ロサリア――モンドの西風教会に所属するシスター。
身にまとう服装以外、なにひとつとして聖職者とは思えない。
冷たく、鋭く、まるで刃のような女性である。
ロサリアはよく姿をくらます。
とある使命を背負っているのだが、人々は彼女が何をなしているのか知らない…—公式サイトより抜粋[1]
性格
身にまとう服装以外、何ひとつとして聖職者とは思えないシスター。冷たい言動の中には、相手を見透かす鋭さが隠されている。また、いつも一人で行動をしている。
—ゲーム内のキャラクターステータスとプロフィールページの紹介文
ロサリアはやや威圧的な女性で、かなり異質な信心深さを持っている。ガイアは彼女のことを「自分に正直な人」と表現している。退屈な話題と残業を嫌う。フィッシュルは、彼女がバルバトスの名で誰かを罵倒しているのを耳にし、それをロサリアの信心深さの表れだと解釈しているが、オズはこの解釈に疑問を抱いている。フィシュルと同じく直感が鋭く、ディルック、ガイア、ウェンティ、アルベドが見かけによらない存在であることをよく分かっている。
教会での立場にもかかわらず、ロサリアは最も敬虔さに欠ける。可能な限り教会での活動を欠席し、強制的に参加させられた場合は真っ先に退席することが常である[2]。祈りを唱えることはあるが、敬虔さに欠けるためバルバトスの名前を覚えておらず、頻繁に彼の名前を間違える[3]。
秘密裏に教会の正義の処刑人として行動し、モンドへの潜在的な脅威を調査し、必要であれば排除する。西風騎士団によって一掃される前に、かつての「家族」であった盗賊団から教え込まれたため、特に殺しに長けている[2]。大団長ファルカから贖罪の機会を与えられたことで、ロサリアはモンドの人々[2]とは違った見方をしており、彼らの無私の温かさと好意に恩義を感じている[4]。
容姿
ロサリアは背の高い女性モデルを使用している。幽霊のような淡いグレーの肌、細い白い瞳孔を持つ淡いマゼンタ色の瞳、ワイン色の髪を後ろで短く切り、肩までの長さの前髪と前髪の一部を濃いめの赤に染めている。
公式紹介
ロサリアさん、またいなくなっちゃった…どうしよう、だれか見かけなかった?今日は教会の合唱なんだけど、必ず出席させなさいってタリア助祭から言われてるの!
—バーバラ
ロサリアは、モンドの西風教会に所属するシスター。
同じ聖職者でも、バーバラやジリアンナたちとは違った目で見られることが多い。服装こそは聖職者だが、普段の言葉使いや所作は聖職者とかけ離れている。
モンドの一般市民たちよりも信仰心が低く、普段も教会の活動に参加しない。
ロサリアの規則違反は、教会に百回以上記録されている。
しかし、彼女がそれを気に病んだことは一度もない。同僚と一緒に行動することもなければ、市民と交流する場にもめったに現れない彼女。
変わり者で謎の多いロサリアは、まるで黒い煙が立ち上るかのように、目を離すとすぐに消えてしまう。
「神は全ての人に加護を与えることができるかもしれない。けど、絶対にそれをすることはないわ。だって、そんなことしたら人の苦難なんて笑い話になるでしょ。」
キャラクターストーリー
キャラクター詳細
同じ聖職者でも、バーバラやジリアンナたちとは違った目で見られることが多い。
服装こそは聖職者だが、普段の言葉使いや所作は聖職者とかけ離れている。
モンドの一般市民たちよりも信仰心が低く、普段も教会の活動に参加しない。
彼女は単独行動を好む。稀に大聖堂に姿を現すこともあるが、一番後ろの長椅子で黙々とタバコをくゆらすだけ。
他人を頼らず、いつも一人で行動するロサリアは名ばかりのシスターである。
キャラクターストーリー1
好感度Lv. 2
ロサリアの規則違反は、教会に百回以上記録されている。
しかし、彼女がそれを気に病んだことは一度もない。同僚と一緒に行動することもなければ、市民と交流する場にもめったに現れない彼女。
変わり者で謎の多いロサリアは、まるで黒い煙が立ち上るかのように、目を離すとすぐに消えてしまう。
さらに人付き合いをすることがほぼなく、誰とも関わり合おうとしない。
シスターヴィクトリアによると、心優しいバーバラだけはロサリアと交流を図ろうとしているらしい。
「教会でタバコを吸わないでください」、「時間通りに式典に出席してください…」
「あの…話を聞いてください!」といった具合に。
ロサリアの後を追いかけては、仕事をするよういつも優しく彼女を諭すバーバラ。
しかし、モンド城の人々が愛すアイドルであろうとも、ロサリアは無関心な態度を貫く。
彼女は…冷酷な人間なのだろうか?
キャラクターストーリー2
好感度Lv. 3
ロサリアはよく姿をくらます。居場所を告げることなく姿を消しては、数日間戻ってこないことも珍しくない。
彼女が姿を消すたび、教会のシスターたちもどこを探せばいいのか見当がつかないという。
あるシスターが彼女を監視していた時、「拾われた野良猫だって、逃げる時に一言いうわよ!」と、ため息交じりに愚痴をこぼしたそうだ。
姿を消した後、ロサリアは人知れぬ場所で、彼女にしかできない仕事を処理している。
見たことのない商人、怪しげな旅人、これら人物がモンドに害をなすか否かを見定めているのだ。
調査、追跡、必要とあらば拷問も。
モンドにとって好ましくない人物がいれば、最後に会う人物は必ずロサリアとなるだろう。
日の目を浴びることのない影の仕事を、ロサリアは全て担っている。
彼女は日が沈むと同時に仕事に出て、処理すべき問題を一息に片付ける。そして、帰りが夜明け頃となれば、朝日が昇ると同時に一杯のワインを嗜む。
モンド人は金色の日差しの下で日常を享受するが、ロサリアは銀色の月光の下で息をする。
透き通るような凛冽なる月光は…まさしく彼女が操る氷元素と同じだ。
「若者が知る必要のない事よ」
ロサリアにとって、太陽の下で暮らすモンド人は老若男女問わず「若者」なのだ。
キャラクターストーリー3
好感度Lv. 4
あらゆる物事に対して関心を持たないロサリアは、まるで捉えどころのない煙のようだ。
しかし、そんな彼女も仕事になると纏う空気が一変し、任務を果たすため全力を尽くす。
普段は怠惰な態度が目立つロサリアだが、不審人物を拷問する際にはそれもなりを潜め、決して手を抜くことがない。
また彼女は並外れた腕力の持ち主であり、人体の急所にも精通している。人を痛めつけることに対し躊躇いがなく、殺すことも厭わない。
怠惰で、ヘビースモーカーで、シスター…しかし、その裏の顔は優秀な処刑人なのだ。
神の威光のもと生きる彼女だが、その背には重い使命がある。
その手を血に染め、死刑執行人になったのはなぜなのか?なぜ神の祝福を拒絶するのか?
ましてや、ロサリアはモンド生まれではない、そんな彼女がこういった暗部を担っていることにも疑問が残る。
「このような幸せで退屈な街には、汚い仕事をする人がいても当然」
ロサリアは紫煙をくゆらせながら、気怠げにそう言う。
「私にとって、この種の仕事は真っ当なシスターとして過ごすよりもよほど簡単だわ。」
キャラクターストーリー4
好感度Lv. 5
祈りを捧げることのないロサリアだが、神学に対して独特の見解を持っている。
彼女曰く、自由はモンドの人々にとって心の支えであり、彼女が今ここにいるのも自由のおかげだという。
ロサリアは人里離れた山奥にある村の出身だ。だが、彼女が生まれて間もない頃、盗賊が村を襲い、ロサリアはその盗賊に拾われることになる。
盗賊に育てられた彼女は幼い頃より戦うすべを叩き込まれ、盗賊として活動しながら雑用係をし生きることになった。
その生活はまさしく奴隷であり機械のよう。彼女は子供でありながら盗賊であった。
外からの脅威と戦うだけでなく、時には仲間であった者とも戦い、飢えと寒さに苦しみながら、弱肉強食の世界で育ったのだ。
ロサリアの青春時代は、まるでモンドの夕日の如く——視界に入る全てが血の色であった。ある日、その日々を振り返ったロサリアは、手遅れであることにようやく気づいた。
その数年後、西風騎士団の活躍によりその盗賊団は壊滅する。ロサリアは盗賊団の中で最も若く、更生の余地があると判断された。
彼女をモンドへ連れてきたのは騎士団の大団長ファルカ。彼はロサリアがモンドに馴染むことを期待し、こう告げる——
「教会の神の光でその身を洗え。そうすれば生まれ変わって、普通の人と同じように生きていける」
しかし、ロサリアはファルカの期待を裏切るかのように、教会のミサや合唱を理由もなく欠席した。
平和に過ごすシスターではなく、彼女が選んだのは外での狩り。彼女にとって、金色の太陽は眩しすぎたのだ。
ロサリアははるか昔から理解していた——月の下で生まれた自分は、いずれ闇へ帰るのだと。
キャラクターストーリー5
好感度Lv. 6
怠惰さにおいて、教会内でロサリアの右に出る者はいない。修習時代からすでにその怠惰な態度は有名であった。
「ロサリアさん、分別ある行動をお願いします!教会のシスターとして、合唱に参加しないなんて許しません!」
「落ち着いて、シスターオルフィラ。ロサリアさん、必修科目に一つも出ていないと聞きましたが本当でしょうか?」
「ええ、本当よ」
「そういえばマレア婦人、こちらをご覧ください…ロサリアさんが書いた神学の論文ですが、目も当てられません!」
「ロサリアさん、失礼ですが…この先、教会に仕える気はありますか?」
「ないわ。仕事はもう見つかっているもの」
あまりにも真剣味に欠けるロサリア、彼女の背景を考えれば確かに影の仕事の方が向いているのかもしれない。
ただ意外だったことに、その仕事のために教会に属すことになる。
聖職者の身分から逃れられなかった彼女は、「見習いシスター」ロサリアから「シスター」ロサリアとなった。
だが任務がなくとも、彼女は教会の行事を避け——酒場で酒を飲んだり、城壁の上から景色を眺めたりしていた。
避けようがない状況でも残業を忌避し、定時になるとすぐに姿を消す。
表の仕事でも、裏の仕事でも、彼女は「残業」をしないのだ。
教会から配られたノート
好感度Lv. 4
白いカバーのノート。表紙には「西風教会」と書かれている。
ノートの中には綺麗な字が並んでいるが、内容は至極どうでもいいもの。
「蒲公英酒はどうだい、ただいま20%オフだよ!」
「漁師トースト、お値段以上のおいしさ!」
「小麦の大セール!小麦粉にしたい場合は店主までお声がけを!」
「3個買ったら1個おまけ!」
「新鮮なイグサはどう、トイレの照明に使えるよ!お客さん見てらっしゃい…!」
均整の取れた美しい筆跡だが、書かれているのは呼び込みの言葉やお店の広告ばかり。
このノートはロサリアが見習い時代に持っていた物だ。
当時、彼女は授業を抜け出すと商店の屋上へと行き、陽の光を浴びながら下から聞こえてくる様々な声をノートにただただ書いていた。そんな風に過ごす彼女の姿は、想像に難くないだろう。
神の目
好感度Lv. 6
ロサリアの「神の目」は、とある寒い日の夜に現れた。
盗賊にとって最も厄介な季節、全員が生きていくには食料が足りなかった。
常に空腹に苦しんでいた彼女は、寒風吹き荒ぶ中での雑用に耐えかね逃げ出した。
しかし、盗賊の一人である老人に捕まり連れ戻されてしまう。彼こそが、過去に彼女を村で拾い、人を殺す技を教えた張本人である。
「逃げる奴は全員裏切り者だ。裏切り者は決闘に勝たなければ自由になれない」
そう言うと、老人は古いナイフをロサリアに投げた。「来い、俺を殺せばここから逃げられる。俺はただの年老いた獅子だ、お前はまだ若い。お前なら容易いことだろう?」
ロサリアが勝つなど、誰一人として想像していなかった。しかし、確かに老いた獅子は若き野獣の爪の前に敗れた。
その夜、盗賊団は古株の一人を失ったが、新たなメンバーを迎え入れることにした。
老人を殺したロサリアは盗賊たちに避けられたが、面白いことに彼女の持つ「神の目」を見た途端態度が豹変した。
——「神の目」を持つ者なら、きっとあのジジイよりも強い。それにお前は小食だ、食料の節約にもなる。
氷のように固く凍ったロサリアの心に、ふとある疑問が浮かんだ——
彼はわざと私を勝たせたんじゃないかと…拾った子に対し、偽りながらも父としての気持ちが彼に生まれていたのかもしれない。
名刺の飾り紋
ロサリア・苦役 | |
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![]() |
取得: ロサリアの好感度がLv.10に到達後獲得。 記述: 人々が醸し出す暖かさと優しさは、彼女にとって必ず返さなければいけない恩恵。同時に、 彼女に一生付きまとう苦役でもある。 |
命ノ星座
荊冠座 | ||
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意味: いばらの冠 |
任務とイベント
魔神任務
伝説任務
イベント
Webイベント
キャラお試し
イベント
腕試しイベント
- 楓原万葉、ロサリア、ベネット、レザー — 2021-06-29
- 珊瑚宮心海、ロサリア、北斗、行秋 — 2021-09-21
- アルベド、エウルア、ベネット、ロサリア — 2.3
- 神里綾華、レザー、ロサリア、早柚 — 2022-04-19
- ヌヴィレット、楓原万葉、行秋、煙緋 — 4.5
- マーヴィカ、シトラリ、ベネット、ディオナ — 5.3
- アルレッキーノ、クロリンデ、藍硯、シュヴルーズ、ロサリア — 5.3
キャラクター紹介
キャラボイス
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メール
送信者 | メール |
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豆知識
- ロサリアは装飾品が光るキャラクターの一人だ。
- ロサリアは、キャラクター紹介イラストが祈願イラストと同じベースイラストを使用した最初のキャラクターであり、胡桃はキャラクター紹介イラストが異なる最後のキャラクターとなった。
- キャラクター紹介イラストと祈願イラストのベースが同じキャラクターの中で、ロサリアは最初に違いが出ている。右手の位置が違うのだ。前述したようなベースイラストの違いがあるキャラクターは珍しく、その次に登場したのは1年以上後にリリースされたセノだった。
- ロサリアは、「チュートリアル動画」の動画を持つ最初の星4キャラクターだった[5]。
- ロサリアは以下の別名や称号がある。
- シスター
語源
- 彼女の名前は、ラテン語で「ロザリオ」を意味する「rosarium」に由来すると思われる。
その他の言語
キャラクター称号:荊冠の恩典
言語 | 正式名称 |
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日本語 | 荊冠の恩典 Keikan no Onten |
中国語 (簡体字) | 棘冠恩典 Jíguān Ēndiǎn |
中国語 (繁体字) | 棘冠恩典 Jíguān Ēndiǎn |
英語 | Thorny Benevolence |
韓国語 | 가시관관의 은혜은혜 Gasigwan-ui Eunhye |
スペイン語 | La Beata Impía |
フランス語 | Rogue bienfaisance |
ロシア語 | Венец милости Venets milosti |
タイ語 | ความเมตตาที่เสียดแทง |
ベトナム語 | Ân Điển Mũ Gai |
ドイツ語 | Dornige Gnade |
インドネシア語 | Thorny Benevolence |
ポルトガル語 | Benevolência Espinhosa |
トルコ語 | Dikenli Gül |
イタリア語 | Benevolenza spinosa |
脚注
ナビゲーション
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