「南十字」 武装船隊の頭領で、 璃月ではかなりの人望を持つ存在。
噂によると、 彼女は山や海を割ることができ、剣を掲げることで雷をも召喚するという。
冥海の巨獣ですら彼女の相手ではないとか。
ただの噂だと言う者もいるが、北斗と共に 海に出た人はみな口を揃えてこう言う――
「本当に冥海の巨獣がいるなら、きっと北斗さんに ヤツを真っ二つにしてくれるはずだ」と。—公式サイトより抜粋[1]
性格[]
武装船隊「南十字」の頭領、豪快な姉貴。
—ゲーム内のキャラクターステータスとプロフィールページの紹介文
北斗は無冠の龍王と呼ばれる。その強さは、「神の目」の力を借りずに巨大な海山を倒し、降魔大聖魈[2]の尊敬を集めるほどで、自ら設立した武装船団「南十字」を率いている。
北斗は、その強さ、気さくな性格、判断力の高さで、璃月全土に知れ渡っている。そのため、彼女は多くの人々に好かれており、子供たちは彼女を理想的なお手本として尊敬している。彼女は乗組員たちに敬意を持って接し、乗組員たちは彼女に完全に忠誠を誓っている。北斗は宝盗団たちを好まないが、宝を集めるときは、特に指定がない限り「早い者勝ち」[3]のルールを守っている。その場合でも、犯罪者たちは彼女を恐れ、彼女の怒りを買うのを避けようとする。その代わり、彼女は宝盗団たちに、そのライフスタイルを捨ててやり直す機会を与える。
しかし、璃月七星と璃月港のの行政側は、北斗を別の見方で見ている。彼女は頻繁に法律に違反し、天権凝光が罰として彼女に科した多額の罰金を支払うことに何の問題もない[4]。 2人は相手の生き方に反感を抱いていることを公言しているが、それでも璃月の大義のためであれば味方であり続け、頻繁に一緒に囲碁をするなど、実際には親しい友情で結ばれているようだ[5][6]。
容姿[]
北斗は長身の女性モデルを起用している。腰まである長いダークブラウンの髪に白い肌。右目はゴールドに溶けた深いルビー色。左目は赤いアイパッチで覆われている。
公式紹介[]
この璃月港で、凝光さんに勝って金をもらう度胸があるのは北斗さんだけだ。
高い統率力と存在感を誇るが、愉快な性格ゆえ「神の目」の所持者である事を忘れさせる。
キャラクターストーリー[]
キャラクター詳細
北斗は「南十字」の頭領である。
「南十字」は、璃月港を本拠地に活動する武装船隊だ。
「武装船隊」とは文字通り、頼もしい火力を装備した船隊のこと。
余計なことは気にしなくていい。「南十字」のやる事なす事は全て七星の許しを得ている…大方はそうである。
北斗は船隊の船員全員にとって頼もしい頭領であり、彼らは北斗なら海の高波や嵐をも制圧できるとさえ信じている。
「だって北斗姉さんだぞ、嵐でもあの人の言うことを聞くだろ」
キャラクターストーリー1
好感度Lv. 2
北斗の声望は、璃月ではかなり高い。
「璃月七星」ほどではないが、商人の中で北斗や「南十字」の名を知らない人はいない。
そして、それほどの声望があれば、自ずと様々な噂も立つ。たとえば、北斗は山や海を割ることができるとか、剣で雷を召喚して、一撃で冥海巨獣を二つに裂いたとか。
酔っ払いの言葉だと信じていない人も多いが、北斗と共に海に出た人は皆口を揃えて、本当に冥海の巨獣が現れても、きっと北斗ならそれを真っ二つに裂いてくれるのだと言う。
北斗の航海能力は、商人たちの間で伝わる彼女の名望と同じくらい高いのだ。彼女が「龍王」と呼ばれるのも、無理のない話である。
キャラクターストーリー2
好感度Lv. 3
利益を重んじ、人情を軽んじるのは商人にとって、本来おかしなことではない。
しかし、璃月の人間は「うちは違う」と口を揃える。
他所の商人たちがそれに対し、ただ人情を手段として使うだけだろうと笑えば、璃月の商人は「『南十字』の件はどう説明する?」と返す。
南十字船隊が有名になってから数年が経ち、その報酬が高いのは誰もが知っていることだ。その彼らは昔、嵐の中で数日間漂流する民間船と遭遇した。
浪の中で揺れる民間船を見た北斗は、龍骨が割れるリスクを承知の上で民間船を安全区域へと引っ張っていった。食糧が底をついた時も、北斗は民間船を見捨てることはしなかった。
そして数日かけて、ようやく「南十字」は民間船を近くの泊地へ送り届けたのだ。その船にいた者は皆、命の恩義を感じ、今では北斗の忠実なビジネスパートナーとなっている。
璃月の人は笑いながら言うだろう。
「命をかけて何かをやり遂げることは、『手段』なんて二文字で表現できるものじゃない。人情を取引の手段にするなんて言葉、北斗に言う度胸はあるの?」
キャラクターストーリー3
好感度Lv. 4
噂によると、「南十字」の背後にいるのは「七星」の一人、「天権」凝光である。
このことについて、当事者二人は否定するだろう。しかし、その理由はそれぞれ違っている。
「七星」である凝光には、時に彼女の代わりに乱暴に事を収めてくれる人間が必要だ。何人も候補はいたが、彼女は北斗を選んだ——あくまでも、彼女は「北斗」という人間を選んだだけであり、「南十字」はおまけでついてきたようなものだ。
一方、北斗は声を荒げて凝光とは協力関係であり、「背後の勢力」なんて存在しないと説明するだろう。
確かに凝光の協力者の中で、北斗だけは他の者とは違う。
北斗は凝光を他の者のように敬っているわけではない、どちらかというと真っ向から対立してくるような相手だ。
だが、北斗の反感的な態度を心配する部下に対して、凝光は静かに笑っているだけである。
「彼女はこの璃月で最も支配しやすい人かもしれないわ…利害関係と大義さえ説明したら、彼女は納得するからね」
キャラクターストーリー4
好感度Lv. 5
長い旅から陸へ上がった「南十字」は、いつも通り、3日間続く宴会を開いていた。その年は例年と変わらない。唯一違うのは新たな料理人が一人、後の「万民堂」のシェフ香菱が増えたことだけだ。
船隊の経理が節約のために、市場で遭遇した香菱を騙してそのまま船に連れ込んだのだ。北斗に会った香菱は「むっ、ここの食材は魚介類ばかりで、『月菜』しかできないよ。アタシは対立した二つの菜系を越えた料理を作りたいの…」と悩みながらそう言った。
北斗は笑って足元の金貨を指しながら言った。「得意なものでいいぞ。前回は結構稼いだ。5万モラでどうだ?」
その言葉を聞いた香菱は、魚介料理の腕を証明するために、依頼を受けた。
結果、北斗は香菱の料理の腕を高く評価し、香菱はいつか璃月に名を轟かせるとまで予言した。
その気に入り様は、船員全員に香菱のことを「香菱姉さん」と呼ぶように指示したほどである。
一方、香菱も北斗のあっさりとした性格を気に入り、よく北斗と共に海へ出ては、新たな海鮮食材を探すようになった。台所に入ることがない北斗が海鮮を見分けることができ、更にその美味しい食べ方も知っていることに、香菱はとても驚いた。
——もちろん、香菱が素直に北斗の言うことを聞くかどうかはまた別の話だ。
キャラクターストーリー5
好感度Lv. 6
物は持ち主に似るということわざがある。
少し不適切な点はあるが、「南十字」船隊は確かに北斗と同じ気質を持っていた。
しかし船隊内には、北斗もあずかり知らぬところで伝わる秘密がある。
「南十字」の副官は新米船員たちの初めての帰航後に、彼らを飲みに誘う。そして、真に迫る話し方で昔のことを聞かせるのだ。
あれは「南十字」が未知なる海に足を踏み入れた時の話だ。大嵐に何度も巻き込まれ、船員を失い、船も限界を迎えようとしていた。
諦めかけたその時、北斗が甲板に立ち、舵を取りながら、璃月の漁師たちが網をたぐる時に口ずさむ歌を歌ったという。
「すると海上の風は静まり、水平線からは太陽の光が射し、浪も穏やかになったんだ…」
副官はいつもこの言葉で締めくくり、懐かしそうに目を細めるのだ。
…そして船隊のビジネス拡大と共に、副官が伝える物語もどんどん誇張されていき、新米船員たちの北斗に対する崇拝もますます強くなっていく。
埠頭の労働者たちの世間話
好感度Lv. 4
①三つの頭を持つ巨大な海蛇に、北斗は彼女の大剣を投げつけた。大剣は海蛇の三本の脊椎を見事に突き通した後、北斗の元に戻った。
②北斗は囲碁の対局で凝光を破ったことがある。しかも2回。重要なのは、凝光からいくら巻き取ったかではなく、凝光を負かした北斗の度胸である。
③北斗が最後に漁師の歌を歌ったのは、海獣「海山」と戦っている時であった。あれから彼女は一度も歌ったことがない。
④あぁ、聞き間違いではない。北斗は漁師の歌を歌える。だが、絶対に直接本人に聞いてはいけない。三つの頭を持つ海蛇の結末を思い出すんだ。
神の目
好感度Lv. 6
璃月と稲妻には、このようなことわざがある。「鰭が冥海となり、尾が遠山を指す」。漁師が陸でこの言葉を覚え、次第に広がり、最後は誰もが知る漁師の歌となった。海上に霧が出る度に、漁師の船は白い霧の中に消えて行き、やがて遠くから歌が聞こえてくる。鰭が冥海となり、尾が遠山を指す…
この歌は北斗の子守歌でもある。岩王帝君が神剣を操り、海獣を斬殺したことを璃月人は美談として言い伝えている。幼い北斗は神話が好きで、眠っている時も、この大きな魚に会っている夢を見た。
今日の彼女は、いつもと違った気持ちでこの歌を歌い始めた。船員全員も口ずさみながら、帆を張り出港した。
海山は海の中に潜んでいる。魚のようで龍のような海山は、悪夢のような大きな体を持ち、その力はまるで神々の如く、たった一撃で数十メートルの波を起こせる。
海で稼ぐ人ならば、いずれ海山に遭遇する。北斗は9才からずっと、海山に会いたかった。いつか、この海獣の頭を斬り落とすと願っていた。
かつて、彼女は海山に何度も挑戦してきたが、全て失敗に終わった。だが今回は違う。北斗は最も優れた大剣を持ち、泳ぎが最も得意な水夫を連れて、海山に攻撃を仕掛けた。
想像を絶する激しい戦いであった。この戦いは四日間も続いた。船隊が装備した大砲、銛に弓とロープ、火力全開で攻撃を仕掛けた。北斗は四本の足を拘束された海山と何時間も戦い、夜になっても決着はつかなかった。
夜の海山は最も危険である。人々は海山の突撃を警戒するために、誰も眠らなかった。北斗は船首に立ち、風の音を感じた。
一撃、たった一撃。寒い夜風に吹かれても彼女は微動だにしなかった。
どのくらい経ったかは分からないが、食べ物と水を一口もしなかった北斗は太陽が昇る瞬間、海中からの波の音を見事に掴んだ。
この一撃は、雲を突き抜き、月を一刀両断する。山のごとく海のごとく、魚龍の頭蓋骨を断ち切った!
耳を聾する程の雷鳴と共に、紫色の電光が血を浴びた北斗の前に降りた。
竜殺しの北斗の「神の目」は天から授かり、雷電の如く人目を奪う紫色の光を放つ、龍血でさえ匹敵できない宝珠である。この神の珠は、山と海を征服した者にのみ所有が許されている。
名刺の飾り紋[]
北斗・拔錨 | |
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入手: 北斗の好感度がLv.10に到達後獲得。 |
説明: 「海に進出すると方向を失うことがある。その時は空を見上げ、北斗星と北極星を確認せよ。」 |
命ノ星座[]
南天海山座 | ||
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意味: 海の征服者 |
任務とイベント[]
魔神任務
- 第二章
- プロローグ「秋風に舞いし紅葉」
- 第一幕「鳴神不動、恒常楽土」
- 第二幕「無念無想、泡影を滅す」
- 間章
イベント
Webイベント
キャラお試し[]
任務
- イベント伝説任務 華々しき流年の「飛花は船を照らし、海で月をすくう」
腕試しイベント
- 魈、ディオナ、北斗、辛炎 — 1.3
- エウルア、辛炎、行秋、北斗 — 1.5
- 珊瑚宮心海、ロサリア、北斗、行秋 — 2021-09-21
- 甘雨、鍾離、行秋、北斗、煙緋 — 2022-01-25
- ニィロウ、アルベド、北斗 — 3.1
- ヌヴィレット、楓原万葉、行秋、煙緋 — 4.5
キャラクター紹介[]
キャラストーリー
キャラクター | ストーリー |
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キャラボイス
キャラクター | ボイス |
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メール
送信者 | メール |
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メール[]
豆知識[]
- 大げさで捏造された伝説を語るNPCの茶博士劉蘇は、北斗の身長は180センチで、「見たこともないような太った男」だと言う。
- 死兆星号に乗船している南十字の乗組員全員が彼女に言及している。特に、芙蓉は北斗をを夢見ていることが仄めかされており、小月遠征中に南十字のメンバーであった両親を亡くし、北斗に育てられた。また、南十字船隊の元メンバーである張順彼女のことを話している。
- 北斗の公式イラスト、万葉のキャラクター実践紹介、「抵抗する者の名において」のカットシーンでは、「黒岩の斬刀」を振り回している姿が確認できる。
- 北斗は下川という小さな漁村で育ち、汐零という幼なじみがいた。下川の村長は、家を失った北斗を不憫に思い、彼女を引き取ったが、彼女が来て1、2年後、村長は病に倒れ、亡くなってしまった。同じ頃、収穫が悪くなってきた北斗を他の村人たちは不吉の前兆だとして敵視し、村から追い出してしまった[8]。
- 北斗は以下の1点の調度品の説明で記載されている:
語源[]
- Beidou (中国語: 北斗)は、おおぐま座の北斗七星を指す中国語名。中国語では北斗七星 Běidǒu Qīxīng, 直訳"北斗七星"。北極星はこの星座の中にあり、船乗りが海上を航行するのに使う。
- 七星 Qīxīng, 直訳"七つの星"を意味する言葉である。「七星」は「璃月七星」と同じ意味で使われ、「七星」のメンバーの称号は北斗七星の星の中国名と同じである。
- 彼女の命ノ星座「Victor Mare」は、ラテン語で「海の征服者」を意味する。
その他の言語[]
キャラクター称号:無冠の龍王[]
言語 | 正式名称 | 直訳の意味 (英語) |
---|---|---|
日本語 | 無冠の龍王 Mukan no Ryuuou[!][!] | Uncrowned Dragon King |
中国語 (簡体字) | 无冕的龙王 Wúmiǎn de Lóngwáng | Uncrowned Dragon King |
中国語 (繁体字) | 無冕的龍王 Wúmiǎn de Lóngwáng | |
英語 | Uncrowned Lord of the Ocean | — |
韓国語 | 무관무관의 용왕용왕 Mugwan-ui Yong'wang | Uncrowned Dragon King |
スペイン語 | La Reina del Océano sin Corona | The Uncrowned Queen of the Ocean |
フランス語 | Reine des mers sans couronne | Uncrowned Sea Queen |
ロシア語 | Владычица морей Vladychitsa morey | Lord of Seas[• 1] |
タイ語 | ราชินีไร้บัลลังก์แห่งท้องทะเล | Throneless Queen of the Sea |
ベトナム語 | Long Vương Không Vương Miện | |
ドイツ語 | Ungekrönte Königin der Meere | Uncrowned Queen of the Seas |
インドネシア語 | Uncrowned Lord of Ocean | — |
ポルトガル語 | Rainha do Mar Sem Coroa |
- ↑ ロシア語: : Владычица Vladychitsaは女性語である。
注釈[]
脚注[]
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