西風騎士団の代理団長。人々の生活を守るため、日夜職務に励んでいる。特別な才能はないが、台連を重ね続けてきた彼女は優れた騎士である。風魔龍の脅威が近づいている中、この頼もしき代理団長はモンドを守るため、その準備を着々と進めている。
—公式サイトより抜粋[1]
性格
正直で真面目な騎士、モンド西風騎士団の代理団長。
—ゲーム内のキャラクターステータスとプロフィールページのテキスト
騎士団の団長代理として、迷子の猫を探すような些細なことでも、その責任と任務に真剣に取り組む。そのため、地元からの依頼をこなすのに精一杯で、仲間から心配されることもしばしば。
彼女の職務に対する献身的な姿勢は、幼少期の育ちとファルカの教えの2つの理由からきている。ファルカは常に職務を軽んじているが、その自由奔放な性格は彼女の成長に寄与している。彼の態度に憤慨することはなく、彼が戻ってきたときには、街がより繁栄し、歓迎されるようにすることを誓っている。その仕事ぶりはモンドの市民や仲間たちから慕われ、他の組織からも一目置かれている。平和的な解決方法を好むが、必要であれば武力行使も辞さない。ディルックのことは、彼が騎士団を去った後も先輩と呼ぶ癖がある。しかし、モンドを守りたいという思いは同じである。
ヴァネッサの功績と、彼女が残した素晴らしい遺産をお手本にしており、彼女の遺産とモンドシュタットの安全を維持するためにたゆまぬ努力を続けている。悩みや迷いが生じると、風立ちの地の大樹に向かうことが多い[2]。
容姿
ジンは長身の女性モデルを起用している。白い肌、灰青色の瞳、ゴールドブロンドのミディアムヘア。
公式紹介
モンドを守る。
西風騎士団の団長代理を務める騎士。
人々の生活を守るため、日夜職務に励んでいる。
キャラクターストーリー
キャラクター詳細
荒野の魔物を退治し、町や道路の安全を守ることだけでなく、騎士団にはモンドの秩序を守るという大事な使命がある。
モンドは自由の都ではあるが、自由を守るルールがなければ、混沌と不安が溢れることになる。
ジンはそれをわかっているからこそ、謹厳であるべきと自分を一番厳しく律してきた。
——そして彼女はいつも自分でも気付かないうちに、月初めにその月に割り当てられたコーヒーを全部飲んでしまう。
キャラクターストーリー1
好感度Lv. 2
グンヒルド家は古い騎士の一族である。伝承によると、最初の史詩が生まれた日から既に彼らはモンドを守ってきたそうだ。
しかし、歴史の長い血脈には必然的に重い責任が伴う。ジンは幼い頃から母親に騎士の継承者として育てられた。
騎士に相応しい身だしなみ、礼儀から、騎士の歴史、詩、騎士に必須な剣術、身体能力まで、ジンは全てマスターした。そうしなければ、グンヒルド家の家訓「モンドを守る」ことを実行できないからだ。
昔、酒場ではある冗談が広まっていた。グンヒルド家の長男長女は「ママ」よりも「モンドを守る」という言葉を先に覚えると。
『森の風・ベストコレクション』から顔を上げ、自分と同じくらいの年の子が風車を手に、笑いながら走っている姿を見て、幼いながらもジンはその言葉の意味を理解した。
そして今、たくさんの書類から顔を上げ、風車を手に笑いながら走っていくモンドの子供たちを眺める代理団長は、あの時間に対して少しの後悔も感じていない。
「これは正しいことだ。どんなにつらくても、正しいことは全力で行うべきだ」
キャラクターストーリー2
好感度Lv. 3
「ジン団長はとても頼もしい」
「なにかあったら、彼女に頼めば間違いない」
モンドでは、騎士も民衆も、ジンのことを頼りにしている。
助けが必要な時、理由が合理的であれば、彼女は必ず助けてくれる。
たとえ市場の口喧嘩でも、恋に関する些細な悩みでも…
たとえそれが騎士の仕事と全く関係がなくても、ジンに頼めば、彼女は必ず助けの手を差し伸べる。
「なぜ助けるのか?——困っている人を助けることが、騎士の仕事ではないか?」
彼女にとって、「代理団長」の仕事よりも騎士としての責任の方が大切なのだ。そして彼女は、困っている人を助けるには自ら動くのが一番確実だと思っている。これは彼女が配下の騎士たちに対して求めているものでもある。
図書館司書のリサはかつてジンに「たまには、レディのアフタヌーンティータイムを楽しむべきよ」と諭したことがある。
しかしジンにとっては、騎士の責任はレディであることよりも大事である。
「ジン団長はとても頼もしい」
人々は常にそう言って彼女のことを褒める。
しかし彼女にも悩みはある。それは一日の時間に限りがあるということ。たとえ睡眠を犠牲にしたとしても、全ての人を助けることはできない。
頼もしい人間であり続けるための努力は、他人には想像もできないものである。
キャラクターストーリー3
好感度Lv. 4
ジンが代理団長になった今、彼女の上に「大団長」がいることを忘れた人は少なくない。
もちろん、彼女はそんな事を気にしたことはない。騎士団内の地位と称号は、彼女の行動になんの影響も与えないからである。
ジンの熱意、正直さ、そして真摯な姿勢は二つの要因から来ている。
一つ目は、彼女が幼い頃に受けた教育と訓練。それらは騎士道精神を彼女の魂の奥深くに刻んだ。
二つ目は、現在席を離れている西風騎士団団長ファルカによる教育だ。あの自由で締まりのない飄々とした騎士は、ジンの成長に大きな影響を与えた。
「大団長、真面目に仕事をしてください。モンドのあなたに対する期待と向き合ってください」
「お嬢さん、君は俺の助手。俺の仕事を分担するのは当然だよ。そうすれば、この大団長ももっと大事なことをする余裕ができるだろ?」
「……」
彼は征服と伝説を創った騎士。そして彼女は平和と自由を守る騎士である。
ジンはファルカを嫌っているわけではない。ファルカのやり方にも一理あるのかもしれない。だが、ジンは大団長ができなかった正しいことをしなければならない。
半年前、ファルカは西風騎士の精鋭たちを連れて、再びモンドを離れ遠征に出た…
遠征——大団長らしい冒険である。
「騎士団は任せたぞ。ここ数年はあんたが団長の仕事をしてきたしな。」
「安心して任せてください、大団長。」
あなたが帰ってくる日、モンドは今よりも暖かく、平和で、栄えた場所になっているはずだから。
窓から団長を見送った彼女は、そう思ったのである。
キャラクターストーリー4
好感度Lv. 5
風立ちの地にある神木は、初代「蒲公英騎士」の終点である。
記載によると、ここは西風騎士団を作り、モンドを再建した初代蒲公英騎士・ヴァネッサが人生の最後に訪れた地だ。
彼女は風立ちの地で自分自身が守ってきた城と別れを告げ、自身の物語と一株の苗だけ残した。
この苗は千風の加護の下、太陽と月に照らされ、天に届く巨木となった。
ジンが「蒲公英騎士」の名を授かったのは彼女が15歳の時。
「蒲公英騎士」、またの名を「獅牙騎士」。それは歴代で最も優れた騎士のみが得られる栄誉である。
称号を授かる儀式が終わった後、ジンは祝いのパーティーをこっそり抜け、憧れの英雄が歩んだ道を追いかけるように、その木の前に来た。
「蒲公英騎士」の名は、ヴァネッサの戦いと慈愛を象徴するもの。自分にそんな偉大な称号を受け継ぐ資格はあるのだろうか?
モンドの再建から1000年以上が経った今、自分にはこの古くから自由と誇りに満ちた土地を守る力はあるのだろうか?
いくら外見が大人びているとは言え、彼女は騎士の成人式を済ませたばかりで、まだ心の準備ができていない少女である。
その時、遠くから一陣の風が吹き、彼女を柔らかく包み込む。そして、その胸にある不安を吹き飛ばし、乱れた心を風の中で整え、揺らぎない決心だけを胸に残していった。
「モンドを守る。」
——ヴァネッサのような、優しくも決して揺らぐことのない戦士になって、同胞のために戦い、自由のために抗う。きっとあの単純で厳しい家訓が伝えたかったのはこれなのだろう。
今でも、疲れや不安を感じた時、ジンはこの木の下に来る。風は彼女の戸惑いを消し、前進する力を与えてくれるから。
風立ちの地にある神木は、初代「獅牙騎士」の道の終点であり、
そして「蒲公英騎士」ジンの始まりでもある。
キャラクターストーリー5
好感度Lv. 6
ジン団長には秘密がある。
グンヒルド家は古い騎士の一族だ。ジンはこの誇り高き血筋を、自分の母であるフレデリカから引いている。
ジンの父は有名な冒険者——サイモン・ペッチ。モンドに定住してから、彼は冒険から身を引き、西風教会に参加した。やがて、彼は西風教会の総監に昇進した。通称「払暁の枢機卿」だ。
かつて愛し合った二人はそれぞれ別の道を選ぶ。幼いジンは母の手を握って、父と妹のバーバラの離れていく背中をただ見ている事しかできなかった。
やがて、バーバラも父のように西風教会の一員となり、モンドの人々に愛される牧師となった。
今までジンは、血の繋がった妹のバーバラに接近しようとしたが、バーバラはどうすればいいのか分からず、ずっと避けている。
この似通う不器用さは、正に姉妹の心が繋がっている証拠であろう。
ジン団長には、もう1つの秘密がある。
歴史の書籍を読み尽くし、「蒲公英騎士」の名を背負い、皆に信頼される代理団長ではあるが…
ジンは、恋愛小説が大好きなのである。
少女時代を訓練と激務に費やした事や、親の離婚の影響ではない。
恋愛小説の中で語られる両思いや脆そうで絶妙な関係が好きなのだ。
騎士として、モンドと西風騎士団を最優先しなければならない。
だが…
「もし、私にも…」
深夜の執務室で『少女ヴィーラの憂鬱』を再度読み終えたジン。
「時間があれば、夜明け前の誓いの岬を見に行っても大丈夫。大丈夫なはずだ…」
ジンは俯き、星の光が照らす窓にもたれ掛り密かに考えた。
ジン団長のスケジュール・Ver.17
好感度Lv. 4
ここに分刻みのスケジュール表がある。
「朝、アンバーと一緒にランニングし、ついでにリサの朝食を買う。夜は服を手洗いし整理する」細かいことまでちゃんと記載されており、予定がぎっしりと詰まっている。
完成した項目にはマークが付けられている。外部的要因で遅れた項目は、備考欄に原因が記載されている。
体調不良で完成が遅くなった「モンド公共施設評議報告」の項目の備考欄に「夜中3時に完成、今月末の褒美である書籍購入は取り消し」と書かれていた。
このスケジュール表の書き方は、十年前の母が作ってくれた訓練表の影響を受けているのではないかと、ジンはたまに思う。
神の目
好感度Lv. 6
単に強さだけで言えば、ジンはすでにモンドで一二を争うレベルの剣士である。だが腐朽と暗闇を突き通す剣より、歌声と自由を護る盾になりたいとジンは心から思っている。
「守護」は「破壊」より難しい。
小隊隊長から副団長に昇進した時、ジンの目の前にこの壁が立ちはだかった。外部はファデュイからの外交圧力で、内部には裏切り者——元督察長の仲間。こんな状況を立て直すのは簡単なことではない
だが、ジンは一人で外部の圧力に屈する事なく騎士団を率い、アビス教団の数々の陰謀を砕き、西風騎士団のかつての栄光を取り戻した。
「神の目」を手に入れた瞬間の事を、ジンは一生忘れはしない。手のひらに吹き上がるそよ風を感じた刹那、その場は静寂に包まれ、空間からは色が消えた。ただ、グンヒルド家の古く厳しい家訓だけが、ジンの頭の中に浮かんでいた。
「モンドを守る」
名刺の飾り紋
ジン・風向き | |
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入手: ジンの好感度がLv.10に到達後獲得。 |
説明: 蒲公英の別称は「獅牙」、風向きに最も敏感な花である。 |
命ノ星座
仔獅子座 | ||
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![]() |
伝説の章: 仔獅子 意味: ライオンの子 |
任務とイベント
魔神任務
伝説任務
イベント
Webイベント
キャラお試し
任務秘境
キャラクター紹介
キャラストーリー
キャラクター | ストーリー |
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キャラボイス
キャラクター | ボイス |
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メール
送信者 | メール |
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その他の出演
漫画
ジンは漫画の脇役で、旅人がモンドに到着するおよそ1年弱前の出来事である。
ジンは「黒焔事件」の調査を担当し、また、代理団長としてバドルドー祭のためにバドルドーを投げる女性の安全も監督していた。
メール
豆知識
- ジンは光る装飾品を持つキャラクターの一人である。デフォルトの衣装「風の加護」、またはオルタ衣装の「グンヒルドの伝承」を着ているとき、ジンの元素爆発の準備ができると、襟の緑色の宝石とベルトの2つの緑色の宝石が神の目と一緒に光る。
- ジンとバーバラは姉妹だが、両親が別居したとき、ジンは母親のもとに、バーバラは父親のもとに残った。
- 彼女はペットのカメを飼っている。
- ジンの好きな食べ物はキャッツテールのピザ。彼女は嫌いな食べ物はないと言う。真の騎士に好き嫌いは許されないからだ。
- ジンについて言及しているNPCおよび対話可能な物。
- エリンはジャンの大ファンであり、通常の会話や依頼任務エリン、未来の騎士でも言及されている。
- キャッツテールの掲示板では、ファデュイに対する不満や、ジンがファデュイを相手にして疲れているのではという発言がある。
- ジンの中国語の声優である林簍は、原神の監督の一人である[Note 1]。彼女は甘雨の声も担当している。
- ジンは、別のコスチュームを手に入れた最初の2人のキャラクターのうちの1人で、もう1人は妹のバーバラである。
- ウェンティがバルバトスであることを知っているモンドの住人は、ジンとディルックの二人だけである。ウェンティはスタンレーにも正体を明かしたが、スタンレーはその会話を覚えておらず、修道女のゴテリンデはウェンティが嘘をついていると思っただけだった。
- 騎士団ガイドVer.5は、表向きは現在の状況に合わせてジンが自ら編集した。
- ジンのデフォルトコスチューム(風の加護)のアイコンのマントは黒く着色されているが、ジンが登場する他のメディアではすべて紺色に着色されている。これが意図的かどうかは不明。
- ジンは「崩壊3rd」のプレイアブルキャラクターであるデュランダルに容姿が似ている。
- ジンは公式イラストや祈願イラストで西風剣を使用している。
- ジンには次のような別名や称号がある。
- 獅牙騎士
- ジンは以下の2点の調度品の説明で記載されている:
語源
- Jeanは、ヘブライ語のיוחנן Yôḥānān, "ヤハウェは恵み深い"に由来するJohnから派生した女性の英語名である。
- ジンの命ノ星座の英語名「Leo Minor」は、ラテン語で「小さいライオン」を意味する。
- ジンの中国語名琴 Qínは、「竪琴」と訳すことができる。中国語版の宝の現状では、これをダジャレに使っている。ジンが天空のライアーを褒め称えるとき、彼女は最初、それを琴 Qínと言い、パイモンに自分自身を褒めているような印象を与えている。
注釈
- ↑ Bilibili: Version 1.1 Chinese Special Livestream; 鍾離の声優はディレクターであることを紹介し、パイモンの声優は、1つのライブストリームでディレクターが2人いるのは初めてであることを指摘する。
その他の言語
キャラクター称号: 蒲公英騎士
言語 | 正式名称 | 直訳の意味 (英語) |
---|---|---|
日本語 | 蒲公英騎士 Dandiraion Kishi[4] | Dandelion Knight |
中国語 (簡体字) | 蒲公英骑士 Púgōngyīng Qíshì | Dandelion Knight |
中国語 (繁体字) | 蒲公英騎士 Púgōngyīng Qíshì | |
英語 | Dandelion Knight | — |
韓国語 | 민들레 기사기사 Mindeulle Gisa | Dandelion Knight |
スペイン語 | La Caballera de Dandelion | The Dandelion Knight |
フランス語 | Chevalier au Pissenlit | Dandelion Knight |
ロシア語 | Рыцарь Одуванчик Rytsar' Oduvanchik | Dandelion Knight |
タイ語 | อัศวิน Dandelion At-sa-win Dandelion | Dandelion Knight |
ベトナム語 | Kỵ SĩKỵ Sĩ Bồ Công AnhBồ Công Anh | Dandelion Knight[※][※] |
ドイツ語 | Löwenzahnritter | Dandelion Knight |
インドネシア語 | Dandelion Knight | — |
ポルトガル語 | Cavaleira de Dandelion | Dandelion Knight |
トルコ語 | Karahindiba Şövalyesi | |
イタリア語 | Cavaliere del Dente di leone | Knight of the Dandelion |
脚注
ナビゲーション
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