ルースタンは、500年ほど前の西風騎士団の騎士で、「幼い狼」として有名であった。西風騎士団の剣術である西風剣術を開発し、現在でもその技法は受け継がれている[1][2]。
ルースタンは当時の大団長であるエレンドリンの親友であり血染めの騎士[3][4]、ロザリン・クルーズチカ・ローエファルタの恋人であった。エレンドリンとロザリンは、500年前の大災害でルースタンが早世したことに大きな影響を受けている。
ルースタンは聖遺物セット守護の心の中心人物であり、終焉を嘆く詩の説明文の一部を語っている。
プロフィール[]
ルースタンはエレンドリンと友人でありライバルであったが、彼が戦死した後、エレンドリンは悲しみのあまり二度と戦闘に参加しなかったほど強い絆で結ばれている。ロザリン・クルーズチカ・ローエファルタとは相思相愛であった。後に「炎の魔女」と呼ばれるようになり、その後は十一人のファトゥスの第八位、シニョーラとしてファデュイに参加する。
ルースタンは戦場で片手剣を振るい、その戦闘スタイルは現在でも西風騎士団が実践している[2]。また、白騎士を指導し、妥協のない正義を追求した結果、血染めの騎士となった[4]。
性格[]
ルースタンは非常に真面目な性格で、常に気難しい表情を浮かべていた。そんな彼に明るさを与えてくれるのは、恋人のロザリンだけだった[3][5]。
物語[]
幼少期[]
ルースタンとエレンドリンは幼少期を共に過ごし、最初は遊び仲間として、その後は同じ騎士として、親しい友人として過ごしてきた[6]。西風騎士団に入団後、ルースタンは白騎士の指導にあたった。また、街の広場でよく歌っていたロザリン・クルーズチカ・ローエファルタという乙女と恋に落ち[3][5]、彼女がスメール教令院に留学する前に水時計をプレゼントしている[7]。
西風の騎士でありながら、ルースタンは裏で汚い仕事をすることも厭わなかった。1000年前にヴァネッサが貴族社会を打倒するために結成したクロイツリードの秘密結社も受け継いだと言われている[8]。
死亡[]
カーンルイアの黒日王朝の崩壊とそれに伴う大災害の後、ルースタンは西風騎士団と共に噴出する魔物を駆除するために遠征に出た。しかし、戦死してしまい、23年間の西風騎士としての生涯を閉じた[6][9]
彼の死後、エレンドリンは二度と剣を取ることはなかった。一方、ロザリンは故郷のモンドに戻ったが、そこは魔物に破壊され、ルースタンも死んでいた。ロザリンは復讐のために火の液体を使い、自らを変身させ、「炎の魔女」と呼ばれるようになった[5][10]。ロザリンは後に最終的にファデュイに参加し、シニョーラとなる[11]。
豆知識[]
- 終焉を嘆く詩の説明文の中で、ルースタンはローランドという人物を名乗っている。ローランドの正体は明かされていないが、消去法で「血染めの騎士」の名前である可能性がある。
語源[]
- ルースタン (英語: Rostam)は神話に登場するペルシャの英雄である。その功績はアジ・ダハーカ (Azhdaha)を倒したことであるが、現在のところ、原神のルースタンと若陀龍王の関連性は確認されていない。
その他の言語[]
言語 | 正式名称 |
---|---|
日本語 | ルースタン Ruusutan |
中国語 (簡体字) | 鲁斯坦 Lǔsītǎn |
中国語 (繁体字) | 魯斯坦 Lǔsītǎn |
英語 | Rostam |
韓国語 | 로스탐 Roseutam |
スペイン語 | Rostam |
フランス語 | Rostam |
ロシア語 | Рустан Rustan |
タイ語 | Rostam |
ベトナム語 | Rostam |
ドイツ語 | Rostam |
インドネシア語 | Rostam |
ポルトガル語 | Rostam |