夜明け前の夜をゆくは、テイワットストーリーの魔神任務、第三章・第五幕「虚空の鼓動、熾盛の劫火」の第1話である。
手順[]
- 「アアル村」村長の家を離れる
- 翌日まで待つ
- キャンディスと会話する
- 「アアル村」村長の家に入る
- キャンディスと会話する
- アルハイゼンと合流する
- エルマイト旅団の拠点に行く
- キャラバン宿駅でセノと合流する
- キャラバン宿駅に駐屯している衛兵と交渉する
- 約束の時間まで待つ(2日後)
- 砂海の東部へ行く
- セノを手伝ってエルマイト旅団を捕らえる
- 300秒以内にすべての敵を倒す
- Wave 1:
エルマイト旅団・アックス ×1
エルマイト旅団・ソードダンサー ×1
エルマイト旅団・クロスボウ ×1
- Wave 2:
- Wave 3:
エルマイト旅団・クロスボウ ×2
エルマイト旅団・アックス ×1
- セノと会話する
ゲームプレイメモ[]
- ステップ12では、ルクセンバルド、ガエテ、そして無名の同僚が、それぞれ
エルマイト旅団・ラインブレイカー and two
エルマイト旅団・ベクドコルバン2体としてプレイヤーの戦闘を支援する。ラインブレイカーは
エルマイト旅団・ソードダンサーとして、敵の最初のウェーブで戦うことになる。
- この任務をクリアすると、天地万象のアチーブメント「Eremitis ne credite」を獲得できる。
対話[]
ゲーム内の任務の説明
約束通り、皆はアアル村の村長の家で集合し、話し合いを始めた…
- (翌日キャンディスに近づく)
- パイモン: キャンディス——!オイラたちだぞ!
- パイモン: みんなはもう着いてるのか?
- キャンディス: 皆さんなら、中で待っていますよ。
- パイモン: それじゃ、オイラたちも早く入ってみよう!
- キャンディス: ちょっと待ってください。
どうしたの?
- キャンディス: 会議の前に、一つ約束してほしいことがあります。
- パイモン: なんだ?
- キャンディス: 計画を立てるときは、くれぐれも無理のないように、約束してほしいのです。
- パイモン: …えーと…おまえはどう思う?
頑張ってみる。
- キャンディス: …ええ。
- (もう一度キャンディスと会話する)
- キャンディス: では、皆さんがお待ちです。
- (村長の家に入る)
- パイモン: みんな早いな。でも、なんで誰も喋ってないんだ?
- アルハイゼン: すでに一回話し合ったからだ。
- ディシア: 最近どうしてたんだ?あんたたちに会いたかったよ。
- セノ: 準備はいいか?
うん、始めよう。
- アルハイゼン: 分かった。
- みんなで話し合って、完全な行動計画を練り上げた。議論を色々と交わしたが、最終的にはまとまった。
- パイモン: ええ?大丈夫なのかよ?
- ディシア: いい度胸だな…あたしもちょっと感服したぜ。
- セノ: …試してみる価値はある。
- アルハイゼン: 議論の真価は解決策を見つけることだ。無駄話はいいから、次の問題に進もう。
- (プレイヤーは村長の家からワープされる)
パイモン: …オイラまで緊張してきたぞ…
- キャンディス: 皆さん、やっと出てきましたね。
- ディシア: じゃ、先に失礼するよ。またな。
- ディシア: おいおい、そんな顔するなって。あんたの言いたいことは分かってるぞ…安全には気を付けるから。
- キャンディス: ならいいんです。うまくいくよう願っています。
- キャンディス: 旅人さん、パイモンさん。表情を見ると、話し合いはうまくいったようですね。
- パイモン: そんなことも分かるのか?
- キャンディス: 私は策略なんかは苦手なのですが、皆さんの細かい感情を読み取るのが得意なんです。その反応からすると、当たりみたいですね。
次のジュニャーナガルバの日に動き始める。
- パイモン: オイラ、ちょっと心配だぞ…ぜんぶがうまくいくといいけど。
- キャンディス: 実を言うと、私も少し心配です…でも、あなたたちは私の知り合いの中で一番優秀な方々ですから、信じるべきですね。
- パイモン: へへ…オイラたちを褒めてくれるのか!
- キャンディス: 本当のことを言っただけですから、褒めたとは言えません。
- パイモン: オイラたち、実はおまえに言いたいことがあってここに残ったんだ——キャンディスはこれからアアル村に残るけど、オイラたちはおまえの言ったことをちゃんと覚えとくぞ。
- キャンディス: そう言ってくださって、私も安心しました。
- キャンディス: あなたたちだけでなく、ここを発つすべての友人にこう伝えてきました——皆さんの安全が、一番大事なのだと。
- キャンディス: 計画を成功させるには、身の安全を確保することが第一です。ですから…くれぐれも気を付けてください。
ありがとう、キャンディス。
- キャンディス: はい。アドバイスに耳を傾けてくださって、ありがとうございます。
- キャンディス: 私はここから、皆さんの祝福を祈っています。
- (もう一度キャンディスと会話する)
- キャンディス: 皆さん、くれぐれも安全に気を付けてくださいね。
- キャンディス: うまくいくように、ここから祈ります。
- (アルハイゼンとラフマンに近づく)
- ラフマン: …ラジャー、いけると思う。じゃあ準備してくる。
- アルハイゼン: ああ。
- パイモン: アルハイゼン!
- アルハイゼン: 別れの挨拶は済んだのか?
- パイモン: おう!キャンディスはおまえらにも安全に気をつけろって言ってたみたいだな。
- アルハイゼン: ああ。だが、もう一度言っておく必要があると思う。
- アルハイゼン: これからの計画は、おままごとじゃない。絶対的な信念を持たなければ、この一歩を踏み出すことはできない。
- アルハイゼン: それなりの覚悟をしてくれているならいい。
わかってる。
- パイモン: おいおい、今は士気を高めるような言葉を言うべきじゃないのか!
- アルハイゼン: 鼓舞の社交辞令なら、今言っただろう?
- パイモン: 士気はめちゃくちゃ大事なんだぞ、士気は!
- アルハイゼン: キャンディスが君たちに優しく接する役割を担うなら、俺はみんなに問題の深刻さを認識させる責任がある。
- アルハイゼン: 例えば、後方支援に努める者もいれば、前線で戦う者もいる。それぞれの役割を果たすのは、間違ったことではないだろう。
……
確かに一理ある。
- パイモン: うぅ、前線で戦うって言うけど、おまえは普通の兵士には見えないぞ。
- アルハイゼン: 傭兵集団に比べれば、確かにそうだ。俺はただの文弱な、学問を修める者に過ぎない。
- アルハイゼン: しかし、俺は傭兵じゃないからこそ、比較的安全な場所でこうして策を練ることができるんだ。
- アルハイゼン: よく考えてみろ、あの傭兵たちは、狂気に陥る危険にさらされている。
- パイモン: うーん…それに、学者も危険な職業だよな…っておい、おまえも学者だろ!
- アルハイゼン: 俺は俺、他は他だ。同じ品種のものにも優劣があるから、一緒にすることはできない。
- オルモス港のやつらが、おまえのことを「イカレ野郎」って呼んでたのを忘れるなよ! パイモン: こいつ…
- アルハイゼン: 愚かな者からみれば、賢い者は皆イカレている。だからそれは褒め言葉なのだ。
- アルハイゼン: そういえば…
- キングデシェレトの遺跡で見つけた情報のことを覚えているか?そこに「禁忌の知識」のことが記録されていた。 アルハイゼン:
うん、覚えてる。
- アルハイゼン: そうか、悪くない記憶力だ。
ごめん、よく覚えていない。
- アルハイゼン: つい先日、エルマイト旅団と人質交換をするためにみんなで砂漠に行っただろう。しかし取引現場の地面が突然崩れて、ある遺跡に落ちた。
- アルハイゼン: 遺跡はキングデシェレト文明のもので、俺たちは当時の祭司が残した情報を見つけ、「禁忌の知識」の存在を知った。
- パイモン: おお!今思い出したぞ、説明ありがとな!
- 教令院に所属する俺でさえ初耳だった。 アルハイゼン: 「禁忌の知識」は人を狂わせるが、このことはスメールの人々に公開されていない。
- アルハイゼン: そうだな…学者や傭兵たちが狂気に陥ったのは、「禁忌の知識」の影響を受けたからかもしれない。
- アルハイゼン: しかし、これは教令院の推測とは少し異なっている。何しろ教令院は、狂気の症状は神の知識の副作用であると考えてきたからな。
- アルハイゼン: 教令院は「禁忌の知識」の概念をよく分かっていなかったから、間違った方向に推測していたんだろう…
- 死域、魔鱗病、砂嵐…数千年前、砂漠で起こった「禁忌の知識による汚染」によく似ていると思わないか? アルハイゼン: 今起きている様々な現象を合わせて考えてみれば——
可能性がないとは言い切れない。
「禁忌の知識による汚染」の再来…?
- 世界樹が病気になった」からじゃなかったのか? パイモン: でも…死域とか、砂嵐とかの原因って、「
- ティナリはそう言ってたけど… パイモン:
- パイモン: あっ…!もしかして…
- アルハイゼン: 君もたどり着いたか?世界樹が病気になった原因は…禁忌の知識の汚染かもしれない。
- パイモン: ど、どうしよう。大変だぞ…
このことを早くナヒーダに教えないと。
- アルハイゼン: クラクサナリデビがこの状況に対応できる策を持ってるのか?
世界樹を救う鍵は…
前草神が残した意識の中にあるって言ってた。
- アビディアの森で気を失ったときに見た情景と…「世界が…私を…忘れて…」って言葉のことか? パイモン: おまえが
- アルハイゼン: どうやら、クラクサナリデビを救い出すことはとても重要で意味のあることらしいな。スメールの問題を徹底的に解決するには、彼女と力を合わせて世界樹を救う必要がある。
その通り。
- アルハイゼン: ふむ…目的を遂行するために、俺は一部の仕事の成果を検証しに行ってくる。
- パイモン: どこに行くんだ?
- アルハイゼン: エルマイト旅団の拠点へ。
- (マークされたエリアに近づく)
- アルハイゼン: うん、揃っているみたいだな。
- パイモン: なんでここにこいつらがいるんだよ!
- アルハイゼン: ここで技術的な仕事をさせていたんだ。
- モルギー: えっ?書記官と…旅人?
- アルハイゼン: 進捗はどうだ?
- モルギー: ああ!書記官に言われた通り修理したよ!今使えるのは一台で、その他はまだ修理中だ。
- 缶詰知識を抽出する装置だろ?まだなにか使い道があるのか? パイモン: これって
- アルハイゼン: これを見ろ。
- パイモン: 缶詰知識はまだここにあったのか!?お、おまえ、また(旅人)の頭になにか危険なものを植え付ける気かよ!
- アルハイゼン: その表情…?君は怖いのか?
- パイモン: ちょっと怖いし、それ以上にめちゃくちゃ怒ってるぞ!
- アルハイゼン: ほう?なかなか興味深い。
- アルハイゼン: しかし、今はそれを使う時じゃない。
- アルハイゼン: 前の作戦会議でも言ったように、この缶詰知識には俺が作成した一本の法令が入っており、教令院もそれを持っている。計画通り…
- アルハイゼン: 旅人、この缶詰に記録してほしいことがある。
え?(俺俺/
私私)が? - アルハイゼン: 君は俺たちがクラクサナリデビを救い出せると信じているか?
信じてる。
自信の足りなさは行動で補う。
- アルハイゼン: それはいい——信じる心が一番重要なんだ。
- アルハイゼン: じゃあ、準備が出来たらこの装置を装着してくれ。
- パイモン: 信じる心を缶詰知識に記録するのか?
- アルハイゼン: そうだ。
- パイモン: オ、オイラ、とても心配だぞ…
- アルハイゼン: 君の気持ちは理解できるが、今はこれが必要なんだ。俺の言う通りにするのが一番いい。
- アルハイゼン: 何事もまずは自分から騙さなければならない。自分を励ますことも時には欺瞞になる…でも役にさえ立てばいい。
- パイモン: うぅ…なんだか一理あるようにも聞こえるけど…
準備できた。
- アルハイゼン: なら、想像しろ——今、俺たちの計画はすべて完了した…クラクサナリデビの救出にも成功し、スメールを変えられた。
- アルハイゼン: すべてが順調に進んでおり、人々も俺たちの功績を認めてくれている。
…うん…分かった…
- アルハイゼン: 目を開けるといい。
- アルハイゼン: はい、これ。
- パイモン: これって…
- アルハイゼン: 読んでみろ。
- 目の前の紙には、気になることが書かれている。
- この記録が何の役に立つのかは分からないが、計画のため、アルハイゼンの言う通りにした。
- アルハイゼン: もういいぞ。
不思議な体験だった…
- パイモン: 頭は痛くないか?大丈夫なのか?
大丈夫。
- アルハイゼン: ただの記録だ、問題はないはず。
- パイモン: でも、今したことが、一体なんの役に立つんだ?さっぱり理解できないんだけど…
- アルハイゼン: 理解できずとも仕方ない。そもそも、これは君たちのような者のために用意したのではない。
- パイモン: オイラたちのような…んんっ?
- アーカーシャに頼っている人々に向けたものだ。 アルハイゼン: 忘れたのか?今回の計画は、長期的に
- アルハイゼン: 君たちからみれば信じがたいことかもしれないが、今までずっとアーカーシャに頼ってきた人たちにとっては、頭に浮かぶすべてが真理なんだ。
- アルハイゼン: 想像してみろ。もし生まれた時からアーカーシャのような装置を使い、君が必要な時にはいつでもサポートし、助けてくれたとしたら…
- アルハイゼン: そのまま年月を重ねた君は、何になる?
- パイモン: なにって…ごくつぶし?バカ?
- アルハイゼン: ——指令の奴隷だ。
- アルハイゼン: だからこそ、「規則」はとても重要なんだ。
- アルハイゼン: それに規則を知っている者は、自ら境界線を引き、グレーゾーンを見極めることができる。
- パイモン: うーん、でもなんでおまえはグレーゾーンを見極めたいんだ?
- アルハイゼン: こういう曖昧な領域が面白いと思ったからというだけだ。それに、プラスの収穫をもたらしてくれることもある。
- パイモン: こいつが興味を持つものって変だぞ…スメールの学者ってみんなそうなのか?
- アルハイゼン: さて、雑談はここまでだ。
- アルハイゼン: これから、前科のある助っ人の二人に、ちょっとしたことをやってもらう。君たちはキャラバン宿駅に行って次の準備を手伝ってくるといい。
- パイモン: ちょっとしたこと?
- アーカーシャ端末に、少々細工する。 アルハイゼン:
- (セノとラフマンに近づく)
- ラフマン: 計画はそうと決まってただろう?なんだって急に後戻りするんだ?
- セノ: やり方が過激すぎる。犠牲が出る可能性が高い——よく考えたが…やはり納得できない。
- ラフマン: だが、これが現時点で成功率の最も高い計画だ。マハマトラであったお前なら、長い目で見るべきじゃないのか?そのメリットを見出せないわけではないだろう。
- セノ: 確かにメリットは見えた——だからこそ、その裏にあるリスクもよく分かっている。アルハイゼンの計画は俺が思っている以上に過激だ。
- パイモン: え?おまえたち、なんで喧嘩してるんだよ?
- ラフマン: 友よ、セノを説得してくれ。こいつ、オレたちの計画に反対してるんだ。
- セノ: 会議では、まず解決策を皆で見出し、具体的な実行については現地の環境を最もよく知るお前たちに任せると決めたはずだ。だがお前は、直接アルハイゼンに助言をもらいに行った…
- セノ: アルハイゼンがこんな助言をすると知っていれば、最初から反対していた。
- ラフマン: オレたちがもう仲間だってことは分かってるだろう?
- セノ: 傭兵は互いの友情を大切にするが、犠牲も恐れない。そうだな?だが、残念ながら今回に限っては、お前たちの理念を認められない。
- ラフマン: ……
- ラフマン: お前は砂漠をよく知っているようだな。
- セノ: 旅人、パイモン、このことはお前たちも知っておくべきだ。
- セノ: ラフマンの提案は、俺がマハマトラとしてキャラバン宿駅の衛兵と手を組んでこいつらを捕まえ、スメールシティまで押送するというものだ。
……
- パイモン: 待てよ、衛兵と手を組むっていうのか!
- ラフマン: 忘れたか?オレたちはあの壁を簡単には越えられないんだ。キャラバン宿駅が未登録のエルマイト旅団のメンバーを、そんなにたくさんスメールシティに行かせるわけがない。
- ラフマン: オレの提案なら疑いも晴らせるし、一度で多くの人をシティに送れる。これ以外に策はないだろう?
- セノ: なるほど、お前にこれを提案したやつもそう言っていたようだな。
- パイモン: これがどんなに危ないか、アルハイゼンは知ってるだろ!?
- ラフマン: ああ、もちろん。だから、やつはこうも言ってた——「安全かつ確実な方法など存在しない。しかし、計画を完成させることだけを考えるなら、この方法は見込みがある。」
- ラフマン: それに、マハマトラのセノと旅人が協力してくれれば、計画の成功率はかなり上がるとさ。
- ラフマン: オレは人を盲目的に信用しない。何しろ、オレは人を見る目があるからな。やつの言う通り、お前らを信じるのは、オレ自身の選択だ。
- セノ: 俺一人で捕獲を実行するならば、お前たちに怪我をさせないよう力をコントロールできる。だが、キャラバン宿駅の衛兵もそうしてくれるとは限らない。
- セノ: よりリアルに演出するために、お前たちは少なからず抵抗するはずだ。その時…怪我や犠牲は避けられない。
- セノ: 敵なら、ここでくたばってくれても構わないが、お前たちは仲間だ。こちらの陣営がそのような損耗をするのには反対だ。
- ラフマン: …ハハ。
- ラフマン: まさか、マハマトラ様がオレたちの安否を気にして下さるとはな。殺し合いの日々を送ってきたが、お前のようなやつはあまり見たことがない。
- セノ: 俺は仲間に対して、常に尊敬と誠意をもって接しているから——こういう重要なことは絶対にはっきり教えてやるんだ。
- ラフマン: …これじゃあ、逆にオレの立つ瀬がないじゃないか。
- パイモン: なあ!オイラたちもなにかしようぜ!
他に方法がないのなら…
手伝うよ、加減はする。
- ラフマン: ハハ!そう言うと思った。
- セノ: ……
- パイモン: オイラたちが仲間を少しでも多く倒せば、衛兵が手を出すチャンスは減るだろ!たとえ少ししか役に立たなくても…それでもいいんだ!
彼らの決意を裏切るべきじゃないのかも。
- ラフマン: セノ、兄弟たちを代表して、お前の厚意に礼を言うよ。だが、今回は後戻りのできない任務だ。確かに仲間は大切だが、オレたちがこれから成し遂げようとしていることのほうがもっと重要だろう?
- ラフマン: 犠牲を恐れないのは、勝利のもたらす利益を求めるからだ。オレたちの大きな願望をサポートしてくれ!これが砂漠の民のガッツなのかもしれんな。
- セノ: …はぁ、お前がそこまで言うなら、俺も反論できない。
- セノ: ただ、絶対に心に留めておいてくれ——計画通りに行動しろ。常軌を逸するようなことはするな。キャンディスの言ったように、計画を成功させるには、身の安全が第一だ。
- セノ: お互いにこの作戦の意義を認めたからには、草神の信者とキングデシェレトの信者の間に、隔たりがあってはならない。すべての命が大事なんだ。
- ラフマン: 分かった、約束しよう。この願望のために、行動スタートだ!
- (カットシーン後)
- セノ: 衛兵たちは通常、隣の中庭に駐屯している。行けばすぐ見つかるはずだ。
- (衛兵に近づく)
- セノ: 衛兵。
- ガエーテ: 大マハマトラ様!?ど、どうしてこんなところに?
- セノ: シーッ。
- セノ: 隠密行動中だ。大規模な犯罪組織を逮捕するために兵を率いてきた。教令院の『隠密行動指導条例』に基づき、キャラバン宿駅側にも協力を願う権利を持っている。
- ガエーテ: もちろん、もちろんです!セノ様の命令は教令院の命令ですから、当然ご協力しますよ。
- ガエーテ: しかし、これからどのような者を捕まえにいくので?相手の人数は?規模によっては、上に報告しなければなりません。
- 「アフマルの目」とほぼ同程度だ。教令院内部の物資の盗難と転売に関与している。 セノ: 相手はエルマイト旅団のとある分隊で、規模はオルモス港で活動している
- ガエーテ: 「アフマルの目」の規模って…!ならば今回の行動は、共同逮捕と行くべきかと思います。
- セノ: では一刻も早く報告し、砂漠での武装作戦における高い基準に従って人員を手配せよ。
- ガエーテ: はい!今すぐ連絡いたしますので、少々お待ちください!
仕事モードのセノの迫力、半端ないね。
- セノ: これは、外部の者に対する態度だ。
(俺俺/
私私)たちに対しては優しいもんね。 - セノ: お前たちは仲間だからな。
- パイモン: おまえら、よくのんきに世間話できるな。オイラはドキドキしっぱなしだぞ!
- パイモン: 怖くないのか?もしセノが大マハマトラの仕事をやめて、あいつらを裏切ったってことがここの衛兵たちにバレたら…
- パイモン: それに、たとえ今の衛兵が知らなくても、上司にはもう知らされてるかもしれないぞ?
- (フラッシュバックが始まる)
セノ: 覚えていないか?この件なら、会議で議論しただろう。
- アルハイゼン: キャラバン宿駅での準備はとても重要だが、心配することはない。衛兵たちは、セノが大マハマトラでなくなったことをまだ知らないはずだ。
- ディシア: どうして断定できるんだ?もし万が一のことがあったら?
- アルハイゼン: 第一に、他のマハマトラはセノが教令院を出た理由を今も知らない。それはつまり、教令院はこの件に関して何の声明も出していないということだ。
- アルハイゼン: 第二に、今は教令院の神を創る計画の重要な時期だ。そんな時に大マハマトラの職に動きがあれば、まず疑念を招くだろう。
- アルハイゼン: だから、セノのことは公開しないほうが、合理的だ。
- セノ: …ああ、俺も同感だ。
- アルハイゼン: そして次の問題——アーカーシャの予測機能が俺たちの行動に影響を与えるのではないかと心配している者もいるらしいが…
- セノ: アーカーシャはまだ作動しているから、俺は警戒しないといけない。
- セノ: …いや、むしろアーカーシャの能力から考えれば、未だに俺の行動が制限されていないのは不自然なくらいだ。
- アルハイゼン: それについてだが、俺はよく考えてみた。今のところ、心配する必要はないと思う。
- アアル村に来た時、行動やルートは全てアーカーシャに演算され、グラマパラを攫ったやつらに筒抜けだった。 アルハイゼン: 覚えているか?最初君が
- アルハイゼン: だが、旅人と合流してから、似たようなことは一度も起こっていないだろう。
- セノ: ……
- セノ: 確かにそうだ。だが何故?
- アルハイゼン: 逆に考えてみればいい。どうして自分がアーカーシャに予測されると思う?
- セノ: 俺のデータがアーカーシャに記録されているからだ。
- アルハイゼン: ああ、しかし問題の核心は、「アーカーシャはどこまで人を予測できるのか」ということだ。
- アルハイゼン: 君は疑ったことがないのか?どうしてアーカーシャがそんなことをできるのかと。
- セノ: …アーカーシャは、全スメールを掌握しているから。
- アルハイゼン: 教令院では、人間の行動は論理的であるという意見が主流だ。
- アルハイゼン: 記録されたデータを整理して、深く分析することで、アーカーシャは行動ロジックを導き出し、そのロジックに適う人の行動を予測している。
- アルハイゼン: 誤謬を説くつもりはないが、「ロジック通り」などと、本当に誰でもそのように生きられるものだろうか?
- アルハイゼン: 喜怒哀楽もロジックの一部だが、毎回の感情が等量であると保証できるか?情緒や観点は、100%コントロールできるものなのか?
- セノ: ……
- アルハイゼン: セノ、君はこれまで単独行動をとっていたから、君の考えに干渉できる人はいなかった。だから、君に対するアーカーシャの判断は、君の行動ロジックの原理とほぼ乖離がなかった。
- アルハイゼン: 君は一人で問題を処理するのに慣れているし、果敢で芯がある。君がそうした性格だからこそ、アーカーシャは君の予測に効果を発揮できたんだろう。
- アルハイゼン: だが、君は今団体行動をしている。この団体にどのような人物が含まれているのか、アーカーシャはまだ把握していないと思う。
- アルハイゼン: つまり、俺たちのロジックと思想は集結したものであり、混乱したものとも言える。俺たちとの間に、矛盾や対立が生じる可能性もある。
- アルハイゼン: しかしアーカーシャはその部分のデータを持ってはいないし、過去のロジックに基づいても、未来の君を予測することはできない。つまり、固定のデータに支配される部分には、限りがあるということだ。
- アルハイゼン: だから、今の君は安全だと思う。
- ディシア: 理に適ってるな、あたしも同意見だ。人は生きてるものだが、アーカーシャには命がない。命のないものにあたしたちが完全にコントロールされるとは思わないぜ。
- セノ: …そうか。
- (フラッシュバックが終わる)
セノ: アーカーシャには予測できないことがあり、人も過去に縛られることはないということだな。
- パイモン: ふぅ…それを聞いて、オイラもだいぶ安心したぞ。
- セノ: 今後の会議では集中してくれ。
- パイモン: うぅ、わかったよ。
うまくやる自信がある。
- セノ: 警戒は怠らないようにな。
- パイモン: あっ、足音が聞こえてきたぞ!
- ???: 大マハマトラのセノ様!こんなところでお会いできるとは、お珍しいことです。
- ルシェムバーボ: 大赤砂海エリアの治安の責任者です。ルシェムバーボとお呼びください。
- (彼彼/
彼女彼女)の作業用の機械だ。
セノ: ああ。これは俺の助手の旅人だ。俺と一緒に行動することになっている。隣にあるのは、 - パイモン: ガ——ガ——。機械——。ガ——ガ——。
- ルシェムバーボ: 初めまして、お会いできて光栄です。あなたの金色の髪は、まるで太陽の光のように眩しいですね!そして、これは不思議な…えっと…教令院のハイ·テクノロジーでしょうか…
どうも。
- セノ: 先ほどの話だが、結論は?
- ルシェムバーボ: 深刻な事態ですので、もちろんあなた方に協力します。というより、あなたのようなお偉い方と一緒に任務を執行することは憧れと言ったほうがいいほどでして…
- セノ: 建前はそこまでにしよう。
- ルシェムバーボ: ああ、はい、はい。
- セノ: 精鋭の小隊を率いて、俺と一緒に砂海の東側で隠密行動を行ってもらう。
- ルシェムバーボ: かしこまりました。
- セノ: 地図は。
- ルシェムバーボ: 早くしろ、地図を持ってこい!
- 衛兵はすぐに地図を持ってきて、セノは行動地点をマークした。
- セノ: 二日後、そこでラフマン率いるエルマイト旅団と戦い、やつらを一挙に逮捕する。
- セノ: 時と場所——分かったか?
- ルシェムバーボ: 問題ありません、セノ様。
- セノ: いいだろう、またその時に合流しよう。
- ルシェムバーボ: はい!
- パイモン: オイラ、偉いってのもメリットがあるって気付いたぜ。みんながすごい敬意を持って話してくれるんだ。
悪くない体験だね。
- セノ: これらは全て、教令院の絶対的な権威があってのものだ。そして今、俺たちはその巨大な権力機構に反旗を翻すんだぞ。
- セノ: …ちゃんと準備をしろ。二日後には行動開始だ。
- (時間を経て)
- パイモン: そろそろ時間だな、砂漠でセノと合流しようぜ!
- (マークされたエリアに近づく)
- パイモン: あっ、誰かがもうついたみたいだぞ!
- パイモン: オイラたちも早く行こうぜ!
- セノ: 待った。
- パイモン: うわぁ!セノ!おまえもついてたのか!
- セノ: 忘れたのか?お前らは俺の助手だ。
忘れてない。
- セノ: 助手は俺の後についているべきだ。さあ、行こう。
- ガエーテ: 大マハマトラ様、助手様!
- ルシェムバーボ: お二方!
- セノ: 早いな。
- ルシェムバーボ: ええ、今回の行動を重視している証です。
- ルシェムバーボ: 教令院に関する重大な事件ですから、必ず全力を尽くします。
- セノ: 覚悟があるのはいいことだ。だが、戦闘中も生け捕りにすることだけは忘れるな。
- セノ: 転売ルートの鍵はそいつらの中にある。死んだら手がかりも潰える。
- ルシェムバーボ: 承知しました。
- ガエーテ: 皆様!エルマイト旅団一行が西側から等速接近中です!
- ルシェムバーボ: いつでも戦えるよう、構えろ!
- ルシェムバーボ: 待った!
- ラフマン: おや?そんなにフィーバーしちゃって、旦那様たちは何をするつもりだい?
- ラフマン: 刀だの、槍だの…いい商売には見えないな?
- セノ: ラフマン、お前とその一味の密輸転売ルートは、すでに教令院の耳に入った。血が惜しいなら、抵抗はやめておけ。
- ラフマン: お前は…教令院のマハマトラか?ははっ、わざわざこんなところまで捕まえにいらっしゃるとは…
- セノ: 世間話をしに来たわけじゃない。
- ラフマン: ……
- ラフマン: 傭兵になってから、これほど温かく接してくれるヤツはいなかったな。
- ラフマン: お礼に…野郎ども!ヤツらの血で我らの刀を染め上げろ!エルマイト旅団がどれほど手強いか、思い知らせてやれ!
- (エルマイト旅団を倒した後)
- セノ: これで終わりだな!
- ラフマン: くぅ…!
- ガエーテ: 完全鎮圧です!行動終了、包囲網内にいるエルマイト旅団の傭兵および関係者は全員捕らえました!
- ラフマン: クソっ!草神の犬が…全員くたばれ!
- セノ: ふん、くたばるのはお前らのほうだ。
- ラフマン: キングデシェレト様はお前らを呪い、絶対に…
- (セノがラフマンを殴る)
セノ: 黙れ!
- ラフマン: ぐうぅ!
- ルシェムバーボ: 全員を縛り上げてキャラバン宿駅に連れ戻せ!数えて、問題がなければ、大マハマトラ様の命令通り教令院まで送れ!
- ガエーテ: はっ!
- 衛兵たちは悔しそうなラフマン一行を押し立てて去っていった…
- ルシェムバーボ: それではセノ様、俺もこれで。もしまたご指示があるようでしたら、キャラバン宿駅までルシェムバーボをお尋ねください。
- セノ: ああ、分かった。
- パイモン: 行っちゃったな…
- セノ: 場所を変えよう。
- 一行は場所を変え、盗み聞きがないことを確認してから、会話を続けた。
- パイモン: 一連の作戦は成功したみたいだな!
- セノ: ああ。完璧にこなせた。
- パイモン: やったぜ!
- パイモン: まあ、ラフマンへのパンチは、痛そうだったけどな…
- セノ: 俺はこの後、キャラバン宿駅に行って監視をする。約束しよう——必ず皆を無事にスメールシティに送り込む。
ありがとう、セノ。
- パイモン: そうだぞ。おまえがいてくれたから、今回はうまく行ったんだ!
- セノ: まだ祝う時じゃない。今頃、ディシアがお前たちを待ってるだろう。
- セノ: あいつのところに行ってやれ。ティナリを紹介してくれるのを待ってるはずだ。
- パイモン: そういえば、計画の全貌をティナリに伝えなくて本当によかったのか?オイラたちを信じてくれなかったりして…
(俺俺/
私私)も心配だ。 - セノ: 俺とティナリは仲がいい。俺からの伝言があれば説得できるだろう。あいつは俺がそういう冗談をしないと知っているからな。
- セノ: 助っ人を探すなら、ティナリは最適だ。
- セノ: さあ、次の作戦に移ろう。あまり待たせないほうがいい。
その他の言語[]
言語 | 正式名称 |
---|---|
日本語 | 夜明け前の夜をゆく Yoake Mae no Yoru wo Yuku |
中国語 (簡体字) | 行于黎明前夜幕里 Xíng Yú Límíng-qián de Yèmù-lǐ |
中国語 (繁体字) | 行於黎明前夜幕裡 Xíng Yú Límíng-qián de Yèmù-lǐ |
英語 | Through the Predawn Night |
韓国語 | 여명 전의 어둠 속을 걷다 Yeomyeong Jeon-ui Eodum Sogeul Geottta |
スペイン語 | La noche antes del alba |
フランス語 | À travers la nuit d'avant l'aube |
ロシア語 | Ночь перед рассветом Noch' pered rassvetom |
タイ語 | ค่ำคืนก่อนรุ่งอรุณ Kham-khuen Kon Rung-a-run |
ベトナム語 | Đêm Tối Trước Bình Minh |
ドイツ語 | Durch die Dunkelheit vor dem Morgengrauen |
インドネシア語 | Tirai Malam Pengantar Fajar |
ポルトガル語 | Através da Noite Antes do Alvorecer |
トルコ語 | Şafaktan Önceki Gece Boyunca |
イタリア語 | La notte prima dell'alba |
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