五百蔵は、鎮守の森に住む妖狸で、かつてはその守護神を務めていた人物である。狐斎宮が大災害で亡くなるまで、しばしば狐斎宮と競い合っていた。500年前のことである[1]。死んだことを知らず、ただ隠れているだけだと思った五百蔵は、彼女を誘い出そうと鳴神島を荒らし回った。しかし、斎宮の元知人である影向役者三人組の一人、惟神晴之介によって封印された。
五百蔵は、シリーズ任務「神櫻大祓」の「深林の狸囃子」後に交流することができる。
場所[]
プロフィール[]
五百蔵は鎮守の森に住む妖狸で、「あの卑劣な狐斎宮」と呼ぶキツネとしばしば競い合っていた。ある日、理由は不明だが、五百蔵と雷電影を同時にやろうと思い立ち、五百蔵に天守の庭から鳴草を摘み取ることを挑んだ。しかし、ベルゼバブに捕まり、殺されそうになった。斎宮は庵主を説得し、庵主を木立の守護神として麾下に置くよう命じた[1]。
500年前、テイワットを襲った大災害。狐斎宮は、闇の勢力から五百蔵を守るため、かくれんぼで五百蔵をだまし討ちにすることにした。その後、彼女は戦いに赴き、やがて戦死してしまった。戦いの全貌を知らない五百蔵は、自分がまだゲームをしていると思い込んでいた。しかし、いつものようにしても彼女が出てこないので、キツネの像を壊して回ると、その中から神櫻大祓に使う櫛が出てきた。斎宮にとって大切なものだろうと思いつつ、何に使うのかわからないまま、五百蔵はそれを手にした。
五百蔵の行動を知った稲妻幕府は、斎宮の死後、数年ぶりに璃月から戻ってきた陰陽師・惟神晴之介を派遣し、妖狸に対処させた。晴之介は、庵主と多くの妖狸を石像に封じ込め、「教訓 」を説いた[2]。
その後、旅人は花散里が神櫻の汚物を掃除するのを手伝うことになったが、本来持っていた櫛が必要になり、五百蔵を発見することになる。五百蔵は、彼らを狸仲間だと思い、旅人を案内するようになった。人間を誘導していたことを知り、慌ててヒルチャールの一団を送り込み、追い払った。旅人は彼らを簡単に追い払い、五百蔵は彼らが櫛を探していることを知り、仲間の狸を何人か見つけて一緒に遊ぶなら櫛を渡すことに同意し、そもそもなぜ櫛が必要なのかを学び、その場所への誘導を手伝うために吉法師を送り込むのであった。
旅の途中、パイモンが五百蔵のことを思い出し、旅人を説得して訪ねてきた。五百蔵は最初、彼らの存在に怯えていたが、すぐに彼らの存在を認識した。彼は石化する前に、海の向こうの影向山の頂上に大きな山を見たことを話し、旅人はそれがドラゴンスパインであることを認識した。石化していない妖理からの報告で済ましていたため、稲妻以外の世界についてはあまり知らない。そして、吉法師が大きくなったら後継者に指名したいので、旅人の指示に従うようにと、吉法師をテイワット周辺に連れてきて修行をさせるように頼んだ。
容姿[]
(To be added.)
任務とイベント[]
イベント
対話[]
- 五百蔵: 吾輩はかつて天下を轟かせた妖狸五百蔵。いつの日か必ず八畳の…
- 五百蔵: コホンッ、お前だったか。どうやら吾輩と浅からぬ縁があるようだ。何か聞きたいなら聞くがいい。
鎮守の森について…
- 五百蔵: 今は石像になっているが、吾輩も昔は大御所様に官名を与えられたんだぞ。人呼んで「隠神保生司正五百蔵」。
- 五百蔵: 吾輩の責務は鎮守の森の守護。ここの水と土、霊脈を守ること。どうだ、吾輩の守護で、この森も素晴らしいものになっているだろ。
最初はヒルチャールにやられてたのに…
- 五百蔵: ん?それは誤解だ。ヒルチャールは吾輩にとって害はない。石になったから、他の場所にも遊びに行けないだろ。だから、ヒルチャールに遊んでもらっていたんだ。
- 五百蔵: お前は人間だから、最初は吾輩を懲らしめに来たのかと思って、あいつらにお前をやっつけるよう言ったんだ。まあ、無事でよかったが。
- 五百蔵: 言葉も通じず、頭も良くないが、石になったこの年月の中で、多かれ少なかれあいつらも吾輩にとって仲間になったわけだ。
- 五百蔵: 変な話だが、昔は稲妻にヒルチャールなんて滅多にいなかった。だがいつの日かからか、どこにでもいるようになった。
「保生司正」?
- 五百蔵: 吾輩は元々自由奔放な妖狸だった。名はそれほど知れ渡っていなかったが、本当に自由だった。よくあのクソ狐と競争をしたり戦ったりしていたんだ。
- 五百蔵: ある日、あのクソ狐が賭けをしてきた。吾輩が将軍様の御所から鳴草を盗めるかどうか。もちろん吾輩は挑戦を受け入れた。危うく将軍様に斬られ、ヤシオリ島のようになるところだったがな。
- 五百蔵: 最後は…
- 五百蔵: 最後はあのクソ狐が吾輩の代わりに許しを請い、将軍様から慈悲を与えてもらった。吾輩を見逃すどころか、「保生司正」という職まで授けてくれたんだ。
- 五百蔵: このようなことを、吾輩が忘れるわけがない。吾輩はあのクソ狐に命を救われた借りがある…
(君君/
あなたあなた)について… - 五百蔵: 我ら妖狸一族ははるか昔から鳴神の大地を渡り歩いていた。何か問題でもあるのか?
どうやって封印されたの?
- 五百蔵: むむ、吾輩が知るわけ——
- 五百蔵: いや、たぶんあのクシを盗んだからだろう。
- 五百蔵: あのクシが「神櫻大福」を作るのに必要だったなんて知るわけないだろ!
- 五百蔵: あのクソ狐が吾輩にかくれんぼの挑戦をしてから、一度も姿を現したことがない。
- 五百蔵: あいつをおびき出すため、様々な方法を考えた。あいつは吾輩と戦うのが好きだったから、あちこちで騒ぎを起こしたんだ。
- 五百蔵: 紺田村のスミレウリをジャガイモにしたり、夕暮れの実を虎に変えたり。以前はこのような状況が起きたら、あのクソ狐が吾輩を止めに来たんだが、今回は違った。
- 五百蔵: だから吾輩、ムカついてあいつの眷属の像を破壊したんだ。それでその中からクシを見つけた。
- 五百蔵: 「これを盗めば、クソ狐も焦って姿を現すだろう、くくっ。」吾輩はそう思い、クシを盗んだ。
- 五百蔵: だが結局、クソ狐は現れず、代わりに人間の小僧がやって来た。確かむかし影向天狗に法術を習っていた三人組の一人だったな。
- 五百蔵: なぜか力がとても強く、吾輩を子供のように石像に封印したんだ。
「勝負」について…
- 五百蔵: うむ、ひどいだろ?あのクソ狐、かくれんぼで吾輩に挑戦しようとは。
- 五百蔵: 「絶対に姿を現すな」とか、「もし何か起きたら、それは私がお前を懲らしめる法術だ」とか言ってたな、まったく今考えてもおかしいものだ。
- 五百蔵: だが吾輩は妖狸、そして将軍様に「保生司正」を授けられし者。鎮守の森でかくれんぼの挑戦など、受けるしかないと思った。あいつを懲らしめてやるためにもな。
- 五百蔵: 吾輩はいい場所を見つけ、オニカブトムシに変化し、あいつが吾輩を必死に探す醜態を見てやろうと思った!
- 五百蔵: だが結局、クソ狐は現れなったか。この勝負は、今でも決着がつかないままだ。
- 五百蔵: 吾輩はこのまま待ち続ける。あのクソ狐が帰ってきて、吾輩に謝るまでな。うむ、あいつが謝るべきことはこれだけじゃない、毎日どんな借りがあるかまとめてるぞ。
小妖狸について…
- 五百蔵: うむ、鎮守の森は元々この吾輩「隠神保生司正五百蔵」と同族の住む土地だった。あの人間の小僧に石像にされるまではな。
- 五百蔵: もし狸の石像を見つけたら、おおかた封印された妖狸だ。
- 五百蔵: だがこの頃になって、封印が緩んだものも出てきた。例えば「吉法師」たちとかは、もう元通りになってる。だから吾輩も希望がないわけではない。
- 五百蔵: うむ、小輩よ、一つ吾輩に約束してくれ。
- 五百蔵: もし外で吾輩の同族の小狸に会ったら、優しくしてあげてくれ。
- 五百蔵: あいつらは吾輩と同じように長い年月封印されてきた…あいつらもきっと、外の世界を見たいだけなんだ。
さようなら、五百蔵。
- 五百蔵: じゃあな、小輩よ。あいつなら、こんな時は難しい詩でも読むんだろう。
- 五百蔵: 時間があれば吾輩に会いに来るといい。吾輩はいま石だから、時間はたっぷりある。
豆知識[]
- 上記の任務を開始する前、プレイヤーはこの像と対話することができない。祭神奏上の最後に花散里から魔法の食べ物を受け取った後、プレイヤーは五百蔵と会話し、彼の話を聞くことができる。
- 調度品の説明には五百蔵は記載されていない。
ギャラリー[]
七聖召喚[]
五百蔵は七聖召喚に登場しない。
その他の言語[]
言語 | 正式名称 |
---|---|
日本語 | 五百蔵 Ioroi |
中国語 (簡体字) | 五百藏 Wǔbǎicáng[!][!] |
中国語 (繁体字) | 五百藏 Wǔbǎicáng[!][!] |
英語 | Ioroi |
韓国語 | 이오로이 Ioroi |
スペイン語 | Ioroi |
フランス語 | Ioroi |
ロシア語 | Иорой Ioroy |
タイ語 | Ioroi |
ベトナム語 | Ioroi |
ドイツ語 | Ioroi |
インドネシア語 | Ioroi |
ポルトガル語 | Ioroi |
トルコ語 | Ioroi |
イタリア語 | Ioroi |