「キャッツテール」の超人気バーテンダーであり、モンド酒造業の期待の新星。そして、伝説に挑み続ける少女。
清水町出身の猫耳少女 ディオナの手に掛かれば、どんな材料を使おうとも美酒に生まれ変わる。
ただ酒を心の底から嫌悪するディオナにとって、これは「祝福」ではなく「呪い」なのかおしれない。—公式サイトより抜粋[1]
性格
稀な「非人類」の血統を引いている少女、「キャッツテール」の超人気バーテンダー。
—ゲーム内のキャラクターステータスとプロフィールページのテキスト
父ドゥラフによれば、ディオナはちょっとした反抗期だという。ディオナは父を慕い、若い頃は彼を偶像視していたが、酒に酔って人格が豹変するのを目の当たりにし、父の台座が崩れ、酒に対する復讐が始まった。彼女は、リサ[2]とエウルア[3]を除けば、酒に溺れる者のほとんどを軽蔑している。
ディオナには文字通り業界を破壊する選択肢もあるが[4]、彼女はそれを選ばず、バーテンダーになってひどい酒を出すことで業界の評判を急落させることを選んだ。残念ながら、彼女にとって不運なことに、懐かしい幼なじみの泉の精霊は、どんなに有害な材料を使っても、すべての飲み物をおいしくする魔法の接触を彼女に授けたのだが、彼女自身はそのことに気づいていない。
ディオナは、典型的なツンデレで、とてもナイーブな性格。彼女は、夜間視力がない旅人が安全に家に帰れるか心配し、街灯の存在を思い知らされるまでエスコートを申し出るが、その後はすぐにエスコートを申し出たことを否定する。彼女は、アカツキワイナリーが彼や彼の父親よりもずっと前から存在していたにもかかわらず、父親の問題をディルックのせいにしており[5]、彼女とバーバラが得るファンが大きく異なる理由を理解できない[6]。彼女はまた、愛着に問題があり、交友関係を切望しているように見えるが、これはドゥラフが酔っ払っているときに彼女を無視した結果だと思われる。クレーや旅人など、信頼を得た人々との付き合いを心から楽しんでおり、旅人に触れられることに安らぎを見出しているため、自分から離れて「夢になって無くならないように」と懇願するほどだ。魚や昼寝が大好きで、野菜や水を嫌い、怒るとニャーニャーと鳴き、噛みつくなど、猫のような習性を多く見せるが、その点では猫と呼ばれることを嫌っている。また、ネコの性質に忠実なように、彼女は天体恐怖症であり[7]、水恐怖症であることが暗示されている。
容姿
ディオナは背の低い女性モデルを使っている。白い肌、ピンクのショートヘア、ティールグリーンの瞳、丸い眉が特徴だ。ディオナの猫耳と尻尾は三毛猫のものに見える。
公式紹介
猫に噛まれてしまいましたよ。
—ディオナのバーテンダーとしての才覚を褒め、彼女と契約を結ぼうとしたアカツキワイナリーの執事・エルザー
「あたしのギャラはすっごく高いんだから…うん?あなた…お酒を飲みに来たわけじゃないの?」
キャラクターストーリー
キャラクター詳細
客が毎回「キャッツテール」に入ると、必ず最初にカウンターの方に視線を向ける。
なぜなら、そこには必ず猫耳の少女が立っており、耳を小さく動かしながら、不機嫌そうな顔でシェイカーを振っているのだ。
彼女は、モンドの酒造業の期待の新星、伝統勢力に挑む者、バーテンダーのディオナだ。
美味しい酒を調合するのは、彼女の目的ではない。むしろ、正反対だ。
彼女が酒を調合するのは、他人が見れば「少し不思議」に見える。だが、本人からしたら「一生懸命この嫌な液体を破壊している」つもりだ。
だが、どんな酒でもディオナの手にかかると、たちまち想像もつかないほどの美酒となる。
これはある種の「祝福された体質」だが、ディオナにとっては最大の難題であった。
自称「酒造業の殺し屋」であるディオナにとって、モンドの酒造業を破壊するのが、彼女の目標なのだ。
キャラクターストーリー1
好感度Lv. 2
「キャッツテール」のバーテンダーになったのは、ディオナの計画した悪夢の一つである。この悪夢は、彼女の大きな計画の第一歩でもあった。
客がカウンターに腰かけ、バーテンダーである少女の嫌そうな目線を「堪能」しながら、「ディオナ特性カクテル」に期待していると…
「さぁ、このサソリとシーソルトのカクテルを飲み干して。あなたの酒飲みの人生に、終わりを告げるのよ…」
ディオナはこのように、いつも酒飲みの気分を台無しにしようと企んでいるのだ。
しかし…
「ゴク…ゴク…あぁ、こんな美味い酒は初めてだ!もう一杯もらえるか?」
「…も、もう一杯?」
今日に至るまで、ディオナはこの「百発百中で美味しい酒を調合できる」体質と戦っている。負けず嫌いの彼女は、真にまずい酒の調合を探すことをまだ諦めていない。
だが結果はいつも同じだった。「キャッツテール」は相変わらず人が集まり、客たちは口々ににディオナを称賛する。
ディオナは目の奥に涙をため、怒りで顔をしかめるのだ。
「身の程をわきまえなさいよ!」
キャラクターストーリー2
好感度Lv. 3
毅然な出で立ちや、飛びぬけた狩りの技術、冷静な判断力を持つ彼は、清泉町全ての狩人から一目置かれる頭領であり、手本であった。
ディオナにとって、幼い記憶にいる父はいつも輝いており、彼女の憧れでもあった。
そのため、そんな父の印象がひっくり返った時、ディオナは悲しさの余りに泣きじゃくった。
「あの酔っ払った姿、お腹いっぱいになって泥の中で転げまわる猪みたい!」と、ディオナは赤い目を擦りながら言う。
ディオナは、すべてを酒のせいにした。彼女にとって、父は間違いを犯さない、完璧で頼れる存在だったからだ。
「全部酒のせいだ!酒は人を惑わせて、人の頭をおかしくする悪いものだ!」
これが、ディオナが酒を嫌うようになった原因であり、「キャッツテール」の景気を上げた原因でもあった。
「キャッツテール」のオーナーであるマーガレットは、この事態を全く予想していなかった。彼女がディオナを雇った理由は非常に単純だった。
「だってあの子、可愛すぎるもの」
キャラクターストーリー3
好感度Lv. 4
客のほとんどは、ディオナの猫耳と猫の尻尾を、バーテンダーの制服の一部であると思っていた。
あの日、ある酔っ払いの客が好奇心で、ディオナの尻尾に触り、暖かく柔らかな感触を知るまでは…
その後、「キャッツテール」はディオナが大暴れしたことにより、大変な騒ぎになった。
この猫の外見は、「カッツェレイン一族」の血統の証であり、モンドでは珍しい存在だった。
外見が猫に似ていることに加え、ディオナと彼女の父ドゥラフは狩りにおいても、卓越した素質を持っていた。これも古い血統から得たものである。
そのため、追跡、射撃、俊敏跳ねまわる…これらはすべて、ディオナが得意とするものだった。
「そうだ、彼女は暗闇でもよく目が効くんだ」
「悪いところはそうだな…怒ると人に嚙み付く所だ。気を付けた方がいい」
イーディス博士は『奇異血統の調査研究』の中でそう記した。
キャラクターストーリー4
好感度Lv. 5
ディオナの出現は、確かにモンドの酒造業に影響を与えた。
アカツキワイナリーの市場は、突如現れたキャッツテールに打ち負かされた。これは、醸造者を担当していたエルザーには、耐えられないことであった。
エルザーはこの「中心人物」について、あれこれ嗅ぎまわり始めた。ディオナにとって、一番打ち負かしたい「ラスボス」はアカツキワイナリーであることも知らずに。
「この奇妙で大胆な調合方法が、美味しさの秘訣なのだろうか?」
ディオナは顔を上げ、先ほどカウンターに座った白髪の男性を見た。
「うん、正に絶品。この中から、君の酒に対する熱情と愛を感じるよ」
ディオナのシェイカーを振る手がわなわなと震え始める。鋭いエルザーそれに気付き、直接交渉を仕掛けたーー
「あなたのような優秀なバーテンダーが、我々のアカツキワイナリーに協力してくれるなら、モンドの酒造業は前代未聞なまでに繁盛するだろう!」
……
その後、ディルックがエルザーの手に巻かれた包帯について尋ねても、エルザーは珍しく口ごもりながら答えるのだ。
「ね、猫に少し嚙まれてしまって…」
キャラクターストーリー5
好感度Lv. 6
ディオナの故郷では、「泉の精霊」の伝説が伝わっていた。
精霊は井戸の側で絶望に打ちひしがれていた親子に、救いの手を差し伸べた。枯れた井戸の中から水を呼び起こし、泉に変えた。
病に侵され虫の息だった子供は、奇跡のような泉の水によって回復した。
当時、人々は次々とこの祝福の泉を一目見ようと訪れ、やがて、泉を囲むようにして集落ができた。これが「清泉町」の誕生である。
今の清泉町では、ほとんどの人がその話をただの伝説だと思っている。「観光業界の陰謀」だと言う者までいた。
ただ、幼いディオナだけが泉の精霊の存在を固く信じ、父が深い眠りにつくと、いつも泉に映る月に向かって話しかけていた。
それは応えるに値する、純粋で、素直で美しい心だった…
泉の精霊はきっとそう思ったのだろう。
そのため、ディオナは奇妙な友情を手に入れた。全てを打ち明け、孤独を取り除いてくれる仲間。
ディオナの7歳の誕生日の夜、泉に反射した月明かりがディオナの顔を照らした。彼女は泉の精霊の囁きを聞いた
「狩人の娘を祝福し、成長の証と餞別の印に、この贈り物を与えます。あなたの杯に永久に美酒が溢れ、千年の雪をも溶かす泉となるように」
その後、泉の精霊は二度とディオナの前に姿を現す事はなかった。その記憶は、幻想の影のように幼いディオナの中に残った。
今のディオナはまだ気づいていない。自分の厄介な体質の原因は、あの日見た「あの夢」のせいであると。
クールシェーカー
好感度Lv. 4
父は酷く酔うと、眠る前のお話も語ってくれずに、そのまま倒れて眠ってしまう。
だからあの日、父が狩りに出かけた後、ディオナはこっそりとシェイカーをベッドの一番奥に隠した。
だが、父は探す事すらせず、翌日新しいものを持って帰ってきたのだ。
ディオナが「キャッツテール」のバーテンダーになるべく、面接に挑んだ日、マーガレットはディオナが持っている、やや彼女に似つかわしくないシェイカーに気づいた。
器用なオーナー、マーガレットの手により、可愛らしい猫のしっぽがついたシェイカー「デビューのプレゼント」として、ディオナの元に返ってきた。
「これであなたにふさわしくなったわ」マーガレットは満足げに頷いた。
神の目
好感度Lv. 6
ディオナの酒に対する嫌悪は、「憎しみ」ではなく、「渇求」から来ているものであった。
彼女が望む父の姿は、ずっと自分の憧れの姿だ。常に家族に寄り添い、決して酒で幸福を「分かち合う」ことをしない。
ある時、大雨が三日間降り続いていた。そして、狩りに出かけていた父も、三日間帰ってこなかった。
劣悪な天候は、西風騎士団の救助隊の捜索を困難なものにした。この時、「失う」ことへの恐怖が、深くディオナに刻まれた。
「分かち合う」ことも許せないのなら、「全てを奪い去る」ことにどうして耐えられるのか。
ディオナは飛び出し、暴風雨の中をひたすら走った。未知の力が、彼女の前に立ちはだかる激流を氷へと変えた。
己の天賦の追跡能力を頼りに、ディオナは崖の下で父を見付けた。
他の狩人に助けられ家に戻り、父に大事がないことを確認したディオナは、泣きながら笑顔を浮かべた。
「よかったら…お酒作ってあげようか?飲めば、少しは痛みも紛らわせられるよね?」
恐らく、それはディオナが唯一、真面目に酒を調合した時だった。
「冷たくて、本当に美味いなあ、ハハハハ…いたた…」
娘が調合した酒という事実は、アルコールよりも遥かに絶大な鎮静効果を発揮しただろう。
——この出来事はディオナに氷元素を操る力を獲得させたが、彼女が酒と和解することはできなかった。
名刺の飾り紋
ディオナ・にゃん | |
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取得: ディオナの好感度がLv.10に到達後獲得。 記述: カッツェレイン一族にはこのような猫に似た特徴がある。昔の誰かの悪趣味なのだろう。 |
命ノ星座
子猫座 | ||
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意味: 小さいネコ |
任務とイベント
世界任務
Webイベント
キャラお試し
イベント
腕試しイベント
- 魈、ディオナ、北斗、辛炎 — 1.3
- 宵宮、ディオナ、辛炎、早柚 — 2021-08-10
- 胡桃、トーマ、ディオナ、早柚 — 2021-11-02
- 八重神子、フィッシュル、ディオナ、トーマ — 2022-02-16
- マーヴィカ、シトラリ、ベネット、ディオナ — 5.3
キャラクター紹介
キャラストーリー
キャラクター | ストーリー |
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キャラボイス
キャラクター | ボイス |
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メール
- 助けてにゃ… (2021-01-18)
- プレゼントだにゃ! (2022-01-18)
- ケーキを分けてあげる! (2023-01-18)
- 今日は特別だから! (2024-01-18)
- 川の近くで待ってる! (2025-01-18)
豆知識
- ディオナは清泉町出身でドゥラフの娘であるが、現在はモンド城でキャッツテールのバーテンダーとして暮らしている 。
- また、オラフは「不確定世代」の先祖にあたる。
- 「 キャッツテールの掲示板」に寄せられたお客様からのメッセージで、「なぜディオナはお酒の話になると激怒するのか」という質問がある。返事を書いたマーガレットは、その理由について深く考えないように勧めている。
- ディオナのお気に入りの枕は魚のようで、バブルスと名付けられている[8]。
- 秘話では、彼女は祭礼の弓を振るっていた。
- 彼女の誕生日を記念して、テイワット美食記(中国公式サイトのブログ連載)では、彼女のオリジナル料理「絶対オツマミじゃない」の実食レシピを公開しました。
- ディオナは『猫とスペシャルドリンク』の臨時声優を香菱と共有する。
- ディオナは、韓国人声優のウ・ジョンシンをモナと共有している。
- ディオナと年取ったフィンチの前に現れた「泉の妖精」は、実はフォンテーヌの湖の民が泉に住み着いた姿、純水精霊であることがエンドラーによって明らかにされる。
- 日本語では、語尾に「~ニャン」(~meow、~nyan)を付けることがある。
- ディオナは以下のような別名や称号で知られている。
- 酒造業の殺し屋(自称)
- ディオナは以下の1点の調度品の説明で記載されている:
語源
- 彼女の血統であると言及されているKätzleinは、ドイツ語で「子猫」を意味する。
- Dionaの名前は、一般的に弓矢として描かれているローマの狩りの女神ディアーナと、ワイン醸造の神であるギリシャの神ディオニューソスの名前の組み合わせに由来していると思われる。
- また、ギリシャ神話の海の妖精Dioneの名前に由来する場合もある。これは、ディオナが7歳の時に泉の精霊の加護を受けたことと関係があるのかもしれない。
その他の言語
キャラ称号: キャッツテールスペシャル
言語 | 正式名称 |
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日本語 | キャッツテールスペシャル Kyattsu Teeru Supesharu |
中国語 (簡体字) | 猫尾特调 Māowěi Tèdiào |
中国語 (繁体字) | 貓尾特調 Māowěi Tèdiào |
英語 | Kätzlein Cocktail |
韓国語 | 캐츠라인 칵테일 Kaecheurain Kakteil |
スペイン語 | La Cantinera Felina |
フランス語 | Cocktail façon Queue de Chat |
ロシア語 | Кошкин коктейль Koshkin kokteyl' |
タイ語 | เหมียวน้อยบาร์เทนเดอร์ Miao Noi Bathendoe |
ベトナム語 | Đặc Chế Quán Rượu Đuôi Mèo |
ドイツ語 | Putzige Mischung |
インドネシア語 | Kätzlein Cocktail |
ポルトガル語 | Coquetel da Cauda do Gato |
トルコ語 | Kätzlein Kokteyli |
イタリア語 | Barista Kätzlein |
脚注
ナビゲーション
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