ピエロは、コードネーム「道化」[1]として知られる、十一人の執行官の統括官であり、ファデュイ最初のメンバーである[6][7][Note 1]。
『テイワット』メインストーリー幕間PV-「冬夜の戯劇」で、仲間の執行官とともに初登場する。
プロフィール[]
絶対的安寧、それは女皇の恩賜であり、女皇の慈悲。にて永き眠りにつき、厚い堅氷の中に閉ざされようとも、吾輩が約束しようロザリン。貴公の棺が旧世界の全てとなるだろう。
—ピエロ、『テイワット』メインストーリー幕間PV「冬夜の戯劇」
ピエロはファデュイの最初のメンバーであり、それによって執行官の最初のメンバーでもある。彼は、博士、パンタローネ、シニョーラなどの複数の執行官を個人的に勧誘している[6]。
任務とイベント[]
魔神任務
ストーリー[]
歴史[]
大災害の前、ピエロはカーンルイアの王家の魔道士であり、一時期旅人の兄妹と暮らしていた[7]。彼はカーンルイアの統治者、おそらくエルミン王の寵愛を得ることができなかったが、その理由は国の賢者よりも能力が低かったためであり、「罪のヴェール」を引き裂くようなことをするのを止めることができなかった。このことが国に「神の怒りと破滅」をもたらし[8]、ピエロはおそらく不死の呪いをかけられた純血のカーンルイア人の一人となった[9]。このため、彼は「この世の基礎原理」に憤慨し、女皇の大義に加わり、ファデュイを設立し[8]、最初の執行官となった。
他の執行官を採用[]
ピエロはある時期、追放されたスメール教令院の学者が異端行為を行っているという噂を追って大赤砂海に向かった。彼はザンディクを見つけ、ファデュイ執行官が神々を凌駕する強化人間を作ろうとする彼の努力に賛同していることを知り、ファデュイ執行官への参加を快諾した。ピエロはザンディクにドットーレ（博士）の称号を与えることを提案したが、ザンディクはそれをユーモラスに皮肉った[6]。
400年前、ピエーロとドットーレは「たたら砂の疑惑」と呼ばれる事件に関与していた。ドットーレはピエーロの命令により、御影炉心に「エッシャー」という名のフォンテーヌの整備士として潜入し、破壊工作を行った。任務を終えたドットーレは、ある人形をピエロに紹介し、役に立つとわかれば新しい仲間に、そうでなければ処分すると申し出た。その後、ピエロはその人形と出会い、後にスカラマシュとなるファデュイにスカウトした[7][10][11]。ピエロはスカラマシュを非常に重要な任務に就かせるが、その任務にはアビスへの渡航も含まれており[12]、理由は不明だがスカラマシュに「旅人の兄妹」との因縁を語った[7]。
ピエロはある時点で、悪名高い燃え盛る炎の魔女となったロザリン・クルーズチカ・ローエファルタもファデュイに勧誘した。彼は彼女にシニョーラというコードネームを与え、彼女の身体を流れる激しい炎を抑えるために氷の邪眼を授けた[6][13]。
ロザリンをスカウトした後しばらくして、壁炉の家の孤児が執行官「召使」クルセビナを殺害したことを知った女皇は、その孤児に恩赦を与え、「召使」の後任に任命させた。やがてピエロは、アルレッキーノと名乗ったその孤児が赤月王朝の末裔であることを知った。
タルタリヤが執行官をとなり、邪眼を受けたとき、彼にそれを授けたのはピエロだった[14]。
現在[]
イベント「帰らぬ熄星」では、ピエロは個人的には登場しないが、スカラマシュを璃月に送り込む役割を担っていた。マスク礁で隕石を調査中、スカラマシュはある発見をする。「星空自体、巨大な嘘なんだ。」ピエロが隕石の飛来とその発見を予見していたのだと考えたスカラマシュは、おそらく上級の執行官と対決するために、いらいらした気分でその場を去る[15]。
現在のところ、ピエロはバレンカの命令に言及されている「首席執行官」であり、稲妻へのファデュイの関与の首謀者であると推測されている[16]。ピエロは戦争を長引かせ、邪眼の需要を作り出し、より多くの邪眼を作るための材料を確保するために、ネイサンを海祇軍に潜入させ、彼らの努力を妨害し、ヤシオリ島の混乱を引き起こした。スカラマシュもまた邪眼工場の運営を監督するために派遣され[17]、その一方でシニョーラは勘定奉行を操り、「神の心」を回収する任務を続けた。ファデュイの行動が暴露された後、ピエロはバレンカにヤシオリ島から撤退し、数少ない幕府の反逆者を未知の実験の被験者として連れ戻すよう命令を出させた[16]。
キャラクター紹介[]
キャラストーリー
| キャラクター | ストーリー |
|---|---|
キャラボイス
| キャラクター | ボイス |
|---|---|
| |
| |
豆知識[]
語源[]
- イタリアの演劇「コンメディア・デッラルテ (commedia dell'arte)」では、「Pierrot(ピエロ)」はコロンビーナ（Columbina）の愛を恋い慕う悲しい道化師であり、彼女はたいてい彼の心を打ち砕き、アルレッキーノ（ハーレクイン）に去っていく。
- 彼の名前は、実際のピエロの発音に合わせてピエロに改名された。
- ピエロの中国語の別名（丑角)）は直訳すると「道化」。その延長で「道化師」、「コメディアン」、「愚者」、「道化師」を意味することもある。
ギャラリー[]
「道化」に一致するカテゴリの画像がない。
その他の言語[]
ピエロ
| 言語 | 正式名称 |
|---|---|
| 日本語 | ピエロ Piero |
| 中国語 (簡体字) | 皮耶罗 Píyēluó |
| 中国語 (繁体字) | 皮耶羅 Píyéluó |
| 英語 | Pierro |
| 韓国語 | 피에로 Piero |
| スペイン語 | Pierotto |
| フランス語 | Pierro |
| ロシア語 | Пьеро P'yero |
| タイ語 | Pierro |
| ベトナム語 | Pierro |
| ドイツ語 | Pierro |
| インドネシア語 | Pierro |
| ポルトガル語 | Pierro |
| トルコ語 | Pierro |
| イタリア語 | Pierrot |
道化
| 言語 | 正式名称 | 直訳の意味 (英語) |
|---|---|---|
| 日本語 | 道化 Douke | Clown[• 1] |
| 中国語 (簡体字) | 丑角 Chǒujué | Clown Role |
| 中国語 (繁体字) | 丑角 Chǒujué | |
| 英語 | The Jester | — |
| 韓国語 | 어릿광대 Eoritgwangdae | Clown |
| スペイン語 | El Bufón | The Buffoon |
| フランス語 | Le Fou | The Fool |
| ロシア語 | Шут Shut | The Jester |
| タイ語 | The Jester | — |
| ベトナム語 | The Jester | — |
| ドイツ語 | Narr | Jester |
| インドネシア語 | The Jester | — |
| ポルトガル語 | Bobo da Corte | Jester |
| トルコ語 | Soytarı | Jester |
| イタリア語 | Il Giullare | The Jester |
- ↑ 日本語: 道化師 "道化師、漫才師"の略であるが、中国語のように道化役 "clown role"の略でもある可能性がある。
変更履歴[]
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 YouTube: 【原神】『テイワット』メインストーリー幕間PV-「冬夜の戯劇」 (動画の概要)
- ↑ YouTube: Teyvat Chapter Interlude Teaser: A Winter Night's Lazzo (動画の説明)
- ↑ Bilibili: 《原神·提瓦特篇》幕间PV-「冬夜愚戏」 (動画の説明)
- ↑ Twitter: JP声優発表
- ↑ YouTube: KR原神公式Youtubeのお知らせ
- ↑ 6.0 6.1 6.2 6.3 聖遺物セット: 蒼白の炎
- ↑ 7.0 7.1 7.2 7.3 魔神任務、第間章、第三幕「伽藍に落ちて」、第1話: 夜を飛ぶ鳥は三段へと落ちる
- ↑ 8.0 8.1 聖遺物、蒼白の炎: 嗤笑の面
- ↑ 魔神任務、第三章、第六幕「カリベルト」、第2話: 運命を嘲弄する資格
エデ: そのため、神から不死の呪いを受けたのは、「罪深い者」とされた血筋のもっとも純粋なカーンルイア人のみ… - ↑ 放浪者のキャラ物語: キャラクターストーリー4
- ↑ 魔神任務、第間章、第三幕「伽藍に落ちて」、第3話: 幕切——傾奇の末
- ↑ 放浪者のボイス: 「道化」について…
- ↑ キャラクター育成素材: 灰燼の心
- ↑ タルタリヤのキャラ物語: 邪眼
- ↑ イベント「帰らぬ熄星」任務・第四幕: 古星の運命の地
- ↑ 16.0 16.1 任務: 戸口の掃除 (バレンカの指示)
- ↑ 魔神任務、第二章、第三幕「千手百目の浮世」、第3話: 邪眼
注釈[]
- ↑ ファデュイ執行官の第一位と第十位だけが特定されていないので、キャピターノ（隊長）がファデュイ執行官の第一位である可能性が非常に高い。ということは、ピエロの監督職はランク外であり、ファデュイ執行官の第十位はまだ登場していないことになる。しかし、ピエロの数字上のランクがあるとしても、それが公式に確認されるまでは不明なままである。
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