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一触即発の四人は、テイワットストーリーの魔神任務第三章・第三幕「迷夢と虚幻と欺瞞」の第3話である。

手順[]

  1. キャラバン宿駅に行く
  2. アルハイゼンについて行く
  3. アルハイゼンと会話する
  4. アアル村に行く
  5. 皆と情報を交換し合う
  6. 村長の家の外に行って状況を確認する
  7. 襲ってきた魔物を倒す
  8. 皆と会話する
  9. 場所を変えて、セノと情報交換する
  10. キャンディスと会話する
  11. 村長の家の前に行く

ゲームプレイメモ[]

対話[]

ゲーム内の任務の説明

しばらくはナヒーダの助力を得ることができない。しかし、ナヒーダの残したメッセージによると、あなたは砂漠で現状を打破できる助っ人に出会えるようだ。教令院とファデュイの陰謀を打ち砕くため、あなたはまた旅に出た。
(キャラバン宿駅のマークされたエリアに近づく)
Media:vo xmaq103 1 paimon 01.ogg パイモン: やっとキャラバン宿駅についたぜ。けっこう賑やかなんだな。
Media:vo xmaq103 1 paimon 02.ogg パイモン: あの壁の向こうに、砂漠が待ってるのか…
Media:vo xmaq103 1 paimon 03.ogg パイモン: たしかこの壁って「防砂壁」って言って、外からの砂を防ぐためのものなんだよな。こんな高い壁、もしかしたらこれもマハールッカデヴァータの「神業」なんじゃないのか?
確かにすごい…
圧倒される…
Media:vo xmaq103 1 alhaitham 01.ogg アルハイゼン: …こんなところで呆けてないで、来い。
Media:vo xmaq103 1 paimon 04.ogg パイモン: えっ…?
アルハイゼン!?
(どこから出てきたの…)
Media:vo xmaq103 1 alhaitham 02.ogg アルハイゼン: こっちだ。
(アルハイゼンに近づく)
Media:vo xmaq103 1 paimon 05.ogg パイモン: アルハイゼンはあっちだ、はやく追いかけようぜ。いったいなにが起こったんだろうな?
(アルハイゼンに近づく)
Media:vo xmaq103 2 membera 01a.ogg エルマイト旅団のメンバー: どういうことだ!あいつはどこに行った?
Media:vo xmaq103 2 membera 02.ogg エルマイト旅団のメンバー: …クソッ、さっきまでここにいたのに、見失うとは…
Media:vo xmaq103 2 paimon 01.ogg パイモン: エルマイト旅団?今回は誰の手先なんだろう…オイラたち、つけられてたのか?
Media:vo xmaq103 2 alhaitham 01.ogg アルハイゼン: 油断しすぎだ。あの「しっぽ」たちの尾行の程度なんてたかが知れている。すぐ気づけただろうに。
ありがとう、アルハイゼン。
アルハイゼンのおかげで助かった。
Media:vo xmaq103 2 alhaitham 02.ogg アルハイゼン: 礼はいい。俺はそういった人情や貸し借りには一切興味がない。
Media:vo xmaq103 2 alhaitham 03.ogg アルハイゼン: 見かけたついでに間違いを「正した」だけだよ。教令院で身についた習慣とも言えるな。
Media:vo xmaq103 2 paimon 02.ogg パイモン: こんなところで会えるなんてな。アルハイゼン、さっきはオイラもびっくりしたぞ。
Media:vo xmaq103 2 paimon 03.ogg パイモン: 前にオルモス港で別れてから、教令院に行くって言ってたよな?いや待てよ…おまえもしかして、オイラたちを捕まえるために教令院が送ってきたわけじゃないよな?
Media:vo xmaq103 2 alhaitham 04.ogg アルハイゼン: ほう?どうやら教令院ともめているようだな。ふっ、遅かれ早かれこうなるとは思っていたが。
Media:vo xmaq103 2 alhaitham 05.ogg アルハイゼン: 俺が君たちを捕まえようとしているのなら、今ごろ君たちはとっくにエルマイト旅団の手に渡り、俺が手柄を立てるのを指をくわえて見ているだけだったと思うが。
Media:vo xmaq103 2 paimon 04.ogg パイモン: うぅ…それもそうだな。
賢者たちの「プロジェクト」には参加してる?
Media:vo xmaq103 2 alhaitham 06.ogg アルハイゼン: 賢者の「プロジェクト」を手伝うのは俺の「課題」じゃない。学者として、俺は「研究自主性」を追求する派だ。
わざわざ(‍/‍)を探しに来たの?
Media:vo xmaq103 2 alhaitham 08.ogg アルハイゼン: そういうわけじゃない。実は…未だに神の缶詰知識を追っているんだが、あいにく行き詰まっていてな。
Media:vo xmaq103 2 alhaitham 09.ogg アルハイゼン: 神の缶詰知識は砂漠地帯からオルモス港に流れ込んだと言われているが、もっと深く探るには出所を突き止める必要がある。
Media:vo xmaq103 2 alhaitham 10.ogg アルハイゼン: それと、君に興味を持っている理由、それは…
Media:vo xmaq103 2 alhaitham 11.ogg アルハイゼン: 以前「アフマルの目」のボスが君の前で神の缶詰知識を使った時…君は彼の様子を見て、複雑な表情で深く考え込んでいただろう…
Media:vo xmaq103 2 alhaitham 12.ogg アルハイゼン: 俺が思うに、君は何かしらの情報を隠しているはずだ。それについて話してくれないか?
(旅人): (きっとまた「世界が…私を…忘れて」って聞こえた時だ。)
Media:vo xmaq103 2 paimon 05.ogg パイモン: アルハイゼンってすごく鋭いんだな、そんな細かいことまで覚えてるなんて…
状況が少し複雑。
今はまだ言えない。
Media:vo xmaq103 2 alhaitham 13.ogg アルハイゼン: そうか…ふむ、たしかに俺も教令院の者だからな、立場的にも警戒するのは賢明と言えるだろう。
Media:vo xmaq103 2 alhaitham 14.ogg アルハイゼン: だが少なくとも、君は確かに何かを知っている。そうだろう?
……
Media:vo xmaq103 2 alhaitham 15.ogg アルハイゼン: 構わない。直接答えをもらうより、俺は自分で調査するほうが好きだ。ところで、君たちも砂漠へ行きたかったのか?
Media:vo xmaq103 2 paimon 06.ogg パイモン: ああ、おまえと同じだ。でも、これといった目的地はまだないな…
Media:vo xmaq103 2 alhaitham 16.ogg アルハイゼン: なら、まずはアアル村に行くといい。あそこは砂漠で最大の集落だ。情報も資源も多い。どうだ、一緒に行くか?
うん。
一緒に行こう。
Media:vo xmaq103 2 paimon 07.ogg パイモン: 知ってる人が旅の仲間になってくれるのっていいよな。それじゃあ行こうぜ!

(アアル村入口に近づく)
Media:vo xmaq103 3 alhaitham 01.ogg アルハイゼン: この先が砂漠の民の避難所——アアル村だ。
Media:vo xmaq103 3 paimon 01.ogg パイモン: ここの地形、独特だよな。けっこう面白そうな場所だ、はやく見て回ろうぜ!
(ムービー再生)
カットシーンの旅行日誌のまとめ:
一行が大きく歩を進めて前へ向かう途中、誰かが長槍を持ってアルハイゼンに襲い掛かってきて、有無を言わせず戦い始めた。いくらか渡り合い、アルハイゼンはこの襲撃者が教令院大マハマトラのセノであることに気づいた。
(旅人、パイモン、アルハイゼンの三人はアール村に向かって歩いていたが、突然襲われた。)
???: ハァッ!
(アルハイゼンと攻撃者が戦いを始める)
アルハイゼン: …セノ
セノ: チッ…
(ムービー終了)
Media:vo xmaq103 3 alhaitham 02.ogg アルハイゼン: 俺の記憶が正しければ、教令院にいた頃はあまり関わりがなかったはずだろう。偶然会っただけだというのに、その態度はどうしたことか——「大マハマトラ」殿。
Media:vo xmaq103 3 cyno 01.ogg セノ: 運よくこの一槍を避けられたとしても、「審判」から逃れられるとは限らないよ、アルハイゼン。
Media:vo xmaq103 3 alhaitham 03.ogg アルハイゼン: 「審判」?先ほどの君の行為は…「審判」か、それとも「粛清」だったのか。
Media:vo xmaq103 3 cyno 02.ogg セノ: 俺は全力を出していない。もし出していれば、その旅人では俺を止められなかっただろう。
Media:vo xmaq103 3 cyno 03.ogg セノ: 一見暗殺に見えただろうが、ターゲットの反抗心と逃亡意欲を失わせるためやったことに過ぎない。これがマハマトラのやり方だ。お前も知っているだろう?
Media:vo xmaq103 3 alhaitham 04.ogg アルハイゼン: ——あくまで君個人のやり方に過ぎないと思うが。
Media:vo xmaq103 3 paimon 02.ogg パイモン: こ、こいつ…誰なんだ?アルハイゼン、さっき「大マハマトラ」って言わなかったか?
Media:vo xmaq103 3 alhaitham 05.ogg アルハイゼン: ああ、教令院のマハマトラたちのトップ、大マハマトラのセノだ。「学術犯罪」の領域において、彼は誰もが恐れるハンターさ。
Media:vo xmaq103 3 cyno 04.ogg セノ: お前たちはアルハイゼンを深く信頼しているようだな。それどころか、そいつのために俺を阻むとは…
Media:vo xmaq103 3 cyno 05.ogg セノ: 仮に俺がお前たちだったら、そいつの方には決してつかない。何を話されても、信じたりはしない。
Media:vo xmaq103 3 cyno 06.ogg セノ: その書記官は、俺が長きにわたって「追っていた」ターゲットだ。お前たちの立場をはっきりさせてもらおうか。もしまた邪魔立てするようであれば、お前たちも巻き込まれると思え。
そんなに信頼はしてないけど。
Media:vo xmaq103 3 paimon 03.ogg パイモン: アルハイゼンがなにをしたって言うんだよ?おまえが言うほど悪いことはしてないだろ?
Media:vo xmaq103 3 cyno 07.ogg セノ: 無駄口は叩きたくないんだ。アルハイゼン、さっき一戦交えたときに気づいたんだが…
Media:vo xmaq103 3 cyno 08.ogg セノ: お前が隠している「神の缶詰知識」を渡してもらおう。それとも、俺の助けが必要か?
Media:vo xmaq103 3 alhaitham 06.ogg アルハイゼン: …フン。
Media:vo xmaq103 3 alhaitham 07.ogg アルハイゼン: さすがはマハマトラ、嗅覚が鋭いな。
Media:vo xmaq103 3 paimon 04.ogg パイモン: この神の缶詰知識…!たしかオルモス港にいたとき、マハマトラの手に渡ったはずだよな?
確かに嘘をついてたみたいだね。
Media:vo xmaq103 3 alhaitham 08.ogg アルハイゼン: どうりでそんなに自信ありげに話していたわけだ、セノ。だが一つ気になる。これは君にとって何を意味している?
Media:vo xmaq103 3 alhaitham 09.ogg アルハイゼン: それに君は教令院の大マハマトラであるにも関わらず、単身で砂漠に来た…
Media:vo xmaq103 3 alhaitham 10.ogg アルハイゼン: 俺が知る限り、マハマトラたちまでもが、みな君の失踪の話をしている…
Media:vo xmaq103 3 alhaitham 11.ogg アルハイゼン: まさか、他人には見られたくない任務でも行っているのか?
Media:vo xmaq103 3 alhaitham 12.ogg アルハイゼン: 仮にその任務のターゲットが俺だったとしよう。それでも君は権力と資源を使って教令院で俺を「裁決」できたはずだろう?
まさか賢者の依頼?
Media:vo xmaq103 3 cyno 09.ogg セノ: ……
Media:vo xmaq103 3 cyno 10.ogg セノ: やはりお前は厄介だ。
Media:vo xmaq103 3 paimon 05.ogg パイモン: そんな…どっちも信用できないみたいだぞ…どうすればいいんだ?
Media:vo xmaq103 3 dehya 01.ogg ディシア: コホンッ…だいぶ盛り上がっているようだな、二人とも。
Media:vo xmaq103 3 paimon 06.ogg パイモン: ん?えっ!?ディシア!なんでここにいるんだ?
Media:vo xmaq103 3 paimon 07.ogg パイモン: よかった、やっと信頼できる人が来たぞ。
Media:vo xmaq103 3 paimon 08.ogg パイモン: ディシア、早く助けてくれ。じゃないとこいつら、またケンカを…
Media:vo xmaq103 3 dehya 02.ogg ディシア: ああ。確かに、「教令院の大物」二人がまたやり合ったりしたら、大変なことになるな。
Media:vo xmaq103 3 dehya 03.ogg ディシア: 独り善がりな道理を並べ、教令院の虚しい規則と道義ばかりを口にする…
Media:vo xmaq103 3 dehya 04.ogg ディシア: あんたらは、そんなくだらない紛争をこのアアル村という浄土に持ち込んだ…
Media:vo xmaq103 3 dehya 05.ogg ディシア: どうやら、誰かがあんたらをぶっ倒して、あんたらが踏んでる土地がどこなのか再認識させる必要があるみたいだな!
Media:vo xmaq103 3 cyno 11.ogg セノ: ……
Media:vo xmaq103 3 alhaitham 13.ogg アルハイゼン: ……
二人ともディシアの相手をする余裕がない…
手を出す機会を探ってる…
Media:vo xmaq103 3 dehya 06.ogg ディシア: おいおい、あんたら…あたしの話が聞こえなかったのか!
風の音: 「ヒュー——————」
Media:vo xmaq103 3 paimon 09.ogg パイモン: うわっ——どういうことだ!強い風が——砂嵐か!?吹っ飛ばされるぞ!
Media:vo xmaq103 3 dehya 07.ogg ディシア: チッ…また砂嵐か、最近は一体どうなってるんだ…
Media:vo xmaq103 3 candace 01.ogg ???: おーい——そこの方々、こっちです!早くこっちに避難を!
Media:vo xmaq103 3 paimon 10.ogg パイモン: 誰かが呼んでるぞ。風が強すぎる…はやく行こう!
Media:vo xmaq103 3 dehya 08.ogg ディシア: キャンディスの声か…
Media:vo xmaq103 3 dehya 09.ogg ディシア: …おい、教令院のやつらは脳みそが使えないのか?早く行くぞ!
Media:vo xmaq103 3 alhaitham 14.ogg アルハイゼン: そう騒ぐな。
Media:vo xmaq103 3 cyno 12.ogg セノ: …ふんっ。

(場面転換が起こる)
Media:vo xmaq103 4 cyno 01.ogg セノ: ……
Media:vo xmaq103 4 alhaitham 01.ogg アルハイゼン: ……
Media:vo xmaq103 4 dehya 01.ogg ディシア: ……
……
Media:vo xmaq103 4 paimon 01.ogg パイモン: き…気まずい…
Media:vo xmaq103 4 paimon 02.ogg パイモン: さっき戦おうとした三人が、こんな小さな空間に押し込められてるなんて…
Media:vo xmaq103 4 paimon 03.ogg パイモン: うぅ…オイラも飛べなくなるくらい…空気が重いぞ…
Media:vo xmaq103 4 candace 01.ogg ???: すみません、皆さん。ここはこのアアル村の村長の家です。砂嵐が過ぎるまでは、ここで凌いでいただくしかありません。
Media:vo xmaq103 4 candace 02.ogg キャンディス: 自己紹介をさせてください。私はキャンディス、アアル村のガーディアンです。
Media:vo xmaq103 4 paimon 04.ogg パイモン: ああっ、やっと助っ人が来たぞ…!
Media:vo xmaq103 4 paimon 05.ogg パイモン: オイラはパイモン!会えてうれしいぞ。えへへっ…おまえがオイラたちをここに連れてきてくれたおかげで助かったぜ。ありがとな、キャンディス!
本当にありがとう。
Media:vo xmaq103 4 candace 03.ogg キャンディス: ふふっ、災いを前にしたとき、助け合うのは当然のことです。どうかお気になさらず。
Media:vo xmaq103 4 paimon 06.ogg パイモン: わぁ…このお姉さん、すっごく優しいな。ほんと、あいつらとは大違いだぜ…
Media:vo xmaq103 4 candace 04.ogg キャンディス: さて、挨拶はこの辺にして、あとの時間は——
Media:vo xmaq103 4 candace 05.ogg キャンディス: …ガーディアンとして、村に影響がないことを確認するためにも、実は砂嵐がやって来る前から遠くであなた方の衝突を見ていました。
Media:vo xmaq103 4 candace 06.ogg キャンディス: しかし今、あなた方はアアル村にいます。脅威を排除するのが私の責務。
Media:vo xmaq103 4 candace 07.ogg キャンディス: どうか、率直にしっかりと話し合ってください。お互いへの敵意を何とか消し去れませんか?
Media:vo xmaq103 4 candace 08.ogg キャンディス: この屋根の下で、もしまだ争おうとする者がいるなら…砂嵐の中の獣たちにもてなしてもらう他ありません。
Media:vo xmaq103 4 paimon 07.ogg パイモン: オ、オイラ…前言撤回するぞ…
Media:vo xmaq103 4 dehya 02.ogg ディシア: チッ…
Media:vo xmaq103 4 candace 09.ogg キャンディス: …あなたも例外ではありませんからね、ディシア。
Media:vo xmaq103 4 candace 10.ogg キャンディス: お返事は?
Media:vo xmaq103 4 dehya 03.ogg ディシア: はぁ…わかったよ、キャンディス。
Media:vo xmaq103 4 candace 11.ogg キャンディス: ふふっ、いいでしょう。では、どなたから話をなさいますか?
Media:vo xmaq103 4 dehya 04.ogg ディシア: 一応あたしは止めに入った身だ…やり方がちょっと過激だったのは認めるがな。先に教令院の二人が話をしたらいい。
Media:vo xmaq103 4 paimon 08.ogg パイモン: あれって止めようとしたって言えるのか…
Media:vo xmaq103 4 cyno 02.ogg セノ: ……
Media:vo xmaq103 4 cyno 03.ogg セノ: …別に、俺には隠すべきことはない。言ってもいいだろう。
Media:vo xmaq103 4 cyno 04.ogg セノ: アルハイゼンは、教令院のマハマトラたちですら俺の居場所を知らないと言ったな。だが、それは決して「人に見られたくない任務」をやっているからじゃない。
Media:vo xmaq103 4 cyno 05.ogg セノ: 俺は…「自己追放」を選んだんだ。
Media:vo xmaq103 4 paimon 09.ogg パイモン: 「自己追放」?
Media:vo xmaq103 4 cyno 06.ogg セノ: 以前俺は、教令院のプロジェクトの企画と実行を記録する資料に余白があるのを見つけた。しかしそれらのデータは、明らかに現実の進捗と合わないものだった。
Media:vo xmaq103 4 cyno 07.ogg セノ: 大マハマトラとして、俺にはそれを照合する責任と権利がある。だが…その部分を担当していたのは…あろうことか、大賢者アザール本人だと分かったんだ。
Media:vo xmaq103 4 cyno 08.ogg セノ: 照合申請を出す前、俺は秘密裏に数々の調査を行った。だが、手がかりや物証になりそうな一切のものは、すべて巧妙に俺の視線を避けていた。
Media:vo xmaq103 4 cyno 09.ogg セノ: やがて…あいつらが最初から、意図的に俺を警戒していたことに気づいた。
Media:vo xmaq103 4 cyno 10.ogg セノ: そして案の定、俺が照合申請を出すと大賢者は拒否した。それだけじゃない、こう言ったんだ——
Media:vo xmaq103 4 cyno 11.ogg セノ: 「大マハマトラの権力は賢者によって賦与されたものだ。お前には我々を審判する権利はない。」
Media:vo xmaq103 4 alhaitham 02.ogg アルハイゼン: つまり、やはり裏があったらしいな。
Media:vo xmaq103 4 cyno 12.ogg セノ: そのとき俺は気づいた。大賢者からすれば、マハマトラなんて賢者たちの「知識」を束ねるための道具に過ぎないってことに。
Media:vo xmaq103 4 cyno 13.ogg セノ: マハマトラの最初の誓いや、ここまで固く守ってきた原則…それは、今の教令院においてまったく意味がないんだ。
だから自分を「追放」したの?
Media:vo xmaq103 4 cyno 14.ogg セノ: ああ、その一件を理由に教令院を脱出した…賢者たちが俺に対して行動を起こす前に。これが一番賢明な判断だったと思ってる。おかげでやつらの監視の目を逃れられたしな。
Media:vo xmaq103 4 cyno 15.ogg セノ: …俺はこの件の調査を絶対に諦めない。それに、他人から権力を賦与される気はない。俺は俺の名のもとに審判を下す。
Media:vo xmaq103 4 paimon 10.ogg パイモン: セノ…オイラたちも教令院の賢者を調べてるんだ。同じ立場みたいだぞ。
Media:vo xmaq103 4 paimon 11.ogg パイモン: それに、今はもう「大マハマトラ」じゃないんだろ?なんだかあんまり怖くなくなったぜ。
(まだ完全には信じきれない…)
(もし嘘だったら…)
Media:vo xmaq103 4 paimon 12.ogg パイモン: でも、セノはなんでアルハイゼンをターゲットにしてたんだ?まさか…
Media:vo xmaq103 4 cyno 16.ogg セノ: 教令院で調査をしていた期間、アルハイゼンが賢者と面談しているのを見たからだよ。
Media:vo xmaq103 4 cyno 17.ogg セノ: 賢者は、アルハイゼンに金髪の旅人を調査するよう言っていた…そうだな、アルハイゼン?
Media:vo xmaq103 4 paimon 13.ogg パイモン: えっ!?
Media:vo xmaq103 4 cyno 18.ogg セノ: そしてその任務は、プロジェクトと同様にどこの記録にも残されていない。それに加えて、お前は「神の缶詰知識」と関わりがある…そろそろ説明してもらおうか。
アルハイゼンは最初から…
賢者たちにはとっくに警戒されてたんだ…
Media:vo xmaq103 4 alhaitham 03.ogg アルハイゼン: その件は認めよう。俺は確かにこの旅人の調査任務を引き受けた。
Media:vo xmaq103 4 paimon 14.ogg パイモン: アルハイゼン、おまえ…!
Media:vo xmaq103 4 alhaitham 04.ogg アルハイゼン: 何しろその任務の見返りは、どんな学者でも断ることができないほどのものなんだ。「任務が終わったら、神の知識を見せてやる」、そう賢者は言った。
Media:vo xmaq103 4 cyno 19.ogg セノ: 確かに、とてつもなく魅力的な条件だ。
Media:vo xmaq103 4 alhaitham 05.ogg アルハイゼン: だが惜しいことに、教令院の者は俺のことを分かっていなかった。
Media:vo xmaq103 4 alhaitham 06.ogg アルハイゼン: 大賢者は話の中で一つ重要な情報を漏らした——「神の知識」が実在するということだ。それさえ分かれば、俺にとっては十分。
Media:vo xmaq103 4 alhaitham 07.ogg アルハイゼン: 俺からすれば賢者はそこまでの信頼には値しない。考えてもみろ、「神の知識」をそう軽々しく他人に報酬として約束するなんて…些か、おかしな話だと思わないか?
Media:vo xmaq103 4 alhaitham 08.ogg アルハイゼン: だから、俺は「神の缶詰知識」という手がかりに従って独自に調査を展開した。結果的にこの判断は間違っておらず、教令院を信じなかったのも正解だった。
Media:vo xmaq103 4 alhaitham 09.ogg アルハイゼン: もしこの一件で警戒を解いていれば、俺もあの「アフマルの目」のボスのように、人と正常に会話することさえできなくなっていたかもしれない。
Media:vo xmaq103 4 cyno 20.ogg セノ: それってつまり、賢者たちは元々、普通の人を狂気に陥れるあれらの知識を使ってお前を処理しようとしてたってことか?
じゃあ(‍/‍)たちの出会いはどういうこと?
一緒に行動したのは(‍/‍)を調査するためだったの?
Media:vo xmaq103 4 alhaitham 10.ogg アルハイゼン: 元々俺は、すでに調査任務などにはまったく興味がなかった。ただ教令院をあしらうために「オルモス港で旅人の出現を待つ」と言ったんだ。
Media:vo xmaq103 4 alhaitham 11.ogg アルハイゼン: だが、神の缶詰知識を追っている途中で思いがけず、偶然ターゲットに出会ってしまったのさ。
Media:vo xmaq103 4 cyno 21.ogg セノ: 犯罪者が最もよく口にする言葉が、「偶然」だ。
Media:vo xmaq103 4 alhaitham 12.ogg アルハイゼン: だが、旅人と偶然出会っても尚、俺に教令院に協力する意志はまったくなかった。君たちも覚えているだろう…
Media:vo xmaq103 4 alhaitham 13.ogg アルハイゼン: 当時俺があのタバーンを離れたとき、君たちは自分から俺を追ってきたんだ。
確かにそう…
それだけで証明になるかな…
Media:vo xmaq103 4 paimon 15.ogg パイモン: そうだな…うーん…アルハイゼンはキャラバン宿駅でもオイラたちを助けてくれたし、やっぱり本当なのかも?
Media:vo xmaq103 4 alhaitham 14.ogg アルハイゼン: もしそれでも気になるようなら、謝ってもいい。
Media:vo xmaq103 4 alhaitham 15.ogg アルハイゼン: 君たちに内緒で神の缶詰知識をとっておいたのは、その存在が危険すぎると主観的に判断したからだ。はっきりとした研究結果が出るまで、誰にも接触させないほうがいい。
Media:vo xmaq103 4 alhaitham 16.ogg アルハイゼン: 何しろ、好奇心はこの国で、一番危険なものだからな。
Media:vo xmaq103 4 cyno 22.ogg セノ: アルハイゼン書記官、お前は好奇心が自らをも疑惑と危険に陥れることをよく知っているはずだ。
Media:vo xmaq103 4 cyno 23.ogg セノ: 俺の質問に答えろ——賢者たちは計画の内容をお前に話したのか?
Media:vo xmaq103 4 alhaitham 17.ogg アルハイゼン: すでにはっきりと話したつもりだったんだが。今の俺は、君と同じく教令院が重点的に警戒する対象となっている。言うまでもないと思うが?
Media:vo xmaq103 4 cyno 24.ogg セノ: …分かった。とりあえずはお前を敵と見なすことをやめよう。だがお前の容疑が完全に晴れたわけでもない。
Media:vo xmaq103 4 alhaitham 18.ogg アルハイゼン: 構わない。
Media:vo xmaq103 4 candace 12.ogg キャンディス: うんうん、お二方の誤解が解けたようで、私もとても嬉しいです。
Media:vo xmaq103 4 candace 13.ogg キャンディス: それで?ディシア、あなたの番ですよ?
Media:vo xmaq103 4 dehya 05.ogg ディシア: ああ、わりぃな。坊やたちの話が退屈すぎて、気が散ってた。
Media:vo xmaq103 4 dehya 06a.ogg ディシア: あたしのほうは至って簡単さ…旅人たちも知っているフーマイ家ドニアザードお嬢様が、最近ずっと家で療養しててな…
Media:vo xmaq103 4 dehya 07.ogg ディシア: やることもないんで、アアル村に来てみたってだけだ。本当なら、キャンディスたちと感動的な再会をするはずだったんだが…
Media:vo xmaq103 4 dehya 08.ogg ディシア: まーわけのわからん二人が、わけのわからんケンカをしているのを見てな。ふつふつ怒りが湧いてきて、それで…
Media:vo xmaq103 4 candace 14.ogg キャンディス: それで、ですか…わかりました、確かにあなたらしいですね。それでは…おかえりなさい~!ディシア!
Media:vo xmaq103 4 dehya 09.ogg ディシア: そう来なくっちゃな!会いたかったぜ、キャンディス…
???: 「ガオー————!!!」」
Media:vo xmaq103 4 paimon 16.ogg パイモン: わぁっ!なんの音だ?
Media:vo xmaq103 4 candace 15.ogg キャンディス: ご安心を。もうお互い敵視もしていないようですし、皆さんはここで休んでいてください。砂嵐の中にいる獣は、私が「掃除」してきます…
Media:vo xmaq103 4 paimon 17.ogg パイモン: 砂嵐の中に出没する獣か…ひ、一人で本当に大丈夫なのか?
Media:vo xmaq103 4 candace 16.ogg キャンディス: ええ、来て下さる必要はありません。砂嵐の中での戦いは、現地で数年訓練を積んだ人でないと、どうにもなりませんから。
Media:vo xmaq103 4 dehya 10.ogg ディシア: うん、安心してキャンディスに任せるといい。すごく強いんだぜ。
しばらくすると、外の風の音が次第に止んでいった。
Media:vo xmaq103 4 paimon 18.ogg パイモン: 風が止んだみたいだ、砂嵐もこれで過ぎ去ったんじゃないか?
Media:vo xmaq103 4 paimon 19.ogg パイモン: キャンディスがずっと帰ってきてないけど、本当に大丈夫なのか?やっぱり見に行ってみようぜ?
Media:vo xmaq103 4 dehya 11.ogg ディシア: そんなに言われるとあたしまで心配になってきたぜ…どうせここにいるのも飽きたし、行くか。この二人、まったく話さないしな…

(家を出てキャンディスに近づく)
Media:vo xmaq103 5 paimon 01.ogg パイモン: うわっ…キャンディス、まだ戦ってたのか?もしかして、今までずっとかよ?
Media:vo xmaq103 5 candace 01.ogg キャンディス: ええ、もう数え切れないほど次々とやってきて。いつの間にか、砂嵐も止んだようですね。
戦闘力が高いだけじゃなくて…
持久力も凄い…
Media:vo xmaq103 5 paimon 02.ogg パイモン: あっ、ほんとにまた出てきたぞ!
Media:vo xmaq103 5 dehya 01.ogg ディシア: さ、今度はあたしに任せろ。ずっと溜まってたんだ、こいつらでストレスを発散してもいいよな?
Media:vo xmaq103 5 candace 02.ogg キャンディス: ふふっ、私ももうずっと「熾鬣の獅子」の武芸を見ていませんね。せっかくなのでお願いします。
Media:vo xmaq103 5 dehya 02.ogg ディシア: しっかり見てな、行くぜ!
(獣域ウェルプの第一波を倒した後)
Media:vo xmaq103 5 paimon 03.ogg パイモン: また新しい魔物が現れた。うぅ…きりがないぞ…
(獣域ウェルプの第二波を撃破した後)
Media:vo xmaq103 6 paimon 01.ogg パイモン: もう魔物が出てこないぞ。今ので最後だったんじゃないか?
Media:vo xmaq103 6 candace 01.ogg キャンディス: 先ほどのは砂嵐の余波でしょう。暫くはもう出てこないはずです。
Media:vo xmaq103 6 uncleanpu 01.ogg ???: みんなお疲れさん、さっきの砂嵐でケガした人はいないな?
Media:vo xmaq103 6 paimon 02.ogg パイモン: えっと、この人は…
Media:vo xmaq103 6 uncleanpu 02.ogg ???: おっと、ははっ、悪いな。さっきは村のお年寄りと子供たちの面倒を見ててな。お客さんたちへの挨拶に来る余裕がなかったのさ。
Media:vo xmaq103 6 uncleanpu 03.ogg アンプおじさん: 私はアアル村の村長だ。アンプおじさんと呼ばれてるよ。
こんにちは。
お邪魔してます。この前は迷惑をかけた。
Media:vo xmaq103 6 cyno 01.ogg セノ: 村長、俺も元々砂漠出身だが、ここへはずっと戻っていなかった。その…さっきみたいな砂嵐はよくあるのか?
Media:vo xmaq103 6 uncleanpu 04.ogg アンプおじさん: よくあるとまではいかないが、最近はますます酷くなって、前より頻度も増えた。
Media:vo xmaq103 6 uncleanpu 05.ogg アンプおじさん: 砂嵐以外にも、たまに地震が起こることもある…こういった異常な自然現象は、以前村にしばらくいた調査員によると、世界樹の枯凋と関係しているらしい。
Media:vo xmaq103 6 paimon 03.ogg パイモン: また世界樹の枯凋が原因なのか…
Media:vo xmaq103 6 paimon 04.ogg パイモン: つまり、世界樹の枯凋は森に「死域」を作り出すけど、それが砂漠では砂嵐とか地震って形で現れるってことか?
Media:vo xmaq103 6 alhaitham 01.ogg アルハイゼン: 自然界のすべては世界樹と切っても切れない繋がりがある…確かにこれらの「局所的症状」は、世界樹の状態を反映している可能性がある。
Media:vo xmaq103 6 dehya 01.ogg ディシア: はぁ、アアル村のみんなにも気を付けてもらわないとな。
Media:vo xmaq103 6 dehya 02.ogg ディシア: ところで、今回あたしが帰ってきたとき、「グラマパラ」が一人もいなかったが、どういうことだ?
Media:vo xmaq103 6 paimon 05.ogg パイモン: 「グラマパラ」?なんだそれ?キャンディスみたいな「ガーディアン」とは違うのか?
Media:vo xmaq103 6 cyno 02.ogg セノ: …お前は好奇心旺盛だな。アアル村の村人は、教令院から追放された「狂学者」を、村の守人——「グラマパラ」と呼んでいるんだ。
Media:vo xmaq103 6 cyno 03.ogg セノ: 彼らの多くはアビディアの森で修行をしたあと、精神に異常をきたした学者たちだ。
Media:vo xmaq103 6 cyno 04.ogg セノ: 教令院はやつらの狂った言葉が他の学者の精神に影響を与えると考え、砂漠に追放した…まったく、ふざけた話さ。
(そういえばティナリも言ってた…)
ハイパシアも危うく砂漠に追放されるところだった。
Media:vo xmaq103 6 uncleanpu 06.ogg アンプおじさん: はぁ…我々も最近これについては調べてるところなんだ。村にいたグラマパラたちがなぜかみんな次々と姿を消してしまってな…
Media:vo xmaq103 6 uncleanpu 07.ogg アンプおじさん: だが、彼らがどんな風に去ったのか、見たものは誰もいないんだ…もし何日かこの近くに留まる気なら、気にかけてくれると助かる。
Media:vo xmaq103 6 cyno 05.ogg セノ: …俺は過去にやつらと接触したことがある。やつらのことについては俺が調べよう。
Media:vo xmaq103 6 alhaitham 02.ogg アルハイゼン: そもそも、彼らの追放命令を執行したのはマハマトラだろう。罪悪感に駆られ、責任から解放された今の身分を利用して贖罪でもする気か?なかなか面白いメンタルをお持ちのようだ。
Media:vo xmaq103 6 cyno 06.ogg セノ: …皮肉を言っても無駄だ。もしお前に問題があったら、どんな身分でいようと俺はお前を処断する。
Media:vo xmaq103 6 uncleanpu 08.ogg アンプおじさん: お前さんは「元大マハマトラ」様だったのか。こういう調査には慣れていそうだ、どうかよろしく頼むよ。
(‍/‍)も手伝う。
Media:vo xmaq103 6 paimon 06.ogg パイモン: それってハイパシアのことを思い出したからか…?狂った学者たちはたしかにかわいそうだよな…オイラたちも探すのを手伝おうぜ。
Media:vo xmaq103 6 paimon 07.ogg パイモン: でも…このセノってやつと一緒に行動して、本当に大丈夫か?おまえ、まだあんまり信じてないんだろ。
観察する良い機会。
ディシアたちがいるから大丈夫。
Media:vo xmaq103 6 cyno 07.ogg セノ: 手伝いが増えるのはいいことだ。お前たちなら、俺についてた部下の何人かよりいい仕事をしてくれそうだしな。
Media:vo xmaq103 6 cyno 08.ogg セノ: まずは場所を変えて、情報交換といこう。

(マークされたエリアに近づく)
Media:vo xmaq103 7 cyno 01.ogg セノ: 「自己追放」をしたが、やっていることは昔と変わらない…
Media:vo xmaq103 7 cyno 02.ogg セノ: 本格的な調査に入る前に、何か聞きたいことはあるか?
なぜ狂学者をグラマパラと呼ぶの?
Media:vo xmaq103 7 cyno 03.ogg セノ: 俺もかつての部下から聞いたんだが、この呼び方はある事件から来ているらしい。
Media:vo xmaq103 7 cyno 04.ogg セノ: アアル村は昔からずっと、精神に異常をきたした学者たちを追放するために教令院が使って来た場所なんだ。この村には、不思議な現象があるという…
Media:vo xmaq103 7 cyno 05.ogg セノ: アアル村に着いて間もない頃、狂学者は相変わらず狂っていて異常なことばかり話す。だがしばらくここに留まっていると、やがて落ち着くらしいんだ。
Media:vo xmaq103 7 cyno 06.ogg セノ: 当初、アアル村の人々は狂学者の受け入れに不満を抱いていた。しかしある夜、事件は起きた。
Media:vo xmaq103 7 cyno 07.ogg セノ: その夜、アアル村でいつもより激しい地震が発生した。家屋が倒壊するのを恐れ、前任の村長がみなを連れて避難しようとしたとき…
Media:vo xmaq103 7 cyno 08.ogg セノ: ある狂学者が隅にうずくまり、両手で大地に触れているのを見たらしい。そいつの体はほのかに淡い緑色の光を放ち、夜だったせいもあって神聖なもののように見えたと言う。
Media:vo xmaq103 7 cyno 09.ogg セノ: そしてその夜は、どんなに強い地震が続いても、すべての家屋がまるで地面から生えているかのように、一つも倒れなかった。もちろん、死傷者も出なかった。
Media:vo xmaq103 7 cyno 10.ogg セノ: その一件の後、アアル村の人々は狂学者によくするようになった。そして彼らを「グラマパラ」と呼ぶようになったんだ。
Media:vo xmaq103 7 paimon 01.ogg パイモン: 淡い緑の光…狂学者がアアル村を守った…おまえはどう思う?
ナヒーダの力だった可能性が高い。
ナヒーダにしかできないと思う…
Media:vo xmaq103 7 paimon 02.ogg パイモン: オイラもそう思うぞ!セノ、あの狂った学者たちはアアル村でもアーカーシャ端末をつけてるのか?
Media:vo xmaq103 7 cyno 11.ogg セノ: 教令院は彼らを監視しているから、理論上はつけてるはずだ。無論アーカーシャ本体が彼らに対して発信することはないが。
Media:vo xmaq103 7 paimon 03.ogg パイモン: やっぱり!これでつじつまが合ったな!学者たちが狂った状態から落ち着いたのも、たぶんナヒーダが慰めたんだろう…
Media:vo xmaq103 7 cyno 12.ogg セノ: 一つの物語だけで結論を出せるとは…どうやらお前たちは俺の知らない情報をかなり持っているみたいだな。
Media:vo xmaq103 7 cyno 13.ogg セノ: それで、何が分かったんだ?
狂学者の力はクラクサナリデビのもの。
村を守ったのはクラクサナリデビ。
Media:vo xmaq103 7 cyno 14.ogg セノ: クラクサナリデビと言ったか…?
Media:vo xmaq103 7 cyno 15.ogg セノ: ……
Media:vo xmaq103 7 paimon 04.ogg パイモン: なんだよ、信じないのか?きっとクラクサナリデビがアーカーシャを通じて、狂学者に力を与えたに決まってるぞ…
Media:vo xmaq103 7 cyno 16.ogg セノ: いや、信じないというよりは、お前たちの考え方を不思議に思ってな…
Media:vo xmaq103 7 cyno 17.ogg セノ: クラクサナリデビ…現草神が、未だにスメールで何か行動をしてるのか?
Media:vo xmaq103 7 cyno 18.ogg セノ: 教令院は昔から、すでに亡くなったマハールッカデヴァータのほうを重視していた。やつらはクラクサナリデビには見向きもしなかったんだ。そのせいで、俺の認識も影響されてるかもしれない。
Media:vo xmaq103 7 cyno 19.ogg セノ: それに、俺はクラクサナリデビの事跡についてまったく聞いたことがない…彼女はまるで「存在しない神」だ。
Media:vo xmaq103 7 paimon 05.ogg パイモン: ナヒーダは「存在しない神」なんかじゃないぞ!あいつは…なんて言うか…すごく優しくて、頭がよくて、たまに変なことを言っちゃうところもあるけど「良い神」なんだぞ!
(‍/‍)たちを助けてくれた。
彼女と一緒にスメールを救った。
Media:vo xmaq103 7 cyno 20.ogg セノ: …俺は長年犯罪者の尋問をしてきた。人が嘘をついているかどうかくらいわかる。
Media:vo xmaq103 7 paimon 06.ogg パイモン: だったらオイラたちが本当のことを言ってるってわかるはずだろ!
Media:vo xmaq103 7 cyno 21.ogg セノ: ああ——その目は、嘘をついていない目だ。お前たちは本当にクラクサナリデビと接触したことがあるみたいだな。
Media:vo xmaq103 7 cyno 22.ogg セノ: どうしてこんなことに…
Media:vo xmaq103 7 cyno 23.ogg セノ: 神は、ずっと俺たちのそばにいたのか…
Media:vo xmaq103 7 paimon 07.ogg パイモン: よし、これでやっと一番いい形で調査できるぜ!
うん!
Media:vo xmaq103 7 paimon 08.ogg パイモン: でも、いったいなにから始めればいいんだ…うーん…一人一人に聞いて回るか?
Media:vo xmaq103 7 isak 01.ogg ???: おまえら、おれのおじいちゃんを助けに来たのか?
Media:vo xmaq103 7 paimon 09.ogg パイモン: ん?おまえは誰なんだ?
Media:vo xmaq103 7 cyno 24.ogg セノ: その恰好と訛り…現地の子供だな。
Media:vo xmaq103 7 isak 02.ogg イザーク: お、おれはイザークだ…おまえら、おじいちゃんを探しに来たんだろ?
Media:vo xmaq103 7 cyno 25.ogg セノ: お前の祖父は狂学者なのか?
Media:vo xmaq103 7 isak 03.ogg イザーク: おじいちゃんをそんな風に呼ぶなよ!おじいちゃんはおじいちゃんだ。どうしてそんな名前で呼ぶんだ…悪者なんかじゃないのに。
Media:vo xmaq103 7 cyno 26.ogg セノ: ……
Media:vo xmaq103 7 cyno 27.ogg セノ: お前はここの子供だが、お前の言うおじいちゃんは現地の者ではないはずだ。どうして「おじいちゃん」などと呼ぶ?
Media:vo xmaq103 7 isak 04.ogg イザーク: おじいちゃんはおじいちゃんだぞ。おれの家族だ。
Media:vo xmaq103 7 isak 05.ogg イザーク: さっきおまえらとアンプおじさんの話を聞いたんだ。なあ、おれも連れてってくれよ!一緒におじいちゃんを探しに行きたいんだ!おれも手伝うし、足はひっぱらないから!
Media:vo xmaq103 7 cyno 28.ogg セノ: なるほど、先ほど村長の家の近くで俺たちの会話を盗み聞きしていたのはお前だったか。
Media:vo xmaq103 7 cyno 29.ogg セノ: 盗み聞きしている者に対処しようと思ったんだが、何となく相手に敵意がないように感じてな…
Media:vo xmaq103 7 paimon 10.ogg パイモン: すごいな、これがマハマトラの嗅覚なのか…でもセノ、相手はまだ子供なんだぞ!おじいちゃんを探したいだけみたいだし、手伝ってやろうぜ!
Media:vo xmaq103 7 isak 06.ogg イザーク: 嘘はついてない!盗み聞きしたのは、おじいちゃんがどこにいるか知りたかったからだ…ごめんなさい…それでも信じられないなら、キャンディスお姉ちゃんに聞いてみてよ。
セノ、お願い。
Media:vo xmaq103 7 cyno 30.ogg セノ: …分かった。ならまず、キャンディスに状況を確認しよう。

(村長の家に入る)
家に近づく前に、セノはイザークに付近で待つよう告げた。
Media:vo xmaq103 8 paimon 01.ogg パイモン: セノって本当に慎重なんだな…これがマハマトラか…
Media:vo xmaq103 8 candace 01.ogg キャンディス: あら、もうお戻りになったのですか。
Media:vo xmaq103 8 cyno 01.ogg セノ: 確認したいことがある。イザークという子供を知っているか?
Media:vo xmaq103 8 candace 02.ogg キャンディス: ふふっ、やはりあなた方のもとへ行ったのですね。
Media:vo xmaq103 8 paimon 02.ogg パイモン: えっ?このことを知ってたのか?
Media:vo xmaq103 8 candace 03.ogg キャンディス: 頑張って隠れていましたが、窓の外で盗み聞きしていたのには気づいていましたから。あの子は本当に、祖父を見つけたいと強く思っています。
Media:vo xmaq103 8 candace 04.ogg キャンディス: イザークの両親はエルマイト旅団のメンバーで、シティに行ってからと言うもの、村へ戻っていません。ずっとあの子の祖父が世話をしてきたのです。
Media:vo xmaq103 8 candace 05.ogg キャンディス: しかし残念ながら、何年と経たずして、あの子の祖父は亡くなってしまいました…当時あの子はまだ幼く、アアル村の住民が交代で世話をしてくれたので無事に育ってはくれたのですが…
Media:vo xmaq103 8 candace 06.ogg キャンディス: その後、年老いた狂学者がここへやって来ました。イザークはその学者が祖父にとても似ていると思ったようで、よく覗きに行っていたのです。
Media:vo xmaq103 8 candace 07.ogg キャンディス: しかし彼は精神に異常をきたしており、いつもわけの分からないことばかり口にしていました…イザークも怖く思ったのか、口ではおじいちゃんと呼んでも、安易に近づこうとはしませんでした。
Media:vo xmaq103 8 candace 08.ogg キャンディス: ですがある夏の夜、いつもブツブツ言って、変な動きをしていたはずの「おじいちゃん」が急に静かになり、遠くに隠れているイザークに気づいたのです。
Media:vo xmaq103 8 candace 09.ogg キャンディス: 「おじいちゃん」はイザークの傍に行って頭を撫でました。そしてあの子を村の入り口まで連れて行き、星を一つ一つ数え、見分ける方法を教えたのです。そうしてイザークに寄り添い、あの子が眠りにつくまで付き添っていました。
Media:vo xmaq103 8 candace 10.ogg キャンディス: 次の日の朝、目が覚めたイザークは「おじいちゃん」を探しに行きましたが…彼はイザークを覚えていませんでした。しかし、「おじいちゃん」の表情は依然として落ち着いていました。
Media:vo xmaq103 8 candace 11.ogg キャンディス: そこには狂気の欠片などみじんもなく、まるで自分の世界に浸り、夢遊しているかのように落ち着いていたそうです。
Media:vo xmaq103 8 candace 12.ogg キャンディス: イザークは「おじいちゃん」が少しでも正気を取り戻したことを心から喜び、毎日嬉しそうに付きまとうようになりました。「おじいちゃん、遊びに連れてってあげるよ!もっとお話しして!」なんて言いながら…
Media:vo xmaq103 8 paimon 03.ogg パイモン: よくわからないけど、ちょっと悲しいぞ…二人ともかわいそうだ…
Media:vo xmaq103 8 candace 13.ogg キャンディス: そうかもしれませんね…砂漠で生活している者は多かれ少なかれ、みな困難を抱えています。しかしそれでも、我々は生き続ける。
Media:vo xmaq103 8 candace 14.ogg キャンディス: 私もそのために戦い、ここを守っています。
(「おじいちゃん」を落ち着かせたのはナヒーダに違いない。狂学者の苦痛を癒したんだ。)
Media:vo xmaq103 8 cyno 02.ogg セノ: ……
(この表情…セノもこれに気づいたみたい。)
Media:vo xmaq103 8 cyno 03.ogg セノ: …確かに、人々は良い神に恵まれてるのかもしれない。
Media:vo xmaq103 8 paimon 04.ogg パイモン: ん?なんだって?
Media:vo xmaq103 8 cyno 04.ogg セノ: いや、なんでもない。イザークが約束通り足をひっぱらないでいてくれるなら、連れて行ってもいいだろう。
Media:vo xmaq103 8 candace 15.ogg キャンディス: あなたは私が思っていたよりもずっと、情のある方なのかもしれませんね。イザークの代わりにお礼を言わせてください、セノさん。

Media:vo xmaq103 8 paimon 05.ogg パイモン: おーい、イザーク——!
Media:vo xmaq103 8 isak 01.ogg イザーク: あっ、来たんだね!
Media:vo xmaq103 8 paimon 06.ogg パイモン: ぜんぶ聞いてきたぞ、一緒におじいちゃんを探しに行こう!
Media:vo xmaq103 8 isak 02.ogg イザーク: 本当?ありがとう!
おじいちゃんはきっと大丈夫。
Media:vo xmaq103 8 isak 03.ogg イザーク: …うん!
Media:vo xmaq103 8 cyno 05.ogg セノ: まずは付近の現地民に事情を聞こう。

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その他の言語[]

言語正式名称
日本語一触即発の四人
Isshoku Sokuhatsu no Yonin
中国語
(簡体字)
剑拔弩张四人众
Jiànbánǔzhāng Sìrén-zhòng
中国語
(繁体字)
劍拔弩張四人眾
Jiànbánǔzhāng Sìrén-zhòng
英語The Four at Loggerheads
韓国語일촉즉발 4인방
Ilchokjjeukppal Sainbang
スペイン語Hostilidad en el grupo
フランス語Quatuor à couteaux tirés
ロシア語Четыре обнажённых клинка
Chetyre obnazhyonnykh klinka
タイ語คนทั้งสี่ผู้ผจญกับความขัดแย้ง
ベトナム語Bộ Tứ Gươm Tuốt Vỏ, Nỏ Giương Dây
ドイツ語Ein Vierer-Duell
インドネシア語Perselisihan Berempat
ポルトガル語Hostilidade no Grupo
トルコ語Dörtlünün Kavgası
イタリア語I quattro litiganti

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