ソリストの序幕は、テイワットストーリーの魔神任務、第四章・第一幕「白露と黒潮の序詩」の第1話である。
手順[]
- キャラバン宿駅に行く
- フォンテーヌのロマリタイムハーバーに行く
- 水辺の少女と会話する
- リネについて行く
- リネと会話する
- 近くの住民たちにマジックポケットを配る (0/3)
- リネと会話する
- マジックポケットを作るための材料を集める (0/3)
- リネと会話する
- 先回りして泥棒を止める
- リネと会話する
- 巡水船に乗ってフォンテーヌ廷に行く
- フォンテーヌ廷に行く
ゲームプレイメモ[]
- ステップ12の巡水船の対話は、オートモードでなくても自動的に進む(オプションのダイアログを含む)。
- ステップ5を完了すると『水の中に消えた水のように』は無効を獲得できる。
対話[]
ゲーム内の任務の説明
フォンテーヌに向かう時が来た。旅の者よ、フォンテーヌへの道を歩むのだ…
- (キャラバン宿駅のマークされた場所に近づく)
- パイモン: キャラバン宿駅か…初めてここに来たのっていつだったっけ?
- 「博士」に閉じ込められちゃった時、砂漠で救援を探すようにって、あいつがオイラたちに知らせを残してくれたんだよな… パイモン: そうだ!ナヒーダの意識が
確かにあの時だった。
それか、暇でぶらぶらここまで来た時かも。
- パイモン: いつの間にかこんなに経ってたのか。今のスメールって、ナヒーダの統治でどんどん良くなってきてるよな?: パイモン: この平和がずっと続いて、もうナヒーダがトラブルに遭わないといいな。
(俺俺/
私私)たちがいたら… トラブルが起こっちゃうかも…
- パイモン: うぅ…たしかに。オイラたちっていつも事件とかの中心になっちゃうんだよな。またなにか起こらないとも限らないぜ。
- パイモン: もしかして…おまえの体質のせいか?おまえってトラブル体質なんじゃないのか?
パイモンのせいだと思うけど。
- パイモン: えっ?オイラは…おまえに会うまでは全然こんなじゃなかったぞ。せいぜいクタクタに疲れた時に、変な渦のせいで海の中に引きずり込まれて、おまえに釣りあげられた程度だな。
- パイモン: うぅ…とにかく、ナヒーダのためだと思って、オイラたちもそろそろ次の旅に出発しようぜ?
そろそろフォンテーヌに行こう。
じゃあ、旅の続きをしよう。
- ディシア: こんなところで会うとは思わなかったぜ。あんたら、ほんとに色んな場所をぶらぶらするのが好きなんだな。
- パイモン: あっ、ディシアだ!っておいおい、オイラたち別にぶらぶらするのが好きってわけじゃないぞ。いつもやってるのは真面目なことだし…まあ、「旅」とは関係ないかもしれないけど…
- パイモン: うぅ、まあいいや。それで、おまえはここでなにしてるんだ?
- ディシア: さっきまで、砂漠でお得意さんの依頼をこなしてたのさ。特に語れるようなこともない、普通の護送。今から報告に戻るところだ。
- ディシア: 遠くからあんたたちを見てたが、何か真面目な話をしてたみたいじゃないか?あたしにも聞かせてくれよ。
スメールを出てフォンテーヌに行くつもり。
- ディシア: な…
- ディシア: まじか、そいつは驚いたぜ…はぁ。まあ、あんたらは元々旅人なわけだしな。一所に落ち着けないってのはわかる。
- ディシア: でも今後は、今日みたいに偶然顔を合わせることすら、贅沢になっちまうのか…すごく寂しいぜ。
- ディシア: そうだ、傭兵仲間たちと一緒にあんたらを送っていこうか?
- パイモン: いやいや、気持ちだけ受け取っておくぜ。へへっ、まさかディシアが、こんなにオイラたちとの別れを惜しんでくれるなんてな。また機会があったら遊びに来るぜ!
- ディシア: そうか。この砂漠を越えて、いくつかの水路を渡って行けばフォンテーヌだ。あんたらなら何の問題もなく着けるだろう。
- ディシア: それで、いつ出発するつもりなんだ?
もうちょっと準備したら。
旅は気まぐれじゃないと。
- パイモン: うーん、待てよ…まだスメールで食べてないものがあったような…前に書いたリストがあるから、それを見ながら…
- ???: ……
- ディシア: ハハッ。なら、あたしも送別会をやるなんて野暮は言わないでおくよ。余計しんみりしちまうからな。
- ディシア: 今思えば、スメールが今の姿になったのも、あんたらのおかげみたいなもんだ。やっぱ英雄ってのはいつも、静かに去っていくものなんだな、ハハハッ。
- パイモン: でも…ナヒーダにも挨拶して行かなくていいのか?
ナヒーダなら…
挨拶しなくても夢を通して知ると思う。
- パイモン: たしかにな。じゃあ、あいつを邪魔しないでおこうぜ。
- ディシア: それじゃあここらでお別れだ、旅人、パイモン。雇い主としてでも、友人としてでも、いつでも会いに来てくれ。
またね。
バイバイ、ディシア。
- パイモン: またな、ディシア!またな、スメール!
- スメールでの用事を済ませたあなたたちは、フォンテーヌの国境に近いところに到着した…
- (フォンテーヌ近郊のワープポイントにワープする)
- (港に近づく)
- パイモン: やっと着いたな…道中、砂と水だらけだったけど…ここはもうフォンテーヌ領内の港みたいだぜ。
- パイモン: フォンテーヌって…なんか先進的だよな。工業が発達してて、変な機械がいっぱいあるって聞いてるぞ。
うん、前に聞いて想像してたのと同じ。
想像と全然違った…何だか印象的だね。
- パイモン: 観光客としてってのも悪くないけど…なにか目標を決めたほうがいいんじゃないか?
- パイモン: どう思う?
まずは水神に会いに行こう。
- パイモン: そうだな。前もオイラたちに有用な情報をいっぱいくれたのはナヒーダだったしな。
- パイモン: 「俗世の七執政」は、オイラたちがいま接触できる中で一番いい情報源に違いないぜ。
この旅路は家族を見つけるためのもの…
同時に真実を見つけるためのもの…
- パイモン: おう、情報は多ければ多いほどいいしな。
- パイモン: でも、水神ってオイラたちと気が合うタイプだと思うか?ナヒーダはめちゃくちゃ個性的なやつだって言ってたけど…
- パイモン: 一国の神について知るなら、やっぱりその国のやつに聞いたほうがいいよな。あそこに話し込んでるやつらがいるから行ってみようぜ?
- アントワーヌ: …でも、あの結末はちょっと悲惨すぎると思うな。根は悪い奴じゃなかったわけだろう?
- ヴィエンヌ: ええ、まさかあんな「幕引き」になるなんてね。てっきり家族のためにもうちょっと抵抗するかと思ったんだけど…
- ヴィエンヌ: 残念ながら、私が期待してた「どんでん返し」はなかったわ。でも彼の物語には感動させられるものがあったわね。
- (後ろに見えるのはリネット)
アントワーヌ: えっと…そこの二人、何か用か?ずっと何も言わずにこっちを見てるみたいだが…
- パイモン: あっ、オイラたち、フォンテーヌに来たばかりの旅人なんだ。二人に色々聞きたかったんだけど、なんか劇のことを話してるみたいだったから…邪魔しちゃ悪いなって思って…
- アントワーヌ: 劇?いやいや、俺たちが話してたのは現実のことさ。何日か前に審理された事件だよ。
- パイモン: そうだったのか?でもさっきの会話、はたから聞いてたら物語っぽかったぞ…
- ヴィエンヌ: 実は物語も、現実の事柄を改変して作られたものが多いのよ。逆に現実だって、誰かによって意図的に演出されている可能性もある…
- ヴィエンヌ: 実際、本当にあったことかどうかなんてどうでもいいの。舞台上で演じられている物語が素晴らしければ、それで十分。
- ヴィエンヌ: あっ、君たちは外から来た旅人だから知らないわよね。フォンテーヌには「エピクレシス歌劇場」っていう法廷があるの。通称「歌劇場」よ。
「審判」を「歌劇」と見なすなんて…
- パイモン: それって…なんか軽すぎないか?あっ、別におまえたちフォンテーヌのルールに文句があるわけじゃないけど、罪人を裁くのって、もっと深刻なものって印象があるぞ…
- ヴィエンヌ: ふふっ、いいのよ。外から来た人はみんなそう考えるから。私たちはただ、事件の背後にある感動的な物語を無駄にしたくないだけなの。
- ヌヴィレットさんがいるから、何の問題もないわ。 ヴィエンヌ: 君たちが心配してる「審判は厳粛であるべき」ってことについては…絶対的な公正性を保つ最高審判官の
- ヴィエンヌ: …それに、神が作った審判マシナリー「[[諭示裁定カーディナル]」って二重保険もあるし、冤罪や誤審なんてフォンテーヌにはほとんど無縁なの。
神が創った審判マシナリー…
これが「正義」の国…
- パイモン: 審判マシナリーって、もしかしてある種の機械みたいなやつなのか?うーん、気になる…機会があったら見てみたいな。
- パイモン: そうだ、肝心なことを聞き忘れてたぜ。その…オイラたち、水神に会いたいんだけど、どうすれば会えるんだ?
- フリーナ様は毎日歌劇場に入り浸っていらっしゃる。あそこはフリーナ様の一番のお気に入りだからな。 アントワーヌ: そんなの簡単だろう?——歌劇場に行けばいい。水神
- ヴィエンヌ: えっと…二人はたぶん、フリーナ様と面と向かって話がしたいとか、そういう意味で言ったんじゃないかしら…
- ヴィエンヌ: …フリーナ様に謁見したいってことなら、少し難しくなるわ。かなり前に予約しておかないとお会いできないし、フリーナ様の「スケジュール」がどんな状況かにもよるから…
「予約」?
「スケジュール」?
- パイモン: 水神って公務やなにやらで忙しいのか?でもおまえたち、水神は毎日歌劇場に入り浸ってるって…
- アントワーヌ: いやいや、フリーナ様はほとんど国の政には関与しない。予約が難しいのは単に、フリーナ様が「人気」だからじゃないか?
- ヴィエンヌ: そうよ、なんたって私たちの神様なんだもの。話し方や行動が大げさなところもあるけど、それでも「人気者」なのよ。
- パイモン: ぷっ…人々の神に対する印象が「人気者」なんて、オイラ初めて聞いたぞ…
- パイモン: うーん…ちょっとだけわかってきた気がするぜ。水神はフォンテーヌの「大スター」みたいな神なんだな?
- アントワーヌ: 確かに間違ってはいないが…どちらかというと、「マスコット」に近いかな。
- ヴィエンヌ: ちょっと、私たちの神様なのよ。それはあまりにも直接的すぎない?
- アントワーヌ: おっと、確かに。外から来た人には、もうちょっと遠回しに言うべきだったな。じゃないと、逮捕されてヌヴィレット様に会う羽目になりかねない。
- ヴィエンヌ: ふふっ…冗談はよしなさいって。確かに法律は沢山あるけど、フリーナ様の悪口を言ったぐらいで罪にはならないわよ。
フォンテーヌ人は水神がとても好きみたい…
でもちょっと畏敬の念に欠けるかも…
- パイモン: よし、おかげで色々わかったぜ、ありがとな。とにかく、水神に会いたいなら歌劇場に行けばいいってことだな。
- パイモン: 予約しても実際に会えるのはいつになるかわからないけど、まあ、その間に色々見て回れば…
- パイモン: …ん?なに見てるんだ?
あそこにいる女の子…
ずっと一人ぼっちで立ってる…
- パイモン: なにかあったのか…?まさか、海に飛び込もうとしてるわけじゃないよな?
- パイモン: うぅ…ちょっと話しかけに行ったほうがいいんじゃないか?
- (アントワーヌかヴィエンヌと会話する、任意)
- アントワーヌ: 次の審判のチケット、予約しようかな…
- ヴィエンヌ: どんなタイプの事件か見てからでも遅くないんじゃない?
- (リネットと会話する)
- ???: ……
- パイモン: …その、邪魔して悪い。でも…大丈夫か?
- ???: …ん?
- ???: ありがとう、大丈夫。
- パイモン: な、ならいいんだ。なんか…思い悩んでるみたいだったから。
- ???: 心の中に留めるしかないことも…確かに沢山ある。でも、これは仕方のないことよ。
- お兄ちゃんと一緒に遊んでた場所を懐かしんでただけ。ほら、あの小さな丘の上。 ???: 私はただ、小さい頃
- パイモン: えっと…でも、おまえが指さしてるのって海だよな…ん?もしかして…おまえとおまえの兄ちゃんは、小さい頃、海の中で暮らしてたのか?
人魚の一族?
フォンテーヌにしかいない不思議な種族?
- ???: 人々はよく、フォンテーヌの周りにある水を海と言うけれど…実際は、淡水で満たされた内陸湖に過ぎない。
- ???: あの小さな丘のことは鮮明に覚えてるわ。でも、今ではもう海の底。
- ???: お兄ちゃんはよくあそこではしゃぎ回って、砂ぼこりがたくさん舞い上がってた。周りの空気も、太陽の光と海風の香りでいっぱいだった。
- ???: 海は、今にも私たちの思い出を飲み込もうとしている…
- ???: …そして、私たちをも。
- パイモン: …えっと…オイラ、よくわからないぞ…
- ???: 見ない顔だね、リネットの新しい友達かい?
- パイモン: ん?おまえは…
- ???: 妹を気にかけてくれてありがとう。リネットはここで昔の思い出を懐かしむのが好きでね、心配はいらないよ。
- リネ: おっと、自己紹介がまだだったね。僕はリネ、こっちは妹のリネットだ。見たところ、外国から来た旅人さんかな?
- パイモン: おう、オイラはパイモン、こいつは旅人だ。オイラたち、フォンテーヌに来たばっかなんだ。
- パイモン: さっきまでおまえの妹としゃべってたんだけど、その…なんか言ってることがよくわからなくて…
- リネ: そうだったのか。リネットがこんなによく話すのは珍しいんだよ。普段はとても物静かでね、会話は僕が担当することが多い。
- パイモン: へぇ、そうだったのか。オイラと旅人のコンビもおまえたちと似てるぜ。いつもオイラだけが喋ってるんだ。
パイモンがいるから話す必要がないだけ。
いつもパイモンに台詞を横取りされてる。
- パイモン: えっ、そうだったのかよ!?
- リネット: 私もお兄ちゃんがおしゃべりだって思うことがある。
- リネ: あっははは…僕たち似た者同士みたいだね、パイモン。
- パイモン: あはは…
- パイモン: それで、さっきリネットが言った、海は今にも私たちの思い出を飲み込もうとしてる…私たちをも、って…一体どういう意味なんだ?
- リネ: ああ、それか。フォンテーヌに長く伝えられている「予言」だよ。
- リネ: うーんと…いや、正確には予言とは言えないかも。予言って言うのは、起こるかどうか分からないものでしょ。でもフォンテーヌでは、すでに現在進行形で起こってることなんだ…
何が起こってるの?
- リネ: それは…どこから話せばいいか…
- リネ: そうだ、この件はまた今度話そうよ。僕たちまだちゃんと挨拶をしてなかったよね?
- パイモン: えっ?さっきの自己紹介だけじゃ足りないのか?
- リネ: こんにちは、旅人。
こんにちは、リネ。
初めまして。
- リネ: それから…こんにちは、パイモン。
- パイモン: おいっ!なんでオイラとは握手じゃないんだよ!リネは一体なにがしたいんだ?
- リネ: あはははっ…気にしないで。フォンテーヌにおける交友の「マナー」だとでも思ってよ。もしかしたら、「役に立つ」時が来るかもよ?
- パイモン: そうなのか…?まあ、現地の友達ができるのはいいことだけどさ。
- パイモン: そういえばオイラたち、歌劇場に行って水神と会いたいんだけど、よかったら道案内してくれないか?
- リネ: フリーナ様に会うのかい?いいよ、ちょうど僕も歌劇場に行くつもりだったんだ。けど、まずはここでの用事を済ませたいんだよね…
- リネ: 僕について来て。
- (リネに付いていく)
- (数人の衛兵とクロリンデが列をなし、フリーナが港の上に立って堂々と入場する)
リネ: 君たち…フリーナ様に会いたいって言ってたけど…あちらから二人を出迎えに来てくださったみたいだよ。
- パイモン: えっ!?あれが…水神なのか?なんでオイラたちが来ることを知ってたんだ…
- フリーナ: 富める者も貧しき者も、グラスを持つ者も持たざる者も、杯を掲げよう!グラスがない者は代わりに腕を。
- (彼ら彼ら/
彼女ら彼女ら)に祝福を!遠路はるばるやって来た旅人とその仲間のために、祝杯をあげようじゃないか!
フリーナ: 諸君らの見ての通り、見知らぬ旅人が我らの国を訪れた。さあ、 - パイモン: えっ!?オイラたちのことか?
- (旅人旅人): (グラスなんて誰も持ってないけど…)
- フリーナ: キミたち二人がいくつかの国を派手に荒らしてきたことは、もう耳にしているよ。だが、それでも歓迎しよう。いや、それどころか、この僕が直々に出迎えてあげようじゃないか。
- フリーナ: 恐れなど、小物が抱く感情だ。僕は神として、そんな無意味なことを信条にして警戒したりはしない。キミの敬虔さはよく知っているから、安心するといい。
- フリーナ: 此度の謁見は僕の力と権力を仰ぎ尊んでもらうためのものだ。賢き者は、常に正しき旗の下に集う。これ以上に英明なことなどないだろう?
- フリーナ: ようこそ、水の国へ。キミたちの旅の価値と意義を、このフォカロルスが認めよう。さあ、思う存分、快哉を叫ぶといい。
こんなに簡単に神に会えるなんて…
- パイモン: オイラもまだ状況が分かってないぞ…まだフォンテーヌに着いたばっかなのに…
- パイモン: それにこの水神、「前置き」もちょっと…なんだか「大げさ」っていうか…
- パイモン: その…聞きたいんだけど、なんでオイラたちが来ることを知ってたんだ?
- フリーナ: うん、キミたち異郷人が凡庸な考えを持ってしまうことは充分に理解できる。しかし、神の中にも「平凡」な神と「優秀」な神がいるというのを忘れないでほしい。キミたちが僕の才能に驚くのも無理はないけどね。
- フリーナ: 今一度自らを見つめ直すべきじゃないか?キミたちが本当に神と会話できるほどの人徳と礼儀を兼ね備えているのかどうかについてね。僕からすれば、キミたちの情報を得ることなんて指を動かすのと同じで、これ以上ないくらい簡単なことさ。
- パイモン: うわぁ、めちゃくちゃ偉そうだぞ…
自分の神の地位をすごく強調してくる…
- フリーナ: ……
- フリーナ: …おやおや?なんだいその目は?もしや、このような歓迎の儀にすら満足できないと?もっと何か言ってあげれば気が済むかい?
……
- パイモン: …えっと、オイラたちが話題を切り出すのを待ってるのか…?
- ヴィエンヌ: わぁ、こんなところでフリーナ様に会えるなんて、珍しいわね。
- ヴィエンヌ: あっ、二人はもしかして、あの有名な「異郷より訪れる金髪の旅人」だったの?さっきは気付かなかったわ。
- アントワーヌ: なになに、フリーナ様がいらっしゃったって?何か面白いものでも観られるのか?
- (彼彼/
彼女彼女)と素晴らしい対決を繰り広げるために決まってる!
レクトゥール: そりゃそうさ!なんたって「異郷より訪れる金髪の旅人」だぜ。フリーナ様がわざわざここに来られたのは、きっと - アントワーヌ: うぉおお!そいつは楽しみだ。やっぱりフリーナ様は俺たちの期待を裏切らないな!
- フリーナ: フハハハッ!いかにも——しかしそう焦らないでくれ。まったく、僕を信奉する民は、いつも観衆と一緒になって高らかに叫びたがる。少々耳につくが…僕はそれすらも寛容に受け止めよう。
- フリーナ: これは褒美だと思ってくれ。キミたちの想像通り、僕はこの異郷の旅人と歴史的な対決をするつもりだ!
- パイモン: えっと…いきなりやり合うのか?なんか展開が早すぎるような…
…やってみよう。
(神との戦いなら、一応経験はある…)
- フリーナ: …ん?コホンッ!キ…キミは、恐れを感じないのか?これは神との対決なんだぞ。
- クロリンデ: 何をする気だ、旅人。民の前で神を愚弄するつもりか?
- (彼彼/
彼女彼女)は、正真正銘の闘士であると言わざるを得ないな。
フリーナ: …コホン、気にするな、クロリンデ。神に向かって剣を抜ける者などそういない…その勇気は讃えよう。 - フリーナ: だが残念だ…この時代の人々は、常に刺激を望む。単なる武力対決では、飢えた魂を満たすことはできないだろう!
- レクトゥール: …確かに言われてみりゃ、殴り合いの対決だけじゃ面白みに欠けるな…
- アントワーヌ: エリニュス島の犯罪者たちも、しょっちゅう決闘を通して自分の名誉を守りたがるし…確かに武力対決には飽きてきたな。
- フリーナ: そうだろう?であれば…正義の神である僕が、この異郷の旅人と法廷で対決しようではないか!
- レクトゥール: おぉぉッ!そいつはいい、そう来なくっちゃな!
- アントワーヌ: ああ、こっちのホームはフォンテーヌなんだ。歌劇場を利用しないなんて惜しいな。
- パイモン: なんでそこまで観衆の反響を気にするんだよ…その「歌劇場」ってとこに浸かり過ぎなんじゃないのか…?
- パイモン: それに…法廷で対決するって言ったって、なにをするんだ?まさかオイラたちを審判でもする気かよ?
罪は犯してない。
ここに来たばかりで何もしてない。
- フリーナ: フフッ、キミたちに審判を下す理由はもちろんあるさ。むしろ…すでに明白だろう?
明白?
- フリーナ: フォンテーヌの法律において、月始めの三日間は如何なる者であろうと、フォンテーヌの街中で飛行物体を放つことは禁止されている。キミたちはすでにこれに違反しているのさ。
- アントワーヌ: おお!確かにそうだった。さすがフリーナ様…フォンテーヌの法律のことなら、右に出る者はいない。
- パイモン: そ、それのどこが明白なんだよ。そんな変な法律…いや、待てよ…オイラのこと「飛行物体」だと思ってるってことかよ!
えっと…
- フリーナ: そうだとも。異論がないなら、水神の名においてキミたちを逮捕しよう。
- リネ: 申し訳ございません、フリーナ様。空気を壊すようではありますが…口を挟むことをお許しください。
- リネ: …そのパイモンは、飛行物体に入らないと思います。
- パイモン: そうだぞ、リネ!やっとマトモなやつが話に加わったぜ。オイラが「飛行物体」なわけないだろ!?
- フリーナ: ほう?大魔術師リネ、我が愛しの民よ。僕への反論は許すが、一体どうやってそれが飛行物体でないことを証明する気だい?
- リネ: ふふっ、「魔術師」ともあろう者が、場をかき乱してしまいましたね。そのフォローをする責任は当然ながら僕にある…
- リネ: ちょうど観衆も揃っていることですから、ここでひとつマジックを披露いたしましょう。
- リネ: (パチン!)
- (リネの神の目が光り、旅人の手とパイモンの背中の間に炎カラーのリンクが現れる)
- リネット: ジャジャーン——
- パイモン: えっ!オイラの背中に…いつの間にこんな細工を…
(あの時だ…)
- (パイモンの背中をなでるリネのフラッシュバックが流れる)
- リネ: 見ての通り、パイモンは…ふふ…気球のようなものに分類されるべきです。この糸はずっと存在していて、さっきまでは見えていなかっただけなのだから。
- ヴィエンヌ: えっと…それってマジックって言うより、ジョークに近いんじゃ…
- アントワーヌ: ハハハッ、俺は面白いと思うが。よっ、いいぞ!
- レクトゥール: …うーん、なんつったらいいか。それじゃ、フリーナ様のお考えが…
- フリーナ: ……
- フリーナ: ぷっ…ハハハハハハッ…
- フリーナ: 素晴らしい、実に素晴らしいよ、リネ君。こういう予想外の展開は大好きさ。キミのおかげで、今日の演出は完璧なものになった。
- パイモン: 演出?今日の出来事を演出の一つだって言いたいのか?
- フリーナ: であれば、審判の件はこれで終わりとしよう。正義の神が無実の者に濡れ衣を着せるわけにはいかないからね。
- フリーナ: だが…審判の理由さえあれば、異郷の旅人どころか…
- フリーナ: 異国の神であろうと、僕は裁くことができる。フフッ…
- (フリーナと護衛は去る)
フリーナ: それでは、リネ君にリネット君、キミたちの次のパフォーマンスを楽しみにしているよ。皆の衆も、また会う日まで。
- パイモン: も…もう行っちゃったぞ…なんかよくわからない神だったな。質問する暇もなかったし…話はまた今度だな。さっきのあんな雰囲気じゃ…
助けてくれてありがとう、リネ。
ああなることを予想してた?
- リネ: 大したことじゃないよ。たまたまそんな法律があることを知っててね、君たちのために念のため準備をしておいたのさ。まさか本当に役に立つなんて思ってもみなかったよ。
- リネ: これで、フリーナ様がどんな神なのか分かっただろう?
- リネット: 時々訳が分からなくなるけど、一応は理屈が通じる。
確かに訳が分からなかった。
本当に通じるの…
- パイモン: ところでリネ、おまえってすっごいマジシャンだったんだな!歌劇場でパフォーマンスとかやるのか?
- リネ: ははっ、単にちょっとしたトリックが見せられるだけさ。それを使って生計を立ててるだけだよ。マジックの助手も、リネットがやってくれてる。
- リネ: けど、実はフォンテーヌ最高のホールである「歌劇場」でパフォーマンスを行うのは、今回が初めてなんだ。
- パイモン: あれ…でもそういや、歌劇場ってフォンテーヌの法廷なんじゃなかったか?
- リネ: 事件の審理がない時は、様々な公演が行われるんだ。フォンテーヌじゃ元々、審判と公演の境界が曖昧だからね…
- リネ: そうだ、これも何かの縁だし…旅人、パイモン、君たち二人を公演のお客さんとして招待したいんだけど、どうだい?
- リネット: お兄ちゃんは知り合いが多ければ多いほどテンションが上がるタイプ。
- パイモン: へへっ、いいな!どうせしばらくやることはなさそうだし、それに元々歌劇場に行くつもりだったからな。
うん、是非。
- リネ: それはよかった。だったら暫く一緒に行動しようよ?道案内もしてあげるからさ。あっ、でもまだやることがあるから、とりあえずそっちを…
役に立てることがあるなら手伝うよ。
- リネ: 本当かい?じゃあ遠慮なく。
- リネ: これ、「マジックポケット」っていうマジック道具なんだけど…これをここにいる人たちに配ってきてくれないかな?
- パイモン: えっ?こんなマジック道具でなにするんだよ?
- リネ: うーん…前に「予言」について聞いてきたでしょ。まずはそれについて詳しく説明しようか…
- リネ: いつからか、フォンテーヌにこんな予言が囁かれるようになった…
- リネ: ——フォンテーヌ人はみな、生まれた時から「罪」を抱えている。正義の国フォンテーヌがどれほど審判を行おうと、それが消えることはない。
- リネ: フォンテーヌの海面が上昇し、罪を背負いし人々が海水に飲み込まれるまで…
- リネ: …人々はみな海の中に溶け、水神は自らの神座で涙を流す…そうして初めて…フォンテーヌ人の罪は洗い流される——
- パイモン: めちゃくちゃネガティブな予言だな…なんでフォンテーヌ人は生まれながらにして「罪」を抱えてるなんて言うんだ?罪って一体なんの罪なんだよ?
- リネ: 人々も色々と想像を巡らせててね。一説には、フォンテーヌ人の先祖が海の力を盗んだせいで、海が怒り狂ってるとか…
- リネ: 別の説では、フォンテーヌ人が初代水神の忠告を無視したせいで、天空の島の神の怒りを買ったとか…
- リネ: けど、フォンテーヌでは何事にも証拠が必要だ。こういった説にも証拠がないから、すべては想像に過ぎない。
- パイモン: フォンテーヌ人ですら自分がなんの罪を犯したのか知らないんなら、予言なんて無視すればいいじゃないか?別にやましいことなんてないんだろ。
- リネ: 始めはみんなそう考えてたよ。でも…ここ数年、フォンテーヌの海面が実際に上昇し始めたんだ。
「海は、今にも思い出を飲み込もうと…」
「それから、人々をも…」
- リネット: すでに多くの場所が「海の底」へと変わり果てたわ。
- リネ: それらの説を信じず、ただの「自然現象」だって考えてる人も多い。だけど僕や僕の家族からすれば、フォンテーヌの人々はこんな可能性を無視して、ただじっと死を待つだけでいちゃいけないと思うんだ。
- リネ: 少なくとも、海の近くに住んでる人は沈む前に引っ越すべきだ。だからこうして、みんなに「マジックポケット」を配ってるのさ。
- リネ: これはマジック道具で、高い収納機能がある。引っ越しの時、絶対に役立つはずだよ。
- パイモン: なるほど、「転ばぬ先の杖」ってやつだな。
もし予言が本当だったら…
災害は本当に止められないの?
- リネ: ああ…或いは絶対的な力のみが、災害に抗うことができるのかな。ははっ…どうだろうね、僕たちはあまりにも小さな存在だから。
- リネ: さて、手伝ってくれるなら、近くの人にマジックポケットを配ってくれないかな。何と言われようと、無理矢理押し付けてきてくれればいいからさ。はははっ。
- (オージュローと会話する)
- オージュロー: それ…君たちも「予言」を信じてるのかい?ははっ、俺はいらないよ。
- パイモン: おまえは予言を信じない派なのか?
- オージュロー: いいや、信じてるよ。でもそっちじゃなくて、もう一つの寓話のほうを信じてるのさ。
- オージュロー: 物語によれば、人々はかつて海の中に暮らしてて、海を離れられない存在だった。
- オージュロー: 人々は、陸上で暮らしたいと思った。やがて血管が発達し、海を体内に包み込んで、陸に上がった…ってね。
- オージュロー: だから、たとえ海面が上昇して、海に飲み込まれたとしても、ただ帰るべきところに帰ったってのと同じなんじゃないかな。
- パイモン: うーん…そんな説もあったのか。でも、海に飲み込まれたら、人は死んじゃうんだぞ…や、やっぱり貰っとけって…
- オージュロー: ああ、わかった、受け取ろう。俺はただ、予言にある「人は海に溶ける」が、死とは限らないと思っているだけさ。
- (オージュローと再び会話する、任意)
- オージュロー: どうだい。さっきの物語、面白かったろう?
- (アントワーヌと会話する)
- アントワーヌ: 君はかの有名な金髪の旅人だったのか。気付かなくて、失礼したよ。
- アントワーヌ: マジックポケットか…用意周到なんだな。確かに、信じないよりは信じたほうがいい。
- アントワーヌ: それじゃ、受け取っておくよ。大魔術師にお礼を言っておいてくれ。
- (アントワーヌと再び会話する、任意)
- アントワーヌ: 引っ越すなら…どこがいいだろうな?スネージナヤ?璃月?
- (ガラテアと会話する)
- ガラテア: ん?これ…別にいらないよ。たとえ予言が本物だとしても、みんなを飲み込むほどになるのなんか、もっと先でしょ?
- ガラテア: 人は今を生きないと。この先もし何かが起こるなら、起こった時にまた考えればいいよ。
- パイモン: それでもやっぱり受け取ってくれよ。万が一って時に、役立つかもしれないだろ?
- ガラテア: んー…分かったよ、ありがとう。私はただ…引っ越すことは今の生活を捨てるのと同じだと思って。それがヤなんだよね。
- (ガラテアと再び会話する、任意)
- ガラテア: 今の暮らしがなくなったら、一体どうなるんだろう…想像もつかないよ。
- (リネとリネットと近づく)
- リネ: もう全部配り終えたのかい?どうだった?みんな…その…自分なりの考えを持ってたでしょ?
確かに…
頑固な人が多かった。
- リネ: ああ。でも災害が本当に起こった時には、きっと今の考えを変える人も多いんじゃないかな。だから、準備をしておいて損はない。
- パイモン: それで、まだ他にやることはあるか?
- リネ: あとはもう、最後の一つ。実はマジックポケットは、フォンテーヌ廷にある工房のオーナーが作ってくれてるんだ。せっかく行くわけだから、ついでに材料を持っていこうと思ってね。
- パイモン: 材料集めだな?どんなものか教えてくれよ。人手が多ければ早く終わるぜ。
- ロマリタイムフラワーって言う植物で、港の東側の海辺にいっぱい生えてるよ。 リネ: うん、君たちがいてくれて助かったよ。材料は
- (花に近づく)
- パイモン: ロマリタイムフラワーを摘むには、水元素力を使わないといけないみたいだな…
- (繊維型ロマリタイムフラワーを3つ集めた後、リネかリネットに話しかける)
- リネ: さすがはプロの旅人、仕事が速いね。こっちもいくつか摘んで来れたよ。
- リネ: ほら、リネットもちょっとは手伝ってよ。
- リネット: 無理、今日は省エネモードだから。じゃないと歌劇場での公演で、元気出ないかも。
- フォンテーヌ廷に戻らない? リネ: はぁ…わかったよ。まだ公演まで時間はたっぷりあるんだけどね…とりあえず、事は全部済ませたから、
- パイモン: 歌劇場に行く前にフォンテーヌ廷に行くのか?フォンテーヌの大都市フォンテーヌ廷…ちゃんと見ておかないとな…
- リネ: シーッ、待った。…見て、あの子。あっちの女の子…
- パイモン: ん?あの女の子がどうかしたのか?オイラは別になんとも思わなかったけど…
- リネ: いや…明らかにスリだよ。
- リネ: 実はマジシャンの手法は、泥棒と似たところがあってね。どっちも人に見つからない前提で、小細工を行うものなんだ。
- リネ: 彼女の動きをよく見てごらん…
- パイモン: あっ、ホントだ!
- リネ: シーッ…静かに。彼女を捕まえる方法を考えよう。かなり警戒してるみたいだから、二手に分かれて行動したほうがいい…
- リネ: 君たちはあっちのリフトから上に先回りして。もし逃げるとしたら、必ずあの方向を通るはずだから。
分かった。
任せて。
- リネ: よし、それじゃ行くよ。
- (リフトの最上部付近の印のある場所に近づく)
- パイモン: リネが言ってたのってここだよな…
- パイモン: あっ、見ろ!あいつじゃないか?
止めよう!
捕まえよう!
- パイモン: …まずい、気づかれたか。違う方向に走ってったぞ!
- パイモン: どうしよう…追いかけるか?
(俺俺/
私私)たちの役目はここで待つこと。 あとはリネたちに任せよう。
- パイモン: うぅ、そうだな。もしかしたら、オイラたちを誘い出そうとしてるだけってこともあるし…
- しばらく待ったが、泥棒が再び姿を現すことはなかった…
- パイモン: なんか、なーんにも進展がないけど…リネのやつ、泥棒を捕まえられたかな…
もう大丈夫だと思う。
リネのところに行こう。
- パイモン: おう、行こうぜ。
- (リネ、リネット、船員に近づく)
- リネ: …他になくなった物はないかい?
- レクトゥール: いや、大丈夫だ。助かった、全然気付かなかったぜ。
- レクトゥール: それじゃ、俺はこれで。本当にありがとな。
- パイモン: あっ、盗られた物はリネが取り戻したのか?
- リネ: ああ。でも残念ながら、泥棒は捕まえられなかった。あの子、物を捨てて僕の注意を引いてね。その隙に一瞬で消えたんだ。
- リネット: その子が消えた大体の方向は見てたよ。でもあの時お兄ちゃんが足を挫いて…私もそれに気を取られちゃった。
- パイモン: えっ?ケガしたのか、リネ?
- リネ: 大したことじゃない、ちょっと挫いただけさ。もう大丈夫。
- リネット: お兄ちゃん、善良でいるのはいいけど、もっと自分のことも気にかけて。公演に影響したらまずいわ。
- リネ: はははっ…ごめんごめん。許してよ、リネット。
- リネ: はぁ…それにしてもあの泥棒、身のこなしが凄かったな。ちょっと予想外だったよ。
- リネ: まあ、少なくとも物は取り戻せたし、完全敗北ってわけじゃない。
- パイモン: そんなに凄かったのか…まあでも、結果は悪くなかったんじゃないか?リネの親切が無駄にならなくてよかったぜ。
- リネ: ははっ。さて、ハプニングもこれでおしまい。さっさとフォンテーヌ廷に行こうか。
- (巡水船プラットフォームに近づく)
- パイモン: これに乗ってフォンテーヌ廷に行くのか?なんか、先進的な乗り物だな…フォンテーヌ人って本当に水を利用するのが得意なんだな。
- リネ: これは「巡水船」だよ。フォンテーヌのすべての要地を繋いでるんだ。
- リネ: これが結構便利でさ。まあ、道中の景色はほとんど変わらないから、ずっと乗ってるとちょっと退屈かも。だからこそ、君たちみたいな友達と一緒に乗らないとね。
- リネット: つまりお兄ちゃんは、私と一緒にいても退屈って言いたいの?
- リネ: えっと…いやいや、そんなことないよ。ほら…リネットは普段…口数が少ないでしょ…
- リネ: それにリネットと一緒にいる時は、なんだか旅っていうより…家にいる感じがして…あ、あはは…
- リネット: そう。
- パイモン: どこの兄ちゃんも、妹にはかなわないみたいだな…
- リネ: ははっ。そろそろ時間だ、はやく船に乗ろう。
- (シャーロットに会っていない場合)
-
- ???: あらあら、まさかあの有名な魔術師リネさんに、その妹で助手のリネットさん?
- リネ: こんにちは、君は…
- シャルロット: あっ、私はスチームバード新聞社の記者、シャルロットよ。
- リネ: 初めまして、スチームバード新聞社の記者だったんだね。君たちの新聞社には以前、僕たちの公演の宣伝で色々と世話になったよ。
- リネット: お会いできて光栄です。
- シャルロット: 待って、そっちの二人はもしかして…テイワット中を旅しながらビッグニュースを作りまくってる旅人?
えっと…そうとも言えるかも。
- パイモン: すごいな、一瞬でオイラたちが誰なのか当てるなんて。
- シャルロット: ふふっ、君たちのことすら知らなかったら、記者なんてとっくにやめてるわよ。
- シャルロット: はぁ…今日はなんて日なの?こんな大物たちとご一緒できるなんて…記者の神からの恵みかしら?
- パイモン: その、シャルロットは…普段どんなことを報道してるんだ?
- シャルロット: うーん…ニュースの素材がない時は、歌劇場で最近審理された事件とかを報道してるわ…
- シャルロット: 同じ内容でも、報道の仕方さえ工夫すれば、読者の目を引くものになる。
- シャルロット: 例えば、詐欺師がいかに女の子の気持ちを弄んだか、とか…金融犯罪の犯人が過去にパン一枚で五日間も食いつないだ経験とかね…
確かに…目を引きそう…
ちょっと読んで見たいかも…
- シャルロット: とは言っても…私が追い求めてるのは、独占的かつビッグな超仰天ニュースだから。最近のこういう内容は、私の才能を無駄遣いしてるとしか言いようがないわ。
- (プレイヤーがシャルロットに会ったことがある場合)
-
- パイモン: えっ!
- シャルロット: えぇええええ!?
- シャルロット: 旅人、パイモン!?
- パイモン: シャルロット!!
シャルロット!
- シャルロット: まさか巡水船で君たちに会えるなんて…これは私の人生の中でも、とんでもないビッグニュースよ!
- シャルロット: どうしてフォンテーヌに?君たちがフォンテーヌに来るなんて聞いてなかったわ。
- パイモン: えへへ、すごい偶然だな。オイラたちみたいに旅するやつは色んな場所に行くから、オイラたちがフォンテーヌに来るのを誰も知らなくてもしょうがないぜ…
- パイモン: まぁ…水神がどうやって知ったのかは分からないけど…そうだ、この二人はさっき知り合った友達なんだ。
- シャルロット: あっ、紹介は結構よ。かの有名な魔術師のリネさんに、その妹兼助手のリネットさん…
- シャルロット: このお二人のことすら知らなかったら、記者なんてとっくにやめてるわよ。初めましてね、私はスチームバード新聞社の記者、シャルロット。
- リネ: 初めまして、スチームバード新聞社の記者だったんだね。君たちの新聞社には以前、僕たちの公演の宣伝で色々と世話になったよ。
- リネット: お会いできて光栄です。
- パイモン: みんな顔見知りだし、なんだか一気にフォンテーヌになじめた気がするぜ!
- パイモン: そうだ、シャルロットは最近なにしてたんだ?またなにかビッグニュースでもあったのか?
- シャルロット: 最近は…まあまあかな。ニュースの素材がない時は、歌劇場で最近審理された事件とかを報道してるわ…
- シャルロット: 同じ内容でも、報道の仕方さえ工夫すれば、読者の目を引くものになる。
- シャルロット: 例えば、詐欺師がいかに女の子の気持ちを弄んだか、とか…金融犯罪の犯人が過去にパン一枚で五日間も食いつないだ経験とかね…
確かに…目を引きそう…
でもビッグニュースにはならないと思う。
- シャルロット: はぁ…そうなのよ。流石、分かってるわね。私が追い求めてるのは、独占的かつビッグな超仰天ニュースだから。最近のこういう内容は、私の才能を無駄遣いしているとしか言いようがないわ。
- シャルロット: あっ、そうそう。実はある事件をずっと追ってるの…いえ、一連の事件、と言ったほうが正しいわね…
- リネット: 「連続少女失踪事件」のこと?
- シャルロット: ええ。これはフォンテーヌで最も謎に包まれていて、最も話題性のある事件よ。
- シャルロット: もし「連続少女失踪事件」が解決した時、一番に記事を完成させて、『スチームバード新聞社』の一面を飾ることができれば…
- シャルロット: 同業者はみんな涙を流して嫉妬するでしょうね?その時のために、もう素材は山ほど集めたわ。あとは真実が明かされるのを待つだけよ。
- パイモン: 「連続少女失踪事件」…一体どんな事件なんだ?犯人はまだ捕まってないのか?
- シャルロット: そうよ。一件目に起きた少女失踪事件は、なんと二十年前まで遡るわ…
- シャルロット: あの年代から現在まで、ある一定の間隔をあけて少女が失踪してきた。みんな似たような年齢で、どれも痕跡はなかったわ。
- シャルロット: さらに恐ろしいことに、失踪した少女は誰一人として見つかっていないの。
- シャルロット: その間に容疑者として逮捕された人も結構いるけど、逮捕から程なくして、事件は繰り返し発生した。
犯人は元から一人じゃなかったとか?
模倣犯の可能性は?
- シャルロット: ええ、その可能性も十分あるわ。何にせよ、すべての事柄には確かな「真実」があると私は信じてる。そして、「真実」はいつか必ず明かされる。
- リネ: 僕もそう思うよ。少なくとも、失踪した少女の家族には真実を知る権利がある。
- リネ: 想像したことがあるよ…もしリネットが行方不明になったらってね。そんなことがあれば僕はどんなことをしてでもリネットを連れ戻すし、絶対に犯人を突き止める。
- リネット: 想像だけであってほしいものね。
- 巡水船で雑談をしている間に、いつのまにか目的地に着こうとしていた…
- パイモン: あっ、そろそろ着くんじゃないか?見ろよ!
- シャルロット: ふぅ…とても楽しかったわ。やっぱりこういった小さなサプライズこそ、生活に欠かせないものね。
- パイモン: オイラたちも楽しかったぜ。気づかないうちに着いちゃったな。
- シャルロット: あっ、この後まだ取材があるの。そろそろ時間だから、失礼するわね。
- パイモン: おう、またな!シャルロット。
- シャルロット: ふふっ、ええ。機会があったら是非スチームバード新聞社まで遊びに来て!
- パイモン: 記者の仕事って大変そうだな。ところで、これからどこに行くんだ?
- リネ: その…もしよかったら、先に僕たちの家に戻ってもいいかな?集めた材料を持って帰らないと。
- (プレイヤーはフォンテーヌ廷・ヴァザーリ回廊の噴水に到着する)
パイモン: おう、もちろんいいぜ。フォンテーヌ廷は広すぎて、オイラたちもどこから回ればいいか分からないしな。
サウンドトラック[]
No. | サウンドトラック名 | アルバム | 再生 |
---|---|---|---|
04 | いつかの知恵、いつかの願い | ジュニャーナとヴィディヤーの森 | 意識の舟が行き着く処 (カットシーン)、赤砂旧事、ソリストの序幕、往事もまた新しきこと 場所 |
31 | 気ままな漫遊 | ジュニャーナとヴィディヤーの森 | 純粋無瑕のモノ、ソリストの序幕 場所、秘境、イベントゲームプレイ、塵歌壺 |
33 | 翠、和らかに芽ざす | ジュニャーナとヴィディヤーの森 | 意識の舟が行き着く処 (カットシーン)、ソリストの序幕 場所、イベントゲームプレイ、塵歌壺 |
その他の言語[]
言語 | 正式名称 |
---|---|
日本語 | ソリストの序幕 Sorisuto no Jomaku |
中国語 (簡体字) | 独舞者的序幕 Dúwǔ-zhě de Xùmù |
中国語 (繁体字) | 獨舞者的序幕 Dúwǔ-zhě de Xùmù |
英語 | Soloist's Prologue |
韓国語 | 홀로 춤추는 자의 서막 Hollo Chumchuneun Ja-ui Seomak |
スペイン語 | El prólogo de una danza solitaria |
フランス語 | Prologue du soliste |
ロシア語 | Пролог сольного танцора Prolog sol'nogo tantsora |
タイ語 | อารัมภบทของศิลปินเดี่ยว |
ベトナム語 | Màn Dạo Đầu Của Kẻ Độc Diễn |
ドイツ語 | Prolog des Solisten |
インドネシア語 | Pembuka Pertunjukan Tunggal |
ポルトガル語 | Prólogo do Solista |
トルコ語 | Solistin Girişi |
イタリア語 | Prologo del solista |
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