海祇軍の大将。将としての威厳を持ちながらも、高官のような驕りを見せることはない。
いかなる状況でも部下から厚く信頼される彼であれば、心も背中も安心して任せることができるだろう。—公式サイトより抜粋[1]
性格
海祇島軍隊の大将で、部下から厚く信頼されている。
—ゲーム内のキャラクターステータスとプロフィールページの紹介文
ゴローは、他の海祇島の住民と同じく、珊瑚宮心海の忠実な支持者である。海祇軍の主将として、誠実で決断力と勇気のある人物として、心海から信頼されている。仲間意識が強く、配下の兵士全員と仲が良く、新兵を含め、何か問題があれば同じように声をかける[2]。万葉は、ゴローを「言いたいことを真っ直ぐに言う性格」と評している[3]。
戦いになると興奮が収まらないので、戦場に行くときは誰かに抑えてもらわなければならないことが多いと、心海は言う。年齢的に未熟な部分が多いと思っているが、困ったことがあれば一生懸命に助けようとする。八重神子以外の人物との会話は得意で、八重神子はしばしば自分でも慌てふためくような話し方をするので、機会があれば本能的に隠れてしまう。
犬の血を引くゴローは、吠えるだけで相手の言っていることが大体わかるなど、犬の特性をいくつか持っている。また、感情によって耳がピクピクと動く。特に嬉しいことがあると尻尾を振るが、本人は恥ずかしいと思いつつもコントロールできず、気づかないこともある。また、戦場で兵士に見分けがつくように背が高く、筋肉質でありたいと願っている。
軍隊生活では珍しいため甘いものが好きだが、玉ねぎには毒があるとの暗示があり、避けている。また、体力と仲間意識を高める登山が好きで、璃月の山に行く機会があれば登りたいと語っている。
容姿
ゴローは中背の男性モデルを使用している。 白い肌、白い部分がある明るいオレンジブラウンの髪、ティールブルーの目。 内側が白いとがった耳と、下側が白いふさふさした尻尾が特徴。
公式紹介
善良さと忠誠は、美徳の表れである。我が友ゴローは、まさにその美徳を備える将領でござるよ。
—楓原万葉
忠誠心に厚く、勇敢な海祇軍の大将。戦闘で発揮される獣のような直感と、揺るぎない意志を持って生まれてきた彼は、窮地に陥ろうとも勝機を的確に見出すことができる。この地に住む人々のため、軍備も物資も劣る海祇軍を率い、幕府軍との戦火に身を費やしている。
戦場では万夫不当の勢いを誇るが、軍内でのゴローは部下の皆と親しく接する心優しい兄貴分だ。
ゴローの目に映る周りの人々は、戦場で活躍する兵士であると同時に、自身の認めた心許せる仲間であり、そして守るべき大切な宝。踏みしめた大地、かけがえのない仲間、崇高な信念…彼の「忠」と「勇」は、これら大切な人と物のために存在している。
大地の如く雄大で強固なる魂、それこそがゴローの内に秘められしものだ。
キャラクターストーリー
キャラクター詳細
ゴローは海祇島軍隊の大将であり、軍での人望は厚く、部下たちからも慕われている。
目狩り令が敷かれていた当時、ゴローは海祇軍を率いて何度も幕府軍と戦い、厳しい状況下におかれても、防衛線を守り抜いた。
兵士たちは彼を「常勝の立ち耳将軍」と名付け、この称号は幕府にまで広まった。
普段のゴローは、兵士たちの前で偉ぶることはしない。真摯で素直な性格の彼は、心優しい兄貴分として知られている。
しかし、こんな立派な将領にも、悩みがあるようだ…
キャラクターストーリー1
好感度Lv. 2
ゴローは元々、海祇島の一般兵だった。
ある特別行動中、ゴローが所属していた「チンアナゴ二番隊」は、前代未聞の危機に遭遇した。
隊長が矢で射られて亡くなり、生き残った隊員も山の中に閉じ込められてしまったのだ。
任務を続けるべきか、救援を呼ぶべきか、敵と交渉するべきか…目の前には問題が山積しているのに、山には静寂が漂うばかりだった。
指揮者はおらず、兵糧もなく、隊の全員が危機に瀕していた。士気は低下し、多くの者の頭には「降伏」という考えも浮かんでいた。
ゴローが前に出たのは、そんな時だった。彼は「交渉」と「降伏」という意見を撥ねのけ、大胆な作戦を立案したのだ。
隠れることをやめ、ほとんどの兵士を率いての攻撃を装い、残りの兵士が救援を呼びに行くための隙を作る。そして援軍が来たら、ゴローと協力し、敵を挟み撃ちにするというものだ。
作戦が失敗したらどうするのかと問われたが、それに対しゴローはこう答えた。
「敵が包囲網を強化すれば、状況はさらに不利になる。今ならまだ生き延びられる可能性が残っている。だから全力で戦わなければならない。」
「もし作戦が失敗したら、俺が全責任を負う。」
何日も寝ずに持ちこたえ、疲労困憊だったゴローたちはついに、珊瑚宮心海率いる援軍を迎えることができた。
その後、彼はチンアナゴ二番隊の隊長に任命され、現在の海祇島「大将」にまで昇進したのである。
キャラクターストーリー2
好感度Lv. 3
兵士たちが考えるゴローとは、威厳はあるが傲慢さは感じない、そんな将領である。
彼は明るく素直な性格で、部下のことを仲間と思い、喜びや悲しみも共に分かち合う。
珊瑚宮心海は、軍におけるもっとも重要な要素とは、装備、兵糧、俸禄の三つだとゴローに教えた。
それ以来、ゴローは自ら部下に武器の手入れの仕方を教えるようになった。さらに、兵糧と俸禄の配布にも誤りが生じないよう、厳しく管理している。
また、海祇島の「大将」であるゴローは、常に自分で部隊を率いて戦う。
前線にいる彼の後ろ姿はまるで軍旗のように、後ろに続く兵士たちを鼓舞しながら進んでいくのだ。
これこそ、兵士たちがゴローを尊敬する理由であろう。心海と同じく、ゴローは兵士たちの命を何よりも大切にしている。だが、自分のことはそれほど重要ではないと思っているようだ。
事情を理解していない人は、ゴローは大将らしくない、ただの「小僧」だと笑うだろう。
しかしその「小僧」こそが、海祇島の兵士たちにとって最高の大将なのだ。
キャラクターストーリー3
好感度Lv. 4
ゴローは勇敢で決断力があり、部下を率いては、常に自分よりも強い敵に勝利する。
しかしそんな彼にも、衝動的になるという短所があった。
戦うほどに気が高ぶり、自分を抑えられなくなってしまうのだ。
戦争とは残酷なものであり、何十年も戦場に身を置いてきたベテランと比べれば、ゴローは間違いなく経験不足である。
しかし、彼の高い学習能力によって、このような欠点は徐々に改善されていくだろう。
珊瑚宮心海は、軍隊の将領に虎の巻を用意してくれる。だが虎の巻の使い方は、将領自身に一任されていた。
ゴローはいつも、虎の巻からその時の状況に応じて最適な戦略を見つけ出し、それを最後まで貫き通す。
時間が経てば、いつか虎の巻のすべてを理解することができると、彼は信じている。そしてその時が来たら、ゴローはさらなる自信を手にすることができるだろう。
キャラクターストーリー4
好感度Lv. 5
ゴローは八重神子に頼まれて、八重堂で臨時の「仕事」をしている。
目狩り令が撤廃された後、海祇島と幕府の交渉がうまくまとまったことで、両者の距離はますます近付いていた。
ゴローは時々、鳴神島の変化を見たり、最新の書籍を買ったりし、そしてある約束を果たすため、八重堂へと足を運んでいる。
八重神子はゴローのために、『月刊閑事』に匿名の質問欄を設けた。読者たちが自分の悩み事を手紙に書き、八重堂に投稿する。それを読んだゴローが、自分の見解を述べるというものだ。
読者の手紙とゴローの回答における個人情報は、八重堂を経由する過程で特殊な処理が施され、匿名に書き換えられる。
八重神子曰く、彼女がゴローを選んだ理由は、彼がよく部下と交流しているからだそうだ。
この読者からの質問欄は人気を博したが、八重堂の編集者はゴローに原稿料を渡すたび、なぜかこんな質問をする。
「そういえばゴローさん、ヒナさんって知ってる?」
「最近わりと人気の作家だと聞いてるが、それがどうかしたのか?」
「いえ、何でも…」
キャラクターストーリー5
好感度Lv. 6
兵士たちがゴローにすべてを語らないように、ゴローもまた、口にはしづらい悩みを抱えていた。
例えば、風雨に長くさらされるとしっぽの毛がくすんできて、やつれて見えるとか。手入れをしたいのに、正しいやり方が分からないとか。
また、部下と入浴する際、自分の体格に劣等感を覚え、悔しい気持ちになることもあるらしい。
さらには、八重神子のような捉えどころのない女性を前にすると、瞬時に警戒態勢に入ってしまい、まともに接することができなくなることも…
ゴローは威厳を保つため、このような悩みを兵士に打ち明けることは避けていた。
そして海祇島の兵士たちも、彼の悩みをある程度察することができたとしても、気付かないふりをするのだ。
ゴローの悩みは増す一方だった。しかし旅人が現れたことで、人の悩みを解決するのが得意な海祇島の大将にも、自分の悩みを打ち明けられる仲間ができたのだった。
登山着
好感度Lv. 4
ゴローの趣味の中でも、「登山」は三本の指に入るだろう。
仲間と共に山に登って汗を流し、周囲の美しい景色を眺めることは、心と体を鍛え、団結力を高めるのにも役立つ。
この趣味をより楽しむために、ゴローは旅の商人から登山着一式を購入した。
この登山着は特別高価なものではなかったが、頑丈さと耐久性を兼ね備えており、登山中、何度も危険な場面でゴローの身を守ってくれた。
武器を大切にするのと同様、ゴローはこの登山着を大切にしてきた。これからもこの登山着が、彼の旅のお供となることは間違いないだろう。
神の目
好感度Lv. 6
ゴローは一時期、敗戦の責任をすべて自分一人のせいにしていた。
「俺がもっと強かったら、戦局を変えられたかもしれない。」
その悔しさを抱えながら、ゴローは自分の力で仲間を勝利に導こうと、日夜、弓の訓練に励んだ。
しかし、戦場で腕を磨いてきたゴローは、屈強な兵士が孤立して倒れ、生け捕りにされたり、不利な状況に置かれた力ない兵士たちが、協力して敵を倒したりする場面を目の当たりにした。
その時ゴローは、個人の力には限界があるのだと悟ったのだった。
個人が強くなることはもちろん重要だが、それ以上に、兵士が一致団結して戦うことが肝要なのだ。
兵士は集団で強くなってこそ、戦場で無敵になれる。
それに気付いたゴローは、弓術の頂点を追い求めることをやめ、自分の時間と労力を割いて、周囲の者と共に強くなる道を目指した。
今にして思えば、これこそが神の目を得る契機となったのかもしれない。
名刺の飾り紋
ゴロー・悠犬 | |
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取得: ゴローの好感度がLv.10に到達後獲得。 記述: 自分の歩く道を信じていれば、長い旅の中で出会ったものがすべて楽しめる。 |
命ノ星座
柴犬座 | ||
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![]() |
意味: シバイヌ(犬種) |
任務とイベント
魔神任務
キャラお試し
腕試しイベント
- 一斗、ゴロー — 2021-12-14
- 荒瀧一斗、久岐忍、重雲、ゴロー — 2022-06-21
キャラクターの紹介
キャラストーリー
キャラクター | ストーリー |
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「敵対陣営の大将」として: | |
ヒナさんとして: |
キャラボイス
キャラクター | ボイス |
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ゴローとして: ヒナさんとして:
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メール
豆知識
- ゴローの英語版声優であるコーリー・イー(Cory Yee)は、ドゥラフ、ホフマン、ジョセ、トンズラ、ファオラ、アビスの詠唱者たちの声も担当している。
- ゴローが八重堂のコラム「月刊閑事」に起用された後、神子はコラムの売り上げを伸ばすため、ゴローに内緒で「ヒナさん」というペンネームを開発した。 パンフレットやスタンディに描かれたヒナさんの風貌は、女性版ゴローに酷似しており、ヒナさんファンクラブはゴローを血縁者と勘違いしていた。ゴローはヒナさんの存在には気づいているが、「ヒナさん」が自分のペンネームであることや、ビジュアルデザインが自分をモデルにしていることには気づいていない[4][5]。
- ゴローはこんな別名や称号で知られている。
- ゴロー兄貴 (中国語、日本語、韓国語は「Big/Elder Brother Gorou」、英語版は「Top Dog Gorou」)
- ヒナさん
- ゴローが玉ねぎを嫌うのは、犬が玉ねぎを食べると毒になるため、食べられないことにちなんでいる。
- ゴローの耳、尾、毛色は、日本の狩猟犬種である柴犬を彷彿とさせる。
- ゴローの肖像画では鴉羽の弓の突破版が使われている。
- 調度品の説明にはゴローは記載されていない。
語源
- 五郎(ごろう)は、「五男」を意味する日本名であり、中国語の「犬」と「狼」をもじったものであると思われる。五郎の名前の最初の部分である「五」は、中国語のdog (中国語: 狗 gǒu)に似ており、2番目の部分である郎 (中国語: láng)は、中国語のwolf (中国語: 狼 láng)と同じ発音である。
- ゴローは侍の柴 五郎にちなんで名づけられた可能性もある。
- ゴローの犬のデザインは、日本の狩猟犬の一種である柴犬と同じ言葉である将軍の姓「柴」を参照することができる。
- 彼の星座の和名 (日本語: 柴犬座 Shiba inu-za, "Brushwood dog constellation")は、それを暗示しているのかもしれない。
その他の言語
キャラクター称号:雄々しき戎犬
言語 | 正式名称 |
---|---|
日本語 | 雄々しき戎犬 Ooshiki Juuken[!][!] |
中国語 (簡体字) | 戎犬锵锵 Róngquǎn Qiāngqiāng |
中国語 (繁体字) | 戎犬鏘鏘 Róngquǎn Qiāngqiāng |
英語 | Canine Warrior |
韓国語 | 견족견족의 전사전사 Gyeonjok-ui Jeonsa |
スペイン語 | El General Canino |
フランス語 | Guerrier canin |
ロシア語 | Пёс войны Pyos voyny |
タイ語 | นักรบคู่หูผู้ซื่อสัตย์ Nak-rop Khu-hu Phu Sue-sat |
ベトナム語 | Chiến Khuyển Nanh Nhọn |
ドイツ語 | Hundekrieger |
インドネシア語 | Canine Warrior |
ポルトガル語 | Guerreiro Canino |
トルコ語 | Köpek Savaşçı |
イタリア語 | Guerriero canino |
脚注
ナビゲーション
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