「この御伽金剛獅子大王が悪鬼退治に馳せ参じたぜ!」
—赤角石塵滅砕のストーリー[1]
御伽金剛獅子大王 (しばしば御伽大王と略される)は、民間伝承では大手門荒瀧[2][3]とも呼ばれ、500年ほど前に生きた稲妻の流浪する風変わりな鬼であった[1]。
赤角石塵滅砕という武器の使い手である。
プロフィール[]
性格[]
御伽大王は騒々しく、物騒で、妖怪(妖狐、妖狸、悪鬼、霊善坊など)との戦いとされる話をするのが好きだった。子供の扱いも上手で、スミレウリの木が実に手が届かないのを見て蹴り倒したり、紅葉狩りの公式歌会に何人かの子供を連れて乱入したりした[1]。
容姿[]
戦いの最中、御伽大王は金の錦でできた秋草雲の縫箔を身にまとい、色鮮やかな模様を顔に塗った。御輿千代との相撲の際には、金色の花をあしらった羽織を着ていた[3]。
ストーリー[]
御伽大王は、有楽斎と妖狸の間の瞑想者としての役割を果たし、狐から刀「御簾切」を受け取った[3]。また、御伽大王と五百蔵が一緒に緒方の四鬼を封印したという逸話があることから、妖狸とも良好な関係にあったのかもしれない[4]。
紅葉狩りの歌会に子供たちを率いて乱入し、相撲で鬼の千代に殴られる[1]。 試合後、平民の家のお針子さんに羽織から外れた金色の花を繕ってもらう。彼は報酬であり、彼女の小さな鋏よりも優れていると主張した後、彼女に御簾切を贈った[3]。
災害が起こると、御伽大王は子供たちと「御伽金剛獅子大王の実力を見せてやる」、「海を渡って来たデカい怪物」は「簡単な獲物」だとして、「怪物たちの角を折り持ち帰って、お前たちのために連れて帰る」と約束した[1]。災害の他の多くの人物と同様に、御伽大王はアビスとの戦いから帰ってこなかった。