当にごめん!
- エウルア: そんなこと言わないで。私も別に運が良いほうじゃないわ、これしきのアクシデントを君のせいにするつもりはない。
- アンバー: そうだよ!それに雪山は元々とっても危険なところだし、雪山で雪崩に遭うのだっておかしなことじゃないよ。運が悪いのは関係ないって!
(さっきのこと…本当に事故なのかな?)
- アンバー: 旅人、どうしたの?
- パイモン: どうしたんだ、顔色が悪いぞ…あっ!もしかして、おまえも頭を打ったのか!?
いや、大丈夫。
- パイモン: ふぅ…
- アルベド: みんな、災難に見舞われてしまったが、引き続き前に進もう。
- エウルア: なんだか雪山が以前よりも危険に感じるわ…気のせいだといいんだけど。
- エウルア: 今は一刻も早く麓に行き、冒険者たちと合流することね。万が一また危険な目に遭っても、皆と一緒なら対処できるわ。
- アンバー: うん、みんな、足元と頭上に気をつけながら、慎重に前に進もう。
- (山の麓に近づく)
- アンバー: ふぅ!こんなに歩いたし、方向も間違ってない。もうすぐ麓に辿り着けるはずだよ!
- パイモン: 勝利はすぐ目の前だ、やったな!
- パイモン: 拠点に着いたら温かいスープを飲んで、焼肉を食べるぞ!
- ベネット: みんな無事に辿り着けますように…もう事故は勘弁してくれ…
- (旅人): (……)
- (旅人): (今回の雪山の旅には、いくつもおかしな点や違和感があった。でも一体、何がおかしいんだろう…)
- パイモン: おい、どうしたんだ?さっきからボーっとしてるけど。
大丈夫、ただ…
気になる事があるんだけど、分からなくて。
- パイモン: なにかがおかしい?う~ん…お腹が空いたのか、それとも体が冷えたのか?オイラがおまえの頭に抱き着けば、少しは暖かくなるか?
気持ちは受け取っておくよ、パイモン。
- アンバー: こんなに長く雪山にいるなんて滅多にないな。寒いけど、本当に良い景色だよね!エウルアもそうだと思わない?
- エウルア: ……
- アンバー: エウルア?
- エウルア: あら、ごめんなさい、聞いていなかったわ。何か言ったかしら?
- アンバー: 昔、雪山へエウルアを探しに来た時は、いつも決まった場所だったでしょ。でも実際、ここは私の想像よりも広くて、風景も美しい場所だった。
- アンバー: 気温がもう少し高くて、もう少し安全だったら、きっと多くの人がここに遊びに来てたと思うな。
- (旅人): (エウルアの様子、何かを気にかけているような…(俺俺/
私私)と同じく異常に気付いたのかな?) - エウルア: そうね…人々はいつも寒さを恐れ、危険を回避するけど、氷層がただの表面であることを知らない。氷の下に隠されているものは、慎重に見極める必要があるの。
- エウルア: アルベド、ここが山を下りる道なの?
- アルベド: ああ。
- ベネット: この辺りは道が複数あるみたいだな。でもさっき頭をぶつけたからか、まだふらふらしてて…えっと、こっちの道でいいのか?合ってるかどうか、正直自信ないが…
- アンバー: わたしもまだ頭がクラクラする、なんだか目が回ってる感じ…もしかしたら、お腹が空いたからかも…?
- アルベド: どちらでも構わない。そっちと比べるとこっちの道は隠れた場所にあるが、距離が短い。今日はみんな疲れている、近道をした方がいいだろう。
- アルベド: ついて来るといい。
……
- みんなはアルベドと共に前へ進んだ…
- エウルア: 待って。
- エウルア: みんな、ベネットとアンバーの顔色が悪いから、少し休憩してもいいかしら?具合が良くなってから出発しましょう。
- ベネット: えっと…そう言われれば…
- アンバー: えっ?わたし…
- エウルア: さっき混乱した状況の中、頭をぶつけていたわね。
- アンバー: き、気づいてたんだ、えへへ…でもこんな些細なことでみんなに迷惑をかけて…大丈夫かな?
- パイモン: 大丈夫、体の方が大事だ!
休憩しよう、二人とも。
- アンバー: うん…ごめんね、ありがとう。
- ベネット: みんな…ありがとな。
- アルベド: ……
……
- (ベネットとアンバーと会話する)
- ベネット: めまいがする時は、水を飲むと少し楽になるんだ!それと、横になるのも効果的だぜ。
- アンバー: ありがとう、ベネット。こういうのに詳しいんだね。
- ベネット: あははっ…日常生活からの贈り物ってやつかな…
- エウルア: ベネットもめまいがしていたんでしょ?二人とも強がっていないで、休憩しなさい。出発はその後でいいわ。
- アンバー: ぷっ…
- アンバー: エウルアって冷たく見えるけど、友達のことを気にかけるときって誰よりも真剣だよね。エウルアのそんな表情を見るとわたし…うわっ!に、睨まないでよ~!
- (エウルアと会話する)
- エウルア: 旅人、顔色が悪いけど、何か考え事?
…なんだか嫌な予感がする。
何かが起こりそうな感じがする。
- エウルア: 長く戦い続けてきた者の直感ってやつかしら。
- エウルア: 私もなんだかおかしな感じがするわ。何かが変わったような気がする。でも確信はできないし…確証もない…
- (旅人): (一体なんだろう…)
- エウルア: これらの推測を安易に口に出すわけにはいかないわ。君も同じようなことを考えているはず。
- (旅人): (……)
- アルベド: ……
- エウルア: 旅人、私思ったんだけど…
- (旅人): (……!?)
- エウルア: 君は…
危ない!
- (カットシーンが再生される)
-
- (アルベドは氷陽華を作ろうとするが、別のアルベドに胸を刺されてしまう。)
- パイモン: アルベド!? これって…
- アルベド: まだ終わっていない
- (カットシーンの終了)
- アルベド: 準備をするんだ、この魔物は非常に複雑な構成をしている。
- エウルア: みんな、自分の身を守って、攻撃は私に任せて!
- (「マジックフラワー」を倒す)
- アルベド: …ふん。
- パイモン: なんだったんだよ!人に変わったり、植物に変わったり…
- アルベド: みんな、ケガはないかい。
- アンバー: 大丈夫、でも状況を説明してくれる?わたし…何がなんだか…
- エウルア: この魔物…前に私が遭遇したものよね。
- アルベド: ああ。
- アルベド: キミの考えたように、あれは極めて稀な変異トリックフラワーだ。
- パイモン: でも、トリックフラワーって人に化けられるのか?
- アルベド: 普通は不可能だ。しかしここはドラゴンスパイン、状況が少し特殊でね。
- アルベド: おそらく、この土地に蓄積された魔龍の血が地脈を通って魔物に伝わり、急速な変異をもたらしたのだろう。
- ベネット: そんなことあるのか!?
- アルベド: この雪山には魔龍ドゥリンの死体が眠っている。もし想像を超えた生命現象がこの大陸のどこかに現れるとしたら、それはおそらくここだろう。
- アルベド: ドゥリンは人によって製造された奇跡の生命体、その存在は無数の可能性を証明した。
- アルベド: だから、ボクたちがいるこの雪山も、その本質は生命の神秘の巣窟…広大で恐ろしい温床だよ。
- エウルア: どうやらあの雪崩も、この偽物が起こしたものみたいね。
(俺俺/
私私)もそう思う。 - アルベド: ああ。キミたちが下山途中で遭遇した数々のトラブルも、これの仕業かもしれない。おそらく…ボクと関わりのある人を標的にしたのだろう。
錬金術ノートもこいつが盗んだの?
- アンバー: あっ!そんなこともあったね、忘れてたよ!
- アルベド: 可能性がないとは言い切れない。
- アンバー: だけど…目的は何?わたしたちをころすため…?
- アルベド: ……
- アルベド: その点について、ボクに初歩的な推測がある。
- アルベド: トリックフラワーは擬態を得意とする生物だ。普段野外で遭遇するトリックフラワーも、常に擬態した本体の周辺に現れる。
- アルベド: つまり、それらの本能には「原型に近づき、原型に代わる」という意識があるのかもしれない。
- アルベド: 植物に偽装する場合、その植物に姿を変えることで群れに入り、自身の正体を隠す。擬態された植物はそれに気づくこともなく、抗うこともできない。
- アルベド: しかし、人間に偽装する場合は…
- パイモン: おまえに取って代わって、オイラたちに加わろうとしたのか?
- アルベド: ああ。雪崩を引き起こしたのは、ボクたちを片付けるためかもしれない。ボクはその可能性を事前に予測し、雪崩を利用して身を隠した。そいつをおびき出すためにね。
- アルベド: やつはずっとボクたちを観察していた。ボクが消えたのを見計らい、すぐにボクに代わろうとしたのだろう。この時点で偽装は完了し、その後は「獲物」を狩ることに専念する。
- アンバー: うん、確かにトリックフラワーの習性に合ってる。
- エウルア: やつがジョエルに近づいて攻撃したのは…まさか演習だったの?
- アルベド: おそらくそうだろう。もしくは…やつは人間に擬態するのが面白いことだと気付き、人になる感覚を体験したかったのかもしれない。
- エウルア: 幸いなことに、すぐに気づけたわ。そういえば、アルベド以外でいち早く異変に気づいていたのは、旅人よね。
エウルアもすごく鋭かった。
- アルベド: 旅人、キミはどうやってボクと偽物の判断をしたんだい?
- ベネット: オレも聞きたいぜ!オレは…あれが偽物だって全然分からなかった…見た感じまったく一緒だったぞ。
偽物の首には星の模様がなかった。
- アルベド: なるほど…
- アルベド: やはり、人間に擬態するのは非常に難しいようだ。この変異トリックフラワーは原型に限りなく近づいていたが、それでも細部を見逃していた。
- アンバー: 信じられない…雪山にこんな恐ろしい可能性が潜んでいたなんて…
- (旅人): (トリックフラワー…合理的だけど、どこかおかしいような…)
- (旅人): (…あの日、泥棒を追いかける途中で会った偽物も、こいつだったのかな?感じが全く違ってたような…まさか、トリックフラワーの変化も不安定なんだろうか?)
- ベネット: 何はともあれ、勝利したのはオレたちだ。どうやらオレの方法が効いたらしいな。先に悪い運を消耗すれば、幸運がやって来る!
- アルベド: それは…
- アルベド: もし山から落ちてもケガがなかったことを指しているのなら、それはボクが裏でキミを守ったからだ。
- ベネット: えっ?ああ…オレはそれも一種の幸運だと思ってるぜ!
- アルベド: ハハッ、そう思うのも悪くはない。
- アルベド: では、少し遅れてしまったが、引き続き前に進もう。
- パイモン: おう、行こうぜ!
- アルベド: ……
- (拠点に近づく)
- ベネット: よし!帰ってきたぜ!
- アンバー: サイリュスさんはいないみたい…たぶん山の上に行ったんだと思う、ここで待とう。
- エウルア: アンバー、具合は良くなったの?
- アンバー: うん!わたしは大丈夫、心配しないで。
- ベネット: 今回は本当にお前たちのおかげだ。お前たちがいなかったら、オレはまだ檻に閉じ込められていたかもしれない…
- ベネット: みんなに感謝の気持ちとして何か贈りたいんだが、まだ良いものが思いつかなくて…
- パイモン: ベネットの体質からして、これまでも良い人にはかなり会ってきたはずだろ?もうみんなからの善意には慣れてるもんかと思ったぜ。
- ベネット: うぅ…そう言うなって。
- ベネット: 人からもらった恩は、何度経験しようとしっかり心の中に刻んでるんだ。みんなが面倒を見てくれるからといって、それを当たり前だと考えちゃいけないからな。
- アルベド: その感謝の気持ちを、他の人への助けにするのはどうだい?キミもきっと助けが必要な人に出会ったことがあるだろう。彼らに手を差し伸べれば、善意の伝達にもなる。
- ベネット: おう、その通りだな。オレはずっとそれをやってきた、これからも続けていくつもりだぜ。
- ベネット: はははっ、そうだな!サイリュスさんが戻ってきたら、オレも手伝うぜ!
- エウルア: ふぅ…なんだか今日は色々なことがあったわね。
- アンバー: そうだね、落ち着いたら急に疲れてきちゃった…
- エウルア: 私は少し休むわ。みんな、しばらく失礼するわね。
- アンバー: わたしも水を飲んで、あと果物を食べてくる。休憩が終わったら、教官も務めないと…
- パイモン: こいつらが下山できない呪いも、これで解けたな。
- パイモン: なんだか一大事を成し遂げた感じがするぞ。オイラたちも休憩して話でもしようぜ?
- アルベド: だったら、ボクと一緒に来てくれ
(やっぱり、何か(俺俺/
私私)に言いたいことが…) - アルベド: 勘付いていたのかい?では行こう。
- パイモン: えっ?また拠点に行くのか?ここで話さないのか?
パイモン、行こう。
- パイモン: わかったよ…おまえたちに付き合うよ…
- アルベド: うん、では今から出発だ。いいかい?
うん。
- アルベドと共に山の拠点へ戻った…
- アルベド: キミたちをまたここに呼び出してすまない。この話は、人が少ない場所でしか話せないんだ。
- パイモン: さっきの偽物に関する話か?
- アルベド: ああ。
- アルベド: …旅人、キミがボクとあの偽物の違いに気付いたことについて、ボクは正直驚いている。
首にあるもののこと…?
- アルベド: ああ。この印が、すべての始まりだったのかもしれない。
- パイモン: おう!その一言を聞くと、一気に物語を語る雰囲気になるよな、いい感じだ。
- アルベド: うん。ボクがこれから話す内容は、確かに絵本の中の物語と同じかもしれない。
- アルベド: この菱形の印について、キミたちは何だと思う?
- パイモン: えっと…入れ墨か?それとも紋章?合ってるか?
もしかして傷?
- アルベド: いや、これはボクの人間としての「欠陥」を意味するんだ。
- アルベド: キミたちは、ガラス製品を見たことがあるかい?ガラス関連の人工製造技術の中に、「吹きガラス」と呼ばれる技法がある。
- アルベド: 吹きガラス技法は、テイワットでは流行していない。そのため、この技法によって製造されたガラス製品は、どれも高価な値段で売られている。
- アルベド: 吹きガラス、その名の通り、空気を注入する開口部が必要だ。風船を膨らませる時と同じようにね。
- アルベド: それが原因で、こういったガラス製品には稀に仕上げ時に残った隙間が存在している。この隙間こそ、人工製造の痕跡なんだ。
- パイモン: なんだか不思議だな。
- アルベド: とても奇妙で美しい工芸品だよ。アリスさんはこう言っていた、こうした手芸による痕跡は、人工技法の大切な部分であると同時に、完璧な芸術作品において唯一の「欠陥」でもある。
- アルベド: この印も、それと似たようなものだ。
- アルベド: 人工生命と自然生命の違いは、生命力の流れる方向の違いにある。
- アルベド: 自然生命の力は内側から外側へ流れる。花は縮こまった状態から咲き、葉は曲がった状態から広がる。だからこそボクたちが花を見た時、「咲いた」という単語を使うんだ。
- アルベド: そして人工生命を創造することは、ある意味で外側から内側へ力を投入することなんだ。胚子は最終的に生命力の接続口を獲得する、ガラス製品の仕上げ時に残される「点」のようにね。
- アルベド: 錬金剤のしずくを落とした瞬間に各方向へ広がり、巧妙にこの菱形を構築したのさ。
- パイモン: そうやってできたものだったのか…
- アルベド: このような創造によってもたらされた痕跡は、ボクの人間としての「不完全さ」の証明でもある。
- アルベド: あの偽物は、自身が不完全なものになるのを避けるため、わざとこの印を避けたのだろう。
……
(俺俺/
私私)に言っても大丈夫なの?
- アルベド: キミは他の者とは根本的に異なる。キミと秘密を共有しても、それほど心配する必要はない。
- アルベド: パイモンの言う通り、これはすべてがまるで「物語」のような話だ。他人に告げても、設定の凝った小説としか思われないだろう。
- アルベド: 人間は超越と奇跡を渇望するだけでなく、「平凡」や「普通」への追求も、我々の想像を遥かに超えているものだ。
だからこそ「異類」が生まれた。
- アルベド: 自らとまったく異なる物事は、物語の中にのみ存在する方がいい。そう考えることで、気持ちも楽になるのだろう。
- アルベド: 言い換えれば、近ごろ起きたこれらの不思議な出来事は、どれも秀逸な小説の題材となり得る。
- アルベド: そういえば、ボクには普段小説を書いている友人がいる。彼に書かせれば、この物語はより凝ったものになるかもしれない。
- パイモン: 物語を作るなら、オイラでもできるぞ!
- アルベド: そうかい?パイモンにそのような才能があったなんて、気付かなかったよ。
- パイモン: ふふん、オイラはテイワット一のガイドなんだ、物語を作って話すのなんて、朝飯前だぞ。
- アルベド: それなら、物語作りのコンテストでも開催しようか?
- アルベド: 素材はここ数日起きた出来事から取るといい。
- パイモン: いいぞ!でも、オイラたちまだ冒険者協会の手伝いが…
- アルベド: 創作は、急ぐべきことではない。ゆっくりと考えて、インスピレーションが湧いた時にまた来るといい。
- アルベド: その時は、誰の考えた物語が一番面白いか勝負だ。
- パイモン: おう!
- パイモン: じゃあ、オイラたちは冒険者協会に戻るぞ!
- アルベド: ああ。
- (カットシーンが再生される)
-
- (雪の結晶がアルベドの手に落ちる)
- アルベド: 「物語」
- アルベド: 確かに
- アルベド: 事前に思いつくべきだった
- (アルベドは空を見上げる)
- アルベド: 龍の腹には師匠が作った失敗作があった
- アルベド: それが「物語」の原点
- (アルベドは目を閉じる)
- アルベド: もしボクたちの立場が逆転し
- アルベド: 当時生き残ったのがキミだったら…
- アルベド: ボクは放棄された実験品として
- アルベド: 「原初の人間」計画の失敗者として
- アルベド: キミに取って代わろうとするだろう
- (アルベドが見上げると、遠くの崖から偽のアルベドが彼を見つめている)
- アルベド: 自らの姿をキミに変え
- アルベド: キミの錬金術を学び
- アルベド: 奇跡の生物を創造して注意を逸らす
- (アルベドはシナバースピンドルを引き出して歩き出す)
- アルベド: そして隙を見つけ
- アルベド: 唯一秘密を見破れる旅人を
- アルベド: 排除しようとするだろう
- (アルベドの足跡をたどる雪隠れのイタチ)
- アルベド: そうすれば
- アルベド: ボクは「この世に生まれた」喜びを取り戻せる
- (カットシーンの終了)
任務終了後[]
- (冒険者拠点でアンバー、エウルア、ジョエルと会話する)
- アンバー: あははっ、こうして雪だるまを作るのも久しぶり、楽しいね!でもちょっと寒いかも…うぅ…手がヒリヒリする…
- エウルア: アンバー、寒いのなら拠点に戻りなさい。温かいスープでも飲んで、休むといいわ。あまり無理しないで。
- ジョエル: アンバーお姉ちゃんは寒がりだったんだね…でもエウルアお姉ちゃんは全然平気みたい。
- エウルア: たぶん、私たちの能力の違いによるものじゃないかしら。元素力…コホンッ…ごめんなさい、君に話すようなことじゃないわね。とにかく、能力の違いによるものよ。
- アンバー: そうだね、耐寒性も一種の能力だよ。エウルアは寒さにとても強いの、夏の日に隣に立ってると涼しいって感じるくらい!
- ジョエル: うんと…能力?ボクにはわからない…でも大丈夫、ボクも雪だるま好きだよ。
- ジョエル: ボク…お父さんにもこの雪だるまを見せてあげたいな…
サウンドトラック[]
No. | サウンドトラック名 | アルバム | 再生 |
---|---|---|---|
14 | 急転直下 | 真珠の歌2 | 暗然たる影 (カットシーン) |
15 | 晶明なる怒り | 真珠の歌2 | 暗然たる影 (カットシーン) |
16 | 分断されし運命 | 真珠の歌2 | 暗然たる影 (カットシーン) |
24 | 戦闘準備 | 真珠の歌 | 信者のない使徒、傲慢と偏見、暗然たる影、終局!夢のような歓談、劇中劇 |
14 | 楽しい旅 | 風と異邦人 | 狩猟中の料理人、最高の食材、騎士団団長のお休み (任務)、海を渡った再会、暗然たる影、烈炎踏歌行 (中)、喜びの集い (任務) 場所、秘境、イベントゲームプレイ、塵歌壺 |
豆知識[]
- 旅人が描くパイモンの絵は、絵の制作中に選択した対話オプションの組み合わせによって変化する。
ギャラリー[]
その他の言語[]
言語 | 正式名称 | 直訳の意味 (英語) |
---|---|---|
日本語 | 暗然たる影 Anzentaru Kage | Darkening Shadows |
中国語 (簡体字) | 暗影重重 Ànyǐng chóngchóng | |
中国語 (繁体字) | 暗影重重 Ànyǐng chóngchóng | |
英語 | The Shadows Deepen | — |
韓国語 | 겹겹의 검은 그림자 Gyeopgyeop-ui Geomeun Geurimja | Dark Shadows in Layers |
スペイン語 | Las sombras se alargan | The Shadows Get Longer |
フランス語 | L'ombre s'épaissit | The Shadow Thickens |
ロシア語 | Тени сгущаются Teni sgushchayutsya | The Shadows Thicken |
タイ語 | เงาดำมากมาย | Many Black Shadows |
ベトナム語 | Muôn Trùng Ảo Ảnh | Illusions Everywhere |
ドイツ語 | Schatten der Ungewissheit | Shadows of Uncertainty |
インドネシア語 | Bayangan Gelap Bertubi-tubi | Continuous Dark Shadow |
ポルトガル語 | Nas Sombras | In the Shadows |