アアル村のガーディアンであり、心優しき性格の持ち主。彼女の守護により、アアル村に危害を加えられる者はほぼ皆無に等しい。
—公式サイトより抜粋[1]
性格
琥珀色の左目を持つ、キングデシェレトの末裔。アアル村のガーディアンをしている。
—ゲーム内のキャラクターステータスとプロフィールページの紹介文
キャンディスは背が高く、すらりとした若い女性で、アアル村の守護神を務めている。彼女は山賊や自然の危険など、大赤砂海の危険から住民を守っている。村のルールを守る限り、村の来訪者にはどこの国の人であろうと敬意を持って接する。しかし、村や住民を危険にさらした場合、キャンディスは極めて冷酷で恐ろしい存在となる。
容姿
キャンディスは背の高い女性モデルを使っている。彼女は日焼けした肌とダークブルーの髪をしている。右目はダークブルー、左目はゴールデンイエローで、虹彩異色症の一種である。
公式紹介
昔、キャンディスにアクセサリーをいくつか贈ったことがある。もっと人生を楽しむために、仕事がない時に娯楽でも探すよう勧めたんだ。そしたらあいつ、村が平和なのを見るだけで充分幸せだって言いやがるんだよ…はぁ、ガーディアンが人生を楽しむ方法ってのは、これまた独特だな…
—「熾鬣の獅子」ディシアは呆れた様子でそう言った。
「あのキャンディスってやつは…正真正銘スカーレットキングの末裔だ!」
スメールの酒場で、無様な姿をしたエルマイト旅団のメンバーが震えながらそう言った。
神の祝福を受けし、異色の瞳を持つガーディアン。彼女は、すべての敵を一瞬にして飲み込む砂嵐を呼ぶことができる。
さらにキャンディスは、砂漠の力を扱うこともできた。すべての砂が彼女の斥候であり、砂漠で彼女から逃れられる者はいない。足を洗ったことを口にしたばかりの宝盗団メンバーが、隣でそう付け加えた。
しかし、再び砂漠に旅立とうとしていた若い冒険者は、首をかしげながらこう言った——アアル村の「ガーディアン」であるキャンディスさんは、とても優しい人だと思うけど…と。
彼はかつてアアル村を訪れた時、キャンディスが空腹に苦しむ宝盗団メンバーに水と食料を与えている姿を見た。また、疲れ果てた傭兵に客室を貸し、休ませている場面も見ている…彼の目には、そのガーディアンと「恐怖」の二文字はまったく無縁なものとして映っていた…
遠く離れた大赤砂海にいるキャンディスは、彼女に関するこの些細な争論を知らない——それに彼女自身、他人に噂されることをまったく気にしていなかった。
アアル村のガーディアンとして、その安寧を守る責務を彼女は背負っている。
村の規則を守れば、誰でもアアル村でゆっくりと休むことができ、それなりの援助を受けることができる。
だが逆に規則を守らず、村で不埒を働く者に対しては——
二度と村に危害を加えられないよう、キャンディスが直々に出向くのだ。
キャラクターストーリー
キャラクター詳細
オッドアイを持つキャンディスは、アアル村の「ガーディアン」を任されている。
アアル村を訪れるすべての旅者に対し、キャンディスは必ず最大の善意を尽くし、一部の人が無礼を働けば、相手をすぐに正してそれ以上の追求はしない。
キャンディスにとって、何よりも重要なのが村の掟だ。この辺境の地を尊重しさえすれば、誰もがアアル村で休息を取ることが許された。
しかし、もしこの寛容な態度を弱さと見なし、アアル村で不義を働こうとする者がいれば、もっとも大きな代償を払うこととなる。
その時、彼らはキャンディスの槍と盾が何よりも恐ろしい武器だと気づくだろう。
アフマルの子孫、砂漠の民、ガーディアン…重き身分を背負ったキャンディスは、アアル村を守るという永遠の職責を担っているのだ。
「この村では、掟を守る人だけを歓迎します。」
キャラクターストーリー1
好感度Lv. 2
「アアル村こそが、キングデシェレトの末裔にとって最後の安息の地である。」
「アアル村の『ガーディアン』の使命とは、最後のキングデシェレトの民がいなくなるまで、この村を守り続けることである。」
八歳の時、キャンディスは正式に新たな「ガーディアン」に任命され、彼女に職位を授けた者からそう忠告された。
キングデシェレトが逝去し、彼ら末裔がこのような俗世から離れた地を手にしたのは何よりも良いことだった。
ガーディアンたちは代々、黙々とその職務を執行した。無数の村人が「キングデシェレトの末裔」としてこの世を去り、永遠の安寧を手に入れられるよう守り続けた。
そうやって村の中で静かに消失していくことが、アアル村の人々の悲願なのだ。
しかし、この古の村に新たな生命が現れた時…これまでのすべてが、変化せざるを得ないかもしれない。
キャラクターストーリー2
好感度Lv. 3
村長のアンプおじさんが、スメールシティからやってくるキャラバンがまもなく村に到着し貿易を始めると宣告すると、前任の「ガーディアン」たちは自身の耳を疑った。
考えが古い前任の「ガーディアン」たちは激昂し、「お前は伝統を破壊している」と責め、現任の「ガーディアン」であるキャンディスに守衛を集めて商人たちを追い出すよう要求した。
しかし、キャンディスはそれを拒否した。彼女はすでに村長と合意していたのだ——村の人々の未来のため、アアル村は変わらなければならないと。
何度も説得したが、前任の「ガーディアン」たちは聞く耳を持たなかった。さらには「キャンディスがやらないのなら、自分が武器を取ってガーディアンとしての責務を果たす」と主張し始めた。
最終的に、槍と盾のぶつかる音が彼らの激しい口論を鎮めた。キャンディスは立ち上がり、槍と盾を手にして微笑みながら周囲を見回すと、驚いた表情の古参たちに向かってこう言った。
「皆さんの気概が見られて、私はとてもうれしいです。」
「でも、今のアアル村の『ガーディアン』は私ですから、皆さんはもう休んでいてください。」
武器の説得力が言葉に勝ったのか、激しい口論も止まったようだ。
短い準備の後、キャンディスは「ガーディアン」として村長に同行した。そして、正式にキャラバンを迎え入れて彼らと貿易の交渉を行い、相手が村から出る時は自ら護衛についた。
数日後、再びキャラバンが村を訪れると、一見何の変哲もない布地の取引を済ませていった。
このキャラバンが取引を成立させた情報をスメールシティに持ち帰りしばらくすると、スメールの商人たちの間で新たな話題が出回り始める。
「なぁ、知ってるか?アアル村に商売をしに行ったらかなり儲かったらしいぞ!今度、俺たちも試してみないか…」と。
キャラクターストーリー3
好感度Lv. 4
実際のところ、キャンディスが槍と盾を使って他人と発言権を争うようなことはほとんどない。
アアル村の子どもたちはいつも「キャンディスお姉ちゃん」がどんなに怒ったとしても、ただ眉をひそめて、悪いことをした子どもにクルスームおばあちゃんが用意した法帖を書き写させるだけだと思っていた。
アアル村の他の守衛たちは、キャンディスの要求は厳しくとも、適切に行動しない人や怠惰な人に対して彼女は体罰を加えることはせず、懇切丁寧に彼らを指導すると思っていた。
村の老人たちは、キャンディスは負の感情を表に出さない人だと思っている。彼女はこれまで、彼らの前で悲しい顔を見せたことがなかったのだ。
村を訪れる商人ですらも、キャンディスからはとにかく完璧なおもてなしを受けた。出迎えから宿泊に至るまで、すべてが彼女によって整然と手配された。
彼女があまりにも優しすぎるせいか、商人たちを少し不安にさせてしまう程であった——
この村は、大赤砂海に隣接しているのだ。周囲には多くの魔物がいるだけでなく、無法者の盗賊たちがこの村を狙っているに違いない。
このような「ガーディアン」で、本当にみんなの暮らしを…それと商売を守っていけるのだろうか…?
ある晩、酒が入りすぎた行商人が勇気を持って聞いてみた。
「ガーディアンさん、俺たちはこの村で商売ができるようになったけど、知ってるでしょう?この砂漠には無法者もたくさんいるってことを…」
「それなら心配いりません。掟を守る人だけがアアル村のお客様ですから——つまり、掟を守らない人は…」
キャラクターストーリー4
好感度Lv. 5
掟を守らぬ者はアアル村の「敵」である。
砂漠に身を潜めるエルマイト旅団、冒険者になりすましてやり過ごそうとする盗賊、荷物を奪うため現れる宝盗団……この村を脅かそうとする者は、どんな手段で逃げ隠れしようとも最終的には相応の罰を受けることになる。
心から罪を認めて反省した者は赦され、砂漠を越えるのに十分な補給も与えられるが、その代償として彼らは二度とアアル村の周囲に姿を見せてはならない。
頑なに抵抗を続ける者の場合…その卑劣な魂は、その場で砂礫と運命を共にするだろう。
砂漠を離れたあるエルマイト旅団のメンバーはかつて仲間に対し、アアル村の恐ろしい「ガーディアン」キャンディスこそ真のキングデシェレトの末裔だと警告した。
彼女の盾にはアフマルの祝福が宿っている。盾を手にすれば、大赤砂海のすべての砂礫が彼女の呼びかけに従う。彼女が願えば、巨大な砂嵐を引き起こしてすべての敵を呑み込むことすら可能なのだ。
それだけに留まらず、彼女の琥珀色をした左目には未来を見通し、相手の運命を見抜く力があるという。これほどまでに恐ろしい存在の彼女だ、その追跡から逃れられる者は誰一人としていない。
人々は、キャンディスがこれら神通力でアアル村にとっての「敵」をすべて一掃したと信じている。
キャラクターストーリー5
好感度Lv. 6
アフマルの恩恵を真に感じ取ったことがないのは、キャンディス自身が知っていた。
「ガーディアンは未だかつて神に祝福されたことがない」——これは「ガーディアン」の間に伝わっている秘密だ。
新たに「ガーディアン」となり盾を手にし、正式に任命されて初めて、その者は真実を知らされる。
真実を知った「ガーディアン」の反応は様々であり、ある者は自暴自棄になって落胆し、武芸の修練すらも怠けるようになる。またある者は自分が見守られていないのなら規律を守る必要がないと身勝手な行動をし、果てには掟を無視する。
しかし、キャンディスはその事実で落胆することはなかった。
「私の槍と盾は、神の恩恵を祈るために振るうものではありません。」
「神の祝福があろうと無かろうと、『ガーディアン』の責務が変わることはありません。」
来る日も来る日も彼女は鍛錬に励み、他人より優れた意志と武芸を自ら身に着けた。
アアル村を訪れた多くの客人がキャンディスを引き抜こうとした。彼女は誰よりも優れているのに、どうしてアアル村のような目立たない場所に留まる必要があるのか?もし彼女が外の世界に出たいと思えば、新しい事を始めるのも不可能ではないかもしれないのに…
しかし、キャンディスはいつもこう答える。
「『ガーディアン』が守るべき対象から離れることはありません」と。
キャンディスの装飾品
好感度Lv. 4
キャンディスはよく、アアル村を訪れた客商から様々な装飾品を購入する。
水色の石がはめ込まれたヘアピン、シルクでできたヘアバンド、金メッキが施された首飾り、カルパラタ蓮の模様が刻まれた金属の腕輪、教令院の各大学院の紋章が描かれたペンダントなど…
ディシアからは、普段からもっとおしゃれをしてお金を自分のために使ったらどうだと勧められるが、装飾品の中にはあまりに脆いものもある。普段の仕事環境のことを考えると、せっかく買った品を壊してしまうのではないかとキャンディスは心配し、結局それらを衣装棚の奥にしまっていた。
どうやら、これらの装飾品はキャンディスが一時的に「ガーディアン」の職務から解放され、他の服に着替えて日陰で休む時になって初めて役立ちそうだ。もしくは、いっそのことプレゼントとして友人にあげてしまう手もある。
神の目
好感度Lv. 6
部外者がひっきりなしに訪れ、アアル村は未だかつてない状況に置かれていた。
商人を装って村に潜入した宝盗団、キャラバンを脅かす傭兵集団、悪巧みをする悪徳行商人…
それに、外の人々と関わったことでアアル村の住民たちは次第に外での生活に憧れを抱くようになった。そうして次第に外で生計を立てようとする人が増え、村に残りたいという若者が減ってきた。
前任の「ガーディアン」たちは伝統に「背いた」キャンディスに早くから不満を抱いていた。アアル村がそんな状況に置かれているのを見て、彼らは再び会合を開きキャンディスを非難した。
「ガーディアンがすべきことは、村の秩序を守ることではないのか!」
「キャンディス!お前のやっていることはすべて、この村から平穏を奪うことにしかなってないではないか!」
「キャンディス!今すぐ自分の職務を全うしろ!」
激しい論争の最中、長槍を持った女戦士が猛然と立ち上がった。
「もう十分です!」
「あなたたちがこの村の『過去』をそんなに守りたいと言うのなら、自分で守ってください!家の中に閉じこもろうが、アアル村を離れようが、あなたたちの勝手です!」
「私はアアル村の人々を永遠に『過去』に縛り付けておくことはしません。」
「あなたたちが前に進もうとしないなら、私が一人でみんなの『未来』を守ります!」
古参のガーディアンたちは女戦士の激昂する様子に驚いた。若く、炎のように燃え上がる瞳を前に、彼らはそれ以上問い詰めることなどできなかった。
めったに見せない怒りと共に、キャンディスは長槍を持って争いにまみれた小屋をあとにした。
まるで彼女の信念に応えるかのように、槍の先端にはいつの間にか輝く「宝石」があった。
神の眼差しが彼女に気づき、彼女を認めたのだ。
「神の目」、それは揺るぎなき心。それは最良の装飾品となる。
名刺の飾り紋
キャンディス・蒼鷺 | |
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入手: キャンディスの好感度がLv.10に到達の獲得。 |
説明: 遠い昔の灼風が蒼鷺の尾羽を揺らすが――その鳥はただ、暁の辰星を眺めている。 |
命ノ星座
矢盾座 | ||
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意味: 矢と盾 |
任務とイベント
魔神任務
イベント
キャラお試し
キャラクターの紹介
キャラボイス
キャラクター | ボイス |
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豆知識
- キャラクターストーリー1で説明したように、キャンディスの「キングデシェレトの末裔」という肩書きは、文字通りの末裔ではなく、キングデシェレトの文明の最後の砦であるアアル村のすべての人々を指す言葉であり、アアル村のすべてのガーディアンを指す肩書きでもある。
- キャンディスは祈願アート、七聖召喚キャラカード、公式キャラクター実戦紹介、そしてディシアの公式キャラクター実戦紹介で赤砂の杖を振るっている。
- 調度品の説明にはキャンディスは記載されていない。
- ガーディアンであるキャンディスは、訪問する商人に対して旅行許可証や免税を発行する権限を持っている[2][3]。
- キャンデスは、シフトが落ち着いて空が澄んでいる夜番の間、時間をつぶすためにタンバーを弾く[4]。
- キャンディスの額のシンボルは、『遊☆戯☆王』シリーズの千年アイテムのシンボルにちなんだものであろう。
語源
- 彼女の名前は、ギリシャ・ローマ時代の資料に由来する。Kandakeという称号は、クシュの王の妹を指す言葉であったが、誤って「エチオピアの女王」の世襲固有名詞であるとされ、ラテン語で "Candace"と呼ばれるようになった。このような出典は、聖書の使徒言行録の古い翻訳(使徒言行録8:27)が最も有名だが、ローマ時代の作家プリニウスによれば、この用法はローマ文学では一般的だったという。
- 彼女のデザインは多くのエジプトのシンボルを引用しており、額の目はホルス神とラー神にまつわる目のシンボルを様式化したもので、彼女の異色の目はホルスに似ており、一方は太陽を、もう一方は月を表している(ただし、キャンディスの目はホルスとは逆になっている)、 天空の女神ナッツを彷彿とさせる星模様、女神イシスやファラオのツタンカーメンが身に着けていた首飾りを連想させる盾の上の翼の徽章、そして首から下げているアンク。
- キャンディスの盾はベンヌの祝福を受けていると言われている。ベンヌは太陽、再生、創造に関連するエジプトの神で、しばしばサギとして描かれた。 しかし、それ以前のベンヌの描写は、むしろキセキレイのように見える。 同様に、キャンディスの技とバーストも、それぞれサギとハクセキレイを連想させる。
その他の言語
キャラ称号:浮金の誓願
言語 | 正式名称 |
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日本語 | 浮金の誓願 Ukigane no Seigan |
中国語 (簡体字) | 浮金的誓愿 Fújīn de Shìyuàn |
中国語 (繁体字) | 浮金的誓願 Fújīn de Shìyuàn |
英語 | Golden Vow |
韓国語 | 수면 위 금빛 결의 Sumyeon Wi Geumbit Gyeolui |
スペイン語 | La Devota Áurea |
フランス語 | Serment doré |
ロシア語 | Позолоченная клятва Pozolochennaya klyatva |
タイ語 | บุหลันดั้นปฏิญาณ Bulan Dan Patiyan |
ベトナム語 | Thề Nguyện Ánh Kim |
ドイツ語 | Gelübde beim treibenden Gold |
インドネシア語 | Golden Vow |
ポルトガル語 | Promessa Dourada |
トルコ語 | Altın Yemin |
イタリア語 | Voto dorato |
脚注
ナビゲーション
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