賑やかに… | |
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送信者 | 閑雲 |
時間 | 2025-04-11 (Ver.5.5期間中) |
妾が璃月港に腰を落ち着けて、もう随分と経つ。俗世の務めは絶え間なく、奥蔵山にいた頃のような気ままな暮らしとはいかぬ。だが、人間ならではの温もりというものは、このありふれた日常の中にこそ、宿っておるのだ。
例えば今朝のことだ。近所の童どもがわざわざ妾のもとへやって来てな、誕生日の祝いの言葉を次々に並べ立て、最後には妾が百歳まで生きるよう願ってくれたのだ。漱玉は妾の機嫌を損ねないかと焦って場を繕っておった。ふふ、童の言葉は素直で、弟子もまた孝行心に満ちておる。妾としては嬉しくてたまらぬ。 ゆえに、妾も童どもにささやかな返礼を用意しておいた。仙家呪符を身に付けておれば、災いを避け、福を招く助けとなろう。甘雨と申鶴、それと漱玉の分はすでに包んでおいた。お前とあの小さき者の分も、もちろん用意してある。くれぐれも取り合うでないぞ。誕生日の宴が終わったら、一人ずつ並んで受け取るがよい。 コホン!誕生日を賑やかに祝うのが璃月の風習である。これも理にかなっておることなのだ。 | |
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